にゃんパパさんの映画レビュー・感想・評価

にゃんパパ

にゃんパパ

映画(222)
ドラマ(0)

レオン 完全版(1994年製作の映画)

4.3

恐ろしく完成度の高い名作。
ギャップのある魅力的な人物設定。
見事に一致したキャスティング。
愛らしさと切なさの全体バランス。
牛乳と観葉植物が絶妙のスパイス。
まだまだ言い足りないが完璧だ。
いやも
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ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

3.7

贅肉が削がれた実話に基づく作品。
無事着水を遂げ英雄視される機長。
だが裏で葛藤する様が痛々しい。
やがて始まる事故調査が杜撰過ぎ。
軽視される熟練した機長の経験。
一方データばかりが重視される。
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打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(2017年製作の映画)

2.0

物語として成立していない。
起承転結の起承までの繰返し。
何を描きたかったのだろうか。
そしてあの球は何だったのか。
中途半端にも程がある。
ただ絵と主題歌は良い。

アウトサイダー(1983年製作の映画)

3.6

時代を超える格好良さ。
髪型や服装は今観ると当然古い。
だがギラつく魅力は衰え知らず。
問答無用に格好いい。
一方物語は暴力だけで終わらない。
彼らの繊細な面を浮き彫りにする。
腕っ節の強さの裏に滲む
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メゾン・ド・ヒミコ(2005年製作の映画)

3.7

夕暮に観たくなるほっこり作品。
テーマは重いが軽妙な仕上がり。
複雑で様々な愛の形が描かれる。
美しさと切なさのバランスが絶妙だ。
また難役を見事に演じた俳優陣。
オダジョーの輝きは眩し過ぎる程。
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キル・ビル Vol.1(2003年製作の映画)

3.4

計算されたB級映画。
物語はありがちな復讐劇。
だが映像や作り込みは唯一無二。
タランティーノ節が見事に炸裂。
敢えて狙ったB級感が奥深い。
違和感満載の日本像の完成形だ。
この際違和感をも楽しんでし
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マディソン郡の橋(1995年製作の映画)

3.8

心地よい切なさが残る作品。
心の機微が繊細に紡がれる。
特に大人が放つ初々しさが眩い。
2人の確かな演技力の賜物だ。
一般的に不倫は悪だ。
だが不思議と後押ししてしまう。
感情移入させる作り込みが見事
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プライベート・ライアン(1998年製作の映画)

3.5

アメリカ万歳の戦争映画。
戦闘シーンは3本の指に入る出来。
水中と陸上を行き来する兵士目線。
その時の音が生む絶望的な緊迫感。
また阿鼻叫喚の残虐な映像の数々。
強烈な反戦意志の裏返しだろうか。
一方
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映画 聲の形(2016年製作の映画)

2.0

不快な気持ちが残る作品。
障害者への生々しいいじめの数々。
残虐で性根の腐った人たち。
序盤から観るに耐えない。
また障害者の心理が理解不能。
いじめ主犯格へ憎悪や敵意が皆無。
こんな聖人君主がいるだ
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プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

3.7

大切な事を思い出させてくれる。
年齢を重ね仕事に忙殺される日々、
そんな人に観て貰いたい作品。
とにかくプーさんに癒される。
また何気なく発する深い言葉。
平易な表現で哲学的意味を放つ。
人生を見つめ
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ピクセル(2015年製作の映画)

3.1

ゲーム愛に溢れる作品。
懐かしのゲームが目白押し。
ファミコン世代には涎物だ。
現代のゲームは美麗で実写のよう。
精緻なグラフィックは驚異的。
だが昔の8bit映像が好みだ。
適度に緩く何とも愛らしい
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バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)

3.9

バットマン誕生を描いた作品。
全体を貫くダークトーンに痺れる。
特にブルースの内面描写が見事。
完全無欠ではなく葛藤に苛まれる。
そして弱ささえも滲む。
また過剰な超人的強さはない。
だから人間味があ
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ジュラシック・ワールド 炎の王国(2018年製作の映画)

3.7

夏に欠かせない映画。
それがジュラシックシリーズだ。
何度も同じ過ちを繰り返す人類。
強欲な懲りない人が跡を絶たない。
一方恐竜を大切に想う人がいる。
野生を理解し心優しい姿が素敵だ。
しかし本作に講
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未来のミライ(2018年製作の映画)

2.9

男の子の成長を描こうとした作品。
過去や未来へタイムスリップ。
各時代の家族と交流する様を描く。
だが心躍る冒険的な要素が欠落。
また物語が平坦で世界観が小さい。
はっきり言って空振りだ。
4歳児の男
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.3

格差社会を巧みに描いた傑作。
社会問題を扱うが重さはない。
予測不能な娯楽作品と言える。
上と下。高い所と低い所。
貧富の差を徹底した高低差で演出。
これが物語と構図の相乗効果を生む。
貧しくも明るい
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アマデウス(1984年製作の映画)

3.9

音楽への愛を描いた壮大な作品。
天才モーツァルトと秀才サリエリ。
秀才視点で進む物語設定が見事。
天賦の才を前に羨み恐れ妬む。
だが皮肉にも誰より才能を理解する。
やがて才能の違いを受け入れる。
そし
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ドライビング Miss デイジー(1989年製作の映画)

4.0

心が緩まる作品だ。
気難しく口うるさい老婦人。
一方、陽気な雇われ黒人運転手。
対照的な2人の交流が見所だ。
全体を通し会話の掛け合いが見事。
最初は刺々しい嫌味ばかり。
だが悪意や偏見はなく偏屈なだ
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コンフィデンスマンJP(2019年製作の映画)

3.9

騙されるのが気持ち良い映画だ。
ドラマより映画の尺が合う。
突き抜けた演出と巧みな展開。
明快な勧善懲悪で無心に楽しめる。
また随所にある小ネタや物真似。
長澤まさみのプロ根性に脱帽だ。
活き活きと楽
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007 スカイフォール(2012年製作の映画)

3.9

完成度の高いスパイ映画。
作品を包む重厚なトーンが好み。
特にボンドの内面描写がいい。
ボンドは完璧ではなく失敗もする。
そして弱ささえも滲ませる。
それ故、奥深く魅力的だ。
派手なアクションや美女は
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.7

どんでん返しに優れた作品。
序盤は文学の話に馴染めず退屈。
だが一本のメールが届き一変する。
ここまでは辛抱が必要だ。
以降物語が動く。始まりだ。
特にラスト30分の伏線回収は見事。
オリエント急行的
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花とアリス(2004年製作の映画)

3.7

思春期の恋と友情を描いた物語。
率直に言ってよくある話だ。
だが映像の美しさは唯一無二。
一目で岩井俊二と気付くだろう。
代名詞である淡く柔らかな光。
これが女の子を実に可愛くする。
岩井俊二より女性
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パンとスープとネコ日和(2013年製作の映画)

3.9

まさにスープのような作品。
観る者の心に染みて温める。
何気ない日常を丁寧に生きる。
淡々と。そして誠実に。
争いごとや事件とは無縁。
終始柔らかい時間に包まれる。
しかも相棒は猫。最高だ。
猫を含む
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

4.1

前作を踏襲した見事な続編。
退廃的な世界観が儚く美しい。
腹に響く重低音の演出が効果的だ。
一方物語は難解。人とは何か。
重厚なテーマが丁寧に紐解かれる。
前作の謎が徐々に明るみに出る。
だが胸踊る反
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レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)

4.0

安定した完成度を誇る作品。
既知の物語だが再び堪能した。
物語の強度が高い証だ。
また俳優陣の歌唱力が見事。
演技に加え歌って踊れる役者。
素直に格好いい。楽しめる。
本作はミュージカルだが問題なし。
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Kids Return キッズ・リターン(1996年製作の映画)

4.0

1番好きな北野作品。
主人公と同世代の高校時代に鑑賞。
そのせいか思い入れ深く心に残る。
若者に焦点を当てた作品は多い。
だが若者の心を描くことは難しい。
しかし本作は見事に表現している。
特に主人公
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アルカトラズからの脱出(1979年製作の映画)

3.5

脱獄物は好物だ。
知恵と技術を駆使して策を練る。
そして忍耐を重ねた末の好機に挑む。
このスリルと臨場感が作品の鍵だ。
本作は音を抑えた静かな演出。
それ自体は良い。だが単調過ぎる。
話に起伏がない。
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エンドレス・サマー/終りなき夏(1966年製作の映画)

3.6

憧れのサーフトリップ映画だ。
最高の波を求めて世界を行脚。
夏、海、旅が三位一体のロマンだ。
本作はビッグウェンズデーとは違う。
暗くのしかかるような陰の面はない。
ひたすらサーフ映像を堪能できる。
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ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

2.9

苦手な作品だ。
重く暗い。それを覚悟して鑑賞。
カメラや構図に独特の妙がある。
またミュージカルシーンは見事。
さすがビョークと言えるだろう。
だがあまりにも救いがないラスト。
ただただ切ない。
気分
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マッドマックス2(1981年製作の映画)

3.7

旧シリーズは2がいい。
やはりこの世界観は世紀末に嵌る。
憧れた北斗の拳的な衣装にアガル。
突き抜けた展開や疾走感に痺れる。
水を差す現実的な指摘はいらない。
素直に楽しもう。味わおう。
連続して怒り
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四月物語(1998年製作の映画)

3.7

なにげない日常を美しく撮る。
この点で岩井監督は最高だ。
特に交錯する繊細な淡い光がいい。
自転車や赤い傘も忘れられない。
また女性の撮り方も極めて綺麗。
加えて初々しい松たか子が反則だ。
物語は短く
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ビッグ・ウェンズデー(1978年製作の映画)

3.9

サーフィンと言えばこの作品だ。
眩しく輝かしい70年代の西海岸。
選曲の相乗効果は抜群である。
本作は大波に挑んで終わる、
という単純な映画ではない。
戦争がもたらす陰に焦点を当てる。
後半からが見所
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ぶどうのなみだ(2014年製作の映画)

3.5

美しい北海道に癒される作品。
時間はゆっくりと流れる。
自然が濃くて人もいい。
観ているだけで心地よくなる。
BGM的にずっと流していたい。
ただ個人的には前作の方が好みです。

スナッチ(2000年製作の映画)

3.7

洒落感溢れるクライムコメディ作。
観るからに癖の強い登場人物たち。
脚本が冴え彼らを巧くまとめる。
話や場面展開のテンポがやや早い。
置いて行かれないよう集中すべし。
本作に感動や大どんでん返しはない
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恋愛小説家(1997年製作の映画)

3.8

ハリウッド式大人ラブコメ作品。
ロマンス物は苦手だ。
だがジャックニコルソンは観たい。
結局後者が勝ち鑑賞に至った。
物語は90年代らしい王道の流れ。
しかし意外にも作品に厚みがある。
それは主演がこ
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M★A★S★H マッシュ(1970年製作の映画)

2.9

自分には合わなかった作品。
戦争をユーモアで皮肉るのはいい。
笑いの裏のメッセージ性もいい。
だが人を小馬鹿にしたジョークが多過ぎて、辟易してしまった。

マルホランド・ドライブ(2001年製作の映画)

3.9

これぞデヴィッド・リンチだ。
一度観ただけでは全く分からない。
二度観て少し輪郭が分かる程度。
そもそも明確にする気はないのだ。
評論や解説を読み再度臨むといい。
すると新たな気づきがあり楽しい。
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