EDDIEさんの映画レビュー・感想・評価 - 48ページ目

ビリギャル(2015年製作の映画)

4.2

「ビリギャル」舐めてた!こんなに感動するなんて!わかりやすい王道サクセスストーリーなんだけど、偏差値30から徐々に見た目も姿勢も成績も変化していく主人公さやかを自然と応援している自分がいました。

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mellow(2020年製作の映画)

4.4

劇的な展開が待っているわけでもないけど、登場人物の日常的な心理描写が心地よい。花屋の主人公とラーメン屋のヒロインら2人を待ち受ける物語の帰結に感涙。青木夫妻と花屋の珍道中は笑わずにはいられない。

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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

4.0

予想外の展開が次々に巻き起こる本格派ミステリー。地下に篭り外部と接触のできない翻訳家たち。果たして誰がどうやって原稿を流出させたのか。一つ一つの謎が解明されながら、犯人判明で終わらない物語の深さに唸ら>>続きを読む

イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり(2019年製作の映画)

4.5

人類の夢と希望、それは2人の気球乗りに託された。気球と周りは空という限られた空間ながら度重なる困難とドラマにより目が離せない。同じ夢を抱いていても人はぶつかり合う。そしてそこに絆が生まれるのだ。

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テリー・ギリアムのドン・キホーテ(2018年製作の映画)

3.7

30年もの時を経てベールを脱いだ鬼才ギリアム監督の意欲作。アダム・ドライバー×ジョナサン・プライスの劇薬の化学反応は相性抜群。腹から笑う場面もあったが現実と妄想の境目に脳内麻痺を感じ中盤から思考停止に>>続きを読む

gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

4.4

“才能”という贈り物以上に大切なものに気付かされる良作。家族としての絆、大切な人の幸せな人生を願うことが幸福への近道だ。

品行方正なキャプテン・アメリカを演じるクリス・エバンスが小さな女の子の叔父と
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日本で一番悪い奴ら(2016年製作の映画)

4.0

諸悪の根源はどこにあるのか。日本で一番の警察官を目指した男の末路を劇的にテンポよく描く白石和彌監督作品。綾野剛の好演に目を奪われ続ける135分。

人間の欲にまみれた姿や弱さが色濃く映し出されていまし
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ワイルド・ブレイブ(2018年製作の映画)

2.8

ジェイソン・モモア×スティーブン・ラングの熱い親子愛。吉野家の牛丼を食べに行ったら、そりゃあ想像通りの牛丼が出てきますよねって内容。とにかく保安官が頼りなさすぎる。

原題“Braven”は主人公親子
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レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い(1994年製作の映画)

3.7

「俺は神を呪ってやる」
壮大な美しいロケーションに息を呑むオールドウェスタン。キャラクターが憑依したかのようなブラピの怪演は必見。

何とも共感しがたい物語。
争いの絶えない政府と先住民らとの生活から
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ラストレター(2020年製作の映画)

4.3

ボタンの掛け違いによる2人の男女の恋の帰結。互いの想いは世代を越えたその先に。手紙により変化する人生の儚さと愛おしさに涙を誘われる岩井俊二監督からの贈り物。大切な誰かに手紙を書きたくなる。


「拝啓
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.4

第二次世界大戦時のドイツを舞台に、アドルフ・ヒトラーを崇拝する少年の心の成長を描く。洗脳的な盲信も一つ視点を変えれば人間として大切なことに気付けるはず。ユーモア満載に描きながらもとても考えさせられる作>>続きを読む

Dr.パルナサスの鏡(2009年製作の映画)

4.0

人間の欲望がこれでもかというほど映し出されたファンタジードラマ。かのヒース・レジャーの遺作にして、欲望にまみれた世の中において大切なものを再認識できる良作。娘がエロい。

さて、次週テリー・ギリアム監
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リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

4.5

メディアリンチを今まさに問う。一夜にして英雄となった男は一変して容疑者に。シリアスでのめり込める内容ながら、コミカルさも忘れないイーストウッド節。息子と母、弁護士の信頼し合う関係性に涙した。キャシー・>>続きを読む

バッドボーイズ2バッド(2003年製作の映画)

4.0

前作を超えるど迫力なアクションと爆発、そして下ネタ!マーカスとマイクのコンビに笑わせられる146分。マイケル・ベイ作品の中でも特に好きな一本。

十数年ぶりの鑑賞となりましたが、前作『バッドボーイズ』
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2人のローマ教皇(2019年製作の映画)

4.2

果たして正反対の2人は分かり合えるのか。保守派と進歩派は対立関係にありながら、対話を通じて互いの分かり得ない部分を理解する。信仰心は神だけを信じるのではなく、人と人で支え合うことが大切なのだ。

『2
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インクレディブル・ハルク(2008年製作の映画)

3.7

決して忘れてはならないMCUフェーズ1にして「アイアンマン」に次ぐ2作品目。緑の巨人ハルクの誕生秘話。心拍数が200を超えると怪物に変貌してしまうようになったブルース・バナーの“人”と“超人”の狭間で>>続きを読む

エル ELLE(2016年製作の映画)

3.4

名女優イザベル・ユペールのキャラクターに魅せられるサスペンス。冒頭のレイプシーンがいきなり衝撃的だが、その後の彼女の行動がさらにとんでもない方向に。

そもそもレイプされた後、あんなに普通に日常に戻っ
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ランボー(1982年製作の映画)

3.7

シルベスター・スタローンの代名詞的映画「ランボー」第1弾。余所者を徹底排除しようとする保安官たちのめちゃくちゃな横暴は現代では受け入れられないが、ランボーの切ない想いと生き抜く意思が強く伝わってくる。>>続きを読む

ティーンスピリット(2018年製作の映画)

3.6

エル・ファニングを主役に据えた音楽サクセスストーリー。中身はさほど趣向が凝らされているわけではないが、エルフェチには堪らないぐらいエルの美貌とキュートさと歌声とパフォーマンスが存分に堪能できる。ご馳走>>続きを読む

マザーレス・ブルックリン(2019年製作の映画)

4.5

エドワード・ノートン監督・主演・製作・脚本のノワール作品。144分の長尺ながら、ノートンの演技力や謎の深まるミステリー性、そして作品を彩るジャジーな音楽により一切飽きがこなかった。ノワールもの好きには>>続きを読む

アラビアのロレンス/完全版(1988年製作の映画)

3.5

衝撃的なオープニングから壮大なスペクタクルで描かれるアラブ独立闘争。
これが1960年代に製作されたと考えると、そのスケールのデカさに驚きを隠せません。

午前十時の映画祭10にて鑑賞。同イベントも3
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.0

冒頭からその場にいるかのような臨場感を味わい鳥肌が止まらない。これは絶対劇場で観てほしい。企業との対立、男同士の友情、夫と妻の信頼感、父と息子の絆、観たいドラマがたくさん詰まっている熱い作品。

私あ
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コンスタンティン(2005年製作の映画)

3.5

オカルト系キス我慢選手権。
キアヌのはまり役の一つ「コンスタンティン」はとにかくドM。敵にもいつも苦戦してくれるし、末期の肺がんなのに超ヘビースモーカー。そんなキャラクター像が愛される秘訣なんでしょう
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ハプニング(2008年製作の映画)

3.0

ワッツハプン!?人が次々に死んでいくサスペンス具合に目が離せないものの、結局は何だったのか。シャマランだから何かしらのメッセージはあるはずなんだが、未熟な私には謎が解けませんでした…

次から次にビル
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ジャーヘッド(2005年製作の映画)

4.3

戦争映画が伝えたいこととは…戦争により精神が破壊されていく海兵たちの虚しいばかりの心の叫び。あらゆる戦争映画とは一線を画す斬新な演出と描写に打ちひしがれるサム・メンデス監督の隠れた名作。

こんな面白
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50回目のファーストキス(2018年製作の映画)

3.1

オリジナル版と設定はそのままに。長澤まさみのヒロインとしての可愛さを堪能し、山田孝之のちょっとまともな役柄を楽しむ、そんな作品。

アダム・サンドラー&ドリュー・バリモアの『50回目のファーストキス』
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マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016年製作の映画)

3.9

サブプライムローンの恐ろしさ。投資の面白さと怖さを同時に教えてくれる良作社会派ドラマ。何よりも豪華キャストが目を見張る!

「世紀の空売り」と呼ばれ、かつて世界を震撼させたサブプライムローン問題を予見
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フィフス・ウェイブ(2016年製作の映画)

3.0

“アザーズ”による地球侵略、脅威的な災害の映像は迫力十分も、中盤からダレる。ディザスタームービーを期待すると肩透かしを喰らうクロエ・グレース・モレッツを楽しむ映画。

って言いながら私そんなにクロエフ
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マネーボール(2011年製作の映画)

4.1

「今から荷造りしろ。インディアンスから君を買った」
アスレチックスのGMビリー・ビーンが獲得したのは優秀な選手ではなく、実績のないデータ分析者だった。

いやー、ブラピ。ゴールデングローブ賞助演男優賞
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6才のボクが、大人になるまで。(2014年製作の映画)

4.4

12年間の少年の成長と周囲の変化の記録。何気ない瞬間瞬間が我々にとって大切で糧になる。映画的な派手な演出は皆無ながらリンクレイター監督らしいテンポ良い会話劇が心地良い。

気になりながらも手をつけられ
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ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋(2019年製作の映画)

4.0

ただのお下劣ラブコメと思うなかれ!セス・ローゲン得意の軽快な下ネタトークに気品高いシャーリーズ・セロンが毅然と応えるこの掛け合いが最高なのです。

2020年代のラブコメの新しい形を作ったジョナサン・
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だれもが愛しいチャンピオン(2018年製作の映画)

4.5

優しさと温かさに溢れたスペイン発感動バスケストーリー!お涙頂戴の重苦しいものでなく、常にポップなお笑いも提供してくれる傑作。主人公のコーチと知的障がい者のメンバーが互いに理解し歩み寄っていく姿に、物事>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.3

半地下で暮らす職なし家族と高台の豪邸に暮らす裕福な家族の対比がお見事。社会問題にも突っ込んだ内容ながら、コメディとサスペンスのバランスが巧く混ざったポン・ジュノ監督の職人芸をとくとご覧あれ!

202
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いつだってやめられる 7人の危ない教授たち(2014年製作の映画)

3.8

大学から爪弾きされた秀才教授たちが織り成す犯罪コメディ。合法ドラッグ精製というどこかで聴き覚えのあるテーマも終盤のドタバタ劇は結構面白い。ただ主人公の人間性がクズすぎる。

気になっていたけども劇場に
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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

4.2

豪雪の吹雪くワイオミング州で起きた忘れ去られた少女失踪事件。「生きようとする力は何よりも強い」と認識させてくれる秀逸な脚本に虜になっている自分がいました。

さて、本作は2度目の鑑賞。確か劇場で鑑賞で
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洗骨(2018年製作の映画)

4.5

シリアスになりがちな主題を適度な笑いを織り交ぜながら良質なヒューマンコメディに落とし込んだ良作。生命を繋ぎ我々が生きる価値をわかりやすく明示してくれた。

ガレッジセールのゴリこと照屋年之監督の作品。
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