三度の飯より飯を食うさんの映画レビュー・感想・評価

三度の飯より飯を食う

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ベルファスト(2021年製作の映画)

3.5

北アイルランド紛争がベースの本作。
過去のこととはいえ、紛争はいつ目にしても胸が苦しくなる。
子供の視点だからなのか、ある日隣人や顔見知りの人たちと対立することになったどうにもならなさも、諦めや鬱っぽ
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余命10年(2022年製作の映画)

3.8

試写会にて鑑賞。
原作未読で前知識を入れずに観た。
正直言うと、余命宣告されて恋愛モノなんて苦手でしかない。けど、RADWIMPSが実写劇伴をやると言うので、いったん苦手意識を忘れて観ることにした。
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浜の朝日の嘘つきどもと(2021年製作の映画)

-

タナダユキ監督の新作。いつか見返した時に今のこの時勢はいったい何だったのか何か分かるのだろうかとふと思った。
福島の南相馬という震災の記憶が残る場所を舞台に、復興の最中にコロナ禍の混乱が加わって一つの
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望み(2020年製作の映画)

-

原作未読にて観賞。
突然起きた殺人事件の関係者として、
加害者の家族になるか?被害者の家族になるか?の二者択一を迫られる。
どちらであっても残酷だと思うけれど、本編を通してずっと感じていたのは、置かれ
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影裏(2020年製作の映画)

-

岩手を舞台に、見知らぬ土地に赴任した綾野剛演じる今野が、土地の人間である松田龍平演じる日浅と知り合い、水面が眩しい河川での釣りや部屋で夜通し飲み明かしたり、祭りに一緒に行ったり、友人と呼べる関係だと思>>続きを読む

風の電話(2020年製作の映画)

3.5

観終わってすぐにはなんと言えばいいのか言葉が出てこなかった。
諏訪監督の作品は、台本がなく即興的に演じるという。演技なのに作り込まれた嘘のような感じがしなかったのはそのせいかと思った。時々溢れるように
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HUMAN LOST 人間失格(2019年製作の映画)

3.5

120歳生きて人間合格とされる世界。
太宰治の世界観を現代のクリエイターが解釈して表現した一作。
昔、読んだくせに映画を観るまでストーリーをすっかり忘れていた。

原作を知らなくてもブラックエンターテ
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ひとよ(2019年製作の映画)

-

家族のストーリー。一つ一つのエピソードは些細なことだったり、どこかでもありそうなはずなことなのに、その組み合わせの結果、暴力だったり家族が壊れてしまったりもすると感じた。複雑なことを複雑なまま受け入れ>>続きを読む

アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

3.0

神は細部に宿る。相変わらず、素晴らしいVFXに俳優陣。ただ、数学という切り口でどんな展開していくのかを期待していたのでやや盛り上がり(思い入れ)に個人的には欠けると感じた。

Diner ダイナー(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

とにかく豪華キャスト&製作陣が創りだす世界にただ浸る。
ライゾマティックの齋藤精一、音楽は大沢伸一、彫刻家の名和田晃平、故 蜷川幸雄さえ関わるこの作品は蜷川実花の色彩と世界観が好きであれば一見の価値が
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プロメア(2019年製作の映画)

4.0

観終わった印象は、ぎゅうぎゅうに詰め込んだおもちゃ箱。必殺技に見栄きったりと、アレもコレもやりました!となんか創った側のワクワクが伝わってきて個人的には好きな一本。ポップでカラフルだけど音楽がカッコイ>>続きを読む

人魚の眠る家(2018年製作の映画)

3.0

試写会で鑑賞しました。
いわゆる、泣ける!感動作という映画は嫌いですが、堤幸彦作品でキャスティングが良かったのが観たい動機でした。
結論から言うと、泣けました。ただ、それは感動というより演技とも狂気と
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ロンドン、人生はじめます(2017年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

ロンドンの中心部の豊かな自然の中で時間が止まったような人ひとり。人の顔色を忖度して生きてる人ひとり。そんな2人が出会えば人生変わるわけではない。人を通して、自分がそう生きていることを知らず知らない選ん>>続きを読む

散歩する侵略者(2017年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

松田龍平の冒頭の頃の表情とラストの表情は、よく見るとハッとするほど違っている。
人が人たらしめるものが何なのか問い続けられるような作品

パーソナル・ショッパー(2016年製作の映画)

1.5

ファッションなのか、サスペンスなのかどっちも中途半端な感じ。