ヨミさんの映画レビュー・感想・評価

ヨミ

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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます


思ったよりも爽やかな終わり方。

「𓏸𓏸してみる事にする」って言葉いいですね。本郷とルリ子、一文字、イチローがそれぞれ相手に託した思いがこのセリフに込められている。

リザとキツネと恋する死者たち(2014年製作の映画)

3.7


荒唐無稽に見えてきっちり伏線回収するしさっぱり丁寧な映画という印象。シュールラブコメディ。

夢の中の侍に日本語字幕ついてんの笑った。どうせならトミー谷にもつけて欲しい…

ウィリーズ・ワンダーランド(2021年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

「何なのあいつ…」←本当にこれにつきる

ニコラス・ケイジによるセクシークリーニングin廃墟の娯楽施設~FNaFのあいつらみたいなガラクタと幾分かの死体を添えて~

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.9

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小ネタ満載でストーリーがサクサク進む。
欲を言えばもっとプロレスが見たかったかな。

とりあえずこんなレビュー見るよりYouTubeで米津玄師の「M八七」を聴けって話です

「そんなに人間が好きにな
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ゼイリブ(1988年製作の映画)

3.7

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「白線の上を歩くのか?車に轢かれるぞ」

後半につれてストーリーが加速してからのエンディングの入りが良すぎる
みんなバタバタ死んでいく、シニカルでちょっとコミカルな良作

喧嘩のくだりは皆が言ってる
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フリークス(怪物團/神の子ら)(1932年製作の映画)

3.5

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今の時代でこうしたコンセプトの映画は撮ることもできないだろうし、その点では歴史的な作品とも言えるのでは?

"フリークス"と呼ばれた彼らがありがちなメロドラマをやってるのがまた面白い。
個人的にはク
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七つの会議(2018年製作の映画)

4.0

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「これは個人の罪なのか、組織の罪なのか」

人間とは矛盾した生き物である。
個人の感情が無視される会社という舞台で、「失望されたくない」「落ちぶれたくない」「責任を取りたくない」、こうした個人の感情が
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

4.1

「雨はクズどもを歩道から洗い流してくれる」
「奴らを根こそぎ洗い流す雨はいつ降るんだ?」

何者かになりたいけどなれない。誰かと繋がりたいのにより孤独になってしまう。
ベトナム戦争後に作られたためか、
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マイリトルゴート(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「私たち、家族よね?」

可愛らしいけどダークで、そして愛について考えさせられる作品でした。
過剰な愛による虐待。子供を閉じ込めるヤギ母と力で支配するナツキ父の対比がなされています。

おとぎ話のよう
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Candy.zip(2017年製作の映画)

3.4

飴細工のようなカラフルなアニメ。
見里監督は発想もアニメーション制作も天才の域だと思います。人間のクソさを表現せずにはいられない反面、ビジュアルは可愛くてとっても綺麗なんですよね…。

ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.9

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「ブギーマンがやってくる」

ハードボイルドガンフー映画。総製作指揮がキアヌ本人だからなのか、見せ場は肉弾戦多め。出てくる女性は亡くなった奥さんと裏切った女の殺し屋ぐらい。

ジョン・ウィックの強さは
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ストローク(2017年製作の映画)

3.6

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可愛い色彩と壮大な音楽を使って表現するのがフランス映画ならではですね。

原題のcaresses/strokeは「撫でる」という意味。猫ちゃんは偉大なり。

失われた朝食(2015年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます


鴨が好きもそうだったけど、スキウサギ描いてる人がこんな作品を描くんだと驚きました。
完璧な朝が崩れる時。
個人的には強迫性障害説を推してます。

鴨が好き(2018年製作の映画)

3.3


「鴨が好きだ」

作者曰く特に意味は無い作品だそうで。
謎の物体にビンタするの好きです

ジュディット・ホテル(2018年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます


「あんた、夢と現実の区別はつくのかい」

言語の壁で完全に理解はできず、他の人のレビューを見てやっと納得。
死んだ時に見た夢で生への希望を取り戻すオチ。なんて皮肉。

色彩感覚とお姉さんの衣装が物凄
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Beau(原題)(2011年製作の映画)

3.5


短いけどしっかり不安にさせられる。

不安症?の男性が鍵のない部屋に生活するしかない恐怖ときたら。何処までが現実で彼の妄想なのかがわからない。
あとビリー・マヨさんはどうしてこんな役ばっかなの?アリ
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トリック 劇場版2(2006年製作の映画)

3.4


「よろしく〜ネッ!!」

世代が違うので諸々の元ネタが分からないがストーリーは面白かったです。
やっぱり山田上田コンビは一生足引っ張りあっていてほしい

名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

3.4


話はあっさり気味なので軽く映画を見たい時に丁度いいと思います。ポケモンが好きなら見るべき作品。
吹き替え版を見ましたがアニポケ声優が出てているのと、タレント声優の声も慣れてはくるのでストレスは少なか
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トリック 劇場版(2002年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます


今更ながら視聴。雰囲気がいいですね。ホラーコメディというやつかな?
今話題のミッドサマーに似ている、というのもなんとなく頷けます。思ったよりも人が割とあっさり死ぬ。結局村人たちは神という偶像から抜け
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Munchausen(原題)(2013年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます


母からの愛という名の猛毒。
悶え苦しむ息子を見つめる母はどこか笑っているような気が…でも死ぬのは想定外だった?車を追いかける序盤と、棺桶にすがろうとするラストの対比。SAYONARAの本当の意味。

The Strange Thing About the Johnsons(原題)(2011年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

「愛してるよ父さん」

SNSで拝見して興味本位で見たのが間違いだった。この頃からアリアスター監督は地獄を作り上げてたんですね。
お父さんの顔がどんどん疲れていってるのが本当に辛い。お風呂侵入シーンか
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生きものの記録(1955年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

「ああ、地球が燃えとる」

水爆の星から逃げてきた男の話。

三船敏郎の演技は勿論、彼の男らしくも優しげな顔立ちが、その悲痛さを大層際立たせている。
死ぬ事の恐怖を理解されずに否定され続けるのはとても
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悪女/AKUJO(2017年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます


韓国映画お得意の恋愛と暴力を詰め込んだ一作って感じです。
予告編にもあったバイクチェイスなどPOV視点のアクションは中々のもの。
ストーリーは回想が入り乱れまくっているので疑問が残る部分もしばしば…
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キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

「君らは僕がイカれてると思うだろう
だが ドン底で終わるより一夜の王になりたい」

愛されたい、夢を叶えたい、1度でいいからスターになりたい、どんな手を使ってでも…
ストーカー女の情緒不安定さがかなり
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ソナチネ(1993年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

「あんまり死ぬの怖がるとな、死にたくなっちゃうんだよ」

静寂と暴力。ただ後腐れなく死んでいく。
初北野映画です。

高橋は個室でいつも痛い目合うね。トイレの次はエレベーターでしたね。

あと良二とケ
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稲妻(1952年製作の映画)

3.7

「死んだ人の方が幸福ね」
「死んでみなきゃわからないわ」

猫やピアノ、稲妻に瓶の蓋。小道具の使い方が一つ一つの意味を持っている。素晴らしい演出。

花と木(1932年製作の映画)

3.8

シリーシンフォニーはこれとクッキーカーニバルがお気に入りです。
ストーリーが単純とはいえ、その分アニメーションの凄さが伝わってくる。蔓をハープにしたり、ツバメが雲に穴を開けて雨を降らせる発想力はディズ
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骸骨の踊り(1929年製作の映画)

3.6

ディズニーの歴史的映像。
不気味でコミカル、子供の頃に見なくて良かったと少し思う。

クッキーのカーニバル(1935年製作の映画)

3.9

全てが甘くて可愛い
主人公のクッキーがとんでもなくいい男ですね…

生れてはみたけれど(1932年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

「将来は何になりたい」
「中将になりたい」
「大将じゃないのか」
「大将は兄ちゃんがなるから」

子供の視点から語られる大人が生きる社会
。日常的な風景の中に当時の世の不条理さを感じてしまう。
兄弟は
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ONE PIECE STAMPEDE(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます


お祭りということで、皆わちゃわちゃしてましたね。中でもハンコックがいっとう可愛かったです。ウソップとスモーカーさん頑張ったねェ…
101分であのキャラの量と熱量で押し切るのは凄い反面、それでも消化不
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キル・ビル Vol.2(2004年製作の映画)

3.5

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「お前はいつも寂しい女だった」

vol2は会話劇がメイン。前作の無敵っぷりに比べたら、こちらはひたすらブライドがボコられるのを観せられる。
結婚式の予行演習でビルが彼女にかけた言葉、実はビルの方が寂
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キル・ビル Vol.1(2003年製作の映画)

3.7

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「口が悪いぞ ここは教会だ」

片言日本語!極道!黒マスク黒スーツ集団!東映SE!オキナワTシャツ!サニー千葉!!女子高生千秋様!!怨み節!!!!

「まだ命がある者それは持って帰るがいい!」
「…
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インクレディブル・ファミリー(2018年製作の映画)

3.5


ボブは文字通り"何が飛び出すかわからない"ジャックジャックや他の子供たちにてんてこ舞いでもすぐ母親に投げないし、よく出来たパパだ。
スーパーヒーローでも子守りはきついってことを教えてくれるいい映画。
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セブン(1995年製作の映画)

4.1

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「この世は素晴らしい 戦う価値がある
後半の方だけは賛成だ」

サマセットの常に世の中に対する諦観と、ジョン・ドゥの宗教観にはどうか似通ってる部分がある。
「町中に罪が転がっている」という言葉。
サマ
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ゴジラ(1954年製作の映画)

4.0

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「もうすぐ、もうすぐお父ちゃまのところへ行けるのよ」

人間が生み出した水爆の落し子、ゴジラの伝説的な第1作。
戦後まもなく作られたからなのか、ゴジラという天災の餌食になる人々の図が、あまりにも不条
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