eop421さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

2.5

おっかないサイコな奥様のお話です。
結論から言うと、頭の良さと執念を他に振り向けられたら良いのにね、ということです…。病気です病気。
リストラされ家でゲーム三昧、挙げ句若い女の子と不倫なんて旦那も旦那
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暗殺のオペラ(1970年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

反ファシズムの活動家として英雄と称えられている父親アトス。その死の真相を息子のアトス(同姓同名)が探るお話です。息子のアトスが父親の愛人であるドライファから犯人を探して、と依頼されます。ジュリオ·ブロ>>続きを読む

ローラーとバイオリン(1960年製作の映画)

4.5

バイオリンを習う男の子とロードローラーを操縦する若者の交流を描いた作品です。
タルコフスキーの処女作です。光の見せ方などのこだわりがこの作品から既に出来上がっているような…。それに役者もこの作品にピタ
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きみが死んだあとで(2021年製作の映画)

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学生運動とは何だったのか?を知りたくて観てみたが、観てもなんだかよくわからなかった…。
とにかく関係者達のインタビューが聞き辛くてストレスだった。お年を召した方ばがりなので仕方ない面もあろうことは承知
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ランボー/地獄の季節(1971年製作の映画)

3.0

フランス人なのにセリフがイタリア語である違和感が有りすぎ…。他でも書いているがこれなんとかして欲しい。と言っても昔の作品ですからね、無理でしょうけど…。

詩を読むのが苦手というかあまり好きではないの
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if もしも・・・(1968年製作の映画)

2.5

よく思うことなのですが、先生達も昔は子供で生徒だったわけですよね。当たり前ですが…。こういった作品の頭の固い偏屈な先生を見ると不思議な感じがするのです。生徒だった頃のこと忘れてしまったのかな?と。
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イギリスから来た男(1999年製作の映画)

3.5

父親に犯罪を再び犯させまいとする娘。なんとか止めさせようとするものの結局罪を冒してしまうのです。この失望感、ジェニーの人生ついてまわるとは悲しいですね。そこのとこ、父親であるウィルソンはもっと早く気が>>続きを読む

コレクター(1965年製作の映画)

2.5

被害者のミランダに同情するのが普通だと思うのです。
だけどフレディーのような変態には狡猾さでもって対峙しなくてはいけないのが判っていないのがイライラします。
シャベルで殴りつけたなら徹底的にやるべきな
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死霊伝説(1979年製作の映画)

1.5

原題で魔女狩り系の話しだと勝手に思い込んで
しまった…。全然違うんですね、ガッカリ…。
吸血鬼のお話です。

原作は読んだことないのですがこの長さなので
忠実に作られたということなのでしょうか。
それ
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注目すべき人々との出会い(1979年製作の映画)

4.0

『ベルゼバブの孫への話』を読んでみたい
と思いつつ大著なので未だ手が出ず…。
『注目すべき〜』が映画化されていると知り
観てみました。
グルジェフの若い頃のお話です。
自分の存在理由を知りたいと、旅に
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ファイティング・ファミリー(2019年製作の映画)

4.0

自分の居場所か否かは『好き』という判断だけ
で計ることはできないんですよね。
好きでも素質が無ければただの執着で自分の
首を締めることになりますから。

プロレスラーとして成功を掴むサラヤの話しも
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ヒトラーを殺し、その後ビッグフットを殺した男(2018年製作の映画)

4.5

題名で、ヒトラーをおちょくりつつトンデモ
でアホなコメディ映画かな、なんて思ったら
意外にもシリアスな話しでした。
話しが進むにつれおや?おや?となるのです。
アホさは微塵もありません。

ヒトラーも
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キャンディマン(2021年製作の映画)

3.5

あの、キャンディマンの続編ということで
観たいと思っていました。
監督はジョーダン・ピールだと思いこんで
いたら脚本担当だったのですね。ニア・ダコスタ
という監督作です。若い女性監督さんで才能を感じ
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エッシャー 視覚の魔術師/エッシャー 無限の旅(2018年製作の映画)

4.5

エッシャーの絵はどちらかというと好きという
程度で、彼の生立ちや絵の制作過程などまったく
知りませんでした。サイケデリックムーブメント
で彼の作品がもてはやされたのも初めて知った
ほどの貧弱な知識でし
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DAU. ナターシャ(2020年製作の映画)

1.0

こんなの何年もかけて作ったの?って思いました。
ソ連の恐怖政治の告発するならもう少しまともに
観れるもの作る気なかったのかしら?

最後のあたりの人権も何もないような尋問のシーン
は確かに重要と思いま
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テオレマ 4Kスキャン版(1968年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

一人の青年が来たことりより家庭が崩壊して
いくお話。
家族全員と家政婦まで彼に魅了され身体を委ねて
行く様は不思議な感覚を覚えました。よくある
誘惑という感じではないのです。下心とはまったく
違い『よ
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王女メディア(1969年製作の映画)

3.5

観ていて『アポロンの地獄』を思い起こさせるな、
と思った。ギリシャ神話は現代の人間の感覚から
見たら理解に苦しむ所がありますね。親殺し、
子殺し、近親相姦など平気でありますから。
日本の古事記もそうだ
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ビルとテッドの大冒険(1989年製作の映画)

2.5

たぶん好きじゃないだろう、と思って手を
付けなかった作品。何故かはよく解りません
が今なら観れる気がすると思い観てみました。

公開当時なら笑える内容だったのかもしれま
せんが、今ではちょっとキツいか
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EVA エヴァ(2011年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

で、何が言いたいの?ってなる作品…。
極めて人間に近い感情を持ったロボットを
作っても人間にとってよろしくないことを
すればサヨウナラ、なんだね。
なんとかしてエヴァを守らねば!となる
のかと思いきや
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鞄を持った女(1961年製作の映画)

3.5

ジャック・ペラン演じるロレンツォ君が
一途過ぎて悲しい…。自分の兄がアイーダに
したことに責任を感じるなんて、優しい子です。
だからといって、16歳の男の子の考えること
などたかが知れてるのにそれにの
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俺たちの血が許さない(1964年製作の映画)

4.0

小林旭がどうも主役らしいので手が出な
かった作品。小林旭って格好良いかなぁ?
まったく好みでない役者さん。申し訳ない
けど…。
高橋英樹も出てるしせっかくアマプラで
見放題なのだから、と観てみました。
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ツィゴイネルワイゼン(1980年製作の映画)

4.0

鈴木清順作品で一番最初に観たのがこれでした。
大学生の頃かな?
少し古めな作品とはいえ斬新だな、と思った
んですよね。着物の袖から露わになる腕、眼球
を舐める舌、熟れた桃にかぶり付く女、蒟蒻を
ちぎる
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レンブラントの夜警(2007年製作の映画)

3.5

舞台のようだけどそうではない。
画家の話しなので絵画をみているような
感覚も味わえる面白い作品です。 
ただレンブラントのことをある程度知らない
と訳がわからないと思いました。
誰にも理解しやすい作り
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ポゼッサー(2020年製作の映画)

4.5

どんなに待ちわびたことでしょう。
ブランドン君の新作です。
第一作でパパ(デヴィッド・クローネンバーグ)
の血を受継いでいると確信。これからが楽しみ
だな、と思ったのでした。
早く新作でないかな、と待
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ベルトルッチの分身(1968年製作の映画)

2.0

原作の舞台を現代にして、だいぶ脚色を
施した作品だそうで。

あまり面白いとは言えないな、と思った。
実験的な作風なのは良いのだが面白味に
欠けるのだ。何を表現したいのかも解らず、
途中睡魔が襲ってく
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最後の1本 ペニス博物館の珍コレクション(2012年製作の映画)

3.0

非常に悔しい…。
アイスランド行ったのに、こんな博物館が
あるなんて知らなかった…。
知っていたら行ってたのに〜😢

知人から貰った牛さんのペニスがきっかけ
であらゆる生物のペニスを収集し始めた
シッ
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刺青一代(1965年製作の映画)

5.0

非常に美しい任侠映画です。
繰返し観ては溜息です。
ヤクザの兄と堅気の弟の兄弟愛のお話としても
もちろんですが、邦画の映像美的にも素晴しい
作品です。

ラストの神戸組へ乗り込む件は何度観ても
観飽き
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悪太郎(1963年製作の映画)

3.0

山内賢といえば『あばれはっちゃく』の
担任の先生ってイメージが強くてこんな役
やってたとは意外な感じ。
怒れる若者を好演しています。

清順作品にしては普通な感じがしました。
独特なシーンとかも特に無
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けんかえれじい(1966年製作の映画)

5.0

久し振りに鑑賞。
やっぱりいいなぁ。素晴らしい作品です。

喧嘩っ早い麒六ちゃん。でも意外と真面目な
麒六ちゃん。お父さんに弱い麒六ちゃん。
そんな、麒六ちゃんの人間性が好きです。
アレでピアノを弾く
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大いなる沈黙へ ーグランド・シャルトルーズ修道院(2005年製作の映画)

4.5

大学の同級生でA君という友達がいました。
音楽が好きでいつもベースをたずさえて大学
に来ていました。4年生になってからパッタリ
姿を現さなかったA君。半年後に現れた彼に
驚いてしまいました。ロングヘア
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獄門島(1977年製作の映画)

3.0

初めて観た市川崑の金田一シリーズがこれでした。
小学生には複雑過ぎてなんだか訳が解らなかった
記憶があります。
でも印象が強く残っていたからでしょうか、時折
観たくなって観てるのはこれが一番多いです。
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手紙は憶えている(2015年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

今も世界の何処かにナチスの残党がいる
のでしょうか。だいぶ高齢になっている
だろうから残り少なくはなっているだろう
けど…。

マックスの周到な復習劇に唖然としてしま
いました。ゼヴは彼の掌で踊らされ
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再会の夏(2018年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ジャックが何故に頑なに黙秘しているのか?
犬がずっとジャックを待ち続ける理由は?
いったい彼になにがあったというのか?
どんな秘密を抱えていているのか?と色々
考えるのですが無駄でした。
謎解きが進む
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ハロルドとモード/少年は虹を渡る(1971年製作の映画)

4.0

こういう恋のお話もあるのですね。
年齢など関係なくモードのことを本気で
好きになれるハロルドが凄い人に思えて
しまいました。
彼の自殺ごっこは親のせいでしょうね。
自分の望む通りに息子を型にはめては
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赤い風車(1952年製作の映画)

3.0

監督がアメリカ人なので台詞はどうせ仏語
じゃないだろうと思った。
フランスの、それもロートレックの話しな
のになんで英語でとおすかね?役者の英語
が不自然なとこあるしでモヤモヤして集中
できなかった。
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真夜中のパーティー(1970年製作の映画)

2.0

ゲイ達のパーティに一人、ストレートが
来たことでパーティーの主旨がおかしな
方向へ…。

ストレートにはわかり得ない苦悩やら色々
あるのでしょうね。最近はジェンダーレス
という考えがだいぶ浸透してきた
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