パット信者さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

パット信者

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すべての政府は嘘をつく(2016年製作の映画)

3.5

ナショジオやディスカバのドキュメンタリー番組をツギハギした感じ。
権力に屈伏したメディアの悪行を紹介しつつ、リベラルなメディアがいかに大切か力説。
今どき、新聞記事やニュースが100%正しいと信じてい
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ビューティフル・マインド(2001年製作の映画)

3.8

グラディエーターに並ぶ、ラッセル・クロウの出世作。
一匹狼の天才が頭で解決できない問題に周囲の人と心を通わせて立ち向かう。…までにかなりの時間がかかるが、そこまではサスペンス色が濃いので、退屈せずにラ
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クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

3.5

スリルはそこそこ。でも、人類を破滅に追いやったクリーチャーの弱点が高周波音って流石にショボすぎ。
エミリー・ブラントが出てなかったら途中で見るのやめてたかも。
クリーチャーの正体が知りたい方は"うごめ
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ムーラン(1998年製作の映画)

4.0

リトル・マーメイドに始まる、男性社会へのアンチテーゼの決定版。
取って付けたような王子役とお供のコオロギ君は正直微妙。
先輩にあたるプリンセス映画の倍以上の製作費が投入されているお陰か、画は変態レベル
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ラブ・アクチュアリー(2003年製作の映画)

4.0

英国役者の欲張りセット。キーラ・ナイトレイ仕上がりすぎでチビる。
クリスマス一人で居ることに疑問を抱くことすら忘れてしまった自分にとっては、頭と心が痛い内容だった。

僕はラジオ(2003年製作の映画)

4.5

本当に綺麗な人間ドラマ。
ハイスクールのジョック集団(スーパー陽キャ)と、到底馴染めそうもない"ラジオ"が互いに大切なことを学んでいく。
厳しいコーチと優しい教育者の顔を使い分けるエド・ハリスの演技は
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スーパーサイズ・ミー(2004年製作の映画)

4.2

ただの実験かと思いきや、マイケル・ムーアみたいに食を通して社会問題をゴリゴリ風刺。
肥大化しすぎた資本主義とアメリカ人は共倒れするらしい。
不思議にも、この映画を見たらマクドに行きたくなった。自分も例
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ピッチ・パーフェクト(2012年製作の映画)

3.0

落ち目のアカペラサークルに冴えない女子大生が集まって大会で優勝しようぜ系。
主役陣のオーラの無さはいい感じ。でも、ほとんどのライバル達も割と陰キャっぽいので、大会を勝ち上がっても強敵を倒した感が無く、
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500ページの夢の束(2017年製作の映画)

3.3

主人公が旅を通して周囲の人と共に成長する系の人間ドラマ。子役のイメージが強いダコタ・ファニングがアマンダ・セーフライドみたいになっててビックリ。自閉症の役ということで、視線の使い方に注目。
物語はラス
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シュガー・ラッシュ:オンライン(2018年製作の映画)

4.4

ディズニーが資金力と版権をフル活用して、キッズに受けそうなテーマをてんこ盛り。
ディズニーが力を誇示するための公開オ○ニーかと思いきや、小ネタからは敬意を感じられるし、プリンセスに至っては当時の声優を
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塔の上のラプンツェル(2010年製作の映画)

4.2

子供向けアニメの割には昼ドラ級のダーク要素あり。
プリンセスの親は過保護・無理解であるのがお決まり。ラプンツェルの親は最強クラスの毒親で、珍しく最後まで往生際の悪い悪役に徹していた点が高評価。
邦題が
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ダンケルク(2017年製作の映画)

3.8

ノーラン監督の半ノンフィク。音楽は当然のようにハンス・ジマー。
IMAXの映像は綺麗。でも迫力と人間ドラマの両方が半端な感じ。
できるだけCGを使わない映像制作と史実ベースの縛りがあるので仕方ないかも
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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.0

異世界集合モノにも関わらず、話がややこしくなくストーリーに集中できる。
CGアニメということで、無印やアメスパ、アベンジャーズといった最近の実写スパイダーマンとは雰囲気が違うものの、スパイダーマン映画
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ポカホンタス(1995年製作の映画)

4.0

史実にあまりにも反していると物議を醸した作品。確かに白人にかなり都合の良い話の展開で、教育には良くないかも。
でも、神経質な指摘は置いておいて"そういうモノ"と割り切って見れば普通に楽しめるはず。
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ラスト・ターゲット(2010年製作の映画)

3.5

業界から足を洗いたい仕事人のお話。
舞台がイタリアの片田舎で、派手なシーンはベスパとフィアットのカーチェイス(!)くらいという、全体的に意外なほど落ち着いた雰囲気。スパイ映画のようなジャケ写に騙された
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ベツレヘム 哀しみの凶弾(2013年製作の映画)

3.4

紀元前から国を取り上げられてきて、最近になってようやくイスラエルを取り戻したユダヤ人の国家主義は相当なものであるはず。にも関わらず、アラブ人側の視点にも立って互いの憎しみ合いの不毛さが語られている。>>続きを読む

言の葉の庭(2013年製作の映画)

2.5

未熟な若者に歯が浮くようなポエムを吐かせることに定評のある新海誠作品。
ひねくれ者の自分にはもちろん感動できるはずもなく、冷ややかに草を生やすなどした。

ザ・アウトロー(2018年製作の映画)

4.0

"ヒート"と"ユージュアル・サスペクツ"を足して割った感じ。
スリル十分でスピード感も申し分無いのに、あんまり話題になっていないのが不思議。ヒゲとマッチョの役者ばかりで、上記2作と比べて華が無いのが原
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リトル・マーメイドII Return to The Sea(2006年製作の映画)

3.8

1作目がレジェンドすぎたために日陰者になってしまった可愛そうな映画。
本作と3作目がスベッてしまったため、ディズニーはセル画をやめてCGアニメにシフトしてしまったらしい。
そんな曰く付きでも、ヒール役
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インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)

3.8

ファンタジー要素強めで割と何でもアリの世界なので、あんまり深みは感じられないかも。
個人的には"ライリーの空想の彼氏"のキャラがめちゃくちゃツボ。

この世界の片隅に(2016年製作の映画)

3.8

柔らかい作画と酷なストーリー展開。
登場人物が感情むき出しで戦争に反対したり憎んだりせず、淡々と今日を生きる様子が描かれる。
潔く死ぬよりも、たくましく生きる方が何倍も大変なんだろうなぁと。

バンブルビー(2018年製作の映画)

4.8

久しぶりに文句なしの最高の映画。
人とマシンの友情、愛、成長の全てが完璧に描かれており、感涙必至。
世界観や設定は原作アニメとマイケルベイのTFシリーズが上手くミックスされたもので、効果音や粋な演出か
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ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

3.8

とてつもない大金と労力を注ぎ込んで作り上げられたおバカ映画。頭を空っぽにして見れる。
物語の展開やギャグがハチャメチャな一方、歌とダンスのシーンは大マジメに作られており、誰もが一度は聞いたことがある曲
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マイケル・ムーアの世界侵略のススメ(2015年製作の映画)

3.8

戦争や福祉、差別など、アメリカが抱える社会問題を解決すべくムーア監督が世界中を奔走。
インタビューするために、最強のアメリカ様が数十年前にやっつけたはずの枢軸国家や共産国家、そして超大国が気にも留めな
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ちょっと今から仕事やめてくる(2017年製作の映画)

3.2

"希望を持ちながら生きているだけで丸儲け"
主人公は劣悪な環境で働く若者の現実に姿を重ね寄り添う展開を見せつつも、レールを外れるリスクに触れず、最後は懲戒解雇も恐れない無敵状態でゴール。
ギリギリの状
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マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー(2018年製作の映画)

4.0

1作目よりも2作目の方が面白いと感じた映画は久しぶり。現在と過去編のスイッチが上手く、見ていて全く退屈しない。
名優達も大集合し、前作の名曲を歌って踊る様子は感涙モノで、大正義メリル・ストリープ登場シ
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K-19(2002年製作の映画)

4.3

ハリソンフォードとリーアムニーソンの凛とした雰囲気がソ連の海軍将校の役にハマっていた。
潜水艦モノの例に漏れず、狭い艦内での男たちの友情と勇気を描いた人間ドラマ。
原子炉のトラブルを始めとした危機が絶
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ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(2016年製作の映画)

3.5

経営者が生き残る為には、どんな汚い手を使ってでも勝ち抜かなければならないらしい。
自分は性格が悪いので、この作品を見た後にモスに行きました。

カンパニー・メン(2010年製作の映画)

3.0

リーマンショックの渦中でリストラに遭ったウン千万プレイヤー達のお話。
ボビーとジーンはいたずらに生活水準を上げることへの不毛さを確認し合ったはずなのに、また同じ道を辿ろうとする。ここにメッセージが込め
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

3.8

最近の戦争映画では珍しくハンディカムでなくステディカムやクレーンショットで撮影。そのため映像が不自然なほどブレることもなく、鳥瞰的に場面を捉えるシーンもあるので、観やすい上に戦場のスケールの大きさも感>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.0

一方から見える/見えない光の当て方や映像の明暗、そして階段や坂道の高低差など、あらゆる手段で日本の数倍深刻と言われる韓国の貧富の差を表現。
ゴア表現や汚物描写がやけに忠実な上、皮肉はエンドロールにまで
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ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

3.8

太平洋戦争モノでは珍しく、海兵隊ではなく陸軍が主役の戦争映画で、武器を持たない勇敢な衛生兵のお話。
77師団の初陣が、さも沖縄戦であるかのような脚本が気になった。せっかく史実ベースなのだから、フィリピ
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.0

お化けやモンスター、暗闇も利用せず、人間の狂気だけを恐怖の原動力としたカルト×サイコ×ホラー映画。
美しい大自然や民族衣装に目を奪われていると、突拍子もなく残虐行為が始まるため、全く油断できない。
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13デイズ(2000年製作の映画)

3.2

全面核戦争の危機にも関わらず、ホワイトハウスの緊張感が今ひとつ感じられなかった。働き詰めなはずの面々からは疲労感が見られず、身なりも整ったままなので、感情移入もできなかった。
「〜かもだ、〜で?、〜を
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パッチギ!(2004年製作の映画)

4.0

言わずと知れた有名な役者が勢揃い。特に沢尻エリカがスーパー美少女。
主人公がヒロインを通して朝鮮の仲間たちに馴染んでいく様子には思わず頬が緩む。
大乱闘とか音楽とか、自分の学生時代には無かったものがギ
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シュガー・ラッシュ(2012年製作の映画)

4.0

ヴァネロペちゃんめっちゃ可愛い。
ゲームの世界観やキャラの個性が上手くストーリーに絡んでおり、退屈しない。
小ネタも多いので、分かれば分かるほど楽しめるかも。