このレビューはネタバレを含みます
SEEDシリーズはもうほとんど記憶にない(そもそもちゃんと観てなかった気もするしちゃんと観てた気もするようなうろ覚え)し、思い入れもそこまでないからもういいかなとも思っていたが、俄かにざわつきを見せて>>続きを読む
昨日レイトショーで観てきました。
サービスデイで安く観れたけどやっぱりレイトショーは行きも帰りも疲れるね。
前置きはこの辺にして、「ショーイング・アップ」のような企画・限定上映ではない、ちゃんとした>>続きを読む
女はコワイです。
いや、お前の方がコワイです。
今の時代的には相当拗らせてるとか、それ以上にもっとひどい言葉でも言い表せるくらいには恋愛がクソ下手なエテックスが、結婚相手を探す。
恋に恋する女も客観>>続きを読む
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昨年夏のヴェネツィア国際映画祭で最高賞を受賞した、ギリシャ出身で現在は英国に制作拠点を移しているヨルゴス・ランティモスの最新作。
ようやく観れたぜ。
2010~2020年代にかけての、エログロ満載な>>続きを読む
世界最古の映画祭であるヴェネツィア国際映画祭の、審査員と言う概念さえない第一回受賞作(当然、金獅子賞もムッソリーニ杯もない時代)、三本のうちの一本。
だからこの映画を金獅子賞連続鑑賞のトリに持ってくる>>続きを読む
先日観た「愛情萬歳」と同じ年の金獅子賞受賞作。
マケドニア(現北マケドニア)とロンドンを舞台に、三部作で以て人と人、民族と民族の対立のどうしようもなさが描かれる、かなり凝った構造の作品。
三部作とも>>続きを読む
台湾ニューシネマ後期に現れた鬼才、ツァイ・ミンリャンの監督二作目の作品。
台北の高級マンションの一室を舞台に、交わっているようで交わっていない、空洞な孤独を静かに歌っているようだった。
セリフがほと>>続きを読む
彼女は路上を選んだ。その事をきっと後悔しているだろう。
アニエス・ヴァルダが金獅子賞を受賞し、また彼女の監督作の中で最高傑作とも評される、乾燥と冷たさを帯びた寡黙ではあるがそんなにいい奴でもない、人に>>続きを読む
ジャアファル・パナヒ監督が、多面的な視点で手掛け続ける、イラン政府にとって不都合である作品群の一つ。
パナヒ監督作で「人生タクシー」はかなり好きだったけど、本作は個人的には好きではない。
あまりにも的>>続きを読む
タルコフスキーの長編デビュー作品。
あらすじに難解な部分は少ないながら、水しぶきの描写と白樺林の異界感が際立ち、既に作家としてのスタイルが確立されていることが伺える。
とは言え、難解でない理由は故郷>>続きを読む
過去鑑賞。
図書館に置いてるVHSを、同じく図書館に置いてるブラウン管テレビを借りて観たのを覚えている。
ユーレク・ベッカー原作で、ロビン・ウィリアムズ主演の「聖なる嘘つき」は同一原作(リメイクではな>>続きを読む
メーサーロシュ特集で観れずに心残りだった作品。
はっはっはっ しっかりU-NEXTに来てるじゃねえか!!
ってなわけで迷わず400円祓って鑑賞。
これに合わせた金熊賞連続鑑賞やりたかったぞ。
メーサ>>続きを読む
救いと思えば救い、破滅と思えば破滅。
当時の北野武として観たら、間違いなく集大成的作品だけど、今にして思えば過程であったと言う特異な立ち位置の作品であると思う。
日本よりも海外での方が人気なんだろう>>続きを読む
こういう感想は失礼かもしれないが、前評判のあんまりさと比してかなりちゃんと作られた作品だった。
原作への敬意はもちろん、アイヌ文化への敬意を出しつつ、この映画の独自色を出す(具体的に言うと、この段階で>>続きを読む
「哀れなるものたち」も明日観れないことだし、来週も4~5本くらい金獅子賞受賞作品を観ようと思います。
それにしても金獅子賞受賞作を意識的に観ようってなって気付くのは、もうすでに結構、観れる作品は観てる>>続きを読む
昨日途中まで観て、残りを朝の仕事前に観終わった次第です。
同じネオレアリズモ作家と言う枠組ながら、恐らく作家としての経路は全く違うデ・シーカとロッセリーニ最初で最後の協働を謳っているが、デ・シーカは役>>続きを読む
今日「哀れなるものたち」先行上映ですが、車検(間が悪いことに、この映画観ている最中に戻ってきた)があったので断念しました。また来週。
キェシロフスキの「トリコロール」の中では一番刺さらなかった「青の愛>>続きを読む
この邦題はあまりにも結論を急ぎすぎた、本質が見えてないタイトルだ。
語感だけはいいけど、市井の人々の悲哀とそれでも生きる姿勢を感じられる原題、英題の方が全然いい。
この作品は“そういう”映画である。>>続きを読む
とうとうレビュー1000本行きました。
まぁそれはそれ、これはこれ。
個人的な事情で今週中に「哀れなるものたち」観れるかどうか怪しくなってきましたが、今日も金獅子賞受賞映画観てきました。
配信された>>続きを読む
先行上映でになりますが、今週いよいよ今年のヴェネツィア国際映画祭を制した「哀れなるものたち」が公開されるので、それに備えてと言う形にはなりますが同映画祭の最高賞にあたる金獅子賞作品六本を観ていきたいと>>続きを読む
いや、U-NEXTにあんのかい!って見つけた時正直ツッコミました。
初期短編であると同時に、レニングラード・カウボーイズの楽曲のPVとしての側面が強い作品。
脱獄囚の逃亡劇と言うシンプルなストーリー>>続きを読む
思春期における声変わりとか、ヤクザとか絡めて、ほどよく陳腐で寓話的に、でも思春期特有の葛藤は真剣に描いた結構面白いコメディ。
展開はベタだけどギャグや行間は素直に笑えた。
成田狂児というキャラクター>>続きを読む
題材はハッキリ言って今の時代に即してないにもほどがある。
当時としてもデリケートな題材だったのか、「ダウン症と精神異常は関係ないですよ」と日和った予防線は張りまくっているが、これは偏見を助長してもおか>>続きを読む
海洋学者クストー博士が指揮した、海洋記録映画。
映画デビュー以前のルイ・マルも共同クレジットとして名を連ねているが、この時点で彼はまだ何者でもなかったから、後発作品のような切れ味はまるで感じない。>>続きを読む
傍若無人なヤクザらによる(言ってみれば)兄弟喧嘩に、取るに足らない、自分で自分を腐し気味なチンピラが巻き込まれる、そんな在り来たりな一昔前のVシネみたいなピカレスクもの。
初っ端からセリフの聞き取り>>続きを読む
ジャック・タチ作品は正直苦手意識あったが、彼とも関わりが割りと深いピエール・エテックス初挑戦。
短編だからこそ面白く最後まで観れる小粋だが当事者にとってはストレス無限連鎖なサイレント劇。
そうはならん>>続きを読む
結構ツイストもあって、ホラーとしてもジャンルを跳び越える巧妙さがある。
コメディ要素も、ゴア描写も、クラシックなホラーへのリスペクトも感じられる。
だが、デビュー作だけあって脚本のブラッシュアップの足>>続きを読む
各キャラ、各グループの紹介としては至極凡庸だった1章と、中盤の山場と位置付けることも不可能ではなかったかもしれない「W.I.N.G.」の内容をスパっとカットした2章、ほぼ同時期にやってたミリオンライブ>>続きを読む
観終わって真っ先に去来する感想は、「いや、ヤクザ要素が雑!!」だった。
別にそれが主軸じゃないし、自分も「忍者と極道」みたいなヤクザを期待していた訳じゃないけど、明確に主人公キサラギと旧知の兄妹を結び>>続きを読む
一人の、愛すべき闖入者の存在によって全てが一変して行く様を大分寓話的に描いた作品。
現実感はないけど展開の起伏には乏しく、観る人を選ぶ映画って評価も分かる。
正直、思っていたよりもずっと観やすい映画>>続きを読む
ライカート作品は久しぶりに観る。
初期作品しか観てないけど、何か作風随分変わったなぁと自分は感じた。
チラシの説明が結構抽象的だったから奇人変人がいっぱい出てきてワチャワチャする映画かなと思ったら、>>続きを読む
新年二本目。
去年から心待ちにしていたカウリスマキ復帰作。
過去作は結構観ていると言う自負があるので、あの頃のカウリスマキは健在であると確信させてくれる画作りと心地よいオフビートさだった。
とは言え>>続きを読む
新年あけましておめでとうございます。
昨年はギリギリ大禍なくやりすごせましたが、世界の情勢は今もって晴れ渡っているとはいいがたいので、今年はその暗雲が少しでも晴れることを祈っています。
さて、心にも>>続きを読む
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今年はこれにて映画納めです。
今年も色々ありましたが、何とか乗りきって来年を迎えることが出来そうです。
ありがとうございました。
本作、BOOKOFFにそこそこ高い値段で置いていた推定廃盤DVDだが>>続きを読む
ジャッキー・チェンにとっては記念碑的作品であると同時に、撮影中に負った怪我の重篤さ的にも色々と思い入れが強いであろう作品。
三大喜劇王(ロイド、キートン、チャップリン)へのリスペクト、オマージュが多分>>続きを読む
映画館での映画鑑賞としては、恐らく今年の映画納めでしょう。
明日にもう一本だけ観るつもりだけども。
フィンランドの建築家 アルヴァ・アアルトの建築、家具など様々な作品を紹介しつつ、アアルトの人物像を>>続きを読む