しろくま兄サキスさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

リミットレス(2011年製作の映画)

2.5

【ブラッドリー・クーパー、こんな役ばっか】
 テレ東地上波午後のロードショー。二日酔いで記憶ないとか、うつ病で情緒不安定とか、アル中で破滅するミュージシャンとかw。でも、ドラッグ使用前使用後の演じ分け
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ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

4.0

【志高い映画】
 アニメ業界あるある満載のお仕事論ドラマ。池井戸潤原作かと思った(嘘)。ときどきふふんと鼻で笑っちゃう演出はあるものの、芯には「想いを届ける」「誰かの心に爪痕残す」という大テーマがどっ
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機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島(2022年製作の映画)

3.5

【昭和戦士ガンダム】
 メカやMSは令和のCG技術でぐりぐり動くのに、演出の昭和感が凄い。あのコミカルシーンのアニメーションは安彦御大ならではですなぁ。
 「軍人」となってなお上官の理不尽な命令にムッ
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キューティ・ブロンド(2001年製作の映画)

4.0

【誰もがハッピー、みんなニコニコウェルメイドなサクセスストーリーの決定版】
…と言っても過言ではありますまいw。
 今から約20年前に作られたこの映画、もうそろそろハリウッド映画界にポリコレの嵐が吹き
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

4.0

【電脳空間、クジラ、田舎、家族。お馴染みの細田バースに酔いしれる】
 時勢の乗り遅れに定評ある儂が中村佳穂さんミリ知らで観賞しましたよ。細田守支持派ということを抜きにしても全体の満足度は高かったですよ
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Away(2019年製作の映画)

3.0

【後ろから追いかけてくるもの…】
アレは睡魔のメタファーですwwww。

キック・アス ジャスティス・フォーエバー(2013年製作の映画)

2.0

【コケたのも宜なるかな】
 ハリウッドゴジラの一応の主人公は、屈強な爆弾処理のエキスパート米兵という設定でしたが、この俳優アーロン・テイラー=ジョンソンは、キックアスの主人公でもありました。そーいえば
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攻殻機動隊 新劇場版(2015年製作の映画)

3.0

【如何に9課が桜の24時間監視任務に就くことになったか】
 アライズシリーズと押井版とを繋ぐエピソード。少佐の出自と、かつて所属していた501部隊との因縁の決着を描く。原作の士郎政宗がどこまでストーリ
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ジョゼと虎と魚たち(2020年製作の映画)

3.5

【"合理的配慮"とは何かを考える入り口に】
 切ないラブストーリーを美しい美術、可愛いキャラクター、よく動く作画で描く。17年の時を経て今またアニメにする意義とは何かを考えながら観てました。
 実写版
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バズ・ライトイヤー(2022年製作の映画)

3.0

【遠くの地球より近くの仲間】
 つまらなくはないけど、印象にも残らないって感じ。吹き替え版の鈴木亮平も悪くはないけど、本国版CVがクリス・エヴァンスならここは中村"キャップ"悠二でやってもらいたかった
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オール・ユー・ニード・イズ・キル(2014年製作の映画)

3.0

【原作が日本人作家なのは誇らしいけど…】
 ですからね、タイムリープものはワイ向けでないの。

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

-

【なにもかも、ご用意されている映画】
 前作観て感激したおっさんはシノゴの言わず今すぐ劇場にGOだ!ニンジャ900もちゃんとニンジャの音だぞ。3ヶ月後にはストーリー忘れてそうだ!
 トム・クルーズ御大
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プルメリアの伝説 天国のキッス(1983年製作の映画)

-

【青春の1ページ…つか1行】
 大学生の時、初めての映画デートがコレでした。とにかくモテなかったので、渋々OKしてくれた女の子のご機嫌とりたくて超必死でチョイスしたのがジェダイの復讐(帰還)でもフラッ
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

4.5

【哀しさと怖さと心細さと】
 あー、ワシらのエドガー・ライト監督がどんどん巨匠になっちゃって、なんだか悲しくて誇らしいよ。
 前からそう。監督の映画は縦糸横糸複雑に絡み合って、コメディだとかサスペンス
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

4.5

【大将、おあいそ。割り勘でいい?】
 この映画がゴリっゴリのSF映画だと示しているのはこのセリフのセンスオブワンダーさにあるわけですよ。長澤まさみ問題などさまざまご意見ありましょうが断固支持します。オ
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新解釈・三國志(2020年製作の映画)

2.5

【三国志ミリ知ら勢には良いテキストかも】
 福田組オールスターによる三国志にまつわるコント連作。三国志のことをこれっぽっちも知らない儂のような層にはフレンドリー。ひとつ残念なのはあんまり笑えなかったこ
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レッド・ノーティス(2021年製作の映画)

2.0

【翌日には内容思い出せない映画】
 なにかと使い勝手の良い筋肉俳優ドゥエイン・ジョンソン、口八丁手八丁ライアン・レイノルズ、アクションもOKなお色気担当ガル・ガドット、大人気の俳優キャスティングして、
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.5

【昔よくあったオールスターキャストのパニック映画の系譜】
 ディープインパクト、アルマゲドンその他諸々の地球になんかがぶつかる系映画のなかではこの(ブラック)コメディ映画が一番リアリティあるんじゃない
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

3.5

【ハリウッド若手女優の登竜門】
 春のフローレンス・ピューまつりの一環で鑑賞、5度目の映画化だそうです。その時代時代の勢いある女優が四姉妹を務めています。もはやこれは同じ古典落語の演目を違う噺家が演じ
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融合体(2017年製作の映画)

4.0

【怖ぇーよ!】
 夢に出てきそう。ダコたん、こんなに大きくなって…強く生きるんだよ(泣)。

私ときどきレッサーパンダ(2022年製作の映画)

2.0

【ヒロインの前世はガリガリくん】
 うーむ…困ったな。2002年の中国系カナダ人家族のお話。映像は安定のピクサークォリティ。
 所々、「おっ!これは⁈」と思うところもあったけども、文化の多様性というに
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.5

【究極の設定厨映画】
 おお!これはすごい。一部の隙もない絵造り。ナチュラルボーンプリンス顔ティモシー・シャラメ、美しい…。是非「映像研に手を出すな」の浅草氏に感想を聞いてみたいw。フランク・ハーバー
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ガーンジー島の読書会の秘密(2018年製作の映画)

3.5

【全読書家感涙のラブストーリー】
 ちょっと古風な顔立ちの美人ヒロイン、リリー・ジェイムズ、どっかで見たことあるなー?どこだっけかなー?と思ってたら、ベイビー・ドライバーでミステリアスだけど一途でお馴
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パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

3.5

【たいていのスプラッタやゴア描写平気だけど、アレだけはダメだ】
 牛を××するシーンね。同じ男として「はぅあ⁈」って声出た。静かに静かーに進む物語。でもシーン一つ一つにさまざまに象徴的に意味が隠されて
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モンスターズ・ユニバーシティ(2013年製作の映画)

2.5

【誰向けの映画?】
 昔の映画はメッセージをエンタメに載せて表現してたんだよと、某映画評論家氏は言う。古典映画ローマの休日とメリーポピンズを引き合いに出し、かつての映画は娯楽性とメッセージ性両方兼ね備
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映像研には手を出すな!(2020年製作の映画)

4.0

【この映画の収穫はグレイス・エマと桜田ひより】
 ハイ!アイアム原作ガチ勢ですよ。原作自体、元々万人向けには作られておらず、刺さる人には深く深くブッ刺さる類のお話でしてね。それがひょんなことからアイド
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ファイティング・ファミリー(2019年製作の映画)

3.0

【王道ド直球サクセスストーリー(英国風味)】
 春のフローレンス・ピューまつり実施中。あなたも私も大好きな、成り上がりサクセスストーリーなんだけど、家族の境遇とか街並みとか、どことなく湿度の高さが感じ
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アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

4.0

【ヒトガッキ達の饗宴】
 この映画がライブパフォーマンスの記録だとも、デヴィッド・バーンが何者かとも知らず、始まった早々裸足の西川のりお師匠みたいなおっちゃんが脳みそ持って「ここは〇〇を司る部分で〜…
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Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

3.5

【全世界の鬱屈した中年男の妄想炸裂映画】
 さすがのドクも、2021年に「ヒャッハー!」とか言いながらショットガンぶっ放してるジジィになってるとは思うまいwww。
 導入から前半は、シリアスで重いトー
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

3.5

【NO MEN TO DIE 能面死すべし!】
 ジェイムズ"ダニエル・クレイグ"ボンドペンタロジー、堂々の完結。
 いやぁ、ひとりのMI6エージェントのエントリーからリタイヤまで描き切っちゃいました
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007 スペクター(2015年製作の映画)

3.5

【格調高き観光地映画(アクションもあるよ)】
 あー、これいかにもそれっぽいミステリ仕立てで、画面もそれなりに綺麗だからなんだか凄そうだけど、やってることはショーン・コネリー、ロジャー・ムーア時代の0
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子供はわかってあげない(2020年製作の映画)

4.0

【この映画はいいものです】
 ちょっと複雑で重い事情も、あるがまま向き合って笑ってしまおうという原作のスピリットは相当色濃く残っている。監督はわかってあげてる。
 恋愛について理解も関心もないけど、家
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映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

3.5

【反戦思想のない風立ちぬ。かと思ったらサマーウォーズ?】
 クリエイターの性(サガ)というか業(ゴウ)を端的にエンタメに落とし込んだ、映画好きにはたまらんアニメ。ポンポさんという全能の神からの数々の御
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

2.5

【カッコ悪い映画(ポンポさん理論)】
 妙な性癖を持った男女がお互いのトラウマを深く掘り下げる、それが村上春樹(乱暴)。そういうのがお好きならどうぞ。

JUNK HEAD(2017年製作の映画)

4.9

【グロカワの爆誕】
 このご時世、劇場に足を運べず、観たい観たいと思いつつ半ば諦めていた極北のストップモーションアニメが、よもやよもやサブスク見放題で登場とは!ミルミルミルミルミタミタミタミタ!カピカ
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.0

【不気味の谷にある井戸の底のような映画】
 家族の崩壊をホラー仕立てで描いたんだね。それ自体は割と普遍的なテーマとは思うけど、それにしてもこんな崩壊の仕方は嫌過ぎるよwww。
 どんだけ嫌かその目で確
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