eco10さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

4.0

ハリウッドのアクションはやっぱりすげーーどうやって撮ってるの??パリの街で爆速とか、スケールが違いすぎるね!と、ハラハラドキドキしっぱなし。観た後、すごく疲弊しました。でもそれくらい、アトラクション的>>続きを読む

セラヴィ!(2017年製作の映画)

3.5

序盤は文字通りドタバタでセリフが多くて騒がしいなぁという印象だったけど、人間関係や笑いどころが掴めてくると、途端に面白く思えてきます。パーティーの終盤に向かって畳み掛ける流れは最高で、声を出して笑って>>続きを読む

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

3.8

お姉ちゃんの目線があったのが良かった。
病気やハンディキャップを持った子供たちが主人公の物語は多々あるけれど、その兄弟たちの忍耐はあまり語られることはないからだ。変に物分かりが良かったり、協力的だった
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消された女(2016年製作の映画)

2.0

途中までは現実味のある怖さがあったけど、ラストにかけて急に作り話っぽくなってしまい、フィクションとして見せたいのか、実話ベースの問題提起を主題としてるのか、どっちつかずで残念だった。

ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

4.8

元夫から突然送られてきた小説が現実にリンクしてくるゾクゾク感が、静かな興奮を呼び起こす。これは、現在と過去を辿る物語でもある。

一見すると唐突なラストに、頭の中が整理できずにしばし呆然としてしまった
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万引き家族(2018年製作の映画)

5.0

たとえ本当の家族ではなくても、自分は少し羨ましいとすら思ってしまった。
そんな温もりさえ、知らない人間だっている。
彼らは、誰のせいにもしない。
他人や、社会や、ましてや、生まれ持った血のせいになどし
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ファイ 悪魔に育てられた少年(2013年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

最後、ファイはスナイパーという「手に職」があるから、どうやっても生きてゆけるんだろうなぁとたくましく思った。
それはお父さんたちから教わってきたこと。
やっぱり5人は父親だったのだ。
親は子に生きる術
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友罪(2017年製作の映画)

3.2

自分の友人が過去に人を殺していたらー

自分がもし加害者の親だったら。親族だったら。被害者が自分の子供だったら。好き な人が加害者だったら。
そしてまた、自分自身が罪を犯してしまった当人だとしたらーー
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ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

3.6

町山さんや会田誠さんの感想を読んだり、スウェーデンについてとかロマの現状だとかを調べてみても、映画については未だ咀嚼しきれていない。要するに考えるポイントが盛りだくさんすぎた。
でも考えるキッカケを与
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モーリス(1987年製作の映画)

5.0

知性と気品。プラトニックと欲情。
こんなにも気高く美しい、唯一無二の映画。

孤狼の血(2018年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

なんでもありな昭和の時代、汗ばんだ、男くさい、野蛮な空気感がとても格好よい。
個性派ぞろいの俳優さんたちが画面いっぱいに登場すると、迫力もあって煌びやか。
言わずもがな「アウトレイジ」を想起させます。
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ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

4.2

飛行機の中で英語字幕で観たので、台詞は完璧には(というかあんまり)分かりませんでしたが、話の筋としては案外分かりやすい映画だと思いました。

ちょっとした事件だったりコメディチックなシーンもあったり、
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タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

4.0

キリングフィールドを思い出しました。
真実を伝えるジャーナリズムの影には、命をかけて戦火をくぐり抜けたり、史実には残らなくても大きな役割を果たしている名もなき人がいる。
当たり前のように伝えられるニュ
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

3.0

歌もキャストも良かったけど、グッと突き抜ける何かがないというか、なんだか薄味だなぁーと思ってしまいました。
ゼンデイヤのスタイルが良すぎるのと、ザック・エフロンとのエピソードは好きでした。

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

5.0

まず、すべてが美しく、丁寧に描かれていることに心が動かされた。ご都合主義など微塵もない。細やかな機微や表情やシーンが、実直に積み重ねられてゆく。何気ないひとコマが、大きな意味を持つ。それはひと夏の恋が>>続きを読む

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.0

あれ.. 怖いというよりコメディに見えちゃった。
超シニカルな、逆説的な、笑い。

先入観とは違った面白さがありました。

レッド・スパロー(2017年製作の映画)

2.0

トラウマになりそうなレベルで目を背けてしまうシーンがあっただけで、かなりげんなりしてしまいました。

単純な人間であるわたしとしては、エンタメというわけでもなく、問題提起する系でもないこの映画を、どの
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BPM ビート・パー・ミニット(2017年製作の映画)

3.0

想像よりも生々しく、血が通った映画だった。
ビートにも色んな速さがある。
ただ、踊るように生きていたいだけなのに。

ハッピーエンド(2017年製作の映画)

3.5

それなりの役者でなければ、同じ世界にいくつも違う顔は持てない。
でも、SNSや電話だけの世界でなら、解き放たれる何かがある。そこに責任は生じない。うわべだけの世界ではそれなりにふるまっておけばいい。鬱
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エル ELLE(2016年製作の映画)

3.0

イザベル・ユペールの年齢を感じさせないエロス!!それに尽きる映画です。
危うさと表裏一体のたくましさがどんどん色濃くなってゆく様が鮮やかでした。
女はいくつになっても女だし、目覚めは突然訪れる。それを
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

5.0

終始涙が頬をつたった。愛とは相手の心に寄り添うこと。美しすぎる寓話。

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.2

怒りの矛先が向けられた誰かが、必ずしも悪とは限らないーーーとにかく、遣る瀬無い気持ちの矛先を向かわせる誰かー、何か、攻撃的になれる対象ーーー直接的に悪いものは目に見えない。
身近にいる誰も、本当は悪く
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.0

冒頭のカーアクションが最高にカッコ良くていい予感しかなかったけれど、途中どこかしっくりこなくて、冒頭がMAXで下降して行く感じがしてしまった。主人公の男の子があまりに不憫だったからかな..

キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

単純に面白かったです。

1作目が好きすぎて、コリン・ファースが好きすぎて何度も観ました。

➖)冒頭のアクションが突拍子もなさすぎて、あまりのめりこめなかった。

➖)冒頭からスピード感がありすぎて
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スノーデン(2016年製作の映画)

4.0

僕自身が是か非かを問うのではなく、国民ひとりひとりが考えなければいけないことーー僕は問題提起をしているに過ぎない。

スノーデンはジャーナリストを通してしか事実を公表しない。それは、スキャンダルを暴露
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イヴ・サンローラン(2014年製作の映画)

3.3

ピエール・ニネとギョーム・ガリエンヌがとても良かった。愛のはじまり、そして苦悩して、歳を取っていく姿が自然だった。
サンローランの歴史に疎くても、恋が義務に変わってゆく愛の変遷っていう見方で見ると、少
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パリ、ただよう花(2011年製作の映画)

3.0

冒頭から嫌な予感。こんな男女の出会い方、始まり方、ロクなことにならないよと思ったらその通りだった。ロウ・イエ、とても好きな監督さんなのですが、出てくる男女の弱さがすごく人間くさくて、痛々しくて、惹かれ>>続きを読む

不機嫌なママにメルシィ!(2013年製作の映画)

4.0

はじめ、一人二役って無理があるんじゃ?しかもおじさんが高校生役するのも無理があるんじゃ?とイロモノ的なものを見る目で見てしまった。でも、コテコテのコメディでというわけではなく、品のいいユーモアが散りば>>続きを読む

探偵はBARにいる3(2017年製作の映画)

4.2

単純に楽しめました。
1と2のハードボイルド感やコミカル感は少ないけど、そのぶんドラマが強調されていて、哀愁と切なさにホロっとしたり。
アクションシーンにスピード感や迫力が足りないのが気になりました。
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華麗なるリベンジ(2015年製作の映画)

3.0

ファン・ジョンミンのいつものチンピラ感とコミカルさがなくて、かといって大真面目というわけでもなくわざと大人しくしてる感じで少し物足りませんでした。
代わりにカン・ドンウォンが色んな動きや表情を見せてく
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海にかかる霧(2014年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

勝手な先入観で、遭難した船からの脱出劇だと思って観てしまった。実際は船の上で殺戮が起こる話だった。船長が冷酷な殺人鬼と化してゆく。粗野な役ばかりのキム・ユンソクだけど、いつもどこか泥臭く人間らしさが似>>続きを読む

トンネル 闇に鎖(とざ)された男(2016年製作の映画)

2.8

冒頭のシーンの重要さ。
ハ・ジョンウはほとんど崩壊後のトンネルに閉じ込められたシーンだったけどどこかとぼけてて肩の力が抜けてて良かった。
逆にペドゥナは終始緊迫してたり泣いてるシーンが多くて2人とも大
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殺人の追憶(2003年製作の映画)

3.8

「Master」を観て改めて気になり出したカン・ドンウォンが好きな韓国映画に「殺人の追憶」と「グエムル」を挙げていたので久々に見直してみました。(つまりはポン・ジュノ監督が好きってことなのでしょう。た>>続きを読む

密偵(2016年製作の映画)

3.5

想像したよりシリアスで考えながら見る映画でした。歴史にうとくてもなんとか理解はできますが、わたしには少し小難しかった。要は、日本と韓国の二重スパイになってしまった男が辿る行く末を描いているのですが、時>>続きを読む

監視者たち(2013年製作の映画)

3.5

尾行、記憶、洞察力、そして何よりチームプレイ。班長を軸に各々が役割を果たす。その結束力の強さにしびれました。
そして瞬時の判断能力。
ものすごい頭脳班が本当にあるんだな〜ってのと韓国の監視社会にほぉ〜
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MASTER マスター(2016年製作の映画)

4.6

とにかくカッコよかった。カン・ドンウォン!静かな佇まいに秘めたる正義がよく似合っていて、しかしながらプライベートはほとんど見えなくて、ある意味一番謎な男でした。
韓国映画で必ずと言っていいほど出てくる
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