パット信者さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

パット信者

パット信者

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MOTHER マザー(2020年製作の映画)

3.4

堕ちるなら一人で堕ちていけばいいものを、親という優位な立場を利用して子供を巻き込む毒親マッマの話。
大抵の登場人物にはモラルのモの字も無く、思考回路が超次元すぎてあまり感情移入できなかった。
下半身に
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レディ・バード(2017年製作の映画)

4.2

カトリックが根強い西海岸の田舎町にウンザリする女子高生のお話。
若い人が見れば娘に、年齢を重ねると母親に共感できるタイプの低予算ヒューマンドラマで、めちゃくちゃA24っぽい。
ちょいワルキャラもカトリ
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チアーズ!(2000年製作の映画)

3.8

キルスティンダンスト若すぎてビビった。
不快なキャラもおらず、誰でも楽しめる映画。
ご都合主義はご愛嬌。

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.0

同じブラムハウス制作で本作の先輩にあたる超名作"セッション"をバカにする、教養のない東京都民にオススメされたので鑑賞。
最初の1時間は違和感と不気味さがジワジワと這い寄り、そこから急展開なサイコホラー
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

3.8

無名の役者と下ネタ、十分すぎるFワードで、いかにもB級映画という感じ。
内容的にも全年齢対象とはいかないので、振り切って18禁にしてしまって、もっと過激な内容でも良かったと思う。

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.4

大戦末期のヒトラーユーゲントの少年を題材にしたコメディ映画。
口先では過激な言葉を吐きながらも、友達との再会にはしゃいだり年上のお姉さんにドキドキしたりと、急に子供っぽさを見せてくるジョジョが本当にニ
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アウトロー(2012年製作の映画)

3.4

登場人物の背景は会話の中でサラッと語られるだけなので、各々の思惑が分かりづらく、薄っぺらさが気になる。
邦題もよく分からない。

魔女見習いをさがして(2020年製作の映画)

3.8

言うまでもなくリアタイ殺し。
今となっては時代遅れのエフェクトやSEからは強烈なノスタルジーが感じられる。
内容そのものに目を見張る部分はあまり無く、思い出補正で見る映画。
自分はと言うと、初手おジャ
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ボーン・コレクター(1999年製作の映画)

3.4

ララ・クロフトになる前のアンジーが見れる。
内容は知能犯(ガバガバ)の連続殺人を追いかける、クラシカルなサスペンス。
アンジーはズバ抜けた鑑識の才能があるという設定だが、証拠はサクサク見つかるため、ス
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ファイ 悪魔に育てられた少年(2013年製作の映画)

4.8

誰も救われない陰鬱なストーリー展開で、めちゃくちゃ韓国映画っぽい。誘拐された少年が犯罪組織に育て上げられるお話。
この手のキャラは殺戮マシーンとしての生き方から抜け出せないもの。"父親達"との決着から
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.0

メメントやインセプション、インターステラーを見た人なら分かるノーランっぽさ。
CIAの工作員だった主人公が過去と未来の時間のベクトルに揉まれながら、また利用しながら世界の終わりを防いでいく。
"答え"
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交渉人(1998年製作の映画)

3.4

サスペンスって少しでもガバガバ要素や超展開があると一気に萎えちゃう。
仲間の絆や悪役の暗躍が全て会話の中で済まされているので、感情移入もほとんどできなかった。
奇人役で有名なケビン・スペイシーが切れ物
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LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

4.0

あれだけ広告で謳っていたグーグルアースは折り返し地点でようやく登場。
前半はインドの貧困街の様子が描かれるが、かなりショッキング。
迷子になって、サルーのような人生を歩める子どもはほんの一握りなんでし
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ハイスクール・ミュージカル(2006年製作の映画)

4.0

かの国の
まばゆし春を
眺むれど
野もせに陰は
出で来なむや

(アメリカのまぶしいほどの青春を目の当たりにしても、野原に影ができないように、陰キャには到底手の届かない世界だろう)

七つの会議(2018年製作の映画)

3.8

毎度おきまりの下克上と不正暴き。
狂言上がりの野村萬斎の演技にはかなりクセを感じるが、一周回って原作の八角の掴み所がないキャラクターを上手く表現しているかも。
池井戸潤を実写化すると、なぜかキャストが
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ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

3.6

小説家志望のアメリカ人が憧れのパリでタイムワープしてかつての巨匠達に会いまくる。
懐古主義は不毛だから今を生きろ、と、メッセージはこのくらい。
この年代のアメリカ映画のフランス美人枠がマリオンコティヤ
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ジェイソン・ボーン(2016年製作の映画)

3.8

序盤から中盤までは明らかにスノーデンの件に影響を受けた渋めなドラマ的展開。
クライマックスはいつものように滅茶苦茶お金がかかったカーチェイスを繰り広げ、ボーンとラスボスは幸せな白兵戦をして終了。

フォーカス(2015年製作の映画)

3.4

盗っ人と詐欺師の映画。
前半はスリと美人局の映像をしつこく見せられて飽きてしまった上に、後半もガバガバ展開が続き、うんざりした。
でも、見終わってから本作について調べてみると、なんとジャンルはロマコメ
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トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

4.5

空白期間のあったヒロインがたくましいゲリラになって再登場(戸田恵子も据え置き!)とか、激アツすぎて滅茶苦茶泣いた。
チャンスは待ってても訪れない、エゴも突き詰めれば正義。子供向けながらメッセージは強烈
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娼年(2018年製作の映画)

3.8

松坂桃李のケツ綺麗すぎで草。
子供向けの戦隊モノで名を馳せた松坂桃李の役の広さには感服。
登場人物の背景にはいつも"黒"があり、それぞれの背景が…ってそれっぽいレビューも書きたいが、内容はただのエロビ
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スパイ in デンジャー(2019年製作の映画)

3.8

ディズニー作品は是が非でも吹替で見る主義ワイ、今回ばかりは少し後悔。
前半は割とサクサク人が死ぬ上に汚物描写もある。さらに、キッズに伝わりにくい007ネタを仕込んだりと、ディズニーの中ではなかなか攻め
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ロード・オブ・ウォー(2005年製作の映画)

4.2

前半のコメディパートから、後半のシリアスパートへの移り変わりが凄まじい。
人殺しや戦争は誰にとっても他人事では有り得ないんやなって。
先進国の"不正義の平和"は、途上国の"正義の戦争"によって成り立っ
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シザーハンズ(1990年製作の映画)

4.0

バートン×ジョニデの原点。かつ、ワイのマッマをジョニデ推しにさせた作品。
ヒトは未知なるモノを見ると近寄りたくなるが、少しでも危険だと感じると過剰に警戒心を抱いてしまうみたい。好奇心と恐怖心は案外、紙
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百円の恋(2014年製作の映画)

4.0

安藤サクラしか勝たん。
腹回りの肉の増減管理、粛々と進められる断髪シーンなど、度肝抜かれっぱなし。
スッピンで血ヘド吐いて白目ひん剥きながら格闘するなんて、他の女優にできる?

紙の月(2014年製作の映画)

3.8

宮沢りえと小林聡美は激ハマり。他の役者が全然印象に残らない。
原作の小説に無いアクションシーン(?)もあるが、雰囲気を壊さないレベル。

マリアンヌ(2016年製作の映画)

4.0

米仏の美男美女頂上決戦。
ブラピとマリオンコティヤールが並んでいる画が見れるだけで、正直内容なんてどうでもいい。
第二次大戦の基礎知識、特にフランスの情勢を知らないと拾いきれないネタも多いので、ハード
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セブンティーン・アゲイン(2009年製作の映画)

4.4

ザック兄貴の美青年っぷりを拝む映画。
若返りモノに良くあるガバガバ展開は無く、伏線回収も綺麗。
ジョックが主役の映画なのに下品なシーンが一切ないので、見終わった後には爽やかさだけが残る。
スターウォー
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フライト(2012年製作の映画)

3.8

人生を利己主義と嘘で塗り固めたアル中のお話。
デンゼルおじさんは自分が依存症であると認められない弱い人間で、嘘を付くことでしか自分を守れないスーパーパイロット。
ラストはカケラほども信じていなかった神
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A.I.(2001年製作の映画)

3.8

母への無条件の愛をインプットされた、人間以上に純粋なロボ少年のお話。
役割に真摯なだけでなく、相手を傷付けず助け合うロボ達と対照的に、身勝手で残酷な人間達の振る舞いが"人間らしさ"を表現しているようで
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アナと雪の女王2(2019年製作の映画)

3.8

ディズニープラスが出し惜しんでいたが、ようやく解禁したのでウキウキで見にいった。
が、話の進み方のテンポがイマイチなことに加えて、中途半端に難解だった。子供にも大人にも親切な内容とは言えないかも。
M
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ネイビー・シールズ(1990年製作の映画)

3.5

内容はリアリティのカケラも無い娯楽作でも、この年代のハリウッド俳優の雰囲気というか、眼光がたまらんのですわ。

ロケットマン(2019年製作の映画)

3.8

悲壮感が強すぎて胃もたれするレベル。
挫折から立ち直るにしても、過程がイマイチ語られていないため、あんまり感情移入できなかった。
比較対象が天下の"ボラプ"になってしまうのが気の毒。

インクレディブル・ファミリー(2018年製作の映画)

4.5

ピクサーは二作目作るの上手すぎ(ドリー除く)。
ヒーロー活動と家庭のドタバタのスイッチが小気味よく繰り返される。前作の良いところを引き継ぎつつ、新しいテーマをしっかり織り込んだ感じ。
個人的には、時代
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スーパーサイズ・ミー: ホーリーチキン !(2017年製作の映画)

4.0

前作と同じように、おバカな人体実験をするのかと思いきや、かなり真面目なドキュメンタリー。
ヘルシー志向のファストフードの正体を暴いて終わりではなく、わざわざ自分の店を作って客に調査結果を披露するという
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博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)

4.0

ホーキング博士の伝記映画。
どんな困難にも立ち向かう博士の姿には感涙必至。
二枚目以外の役もこなせるエディ・レッドメインはズルい。

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(2017年製作の映画)

2.8

夏×青春×SFアニメのテーマを用意し、売れっ子役者の起用と主題歌で話題性を高めておけば、楽に観客を動員できるみたい。
絵の使い回しと適当なCGによるロコツなコストカットと尺稼ぎも気になった。
似たテー
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