KaZuiさんの映画レビュー・感想・評価 - 15ページ目

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鳩の撃退法(2021年製作の映画)

3.6

💬原作は、佐藤正午による同名小説。原作未読。元直木賞作家の津田伸一(演:藤原竜也)は、彼自身の体験や伝聞を元に作品を描く。ストーリーには、脚色や推測、想像や創作が加えられ、自分自身以外はすべて仮名にし>>続きを読む

猿楽町で会いましょう(2019年製作の映画)

3.4

💬売れない写真家の小山田修司(演:金子大地)は、読者モデルの田中ユカ(演:石川瑠華)と出会う。タイトルやポスターからは爽やかな恋愛もののような印象を受けるが、決してそのような物語ではない。儚げで、身勝>>続きを読む

スロータージャップ(2017年製作の映画)

3.5

💬阪元裕吾監督作品。前半と後半で印象がガラリと変わる作品。ただし、前半後半ともに良い印象ではない。前半は、永遠(演:吉井健吾)と竜(演:松本卓也)という2人の半グレ兄弟の話がメイン。後半は、彰文(演:>>続きを読む

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.7

💬「マーベル・シネマティック・ユニバース(原語:Marvel Cinematic Universe)」(以下、MCU)シリーズ第27作。スティーブン・ストレンジ/ドクター・ストレンジ(演:ベネディクト>>続きを読む

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.6

💬Netflixオリジナル作品。天文学者のランドール・ミンディ博士(演:レオナルド・ディカプリオ)と教え子の大学院生・ケイト(演:ジェニファー・ローレンス)は、地球に向かってくる巨大な彗星を発見。地球>>続きを読む

浅草キッド(2021年製作の映画)

3.8

💬劇団ひとり監督作品。若き日のビートたけし(演:柳楽優弥)が、彼の師匠である幻の浅草芸人・深見千三郎(演:大泉洋)と過した日々を描いた作品。特筆すべきは、柳楽優弥の演技。ビートたけしの下積み時代を知る>>続きを読む

フェイス/オフ(1997年製作の映画)

3.8

💬FBI捜査官のショーン・アーチャー(演:ジョン・トラボルタ)は、死闘の末、かつて自身の息子を殺したテロリストのキャスター・トロイ(演:ニコラス・ケイジ)を逮捕することに成功する。しかし、キャスターは>>続きを読む

リフテッド(2006年製作の映画)

3.7

💬ピクサー・アニメーション・スタジオによるショートフィルム。若いエイリアンが教官の前で人間を誘拐(エイリアン・アブダクション)しようと奮闘するのだがなかなか上手くいかない話。約5分のストーリーの中にエ>>続きを読む

ハイタッチ(2019年製作の映画)

3.3

💬巨大な機関車のエンジンルームで奴隷の如く働かされている2体の古びた作業用ロボット。2体は電源ケーブルに繋がれており、他の自由なロボットのようにハイタッチをすることに憧れる。そして2体は、お互いのため>>続きを読む

最強殺し屋伝説国岡 完全版(2021年製作の映画)

3.7

💬阪元裕吾監督作品。阪元監督が、京都で活躍する殺し屋である国岡昌幸(演:伊能昌幸)の姿をカメラで撮るというモキュメンタリー。他の阪元作品に登場する俳優が勢揃いと言っても過言ではないため、阪元監督ファン>>続きを読む

Diner ダイナー(2019年製作の映画)

2.9

💬原作は、平山夢明による『ダイナー』という小説。原作未読。設定やキャラクターは大変私好みなので原作は面白いのかもしれないが、蜷川実花監督の独特のセンスにハマれなかった。玉城ティナの魅力と藤原竜也の安定>>続きを読む

犯罪都市(2017年製作の映画)

3.5

💬実話を元にした物語。マ・ドンソク主演。チャイニーズマフィア達の行動が胸糞悪い割に、韓国側の暴力団がやられてばかり(キャラは立ってるのに…)なうえ、警察も取り逃がすことが多いため、ラストの爽快感を得る>>続きを読む

ホーンテッド 世界一怖いお化け屋敷(2019年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

💬ハロウィンの夜に見つけたお化け屋敷に入った男女6人。そのお化け屋敷は実は複数の殺人鬼が作ったものだった。とにかく普通の作品。ホラーのお約束を守り、陽キャパリピが死んでいき、まさにファイナルガールとい>>続きを読む

レッド・ノーティス(2021年製作の映画)

3.7

💬FBI特別捜査官のジョン・ハートリー(演:ドウェイン・ジョンソン)は、美術品犯罪専門のプロファイラー。彼は、国際逮捕手配書(レッド・ノーティス)が発行されている美術品泥棒のノーラン・ブース(演:ライ>>続きを読む

461個のおべんとう(2020年製作の映画)

3.2

💬原作は、TOKYO No.1 SOUL SETの渡辺俊美による『461個の弁当は、親父と息子の男の約束。』というエッセイ。開始15分ほどで「これは毎日のおべんとうについての話だ。それ以上でも、それ以>>続きを読む

ニセものバズがやって来た(2011年製作の映画)

3.5

💬『トイ・ストーリー(原題:Toy Story)』シリーズの短編映画。短いながらも“らしい”作品。今回、ニセものバズよりも、ニセものバズがいたファストフード店で選ばれなかったおまけのおもちゃ達が本音を>>続きを読む

空飛ぶタイヤ(2018年製作の映画)

3.6

💬原作は、池井戸潤による同名小説。原作未読。赤松徳郎(演:長瀬智也)が経営する中小運送会社である赤松運送がタイヤの脱輪事故を起こし、死傷者を出してしまう。脱輪を起こしたトラックの製造販売元・ホープ自動>>続きを読む

キャットウーマン(2004年製作の映画)

3.0

💬第25回ゴールデンラズベリー賞において最低作品賞と最低脚本賞に選ばれた作品。DCコミックスの『バットマン(原題:Batman)』シリーズに登場するキャットウーマンに焦点を当てた物語。しかしながら、ゴ>>続きを読む

マトリックス レボリューションズ(2003年製作の映画)

3.6

💬『マトリックス(原題:The Matrix)』シリーズの3作目。やはりこのシリーズにはエージェント・スミス(演:ヒューゴ・ウィービング)が欠かせない。初登場時からキャラクターとしての個性を保ったまま>>続きを読む

マトリックス リローデッド(2003年製作の映画)

3.7

💬『マトリックス(原題:The Matrix)』シリーズの2作目。前作ラストでパワーアップしたネオ(演:キアヌ・リーブス)に対抗するためにエージェントもアップグレードされているのが良い。それでもなおエ>>続きを読む

マトリックス(1999年製作の映画)

3.8

💬『マトリックス(原題:The Matrix)』シリーズの1作目。プログラマーのトーマス・A・アンダーソン(演:キアヌ・リーブス)には、天才ハッカーのネオという裏の顔があった。ある日、ネオはトリニティ>>続きを読む

アメイジング・スパイダーマン(2012年製作の映画)

3.7

💬マーク・ウェブ監督による『アメイジング・スパイダーマン(原題:The Amazing Spider-Man)』シリーズ1作目。放射性のクモに噛まれて驚異的な身体能力に目覚めたピーター・パーカー(演:>>続きを読む

ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

3.7

💬『ヴェノム(原題:Venom)』の続編。ヴェノムは可愛さに磨きがかかっており、エディ・ブロック(演:トム・ハーディ)との関係性はもはや相棒を超えて夫婦のよう。ウディ・ハレルソン演じるクレタス・キャサ>>続きを読む

ディア・エヴァン・ハンセン(2021年製作の映画)

3.4

💬ブロードウェイミュージカルを映画化した作品。とある出会いとひとつの嘘がエヴァン・ハンセン(演:ベン・プラット)の人生を大きく動かす。歌はどれも良いのだが、テーマがテーマだけに重いため、明るいミュージ>>続きを読む

マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

3.8

💬『死霊館(原題:The Conjuring)』、『アクアマン(原題:Aquaman)』のジェームズ・ワン監督作品。イタリアンホラーへの愛を感じるホラー映画なのだが、そこにジェームズ・ワン監督がこれま>>続きを読む

アイの歌声を聴かせて(2021年製作の映画)

3.7

💬『サカサマのパテマ』の吉浦康裕監督作品。女子高生の姿をしたAIとクラスメイトとの友情を描いた青春映画。ミュージカル映画のように突然歌い出すということを現実世界で突然やり始めたら違和感しかないのは分か>>続きを読む

サマーウォーズ(2009年製作の映画)

4.3

💬細田守監督作品。完全オリジナルストーリーではあるが、監督の過去作である『デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!』の影響が大きく出ている。インターネット上の仮想世界“OZ”を舞台に、謎の人工知>>続きを読む

アンテベラム(2020年製作の映画)

3.6

💬巧みな設定で鑑賞者を驚かせる1作。物語中盤くらいまで全貌が見えてこないまま話が進み、これは一体どんな映画なのだろうと考えさせられ続ける。物語が進み、疑問の多かった話が繋がってきたときにすっきりとした>>続きを読む

かそけきサンカヨウ(2021年製作の映画)

3.7

💬原作は、窪美澄の同名小説。原作未読。今泉力哉監督作品。相変わらず“好き”を描くのが上手い。おなじみの長回しと向かい合う2人を横から撮る構図が多い。加えて、BGM等も最小限なので、俳優たちの演技力に大>>続きを読む

少女邂逅(2017年製作の映画)

3.4

💬枝優花監督作品。監督の作品の感じがなんとなく掴めてきた。保紫萌香(穂志もえか)とモトーラ世理奈、2人の女優の魅力を余すことなく引き出しているのは流石。雰囲気は好み。2画面の演出など、他にない感じで良>>続きを読む

息をするように(2021年製作の映画)

3.4

💬枝優花監督のショートフィルム。雰囲気は好きだけれど説明不足すぎるのと、もう少し時間を使っても良かった感じがする。伊藤万理華に頼りすぎだと感じた。しかしながら、枝優花監督は女優の良い表情引き出すが上手>>続きを読む

守護教師(2018年製作の映画)

3.6

💬暴力沙汰により食を失った元ボクシングチャンピオンのオク・ギチョル(演:マ・ドンソク)は、体育教師となって女子校に赴任する。その学校のとある女子生徒が行方不明になっているのだが、その友人であるユジン(>>続きを読む

ボクたちはみんな大人になれなかった(2021年製作の映画)

3.6

💬原作は、燃え殻による同名小説。原作未読。『秒速5センチメートル』や『花束みたいな恋をした』をもっと大人になった人の目線から描いたような作品。なりたかった大人になれなくても、嫌でも歳だけは重ねていって>>続きを読む

エターナルズ(2021年製作の映画)

3.8

💬「マーベル・シネマティック・ユニバース(原語:Marvel Cinematic Universe)」(以下、MCU)シリーズ第26作。『シャン・チー/テン・リングスの伝説(原題:Shang-Chi >>続きを読む

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.8

💬原作は、フランク・ハーバートによる小説『デューン砂の惑星(原題:Dune)』。原作未読。豪華俳優陣が魅力あるキャラクターを演じている楽しい1作。特に、アトレイデス家の人達がことごとく魅力的。砂虫やS>>続きを読む

そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

3.7

💬原作は、瀬尾まいこによる同名小説。原作未読。原作は面白いんだろうなというのと、映像化にあたって色々な工夫が施されたであろうことはとても感じた。俳優陣の演技力で作品の質が何倍も引き上げられていたように>>続きを読む