ジェンダーロールのめくるめく攪拌から幕をあけたジョー・スワンバーグによるこのシリーズは、わたしたちの人生の終わりのなさに真正面から向き合っている。始まりより終わりより何より続けることが難しい。これから>>続きを読む
S4を見終えたのちに改めてこのシーズンのポスタービジュアルを見てみると、そのあまりに完璧なディレクションに度肝を抜かれる。前作の「ブレイキング・バッド」から一貫してヴィンス・ギリガンとピーター・グール>>続きを読む
2019年、もっとも高らかに、ショッキングに、そして限りなく美しい生の希望を謳いあげたのはフィービー・ウォーラー=ブリッジだと信じている。
明らかに駆け足だったS8。小さな物語たちが大きな物語に回収されていく。つまり、物語は歴史化し、政治利用されるようになった。10年近くもの間、メタ的な鑑賞の目に晒され、結末にもどこか既視感を覚えるほどに>>続きを読む
皮肉でなく、正統派な「セカイ系」(まだ消費期限は切れてませんか?)って感じ。映像ぢからに圧倒されっぱなしだったけど、善悪の境界を揺らがせる、マーベルのヒーロー像を問い直す、などの評価はしっくりこない。>>続きを読む
ゲームオブスローンズのネタバレあり。インドの男女観よく分からないんだけどこのカップルはリベラルなほうなんでしょうか。(たぶんそう)
2018年に評価される理由はよくわかるが(実際、本作のサンドラ・オーの平凡な非凡さ加減は最高)肝心のサスペンスの部分がガタガタ。悪い意味でマンガみたい。脚本のフィービー・ウォーラー=ブリッジの資質と弱>>続きを読む
序盤の展開から新田章「あそびあい」的傑作を想像したが、全然そんなふうな話ではなかった。これはこれでよいです。白人ヘテロのナード系主人公が魅力的なヒロインに好かれるまでを描く保守的な作劇を、構図の完璧な>>続きを読む
生活をサバイヴするドラマ部門1位。奔放であるのに理由なんていらないとは思うけれどサプライズの切れ味に負ける。
反出生主義者が情にほだされていくのをみて悲しい気持ちになった。
海外ドラマにおける全校集会、傑作回放ちがち。