どなべさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

どなべ

どなべ

映画(1845)
ドラマ(0)
アニメ(0)

Superdyke Meets Madame X(原題)(1976年製作の映画)

-

フィルセン
シスターズ、月経、ジェーンブラッケージ、スーパーダイク、空中ブランコのやつ、観客とのやりとりのやつ
特に監督が客にインタビューする作品はかなり怖い 私たちみんなハッピー、レズビアン最高!み
>>続きを読む

ランジュ氏の犯罪(1936年製作の映画)

3.0

室内のショットでは、手前にボケまくった小物を置き、奥には慌ただしく歩き回る人間を置く
ルノワール映画の生き生きとした「感じ」は、こういうところから生まれるんだなあと思う
話?すまん聞いてなかった

偽れる装い(1945年製作の映画)

5.0

ドストエフスキーの「やさしい女」のごとく、飛び降り自殺のシーンから始まって、それに至る三角関係を描いていく

お話は割とシンプルでメンヘラ男が親友の婚約者に恋をしちゃうというだけなんだが、メンヘラ男が
>>続きを読む

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

2.0

やたらと家族愛を推してくるが、日本人にとっては野原一家ファイヤーで履修済みなので、190分という長さだけがめだつ

映像はきれいなんだろうけど驚くほどの個性は無くて、秋葉原のヨドバシカメラで8kテレビ
>>続きを読む

ゲット・クレイジー(1983年製作の映画)

3.0

大晦日の夜、「サターン劇場」には白人も黒人もユダヤもヒッピーも集まってみんなで音楽を楽しむが、劇場を買収しようとする成金(含日本人)が邪魔をするという話

メタファ、象徴、皮肉 典型的な、ディティール
>>続きを読む

危機(1946年製作の映画)

3.0

音楽が軽快で、間の悪い喜劇チックな会話を盛り上げようとして失敗している
そのぎこちなさが、30年代のコメディっぽい

もだえ(1944年製作の映画)

3.0

レビューはnoteに書いた
脚本もいいけど、演出も良いよ

女っ気なし(2011年製作の映画)

4.0

もうちょっと無駄なシーンとかあると良いなと思った(そうなると長編になっちゃいそうだけど)

みんなのヴァカンス(2020年製作の映画)

3.0

普通に良いんだけど、フォーマットとか笑いどころとか、あまりにも毎回同じすぎて飽きてきた

リトル・ショップ・オブ・ホラーズ(1960年製作の映画)

3.0

人喰い植物の話
ロジャーコーマンということでさぞアバンギャルドなのかと思ってみたが、脚本もカメラも意外と古く見える
ただ演出はすごい コント番組くらいみんなボケる 

椿なきシニョーラ(1953年製作の映画)

4.0

でけえ建物と人間の対比みたいなアントニオーニらしさはあった
あとは長回しが多用されてて、撮影シーンのライブ感が良い

mubiで見たけど、映像が良すぎてあんま字幕見られなかった

パトニー・スウォープ(1969年製作の映画)

2.0

繊細さとメリハリがないと思った
よく言えば荒っぽいが、悪く言うと表面的にドクター・ストレンジラブを真似したって感じ

テーマは資本主義批判が中心なので、まあいかにもといったところ

小間使の日記(1963年製作の映画)

5.0

虫とか脚とか、昔から愛用のモチーフがしっかり使われていて、やっぱり異常だなと思う
こういう映画を死ぬまでにあと何本見られるだろう

爆走!ヘルズ・エンジェルス(1967年製作の映画)

3.0

カッコいいバイクに綺麗な景色まで用意して、逆になぜBGMがダサいのか
60年代のアメリカでダサい音楽作る方がむずいだろ

ディメンシャ13(1963年製作の映画)

2.0

コッポラのデビュー作らしい

1963年という時代の映画で女の子の下着姿を映してくれるのは、(ほぼ)自主制作の強みなのか

しかしここからゴッドファーザーに至れる過程がよくわからない

コンドル(1975年製作の映画)

4.0

CIAの窓際男が陰謀に巻き込まれて逃亡する話
コマンドーのシュワちゃんよろしくフェイダナウェイをほぼ誘拐する形で仲間にする

なんとなく既視感のある展開ではあるんだけど、この映画のフェイダナウェイが奇
>>続きを読む

マルチプル・マニアックス(1970年製作の映画)

3.0

ドキュメンタリーみたいな撮り方なのにいきなり殺人が行われるのとか結構斬新だと思った

あとやっぱディヴァインが強烈

(1971年製作の映画)

2.0

なんかほんとに微妙すぎて、「秋」の整理券も取ってたけど見るのやめた
前衛を褒めないと分かってないという風潮きらい

(1969年製作の映画)

2.0

率直に言ってあまり良くない
なんでもそうだが、売れてない作品が名作であることは稀だと思う

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

1.0

1ミリも良くなかった やっぱノスタルジーものでまともな体裁を保ってる映画はほぼ存在しない

1969年の映画で流れる音楽と1969年を振り返った映画で流れる音楽は、同じ曲だとしても意味が正反対であるこ
>>続きを読む

Black Girl(英題)(1966年製作の映画)

-

黒人女の召使いが宗主国で虐げられる話、という、いかにも映画界で好かれるテーマ
しかもアフリカ人謹製

黒人可愛そうをやるにはあまりに表面的なのが不思議、古いからそんなもんかと思いそうになるが公民権運動
>>続きを読む

シェラ・デ・コブレの幽霊(1964年製作の映画)

3.0

爆裂レアホラー映画として有名だが、なんとアマプラに無料で登場したとの噂を聞きつけて見てみた

序盤に息苦しくなるくらい怖いところがあった(俺がホラー得意じゃないからだろうけど)

が、後半は会話劇に落
>>続きを読む

驟雨(1956年製作の映画)

5.0

香川京子ちゃんめちゃくちゃかわいい、恋しちゃうよ 映画そのものも面白いんだけど香川京子ちゃんと出会えたことが最高だった

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

4.0

「大怪獣のあとしまつ」を見ていたおかげでCGがしょぼいなんて微塵も思わなかったし、「大怪獣のあとしまつ」を見ていたおかげで演技が寒いなんて全く感じなかった

祈り(1967年製作の映画)

4.0

多分シネスコくらい横が長くて、景色が西部劇みたいに美しい
ジョージア映画、民族主義的なものが本当に多い
独自のカルチャーがこれだけ残ってるのも、その自尊心のおかげかな

希望の樹(1976年製作の映画)

3.0

古いジョージア映画って愚直な表現が多かったような気がして好きだったんだけど、この映画はシーンのつながりとかで多少抽象的な含みのあるアート的なやつだった

パラジャーノフの影響なのかな、パラジャーノフみ
>>続きを読む

狂った果実(1956年製作の映画)

4.0

葉山の海のロケがすごすぎて、話はわりとどうでもいい
俺が船釣りに初めて行って魚1匹見る前に船酔いした海と同じとは思えなかった

ロワール渓谷の木靴職人(1956年製作の映画)

4.0

フランスど田舎木靴職人老人の話
ドキュメンタリーらしく、ショリショリ木を削って靴の形にしていく様はなんともサティスファイング

もう一つのテーマは老人に迫る不可避の死だが、この暗さがこの作品を情熱大陸
>>続きを読む

黄金の棺(1966年製作の映画)

-

ファシズムの象徴たる父親への反抗というと聞こえはいいが、そんな知的な物語ではない
アンパンマンを喜ぶ子どもと同じように、このフォーマットを見ると脳死で喜ぶ左翼くんのための、哀れなおもちゃです

名探偵コナン ハロウィンの花嫁(2022年製作の映画)

-

ジャックリヴェットも、面白い映画の作り方をコナンくんから学んでくれ