ミシンそばさんの映画レビュー・感想・評価

ミシンそば

ミシンそば

映画(89)
ドラマ(1)

ノクターン(2020年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

こういう悪魔的な何かを表現しようとする映画を観るたびに、逆に悪魔などいないことを再認識させられる。
とてつもなく分かりやすい因果応報もの。
ホラーとしてはあんまり怖くない(怖がるべき対象がほぼ現れない
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レベッカ(1940年製作の映画)

3.5

ヒッチコック作品は何だかんだであまり観れてない印象があったので今の今まで未見だった作品。
やはりもう80年前、ダンヴァース夫人の圧のぶつけ方は思っていた以上にストレートな豪速球で驚いた(ド有名な例のシ
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殺人ホテル(2020年製作の映画)

3.1

殺人ホテルなんてタイトルだから、タイトルだけ見たらH・H・ホームズとかが出てくるのかと思ったが違う。ポストアポカリプス物、しかもノルウェー映画とは夢にも思わなかった。
めまいがするようなホテルの造形や
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Underwater(原題)(2020年製作の映画)

2.3

アメリカ、だなあ。
かなり危機的な状況が開始10分経たないうちに始まるし、人もガリガリ死ぬのに、バカなこと言って場を賑やかす要因が絶対にいるのとか、もろにアメリカだ。
だが「ジェミニマン」の時も思った
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朝が来る(2020年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

正直苦手なジャンルの映画だったが、直感的に「この映画は観た方がいい」と言う感情に至って、観てきた。
結論から言うと今年ベスト行くかもしれない、今年だけで4本目(旧作を含めれば5本)の5点満点の映画だっ
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リトル・サブカル・ウォーズ 〜ヴィレヴァン!の逆襲〜(2020年製作の映画)

2.5

ドラマ版観てたらもっと楽しめたのかもしれないが、そうでないから話の飛躍のさせ方の雑さや、ディストピアを敷く側の説得力のなさ、それでいて振り切れてない感が目立った。
滝藤賢一が荒ぶるシーンなんかは面白か
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こおろぎ(2006年製作の映画)

2.9

海外のアート映画を観てるような感覚なのに、風景や自然由来のBGMは毎日聞くような馴染み深いもの、凄い不思議で、かなり気持ち悪い、それでいて特別観づらいと言うわけでもない映画だ。
唾を飛ばす動作とか掌を
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ハリーの災難(1955年製作の映画)

2.5

思ったより、と言うか思った以上にノれなかった。
1955年は不作の年と散々に言われているがヒッチコックの力を持ってしてもか、と。
いっそ思いっきりに利己的な屑として描けばいいものを、無駄かつ中途半端に
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ほら男爵の冒険(1961年製作の映画)

3.3

まず色彩がすごい、すごい大胆。
話自体は大したことないし、ファミリー映画的な荒唐無稽さもあるが、60年弱前の、しかも共産圏でこれほどの映画を作れたのは素直にすごい。
あと、この映画のCarnage C
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40歳の解釈: ラダの場合(2020年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

イデオロギーもそうだが、まず身体の方のガタも如実に感じられるところが微妙に自分にも他人事に思えず耳が痛い。
自分のしたいことと出来ることの乖離に苦しむのは避けられない性だけど、抗いたいという気概はやは
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スパイの妻(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

よく出来た映画と言うのは得てして客観視をできなくするものだ。
正直言ってフィルムをすり替えるチャンスなら腐るほどあったのに、なぜか優作がそれをしないと勝手に思い込んでいた。
優作の真意は結局分からない
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

原作未読勢で、二日前までヒイヒイ言いながらアニメ版を追ってた身としては、マジか、という言葉しか出てこない結末。
原作既読勢に比べて、ハッキリ言って衝撃度は彼ら・彼女らの比ではないだろう(既読勢の衝撃が
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オン・ザ・ロック(2020年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

夫に対する疑心が全部邪推だったのは草を禁じ得なかった。
娘を焚き付けていたビル・マーレイは、それまで誰とでも打ち解け、カリスマ性さえ放っていたが、そうと分かった瞬間からひどく矮小に見えた。あのデカいビ
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ワイルド・ギース(1978年製作の映画)

3.9

先日観た「戦争の犬たち」と同じ、冷戦時代のアフリカ傭兵もの。
経済小説としての面が濃いそっちよりも、大分娯楽方面に振ってるが、どちらにせよ死屍累々のドンパチであることに変わりはなく、また金の臭いも相変
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戦争の犬たち(1980年製作の映画)

2.5

クリストファー・ウォーケンが普通のイケメン役(基本クールなぶっきらぼうだが、性格俳優的な側面もこの時点で見えてる)をやってたころの平坦な戦争映画。
金の匂いが常にするし、それを隠そうともしていない。
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映像研には手を出すな!(2020年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

「羅生門」のパロディから始めるんじゃないよ(「七人の侍」ネタは分からなくて、自分の不勉強を祟った)。
「はじめてのおつかい」パロディは狙い過ぎだがやはり笑った。
浜辺美波にわざわざやらせた「ショーシャ
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

高評価につられて観てみた映画。題材的に気軽に観れるものではないなと思いつつの鑑賞。凄い映画だとは思ったが、気持ちのいい映画ではとてもなかった。

前半はただひたすら痛々しく、主人公がトラウマを客の前で
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恋の手ほどき(1958年製作の映画)

1.3

コレットをもう少し知れば面白く感じるか?
例によって自分はそれを知らないが、どうもこればかりは知ったところで無理な気がする。
ただ、これは飽く迄邦題が、ということだがこれだけは言いたい。「何が「恋の手
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ザ・ブラック・ホール(原題)(2008年製作の映画)

3.5

ドラえもんのひみつ道具だったり、スタンド能力だったり、いざ手に入れたらまず最初にすることは悪行だよねーっていうストレートなお話。
分かりやすい因果応報だが、上映時間があまりに短いのでそこの部分が異常な
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The Smiling Man(原題)(2015年製作の映画)

3.0

男の狂気の所業には素直にゾッとさせられる。
音が若干露骨な気もしなくないが、それ以外は素直に恐い。

メイキング・オブ・モータウン(2019年製作の映画)

3.3

白状するとちょっと寝た。
取った席が悪すぎて字幕が見えにくかったのと、曲の耳ざわりがよすぎて気持ち良く眠れてしまった(字幕を目を凝らして追ってたのと、前日の疲労も込みで、だろう)。
モータウンについて
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(2016年製作の映画)

2.5

野暮なツッコミはしようと思えばいくらでもできるくらい宇宙描写がアレだが、美しいからヨシ!
さながらサイレント映画のような感じの短編。
よく分からなかったが、分からないものだと思う。

見下ろすとそこに(2018年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

最初の所感は「裏窓っぽいなあ」っての。
そして、可能な限りどこの階の誰の視点の物語かを認識すべく画面を注視するが、数分観たところで「これは、そういうものではないな」とようやく気付く。
「恐ろしい集団心
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

一回観ただけで完全に理解するなんて絶対に無理だろう。
局所局所で「おお!」となる演出と伏線回収がかなりあり、音と映像に関しては相変わらずの狂気に迫るノーラン節。
二日前に観た「悪魔はいつもそこに」でド
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劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン(2020年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

画面は多分7割りくらい曇天だったり灯りのついていない部屋だったり、夜だったりで、とにかく暗いのだが、その闇の描写が美しく、アニメーションでここまで出きるか、と感嘆した。
それまで闇を際立たせる演出を多
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ハイランダー/悪魔の戦士(1986年製作の映画)

3.5

割ともっさりしたソードアクション、「首を刎ねられない限り死なない」という強めのプロットに振り回されて、ひたすら取っ散らかった印象しかない本作だが、それを補ってあまりあるクルガンのクレイジーキャラがいい>>続きを読む

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

3.0

自分にとってクイーンというバンドとの初コンタクトは「プライド」でした。
「プライド」は本編自体は観てないし、主題歌の「I was born to love you」と「We will rock you
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悪魔はいつもそこに(2020年製作の映画)

3.6

NETFLIX映画で一度は観たことがある主演級の俳優たちが一人は絶対に出てるオールスター映画(セバスチャン・スタンは若い頃のロバート・デュヴァルかな?ってくらい面影が薄い)、であると同時に、信仰とは何>>続きを読む

夜空の大空港(1966年製作の映画)

2.8

「スピード」の元ネタになったプロットは偉大と言っていい。
だが、テレビ映画特有の予算の少なさと、群像劇としても中途半端な部分が目立つ。
解決法に関しても、意外とぬるっとしてて溜飲が下がりきらないまま解
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悪人伝(2018年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

「どうせマブリーだから実はいい人なんでしょ?」というのは見事に裏切られた。
脳筋と思いきや、ド汚い手もしっかり使ってライバルを蹴落とすし、しっかり悪い、殺る気MAXマ・ドンソク。ハッキリ言って殺人鬼と
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もう終わりにしよう。(2020年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

全員一体、誰となんの会話をしてるんや?
急に挟まれる用務員の日常みたいなのもなんなんや?
ジェイクの両親はテンションもおかしく、カメラワークも明らかにおかしく、あと彼女の名前もおかしく、時系列も空間も
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ゾンビと花束(2015年製作の映画)

2.7

邪道、とまではいかないがそんなに自由度高くてゾンビものとしてどうなんや、とはちょっと思った。
ベジタリアンのゾンビ、ゾンビ化を人間の猛獣化と解釈すれば別に生まれないこともない概念なのかね?

パブリック 図書館の奇跡(2018年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

図書館員もホームレスも警察も、口先は達者で気に骨が宿っていないミミズだったのが、真の気骨を得るまでの様はいいのだが、面白くなるまでが長いね。
露骨に嫌な奴の、「実質的悪役」の、市長選に出てる検事は、キ
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ソワレ(2020年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

冒頭、タイトルが出てくるまでが長い(「タワーリング・インフェルノ」のマックイーン登場までと同じくらい長いんじゃないか)。
中盤、美術館での「安珍清姫」でタイトル「ソワレ」の意味を知る。
ラスト、冗長な
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ブラッディ・マリー(2016年製作の映画)

2.8

展開自体はむっちゃベタ。
短いとは言えワンカットで撮りきっているからこそ恐さがちょっと増している。
幽霊のビジュアルは「青白い女」にちょっと似ていたからそこも加点。

星の子(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

スニーク・プレビューで鑑賞。観たのは8月6日だが、規約に則り、感想は今日と言う9月4日まで約ひと月寝かせた。
正直な話、宗教系のお話は、教団本部が爆発したり、信者がアクション俳優に襲い掛かって返り討ち
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