ヤマさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ヤマ

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ビリギャル(2015年製作の映画)

4.6

『学年ビリのギャルが慶應大学に現役合格した奇跡みたいな実話』って言われてもね、そりゃ勉強しまくったら、可能性はゼロじゃない。ありえないことじゃない。
だからそんなのテーマにしても、「それだけその子が改
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攻殻機動隊 新劇場版(2015年製作の映画)

3.5

実はちゃんと観たことない攻殻機動隊シリーズ。設定とかキャラとか知ってるくらい。
難解な言葉を難解な言葉で説明されるのでついて行くのが大変だった。これみんな理解できてるのか、すごい。
期待していたサイバ
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.5

IMAX 3Dにて鑑賞

最新の技術で描かれたマッドマックスの世界。そして新しいギミック。それを享受できるという幸せ。
畳み掛けるアクションと音楽は文句無し。低音もっとよこせー!と言いたくなる。暗転の
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ネイバーズ(2014年製作の映画)

3.6

安定のセスローゲン。今回は隣人トラブル。
飛び抜けて面白いネタは無かったけど普通に笑った。エアバッグ。
嫁役であり相棒役であるローズバーンとのコンビは凄い好き、また別作品でも組んで欲しい。
ザックエフ
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ちょっとかわいいアイアンメイデン(2014年製作の映画)

3.4

拷問部がある学校という変態仮面並のわけわからん設定。よってストーリーはどっちらけだが、 主演の木嶋のりこが抜群の演技を魅せる。徐々にSキャラへと覚醒していく表情と声の変化は必見。
これ以上書くとほぼA
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ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜(2011年製作の映画)

4.2

黒人キャストの熱演が心に響く秀作。
「グローリー」を観る前に観ておいてよかった。
ジェシカチャスティンがこんな役やってるなんて意外だった。いいキャラしてたなぁ。料理のくだりは泣いてしまいました。

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メトロマニラ 世界で最も危険な街(2013年製作の映画)

4.2

泥臭い貧困層の映像の中で、随所に印象的な美しいシーンが挿入される。
それは人であったり、死体であったり、自然であったり、ネオンであったり、幸せであったり、犯罪であったり。
フローズンタイムのショーンエ
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トゥモローランド(2015年製作の映画)

3.9

ディズニーランドってこういう構想の下できたのか。結構ダークで現実的だった。
夢と希望を持って、暗い未来に対抗できるのは何か?を突き詰めた作品。

「子供が空を飛んでいる姿を見たら、みんな何でも出来ると
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極道大戦争(2015年製作の映画)

4.2

カタギの血は美味い。ヤクザの血は不味い。

脳ミソが溶けた“お頭”が言う。
牛乳でカタギを育てろ。そして生まれたカタギの血を吸ってやる。それで俺たちは生きてんだ。
そして「お前に俺の気持ちがわかるか?
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チャッピー(2015年製作の映画)

3.6

チャッピーの無邪気で愛らしいキャラクターにグイグイ引き込まれる。のだが・・
後半で脚本に何らかのメスが入ったんじゃないかと思うほど、登場人物全体にブレが生じだす。
なんでそんな急に良い奴に?そんな急に
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メイズ・ランナー(2013年製作の映画)

3.0

CUBEとLOSTを足してハンガーゲームで割ったあとにバイオハザードの出汁をちょっと加えた感じ。
「ティーン層ってこういうの好きでしょ?」という裏方の声が聞こえてくるジャンク映画。

記憶が無いって設
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ヌイグルマーZ(2013年製作の映画)

3.8

武田梨奈の特撮スーツが凄く良いのでそれだけで個人的に掴みは完璧。殺陣アクション1人で頑張りすぎ!
ピンク色を基調としながらバイオレンスをやるというギャップも好み。

しょこたんは監督と感性が合いまくり
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ミスターGO!(2013年製作の映画)

4.0

『九回二死満塁、代打、ゴリラ。』
この語呂の良すぎるキャッチコピーに心打たれてから一年、やっと観れた。

正直なところゴリラ登場の出オチだろうと構えてたが、想像以上に良く出来ていた。
ゴリラが活躍する
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わたしは生きていける(2013年製作の映画)

2.8

突如起こった第三次世界大戦に巻き込まれていく若者たちを描いたドラマ。

あらゆる所で予算の無さが浮き彫りに。
核爆発のシーンなんかはいい演出だった。急に遠くで轟音、強風、そして死の灰。恐ろしい場面だっ
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スーパーバッド 童貞ウォーズ(2007年製作の映画)

4.2

マクラビンネタからのノリノリのバカ警官最高。やっぱりセスローゲン。
エマストーンはこの頃から既に学生には見えない。ツンデレあり。アザがあっても可愛い。

下ネタ満載のギャグばっかりで最高だが、ラストは
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ベネディクト・カンバーバッチ ホーキング(2004年製作の映画)

4.0

やられた、ラストに。あれがそれだとは全く知らなかった。
物理学とか学んだことないから、こういう作品を観ると知的好奇心をくすぐられてワクワクする。
『博士と彼女のセオリー』と合わせて見て欲しい。あれを観
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小悪魔はなぜモテる?!(2010年製作の映画)

3.8

モノローグ仕立てで話は進んでいき、それ自体もちゃんと意味があってラストへと繋がっていく作り。見やすいし話が入ってきやすいので上手い。
エマストーンほどの娘が高校で目立たないって設定はあり得ないだろうと
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バッドガイ 反抗期の中年男(2013年製作の映画)

3.5

スペル大会というのがアメリカでは有名らしい。小学生たちが難関単語のスペルを答えていく、平たく言えばクイズ番組。
聡明な子どもたちがハイレベルな争いを繰り広げる。

そんな中に40歳のオッサンが参加し、
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ウィズネイルと僕(1988年製作の映画)

3.7

『止まった時計でさえも 1 日に 2 回は正しい時を刻む。そして 1 回だけ僕はウィズネイルを信じかけた。僕らはもうダメなのかもしれない。自分たちの未来の敵を作り出そうとしている。』

普通のポンコツ
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フランシス・ハ(2012年製作の映画)

3.8

『非モテ』っていう言葉が自分の脳内辞書に無かったため、多用されて困惑した。
そんな常用単語なの?でも今予測変換で出たな‥。

人とズレまくりだけど憎めないキャラのフランシスが、紆余曲折ありながらも自分
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ワイルド・スピード SKY MISSION(2015年製作の映画)

4.0

IMAX 3Dにて鑑賞

微妙に観てないシリーズがあったので、おさらいをしてから鑑賞。
ジェイソンが襲撃した病院を立ち去っていく衝撃的なシークエンスから物語は始まる。何がどうしてこうなった?といちいち
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22ジャンプストリート(2014年製作の映画)

4.5

前作よりテンポが良く間延びしなかった。
オネエ化した前作のボスが酷すぎて爆笑。
エンドロールの続編の予告ラッシュで、ジョナヒルの顔がだんだんやる気無くなっていって途中でアイツに替わったのが最高に笑った
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THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦(2015年製作の映画)

3.5

銃撃、ヘリ、戦闘機の音響クオリティの高さが際立つ。もっとくれ!ってなる中毒性。
ドルビーアトモス対応なのに上映してる劇場が無くて残念すぎる。
戦闘ヘリが都庁を盾にやり合うシーンはたまらなかった。ハリウ
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小さな世界はワンダーランド(2014年製作の映画)

4.1

BBC EARTHの底力見たり。
10cmほどの小さなネズミの咆哮を、劇場の大音響で聴く。なんだこりゃ。圧巻。
ピクサーやドリームワークスのCGアニメレベルがいくら上がっても、実写には絶対に適わないと
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セッション(2014年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

全くノレなかった。これは断じてスポ根映画ではない。
他人を巻き込んだエゴの押し付け合いを見せられ、音楽でもセッションでもなくただの喧嘩に成り下がる。
スネアを叩き潰したり投げ飛ばしたり、音楽への愛は微
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クレヨンしんちゃん オラの引越し物語 サボテン大襲撃(2015年製作の映画)

3.6

ハチャメチャで荒唐無稽でありえない設定でも、起承転結がしっかり成立してれば面白くなるのだというお手本のような出来。
結局アレは何だったんだ、というツッコミが野暮に感じる土台があるのも、しんちゃん映画の
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寄生獣 完結編(2015年製作の映画)

3.6

最後に原作を読んで10年以上経っているので、そこまで強い思い入れが無かったからか、山崎監督の映画の中では前後編合わせて割と楽しめた。白組のCGとバイオレンス描写が非常にマッチしていて、今後もこういう作>>続きを読む

21ジャンプストリート(2012年製作の映画)

4.5

本当に面白い奴が撮ったんだろうなと感銘した。最強バディムービー。

初登校でゲイの黒人を殴るとは何事だ
子供のときポテトのCMに出てた
FUEL(ジャン!)→OIL(ジャン!)→&(ジャン!)→
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名探偵コナン 業火の向日葵(2015年製作の映画)

1.5

登場人物が皆ゴッホのマニアックな知識に長けているという前提で話は進み、一般人が推理に入りこむ余地は1ミリも無い。
超高速で消化されていく謎説き(ゴッホトリビアの羅列)をただ眺めていく。

後半は脱出ア
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マジック・イン・ムーンライト(2014年製作の映画)

3.8

個人的にスピリチュアル的なモノは信じないタチなので、コリンファースのキャラが言いたいことを全部言ってくれて気持ちが良かった。
エマストーンはまた一段と可愛くなっており、画的には文句無し。
長回しでの2
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イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

『あなたは普通じゃない。でもあなたが普通じゃないから、世界はこんなにも素晴らしい。』

私は人間か?機械か?英雄か?犯罪者か?この答えを彼は求め続けていた。
世界は素晴らしい、彼が普通ではないから。世
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はじまりのうた(2013年製作の映画)

3.7

キーラ・ナイトレイのキャラクターと歌声にこの映画の魅力は集約されている。
ストーリーは極めてピースフルで、音楽映画に哀愁と病みを求める自分にとっては少々甘口だったが、マーク・ラファロ演じるアウトローで
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ガッチャマン(2013年製作の映画)

-

西暦2050年。宇宙からの侵略者ギャラクターの手により、地球の半分が征服された…。

そんな中、お買い物してカフェで待ち合わせする剛力彩芽さんはとても愉快。
世界が征服されてもカメラのキタムラは営業中
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バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

ただひたすら衝撃だった。とんでもないのを観させられた。
対比により構成されている全ての事象をいわゆる神の視点、鳥のような視点から俯瞰する。
映画にしかできない手法での映画へのアンチテーゼ。

映画or
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博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)

4.0

打ち上がる花火は宇宙の誕生、ビッグバンを、
それは時間の始まりであり、2人の始まりを表している。
それら全てが閉じていくようなラストの逆再生が切ない。
逆再生で花火が消えていくのは、2人の物語の終わり
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劇場版 テレクラキャノンボール2013(2014年製作の映画)

4.7

くだらないことを真剣にやっている素敵な大人たちのロードムービー。
喋っている内容も最高に馬鹿。馬鹿馬鹿しいことのオンパレード。

外野に文句を言われる筋合いは無いと、本人たちがやりたいことをやりまくる
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