takaさんの映画レビュー・感想・評価

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インフィニティ・プール(2023年製作の映画)

4.5

めっちゃ好きなやつ!
Tim Heckerのダークなスコアが世界観構築にかなり貢献していてファンとしては嬉しい限り

Xシリーズに続き今作でもミアゴスの存在感が半端ない(得意の顔芸は少し物足りないが)
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アイアンクロー(2023年製作の映画)

3.9

熱心なプロレスファンではないし、様々なモデルとなっているフリッツフォンエリック(キン肉マンでいうとブロッケンJr.やゴッドフォンエリック)の名を知ってる程度
ほとんど何も知らないに等しかったが大変興味
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リトル・リチャード:アイ・アム・エヴリシング(2023年製作の映画)

4.0

先駆者達にはマジリスペクト!
彼のこと殆ど知りませんでした
あまりにジェットコースターな振り幅の人生におったまげ

ロックの産みの親の一人ということぐらいの認識でいたが、改めて聴くトゥッティ・フルッテ
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ボンゴマン ジミー・クリフ デジタル・リマスター(1981年製作の映画)

4.3

ジミークリフの洗練された音源から想像してたよりずっと演奏も内容もコテコテで濃厚だった
ジミーは政治的争いを抑えるべく団結と解放を呼びかけ熱の入った歌声を披露
会場はジミーの地元サマートンでのフリーライ
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.2

原作未読、タイトルに惹かれて鑑賞
ポイント利用で窓口購入だったので恥ずかしくて「デデデデってやつを・・」と言ったのは内緒w

めちゃ面白かったし引き込まれた!
ありえない侵略者襲来に対して背景や事象は
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HIGH TECH SOUL(2004年製作の映画)

4.0

ホアンがオリジネーター、デリックがイノベーター、私はエレベーター by ケヴィン
ベタすぎて笑ってしまったw

ホアンアトキンス(超シャイ)
ケヴィンサンダーソン(商売上手)
デリックメイ(めちゃ陽気
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COUNT ME IN 魂のリズム(2021年製作の映画)

5.0

子供がドラムセットをプレゼントされた時の喜びようにホッコリ😊
偉大なドラマー達が更に憧れの存在を語る表情もまた子供に戻った様な笑顔で光り輝いていた


叩けば鳴る原始的な楽器で一番取っ付き易いものの、
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Hype! ハイプ!(1996年製作の映画)

4.0

制作年が1996年ということでブームも落ち着き、Hype(誇大広告)という否定的単語から連想される内容だけでなく、自分的にはその音楽が如何に素晴らしかったかを振り返る映画でもあった


シアトルの曇り
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.8

パート2へダイブしてきた
音響とか絵面とか色々あるが風格そのものが重厚で荘厳!
すでに確立されたヴィルヌーヴ節が今作でも炸裂

パート1が説明としたらこちらはずっと佳境
リンチ版は見てるが話が全く入っ
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.0

思ってたのと違ったけどそこがイイ!

2時間半、引っ張りに引っ張ってずっと先が見えない笑
誰に肩入れするかの作業も忙しくそれぞれの言い分に納得出来たり出来なかったり

やっぱり法廷劇は面白い



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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.0

人は見た目だけで判断できないし第一印象は覆るんだな
皆何かしら抱えて生きているが傍からは分かりようはなく、分かったとしても踏み込んで良い場合とそうでない場合もあって難しい
で、大切なのは理解することと
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

4.0

歪な親子関係をあれこれ品を変え見せつけられる3時間
ジャンル分けも不可能でコメディ色がやや強め

主人公ボーはどこかおかしいが周りも輪をかけておかしくゲシュタルト崩壊状態
そのシュールかつドラッギーな
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ボブ・マーリー ラスト・ライブ・イン・ジャマイカ レゲエ・サンスプラッシュ デジタルリマスター(1980年製作の映画)

4.0

好きな人しか見ないはずなのに微妙な点数で?だったけど分からなくもない笑

ボブマーリーの冠が付いてるのに出番は後半のみ(実際には19曲90分演奏してる)
ぶつ切りの演奏は途中で映像が切り替わる
基本シ
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カラーパープル(2023年製作の映画)

4.0

スピルバーグ版も舞台も原作も未見
全然悪くなかったしこのミュージカル版が最初で良かったと思う

歌でも感情と内容が説明されるのでサクサク進みメッセージもストレートに入ってくる
人種問題より女性の自由と
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ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

5.0

初鑑賞、最高でした!
剥き出しの殺風景なセットから徐々に楽器と演者が増えるにつれ尻上がりに良くなって行った
バンドもコーラスダンサーも観客もめっちゃ楽しそうで特に黒人ギタリストがファンキー過ぎてこっち
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.5

悔しいけどいっぱい泣いた笑

今更だけど映画賞や海外での評判を聞いてどうせなら目一杯楽しもうと4DXscreenで鑑賞
結果、相性ピッタリで大正解!
重量感あるゴジラに蹂躙される各種演出、洋上と空戦の
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ニンフォマニアック Vol.2 ディレクターズカット完全版(2013年製作の映画)

4.2

こちらも一段とこじつけが酷いw
が、宗教やジェンダー論も絡んでくるので説得力が増すし細かい蘊蓄やエピソードが面白いので全く飽きない
色情狂具合もよりハードで痛い方向へエスカレートし手で目を覆うことしば
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ニンフォマニアック Vol.1 ディレクターズカット完全版(2013年製作の映画)

4.0

前後編合わせて5時間半のエクステンデッド版
オープニングからやけにじっくりと描きラムシュタインのMVかと見紛う

路上に倒れていたジョー
偶然介抱した中年男セリグマンにジョーは自身がニンフォマニア(色
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.5

沢山の魅力が詰まった映画らしい映画!
程よいエロとグロ、ストレンジな美術と音楽、哲学的なのにベタな笑いがあったりと下劣の中にも高貴さが漂う
地域や時代に囚われないファンタジックな世界も普遍であるが新し
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ビヨンド・ユートピア 脱北(2023年製作の映画)

4.2

知ってるようで殆ど知らない北朝鮮
まず驚いたのは、徹底した情報統制と洗脳教育の行き着いた先の監視社会という実情
他国はもっと悲惨だという偽情報を与えて不満を抑えたり、恐怖を根底としたマスゲームへ強制的
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僕が宇宙に行った理由(2023年製作の映画)

5.0

素晴らしい反戦映画

宇宙を感じる音楽が大好きだし宇宙が舞台の映画も好き
宇宙への憧れは人並みにあるがお金は無いし三半規管は最弱
そんな自分の好奇心を満たしてくれたし、過酷な訓練の様子から確かに存在し
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モーターヘッド/ザ・ワールド・イズ・アワーズ VOL.2(2012年製作の映画)

5.0

毎年恒例のレミー追悼上映、最終日(命日)に滑り込み
2011ドイツワッケンフェス、ダーティでトラッシーなロックンロールを大音量で堪能

アンコールを含むフルセットで、ギターソロ、ドラムソロもあり、特に
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TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

4.0

最初から最後までかぶりついて夢中になってしまうほど面白かったしめちゃ怖かった!
複雑な家族構成が上手く活かされ、高校生ものにありがちなチャラさを感じさせない高クオリティな作品

劇場向け案件でもあり、
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.5

しみじみ感がハンパない

渋谷区のトイレPR映画とか企業案件と言われようが良いものは良く、台詞も最小限で明確なストーリーも無いのにここまで没入させてくれるのは凄いのひと言

主人公、平山のレトロ趣味に
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SUNRISE TO SUNSET(2023年製作の映画)

-

PTPというバンド、そしてボーカリストが若くして亡くなっていたことも知りませんでした
Nu Metalだけにとどまらない音楽性と英語力を伴った歌声とキャッチーなメロディはストレートにカッコイイと思える
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枯れ葉(2023年製作の映画)

4.5

初カウリスマキ
引退してたのも知らなかったけどめちゃめちゃ良かった! 

若くない男女のすれ違いをレトロ調に描いたゆる〜い作品でブレッソン、小津、チャップリンに捧げたとのこと
独特な"間"とユーモアが
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VORTEX ヴォルテックス(2021年製作の映画)

4.0

スタッフロールは先に見せるスタイル
2分割画面で夫と妻をそれぞれ捕らえ、時には交差させる見せ方が上手かった

ギャスパー・ノエが老夫婦を題材に泣かせようと作った、ハネケの「愛、アムール」的位置付けの作
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Zorn Ⅲ (2018-2022)(2022年製作の映画)

5.0

今作は主に、ソプラノ歌手バーバラとピアニスト、ステファンのステージ本番までの軌跡で、このシリーズで一番ミュージシャン目線かつドラマティック

やはり自信は大事で凄まじい声量による空気振動が半端ない
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Zorn Ⅱ (2016-2018)(2018年製作の映画)

5.0

こちらもプライベートなことは触れず音楽のみ

ジョン自身の言葉が並び一つ一つが重い
対極なことを実践してきたアウトサイダーであるジョンでも認められたり愛されたいと願う
意外に感じるが、ごく素直なこの言
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四月(1962年製作の映画)

4.2

この日は、落葉〜歌うつぐみ〜四月の順で鑑賞
全て音楽が作品に溶け込んでいたが今作は断トツでイオセリアーニ監督の音楽家の側面が強く現れていたと思う

効果音があらゆる楽器で表現されていて、新妻の足音が柔
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歌うつぐみがおりました(1970年製作の映画)

3.9

これもガーマルチョバ連呼w
更にトランクケースとコンボで吹き出しそうに笑

こちらは時間に追われる男ギアの話
オーケストラでは最初と最後にしか出番がないティンパニ奏者が途中で抜け出し大忙し
元々顔が広
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落葉(1966年製作の映画)

3.8

冒頭ワイン発祥地らしい昔ながらの製法がドキュメンタリータッチで映され、一転1人の青年がワイン工場で働き始め周りに翻弄されていく話に突入

品質を取るかノルマを優先するか
長い目で見ればやはり品質を疎か
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理想郷(2022年製作の映画)

4.0

ただの田舎vs 都会という簡単な図式じゃなかった

陰湿で胸糞
音楽は徹底してダークで、不穏なシーンでは低くドンドンと鳴り出し次に何が起きるか分からない恐怖でいっぱいになる

広大なところに住んでいる
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

4.0

ブーストサウンドが効いたOPがカッコイイ!
配信が間近なのにほぼ満席状態で嬉しくなる

The Smiths好きのスナイパーによる様々な国を跨ぐ復讐劇
自身の美学を語ったり自分に言い聞かせたりするモノ
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悪い子バビー/アブノーマル(1994年製作の映画)

4.5

アブノーマル(もう一つの邦題)でAnarchyな作品!
BBBB(バッドボーイバビーブルース)は超ゴキゲンだったけどCatとGは・・・
更に宗教ABCD...と続くアルファベット映画でもありました笑
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.5

いぶし銀が光る重厚な演技、退屈させない見事な構成、世界観に沿う迫力ある太鼓の音色を活かした音楽、何もかも素晴らしかった!

唯一の欠点は長さだが密度は濃く、実録犯罪ものなので説得力があり画と音と演技の
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