映画素人さんの映画レビュー・感想・評価

映画素人

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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

4.0

あのマリオがミニオンなどで知られる世界屈指の製作会社イルミネーションにより映画化された。これまで知り得なかったマリオの生活や、躍動感あふれるアクションシーンに目が離せなくなっただけでなく、聞き覚えのあ>>続きを読む

エゴイスト(2023年製作の映画)

4.2

求めることだけで無く、与えることも、自分の存在を肯定したい/されたいといった気持ちや、相手にこうあって欲しいなどというエゴの表れなんだと改めて気付かされた。

主演の2人の演技はもちろんのこと、龍太の
>>続きを読む

マルモイ ことばあつめ(2018年製作の映画)

2.0

ストーリーは悪くないし、映画として誇張はあっても大筋史実に沿っていると思う。言葉を取り上げたりすれば却って反発され相手の民族への帰属意識を高めてしまうと思うのだが、この時代の日本人は譲ることを知らず、>>続きを読む

はりぼて(2020年製作の映画)

4.4

地方政治の不正を暴いたドキュメンタリー映画。まるでコメディーのように、偉がっていた先生方が一転、汗をかきながら言い訳をはじめる。構成としては繋ぎが唐突だったり音楽なども簡単だったりするが、映像をまとめ>>続きを読む

日日是好日(2018年製作の映画)

3.5

見てお茶を習いたくなった。それにしても樹木希林はこんなにインパクトがある見た目なのに、作品によって全く違うおばあさんに見えるのが流石である。

サンダカン八番娼館 望郷(1974年製作の映画)

4.2

からゆきさんに壮絶な人生を聞き回想するような形で話が展開していく。昭和の映画に馴染みがなかったが、中々演技がオーバーなところと、セット丸出しなところが今見るとかえって微笑ましいが、当時の人にはどのよう>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.4

是枝裕和監督の作品のように(それはそれで大好きです)淡々と進むのではなく、同じように社会問題がベースにありながらも笑いあり、そしてハラハラと恐怖ありでその波が韓国人の感情的な部分と重なって思えた。富裕>>続きを読む

母なる証明(2009年製作の映画)

3.2

知的障害者を演じるウォンビンの演技力に拍手。話も面白いが、結末に近づくにつれて急展開になるので、時間内に納めるため強引に話を詰め込んだような感じがした。

映画ドラえもん のび太の新恐竜(2020年製作の映画)

3.0

安定したドラえもん映画。のび太の父親が座ってご飯を待ってる様子は令和になっても変わらないんだなあとそこが一番印象に残った。笑
あと、タレントと声優はまるで別次元だなと思った。いいことを書きたいが、気に
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

2.0

期待して見たが、話の繋ぎが何とも雑なのと、突然の海での回想シーンなど誇張しすぎた演出が気になってしらけてしまった。現実的な描き方をしたいのか、独特な演出を見せたいのか、その線引きが曖昧で、一貫性に欠け>>続きを読む

誰も知らない(2004年製作の映画)

4.3

子供を産んだ瞬間、そこには責任が発生するのは当然のことだろう。YOUが演じる母親はその責任を自覚出来ないタイプの人間。義務教育を受けることや誰かに助けを求めるという当たり前に見える行動も、人からの教え>>続きを読む

万引き家族(2018年製作の映画)

4.6

社会のルールよりも、自分の属する家族という小さな組織のルールを重視する人たち。その小さな組織の中に存在する愛情。善悪の、そして家族の定義を改めて問わせてくれる。
そして安藤サクラの演技が演技とは思えな
>>続きを読む

MOTHER マザー(2020年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

まず、長澤まさみ演じるどうしようもない母親は少なからず知的障害があるのだろうと思った。子供に対してしていることは精神的にも身体的にも完全なる虐待だが、子供が知っている世界があまりにも狭すぎるために、他>>続きを読む