うえさんさんの映画レビュー・感想・評価

うえさん

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ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)

4.3

世間の「普通」とは違う何かとして産まれた主人公。それでも世界との繋がりを断とうとせず、懸命に生きる姿に心を打たれる。

「普通」の人々が彼女に向ける冷ややかな目線。しかしそれだけではなく、彼女の能力と
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帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

3.8

本物の悪はその本性を隠し、たくみに聴衆を騙し、実権をにぎる。むしろわかりやすい悪であったほうが良いのではないかと思わらされるし、恐怖を感じる。

自分の信じているモノが本当に正義なのか。そんなことを考
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渇き(2009年製作の映画)

3.4

普通の起承転結に収まらない独特の雰囲気脚本に振り回される。

エンタメ的なわかりやすい面白さは正直少なめだが、パクチャヌク独特の作家性というか雰囲気を味わえるという意味では重要な作品だと思う。

やは
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明日へ(2014年製作の映画)

4.6

思った以上に苦い。

明るいポスターに騙されて面食らった人も多いと思われる本作。エグゾのDIOくんも出てるし明るいエンタメ作品だろうって思って見たら結構キツイかも。

実際に起こった事件を基にしている
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テロ、ライブ(2013年製作の映画)

4.2

良作。

かなり練られた脚本だなぁという印象。キャラクターそれぞれの思惑が交差し、絡み合い、予想外の事態へと発展していく。予想外ではあるが、必然性もあるため特に違和感を感じない。


カメラワークもキ
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蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

3.0

よい評判を聞くので鑑賞したが、自分の好みには合わず。思いの外平坦に感じられた作品であった。小説版は未読だが、おそらく小説の情報量を詰め込めず、説明不足になってしまったのではないか。

主に松岡茉優を中
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エクソシスト(1973年製作の映画)

4.5

VFXを使わずともここまで出来るのか、と衝撃を受けた。360度回る首。おぞましい顔。口から出る謎の液体。少女から放たれるオッサンの声。十分怖い。不気味だ。

側から見てると、どう見ても本物の悪魔がそこ
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トロピック・サンダー/史上最低の作戦(2008年製作の映画)

3.6

悪趣味、お下品。

冒頭から最悪な映画撮影シーンから始まり爆笑。ここまでお下品に映画の幕があがることがあるのかと衝撃を受けた。

アイアンマン世代の私からするとRDJが真っ黒な肌でおふざけ全開の役をや
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リトル・フォレスト 春夏秋冬(2018年製作の映画)

4.1

基本的には都会から逃げて来たキムテリが自給自足するだけの話なのに、全然退屈しない不思議。特に劇的なことは起きないのに面白く見せてしまうイム監督の手腕半端ないと思った。

そしてあのキレの良いラスト。海
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ハッピーエンド(2017年製作の映画)

-

正直言うとかなり難解。子供の複雑な心境が描かれている所は理解できる所はあるし、全てが理解できないわけではないのだが、ラストを含め結局何が言いたいのか理解するのが難しい作品だった。

私の乏しい理解力で
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2000人の狂人/マニアック2000(1964年製作の映画)

3.4

サントラとゴア描写、笑いながら殺戮を繰り返す狂人たちが最悪で最高。

昔の映画だなぁと思わされる安っぽさもあるが、それが逆に味を出してるようにも見える。

ぼくのエリ 200歳の少女(2008年製作の映画)

4.1

グロテスクながらも美しい。綺麗なものがよごれるからこそ魅力的だ。

血の採取の方法が意外とアナログで丁寧なのに笑えた。

未熟な子供にありがちないじめ。カースト上位から下位に対するいじめという、どこに
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ファーゴ(1996年製作の映画)

4.0

計画なんて意味がない。パラサイトのお父さんのセリフを連想させるような作品。

とにかく想定していたとおりに行かないのが世の常。1つの想定外がまた新たな想定外を生み出し、積み重なった時には悲劇が起きてい
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人生スイッチ(2014年製作の映画)

3.8

アホらしいようなことでも、塵も積もれば山となる。徐々に高まっていく緊張感、殺意、そして狂気。

どこにでもありそうな日常も何かのきっかけで爆発してしまえば最後。人間どこで踏み止まれるかが大事なんだと思
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キャリー(1976年製作の映画)

4.2

普通になりたい、けどなれない。
そんな思春期特有の悩みを描いているため、ただ怖いホラーになっていないのが良い。

毒親とか、いじめっ子とかどこにでもあるような環境をちゃんと描いているあたりに好感が持て
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完璧な他人(2018年製作の映画)

4.3

脚本の練り込みが凄い。物語の舞台の殆どが卓上で、会話劇によって進行するが、無駄な会話がほとんど無く、卓上のカメラワークも引き出しが多くいろんな見せ方をしてくれるので全く飽きない。

ただ面白いだけじゃ
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超能力者(2010年製作の映画)

1.9

脚本の練り込みが浅すぎる。

超能力者と唯一それが効かない男という設定は面白いが、テンポは悪いし、テーマもとくに伝わってこない。

設定が良いだけに勿体無いと思った。カンドンウォンの無駄遣い。

プールサイド・デイズ(2013年製作の映画)

4.2

良作。

楽に観れるジュブナイルでありながら、義父との確執や母との関係、またメンターとなるプールで働くおじさんとの関わりを丁寧に描いている。


お前は3点だ、と吐き捨てる義父。このセリフと、車内のシ
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ママは日本へ嫁に行っちゃダメと言うけれど。(2016年製作の映画)

3.5

ただただ幸せ映画

幸せなことしか起きないラブコメ。それで映画が成り立ってるから凄い。人は死なないし、お互い浮気もしないので本当に平和。ジエンマンシューもめちゃくちゃ可愛いくてそれだけでも眼福。

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人間の時間(2018年製作の映画)

4.0

ギドク節ド炸裂でドン引きの嵐。暴力と性描写の激しさは最早言うまでもなく、今度はそれを応用して更に気持ちの悪い所にまで行ってしまったという印象。今までのギドク作品が好きな人は好きだと思うし、逆もまた然り>>続きを読む

探偵なふたり(2015年製作の映画)

2.5

主人公が父親としてクズ過ぎて全く応援できない。妻に仕事も家事も押し付け探偵ごっこ。友達を放っておけない気持ちも分からなくもないが、家族を大事にしないとダメだろという気持ちがずっと脳裏をよぎりイライラし>>続きを読む

ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

2.7

ガールズエンパワーメントモノとしてのテーマとかは良いと思うのだが、シンプルにお話が面白くなくて乗れず。

マーゴットロビーの圧倒的顔面の絵力は凄いし、ハーレイクイン自体は魅力的なキャラクターに仕上がっ
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ミッドナイト・ランナー(2017年製作の映画)

4.4

ベタだがめっちゃ面白い。

正義を貫くことの難しさを描いた作品。目の前で大変な事件が起きているのにも関わらず、警察学校の学生であり、まだ警察官では無いという理由で捜査できない。そんな学生の葛藤を描いて
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ガン&トークス(2001年製作の映画)

3.0

大好きなチャンジン監督作品だったが、あまり好きになれず。ナレーションによる説明過多が気になった。

暗殺者が人としての心を取り戻す的な、よくある展開にならず、それでいて重過ぎずゆる過ぎないという監督独
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イヴ・サンローラン(2014年製作の映画)

4.1

世界的デザイナーであるイブサンローランの残した功績とは裏腹に荒れた私生活を描くという作品。華々しいファッションの世界のウラでもがく1人の"人間"が描かれていたのが印象的だった。

クリスチャンディオー
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僕の彼女を紹介します(2004年製作の映画)

2.0

前半は明るく楽しい王道ラブコメだったが、途中から過剰な演出と涙を無理やり誘う展開に飽き飽きさせられる。

無駄に中途半端なアクションをやって見せたり、派手な見せ場を作ろうとするあまり安っぽさが際立つと
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ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)

4.3

今だから描ける映画界の闇。その闇の中でも必死に輝こうとした1人の女性の物語。

不勉強ながら、ジュディガーランドの出演作品は観たことが無いのだが、彼女の生きた芸能界はまだまだ根性論が根強かったのか、仕
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10人の泥棒たち(2012年製作の映画)

3.6

韓国映画結構見てる人だったらわかると思うがかなり豪華なキャスト陣。海外撮影もあるっぽいしかなり予算かけてそう。

ただの泥棒モノかと思いきや、それぞれの思惑はお宝以外のところにあったりする。その思惑が
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その日の雰囲気(2015年製作の映画)

3.5

今日の恋愛 では男振り回しまくっていたムンチェウォンが今度はチャラ男に振り回される。チャラ男に純粋女子が振り回されるというありがちな展開だが、笑えるので普通に楽しく見れる。


こういう映画見たらチャ
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箪笥<たんす>(2003年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

所謂、信用できない語り手モノ。

主人公が妹の死を受け入れられず、精神を病んでしまっている。よってどこまで本当で、どこまでが嘘なのかよくわからない。

最初から最後まで不気味だがどこか美しさを感じる。
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正しい日 間違えた日(2015年製作の映画)

3.5

パラレルワールド的分岐をした2つの世界観を前半後半に分けて展開。初めて見るような映画だった。

起きる出来事は大きく違いは無いが、ところどころのセリフに違いがあり、微妙な展開の差を生む。

不倫をせず
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ある会社員(2012年製作の映画)

4.0

アクションが半端ない。

アジョシを思わせるようなキレッキレのアクション。会社員という設定を活かしたネクタイ首絞め。スーツで銃撃戦などなど見所満載。

会社員だから通勤するし、飲み会はアウトドアで健康
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