エディ中野さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

エディ中野

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見えない目撃者(2019年製作の映画)

4.6

現在の日本が抱える闇をみせながらも、しっかりドキドキさせる快作。

緊張感満点でわりとエグい描写もあり、強烈な犯罪映画の側面もありますが、再生ストーリーとしてもとても優秀な作品に仕上がっています。
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アド・アストラ(2019年製作の映画)

3.0

宇宙軍や軌道エレベータを得ても、やっぱりアメリカはヤバいことがよくわかる作品。

ある程度のSF慣れが必要な気がします。
父ちゃんが何したいかもよく理解できなかったし、あんな短期間で海王星に行けるんな
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HELLO WORLD(2019年製作の映画)

4.0

絵の向こうに確かに浜辺美波がいた。
彼女の「ん?」が最高です。

アニメーションの新しい何かを観た気がします。
わりとハードなSFという一面も面白いです。
ラスト、たしかにひっくり返ります。

音楽の
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いなくなれ、群青(2019年製作の映画)

4.0

なんだか村上春樹っぽいセリフとテンションのイケメンって実写で見るとなんとも言えない気持ちになりますね。

対比される飯豊まりえが凄い良かったです。
ぼんやりした画面に光る眩しい生命力の塊。
華奢なの
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記憶にございません!(2019年製作の映画)

3.5

メディアと政治に皮肉を込めたのに、あんまり笑えないコメディ作品。
そんな作品がフジテレビ開局60周年記念てところが一番笑えません。

小池栄子はいつのまにか素晴らしい女優になってました。
吉田羊にあん
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人間失格 太宰治と3人の女たち(2019年製作の映画)

3.5

ポスターはあくまでイメージかと思ったら、まさかのワンシーンの切り取りでした。

宮沢りえの乾きと二階堂ふみの湿度の高さの対比が最高でした。
成田凌がクズじゃない役だなんて…
でもなかなかいいな。
壇蜜
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かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~(2019年製作の映画)

3.0

「鈴木先生」「ニセコイ」の監督ならもう少しなんとかならなかったのか…

ショートカットが似合う池間夏海がかわいかったです。
堀田真由もかわいい。
テンションが一定の冷静さが彼女に合ってました。
浅川梨
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火口のふたり(2019年製作の映画)

4.7

あんなに裸みせて大きな声で喘いでるのに、全然いやらしくみえない傑作。

ワンカットでセックスになだれ込む演出が面白かったです。
それによる生々しさもそうですが、裸よりも行為をフォーカスして関係性を魅せ
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やっぱり契約破棄していいですか!?(2018年製作の映画)

3.9

「契約」というものの恐ろしさを深く理解する作品。

洋の東西や売れた売れてないを問わず、何故に作家は自殺をしたがるのか。
ジョン・ウィックによるとニューヨークに住んでる人はだいたい殺し屋だから、イギリ
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メランコリック(2018年製作の映画)

4.3

無理矢理なようで実際にありそうな、でもやっぱりなさそうな、そんなギリギリのところをついたとても魅力的な作品。

妙なリアリティ、妙な説得力、見せ方が上手いです。
お話は些か強引な気はしますが、雰囲気と
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SHADOW/影武者(2018年製作の映画)

3.7

まるで水墨画のような画面作りなのに、ものすごく色彩豊かに感じる美しい作品。

わりと強引な物語なのに、画面と動きの美しさで大きな印象を残していくあたりチャン・イーモウ監督いつも通りで素晴らしいです。
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ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -(2019年製作の映画)

4.8

細かい動きと繊細な美しさが感動をもたらす優しい作品。

雨や朝露の匂いまで感じさせる美しい絵と音楽による描写。
髪の毛一本の揺れ、脚元の動き、静謐な横顔が演出するキャラクターの心情が本当に素晴らしいで
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ジュリア・バターズが最高に良かったです。
要注目子役がまた増えました。

タランティーノってブルース・リーのこと好きじゃなかったの?
あのシーンがあることでスタントマンの屈強さと終盤の強さの説明になる
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マトリックス(1999年製作の映画)

-

期間限定MX4Dで鑑賞。
初のMX4Dでした。
軽いアトラクションみたいなもんですね。
ちょっと動くマッサージチェアーというか。
まぁ、なによりも久しぶりにスクリーンで観れたのが嬉しいです。
この作品
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スタートアップ・ガールズ(2019年製作の映画)

3.5

人生初の舞台挨拶に行ってきました。

TOHOシネマズでいつでも観れる女優、山崎紘菜。
映画で観るのは初めてでした。
キレイだしクールなのに熱のこもった演技が良かったです。
実際の彼女はスクリーンで見
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ロケットマン(2019年製作の映画)

3.5

ヘザー役の人とキキ・ディー役の人が可愛いかったです。

「キングスマン ゴールデンサークル」でおもちゃにされていたエルトン・ジョンのお話を「キングスマン」主演俳優が演じる、というのは面白かったです。
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二ノ国(2019年製作の映画)

3.0

声を聞いただけでその声の主の表情や眼が思い浮かぶ。
それは俳優としての個性を発揮した、またはその存在を広く浸透させた、という素晴らしいことなのかもしれません。
でも画面には絵があって、本人の身体や顔を
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HOT SUMMER NIGHTS ホット・サマー・ナイツ(2017年製作の映画)

3.5

夏のリゾートの喧騒と日焼け止めの香りとむせるような湿度を感じる作品。

ティモシー・シャラメのまつ毛が凄い。
相手役の女性よりも長くて多い。
アレックス・ローはひと昔前のアメリカの美男子感全開で、今作
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イソップの思うツボ(2019年製作の映画)

3.5

なんだろう。
とても上手く出来ているように思えるのですが、バラエティ番組の再現ドラマをずっと見せられている感があります。

キャストが魅力的です。
石川瑠華のなんともいえない眼。
素晴らしいです。
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ダンスウィズミー(2019年製作の映画)

3.8

ミュージカルというよりはロードムービー。
でもミュージカル苦手な方には入門編になりうる作品。
なんだけど楽曲が若い方向きではないですねぇ。

三吉彩花は手脚が長くてスラリとした美人なのでこういう役柄は
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ドラゴンクエスト ユア・ストーリー(2019年製作の映画)

3.0

なるほど「ユア・ストーリー」だった。
賛否両論な(見た感じ”否”の方が多いかな)あの終わらせ方には理解を示すけれども、やり方はあまり上手くはないよなぁ。
反則みたいなやり方は、思い入れが強いであろうゲ
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ワイルド・スピード/スーパーコンボ(2019年製作の映画)

4.2

ドウェイン・ジョンソンとジェイソン・ステイサム。
今地球上で一番無敵な彼等に人間を対峙させても面白くないことを何度も批判してきましたが、またやっちゃいましたね。
もはや人間では相手にならず、凶暴な巨獣
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アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

4.0

浜辺美波の素晴らしさを再認識する作品。

ああいう娘をスターというのでしょうか。
儚く可憐、そして美しい。
浜辺美波はホント魅力的だなぁ。
柄本佑はやっぱり最高です。
鶴瓶は鶴瓶。

山崎貴の大和なん
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さらば愛しきアウトロー(2018年製作の映画)

4.0

こんなジジイになりたいなぁ、と思わせる作品。

原題は老人と海のパロディかな?
ロバート・レッドフォードの引退に絡めたであろう本作の邦題、とても良いと思います。

しかしこれが実在の人物の物語ってのが
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東京喰種 トーキョーグール【S】(2019年製作の映画)

3.5

暗めの映像と食品まつりの曲がばっちりなオープニングが最高にかっこいい作品。

前作の清水富美加が良かったので心配だったけれど、山本舞香は思いのほか良かったです。
人を寄せつけない感じとか上手くハマって
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天気の子(2019年製作の映画)

4.0

雨と光の見せ方が素晴らしい作品。

特にガラスに当たる雨粒が美しかったです。
花火もあんなアングルで観てみたいと思わせる新鮮な描写。これは二年前にシャフトがやってないといけないやつじゃないか。
新海誠
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アイアン・スカイ/第三帝国の逆襲(2017年製作の映画)

3.5

いきすぎた悪ふざけとノリの良さが楽しかった前作。
そうです、頭悪いとかアホ過ぎるとか賞賛されたあの作品の続編です。

さすがにトーンダウンした感はありますが、相変わらずノリと勢いで笑わせてくれます。
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Diner ダイナー(2019年製作の映画)

3.5

画としては凄く面白いし刺激的なんですが、物語としては…という作品。

まぁ蜷川実花作品はどれもそうなんでしょうけれど。
ただ、ビビッドなビジュアルは本当に魅力的だし、キャラクターはみんな素敵でした。
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ハッピー・デス・デイ 2U(2019年製作の映画)

4.2

散々手垢にまみれたと思われるタイムループものを、様々な要素をぶっ込んで新感覚のスリラーを魅せてくれた前作。
今回はSFっぽい?なので前作よりもショック演出が少なくなって見易くなりました。(わたしがショ
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

3.9

この手の映画では真っ先に殺されてしまうはずの、決して生き残れない主人公に据えられないはずのいわゆるビッチが主人公の物語。

当然のことながらビッチと呼ばれてしまう人にも悩みがあり、容疑者リストを作成し
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ホットギミック ガールミーツボーイ(2019年製作の映画)

4.8

スルーするつもりだったんですよ。
ですが監督が山戸結希であること、あと吉岡里帆が出てるので鑑賞。
どうせ甘々な少女漫画原作のヌルい作品なんだろうと思ったら、とんでもない劇物的な作品だった。

ピント、
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センコロール コネクト(2019年製作の映画)

4.0

マットでシンプルな絵柄なのに、妙に艶っぽい。色気があります。
動きのせいなのか声優の演技なのか。
不思議な魅力があります。

次がいつになるのかわからないので、もう一回観とこ。

神と共に 第二章:因と縁(2018年製作の映画)

4.2

原作は韓国で大ヒットしたwebコミックとの事ですが、もしかしてギャグコメディ漫画だった?ていうくらい笑えてちょっぴり泣ける続編二作目。

妙なノリの良さと勢いに任せた超絶展開は今作も健在です。
マ・ド
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凪待ち(2019年製作の映画)

4.2

西田尚美が素晴らしいです。
毎月観てるんじゃないかってくらい多作なのに幸薄い役が多い彼女、今作では殺されてしまいます。
誰か、西田尚美に幸せな役を。

あんな風でも救いの手を差し伸べられるのは、主人公
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新聞記者(2019年製作の映画)

4.7

これは絶対に若い人達に観て欲しい作品。
政治がわからなくってもいい。
視点の偏りはありますので合う合わないはあると思いますが。
そしてこの作品はあくまでフィクションである、ということを念頭において鑑賞
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今日も嫌がらせ弁当(2018年製作の映画)

3.8

いかにもこれは見せ過ぎだろう、という予告編で心配だったのですが、越えてきました。

母は強し。
ありきたりな展開はどうかと思いますが、ちゃんと軽いタッチで笑って泣けるように観せてくれたのは良かったです
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