eop421さんの映画レビュー・感想・評価

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フェリスはある朝突然に(1986年製作の映画)

3.5

何年振りだろう?急に観たくなり鑑賞。フェリスより彼の妹ジーンと、友人のキャメロンが覚醒するとこが肝な作品かと。終始ドタバタ。でもテンポ良く上手い作りの作品だなと思います。こういう何に関しても運の良い人>>続きを読む

83歳のやさしいスパイ(2020年製作の映画)

3.5

老人ホームに入居している母を心配した娘が探偵に調査依頼をします。83歳のセルヒオさんが探偵事務所に採用されホームを内偵することに。その老人ホームにカメラが思いっきり入ってる時点で内偵も何もないような…>>続きを読む

グリーン・ナイト(2021年製作の映画)

2.5

期待した程のものではなかったかな…。ガウェインのような情けない主人公の物語があっても良いのだけど、何かが足りないのです。怠惰なガウェインへの試練の旅なんだろうけど、その試練も今ひとつな感じで…。話の進>>続きを読む

チャーリング・クロス街84番地(1986年製作の映画)

4.0

古き良き時代、というのはこのお話のようなことを言うのでしょうか…。戦後アメリカの作家がイギリスの古書店に本をオーダーするところから物語が始まります。ただ本の発送、オーダーだけの関係ではなく、店主とその>>続きを読む

ベネデッタ(2021年製作の映画)

3.5

時代背景と偶然と嘘が巻き起こしたお話なのかな、と思いました。誰もその目でその場で確認できていないので、本当か嘘かさえハッキリしない…。ベネデッタの幻視や聖痕が巻き起こす騒動を描いた作品です。実話を元に>>続きを読む

ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

4.5

冒頭の水溜りに飛行機が映り込むシーンで『あ、この作品凄く好きなタイプのだ。』と確信。間違いなかったです。監督が子供だった頃の思い出から作られた作品です。中流階級の一家とその家政婦をめぐるお話です。人だ>>続きを読む

オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主(2013年製作の映画)

3.5

知人が良いと言っていたので鑑賞してみました。ヒュー・ジャックマンが主演していた『ヴァン・ヘルシング』の監督さんなんですね。
生まれつき『見えてしまう』特殊能力を持つオッド君。ある日街中で邪悪なボダッハ
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死刑執行人もまた死す(1943年製作の映画)

4.0

フリッツ・ラング監督作です。ナチス占領下のチェコ。レジスタンスのスヴォボダが『処刑執行人』と恐れられたナチスの副総督の暗殺に成功します。暗殺犯を探すため多くの人が拘束されたり拷問を受けたりします。さら>>続きを読む

インカウンター(1996年製作の映画)

3.0

追悼ジュリアン・サンズその8。初期のX-ファイルを思わせるような作品です。テレビで放映されたものなのでしょうか。SFXの技術がイマイチなのが残念。
人類を滅亡から救うべく地球にやってきたアンドロイドの
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

4.5

知り合いから勧められ鑑賞。あらすじ読むと若者には楽しめるかもしれないがどうなんだろう?と思いましたがそんなことはありません。中年でも楽しめました。むしろ中年のほうが刺さるのではないでしょうか。冒頭のヴ>>続きを読む

アガサ・クリスティー ねじれた家(2017年製作の映画)

3.5

追悼ジュリアン・サンズその7。主人公チャールズの恋人ソフィアの父親役です。嫌な役を好演しております。チャールズ役のマックス・アイアンズはジェレミー・アイアンズのご子息。お母さんにソックリですね。チャー>>続きを読む

キリング・フィールド(1984年製作の映画)

3.0

追悼ジュリアン・サンズその6。『眺めのいい部屋』より前の作品で25歳頃でしょうか。とっても若いジュリアン・サンズが観れますがちょい役です。カンボジア内戦を取材した記者の実話を元に制作されたものです。記>>続きを読む

アル中女の肖像(1979年製作の映画)

4.5

お金持ち女子がひたすらお酒を飲み、あっちへフラフラ、こっちへフラフラしてるだけの作品なんですが、なんでこんなに面白いんでしょう?特にこれといった話の筋があるわけでもなく、ひたすら呑んだくれる彼女に魅せ>>続きを読む

タブロイド紙が映したドリアン・グレイ(1984年製作の映画)

3.5

ウルリケ・オッティンガーって聞いたことあるような?と思ったら『フリークオルランド』を監督した人だったんですね。その彼女の日本未公開の一つがこの作品。世界のタブロイド紙を牛耳るマブゼ博士(女性)が、もっ>>続きを読む

クライムズ・オブ・ザ・フューチャー(2022年製作の映画)

3.5

久し振りにホラー的な作品ぽい、と予告を観て思ったので期待大で観に行きました。息子ブランドン君に触発されたのでしょうか?70年の同名作とはまったく違う物です。あれも訳の分からない話しでしたが、こちらも訳>>続きを読む

処刑ライダー(1986年製作の映画)

3.0

アマプラで配信しているのを見つけて思わず観てしまいました。懐かしいー!中学生の時VHSで観たのが最後。冒頭のカップルが出てくるところで急に色々思い出しました。チンピラ達にに絡まれて、イカサマカーレース>>続きを読む

ヴァージニア(1993年製作の映画)

3.0

追悼ジュリアン・サンズその5。日本人の女性監督の作品です。日本の映画で評価の高いものは沢山ありますが、そういえば海外の作品で日本人が監督してるものってあまり聞かないですね。そういう意味で貴重な作品かも>>続きを読む

鬼畜(1978年製作の映画)

3.5

原作は松本清張。実話に基づいたお話だそうです。主人公宗吉の妾が子供3人を連れて、宗吉宅に乗り込んでくるところから始まります。その後子供をおいて妾は行方知れずに…。憎い妾の子供に妻のお梅は辛くあたるので>>続きを読む

異端の鳥(2019年製作の映画)

3.0

追悼ジュリアン・サンズその4。子供が過酷な状況に置かれる作品だと予告やらで知っていたので観る気にならず…。ジュリアン・サンズもたぶん悪い役だろうな、と思いなかなか観れずにきたわけです。観ていて辛いの一>>続きを読む

魔界世紀ハリウッド(1994年製作の映画)

3.0

追悼ジュリアン・サンズその3。これ観たこと無かったです。ポール・シュレイダー監督作で主演はデニス・ホッパー。ジュリアン・サンズはデニス・ホッパー演じる探偵ラブクラフトの敵、フィンを演じております。セン>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.0

あらすじも無い、予告もない、パンフも無い(後日発売するらしい)の無い無いづくし。こんな新作の上映、私は初めて経験しました。観終わった後パンフを買おうとしたところ、販売していないとの案内を見て『そういう>>続きを読む

世界最古の洞窟壁画 忘れられた夢の記憶(2010年製作の映画)

3.5

1994年に発見された、フランスのショーヴェ洞窟壁画のドキュメンタリーです。監督はヴェルナー・ヘルツォーク。最古の壁画だそうで3万2000年も前のもの。3万年前なんて遠い昔過ぎて想像もできませんがそん>>続きを読む

宮廷料理人ヴァテール(2000年製作の映画)

3.5

追悼ジュリアン・サンズその2。太陽王と呼ばれたルイ14世を演じていますがこの作品では主役ではなく脇役です。ジェラール・ドパルデュー演じるコンデ公に仕えた料理人、ヴァテールが主役です。コンデ公が彼の城で>>続きを読む

マニカの不思議な旅(1989年製作の映画)

4.5

追悼ジュリアン・サンズ。大好きな俳優さんだったのにな…。子供の時から知っている俳優の一人なので亡くなったというニュースにショックを受けてしまった。私の中では久々にズシンと重い悲しさです。さて、この作品>>続きを読む

君のためなら千回でも(2007年製作の映画)

2.0

これも『スローターハウス5』同様、原作(The Kite Runner) がアメリカの悪書運動で悪書とされているそうで…。映画になっているとは知らなかったです。原作は文庫で上下巻。映画にするとどうし>>続きを読む

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

生き物を捕食する未確認飛行物体のお話です。『目』がキーワードでしょうか。エイリアンが人間を襲う話しは山程ありますし、円盤型UAPが人や動物を誘拐するのならわかります。しかし捕食してしまうとは新しい発想>>続きを読む

ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

2.5

作製された当時の日本人には作れない、というか発想できない作品だったのではないかなと思いました。絵の感じは好みではないですが、発想は面白いなと。建物や動植物の造形が独創的で色彩も美しいです。ヨーロッパ人>>続きを読む

スローターハウス5(1972年製作の映画)

3.5

先日、全米図書館協会で悪書扱いされている本に関する記事を読み驚きました。今時反宗教的、反キリスト教的内容の本は図書館に置いてはならぬという運動があるとのこと。訴訟までおきているなんてさらにビックリ。日>>続きを読む

ノートルダムの傴僂男(1939年製作の映画)

4.0

現代のように科学も医学も発達していない昔のお話です。宗教に縛られた時代とも言えますかね。美しいジプシーの娘を好きになるも拒まれたからといって彼女を魔女扱いするフロロ(弟)。果ては自分が犯した殺人を彼女>>続きを読む

異教徒の旗印(1954年製作の映画)

2.0

歴史的にも混乱している時代をこの時間の枠でまとめて観せる手腕は評価します。が、あまりにもまとめ過ぎて深みが感じられないのが難でしょうか。あまり有名な作品でないようなのはそこが原因かと…。傍若無人なフン>>続きを読む

秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

4.5

『燃ゆる女の肖像』は私にとっていま一つ、な感じだったのでこれはどうかな?と思いながら鑑賞。あまり期待してなかったけど、いやいやどうして、これは非常に良かったです。こういったあまり派手ではない静かな作品>>続きを読む

自殺サークル(2002年製作の映画)

1.0

意味がよくわからなかった…。カンナで削ったアレを巻き巻きした意味も結局わからないし…。それと子供をこの手の作品に使うのはいかがなものか?と思ってしまいました。こんな映画に出たなんて…、と後年嫌になりそ>>続きを読む

悪魔のシスター(1973年製作の映画)

3.0

これから面白くなりそうだな、と思ったところで呆気なく終わってしまう残念な作品。最後に視てる側に恐怖心を残すような締め方にしたのだろうけど、ちょっとやり方間違えてる気がする…。ドミニクになった時のマーゴ>>続きを読む

M(1931年製作の映画)

5.0

幼い女児ばかり狙う殺人事件が発生。警察も当てにはならず、なかなか犯人を逮捕できません。警察がうろつくことで暗黒街の犯罪者が動き辛くなったため、彼らが宿無しの市民を募って独自に犯人探しを始めるのです。犯>>続きを読む

江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間(1969年製作の映画)

4.0

土方巽をじっくり鑑賞できる映画、って感じでしょうか…。ツッコミ所は満載。いろんな意味で破壊的な作品です。むりやり男女をシャム双生児にしたり(ヨーゼフ・メンゲレですか?)、人間を家畜化したりするヤバいお>>続きを読む

夜は千の眼を持つ(1947年製作の映画)

4.0

インチキ透視術をやっていたら本当に透視できるようになってしまったトライトンをめぐるお話です。ある日突然未来のことが予知できるようになったトライトン。良いことだけならいいけれど悪いことばかり浮かんでくる>>続きを読む

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