iceblueさんの映画レビュー・感想・評価

iceblue

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気の向くまま何でも観ますが
古い作品やヨーロッパの作品が好み。
鑑賞記録としてマークから始め
途中から細々レビュー。
ただの感想程度です。
書くより読む方が楽しみ!
点数は個人的な好みで
作品の評価ではありません(^^)
お気に入りはみんな高得点♪
どんなでも映画でも
ちょっとは誉めたい(笑)

映画(2146)
ドラマ(0)

ウィッチ(2015年製作の映画)

3.8

暗い森の奥深くに得体の知れないものが潜んでいるように、心の奥深くにもやはり恐ろしい何かが潜んでいるかも知れない。そして心の平静が保てなくなった時、その何かは甘い言葉で囁きはじめる。
古くから人間は耐え
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悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

-

ザク…ザク…ザク…
…もう冒頭から嫌。やめて。

観ない方がいいと
家族から言われていたのに。
 
とんでもない悪夢でした。
ここまで狂ってるとは。
あの兄にしてあの弟あり。
いや、あの父にしてと言う
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トレイン・ミッション(2018年製作の映画)

3.7

何だか忙しいことが多すぎて映画を観る時間がなかなかとれない…
マイペースですがレビューはゆっくり読んでます。反応が遅くてごめんなさい😅
…と頭がパンパンの時はこんな映画がいい。私には色んな映画が必要。
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ユーリー・ノルシュテイン《外套》をつくる(2019年製作の映画)

3.6

サンクトペテルブルクのノルシュテインのスタジオへ。
構想30年、未完の『外套』の現状は…。
 
目を瞠るとはこのこと。完成した一部のアカーキー(主人公)の動きに釘付けになりました。
仄かに照らされた薄
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ジェームス・ブラウン 最高の魂を持つ男(2014年製作の映画)

3.7

凄い♪ファンクの帝王のあのステップ、歌い方、喋り声、開脚!ステージパフォーマンスや歩き方までよく似てる。
『ブラックパンサー』で控えめさが気になったチャドウィック・ボーズマン。
ライブシーンやカメラ目
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ブラックパンサー(2018年製作の映画)

3.5

なんて慎ましく控えめなヒーロー。敵対する相手の方がカリスマ性がある。
『42 世界を変えた男』のジャッキー・ロビンソン役やってた方ですね。あの役もどこか抑えた感じ。そういえばアカデミー賞で登壇した時も
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ゲティ家の身代金(2017年製作の映画)

3.2

策に乏しい!
元CIA感の無いM・ウォールバーグ。

母親は辛い! 
サザビーで愕然。夫の再登場に呆然。
 
マフィア怖い!
腕はやめさせたというけれど。
 
そしてケチの末路や如何に…
あの豪邸に不
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あなた、そこにいてくれますか(2016年製作の映画)

3.6

アンコールワットの上空から洪水被害の村へ。目の見えないお爺さんから小瓶を渡される主人公の医師。んん?何の話?と思ったら、タイムスリップの物語。
 
30年前の辛い心残りに向き合うおじさんと、恋のさなか
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希望の灯り(2018年製作の映画)

4.0

タトゥーを隠すように制服を着て
多くを語らず
いつも寂しそうな顔をして
でも少しずつ少しずつ仕事に慣れて…
 
大型スーパーの夜勤の職を得た主人公。
彼を取り巻く人達が味わい深い。
フォークリフトの扱
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宇宙からの脱出(1969年製作の映画)

3.3

『ROMA』の劇中で上映されていて、確か録画してたはず!と探したらありました。 
評価低いけど面白いところもあります。
もうちょっとテンポがよければ。
『アポロ13』と『ゼロ・グラビティ』をチープにし
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アザーズ(2001年製作の映画)

4.2

古くて薄暗い洋館。広い敷地の外はいつも霧に包まれている。
クラシックな装いの似合うニコール・キッドマン。戦地に赴いた夫の帰りを待ち、病的なほど色の白い子供たちと暮らしている。
訳あって陽の光を遮る厚い
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ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

4.4

彼女は自らの痛みに耐え、左側を見つめ続けた。何が起きているのか不安な気持ちで左側ばかり気にしていた…年若い家政婦クレオの身に起きた残酷な出来事。
口数少ない彼女は様々な想いを胸に秘め、仕事をこなし子供
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ラルジャン(1983年製作の映画)

4.2

一旦坂を転がり始めれば
他人にも 自分でさえも
もう転落を止めることはできない
行き着くところまで下へ下へ
ただひたすら転がり続ける
 
善良に生きていても
何かのきっかけで‘たが’が外れてしまえば人
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バルタザールどこへ行く(1964年製作の映画)

3.8

愚鈍な動物、ロバ…?
いえいえ、愚かで利己的な人間をじっと静かに見つめるロバの物語。
酷い人間の仕打ちに耐え、
物言わぬ姿、羊に囲まれる姿から、
ついキリストになぞらえてしまう。
あの潤んだ哀しげな瞳
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.1

フライドチキンとカティサーク。
全く正反対の二人が生涯の友へ。
    
ヴィゴ・モーテンセンのイメージがすっかり変わってしまいました。
粗野で人好きのする大食漢。食べっぷりに見合うあのお腹。学はなく
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サンキュー・スモーキング(2006年製作の映画)

4.2

公開時観たかった作品。
さらっとしてるブラックコメディ。
皆さん真面目に演じてるけど私はあちこちおかしかった!脚本や演出が小粋な感じ。それぞれの役柄で俳優さん達がぴたりとはまっている、そういう作品好み
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マイ・ブックショップ(2017年製作の映画)

3.7

空は雲がたれこめて
世間の風は冷たくて
心を落ち着かせようと眺める海までも
寂しげな色が広がっている
涙で景色が霞んでも
時は立ち止まってはくれない…
 
彼女が開いた小さな本屋は
誰かの人生を変える
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

4.0

弦をつまびくような単音が延々と響くあの居心地の悪さ。奇妙なダンスや白と黒のバリエーションで魅せる衣装の現代性。洗練と下世話の間を行ったり来たりするパワーゲームの毒気。あっ、森の中でレスリング?もしてた>>続きを読む

ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

3.6

始まった途端、シュールな世界へ。
ナニコレナニコレ?えっ!73年作!?
たいていの映画では驚かないけどこれにはびっくり。テーマはシンプルなのにその表現方法の奇抜さったら。
絵面、音楽、ストーリーの独創
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ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)

4.1

『ラースと、その彼女』を思い出す。
主人公の大切なものを決して否定しない人達。同情でなく‘尊重’しているように感じて、じんわりあたたかい気持ちになる。
一風変わった家族の絆は『リトルミスサンシャイン』
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黄金の指(1973年製作の映画)

3.3

ブレッソンの『スリ』をみたらこの映画を観ていたことを思い出しました!
 
ベテランと若手2人ずつの4人がチームを組んでスリをはたらく。その連携プレーは鮮やかでお洒落。でももっと色々なスリのパターンを見
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スリ(掏摸)(1960年製作の映画)

3.9

バレそうなスリのテクニックに不安と緊張が走る。練習を重ねる指さばき。ひしひしと孤独を感じる狭い部屋。
細長い指と暗い瞳の男のクローズアップに目が離せない。過剰な演出の無い、淡々と静かな語り口にひきこま
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人生タクシー(2015年製作の映画)

4.0

イランについて知っている事は少ない。
遠い国の人々に親しみを感じるほど自然体の姿が新鮮。人間に大きな違いはないのに抱えているものはこうも違うのか…
       
映画撮影を禁じられ車載カメラを利用し
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マドモアゼル(1966年製作の映画)

3.6

冷酷なマドモアゼルを演じたジャンヌ・モローの凄み!彼女のシーンはすべて印象的。『ピアニスト』のイザベル・ユペールのようなトラウマ級ヒロイン。
  
黒いレースの手袋。ヒールの靴。まとめあげた豊かな髪。
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エタニティ 永遠の花たちへ(2016年製作の映画)

3.7

‘人生は死者を見送ることなのだ’
    
何気ない一瞬こそが幸せの欠片なのだと思わされるあのスローモーション。
満ち足りていた瞬間が際立つ演出。
  
ピアノ曲にのせて、台詞を抑え映像で綴る、上流階
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ロング・エンゲージメント(2004年製作の映画)

3.8

戦争映画なので悲惨なシーンに目を背けることも…
でもジュネ監督にかかるとやっぱりどこかおとぎ話風。映像がファンタジック。
細部がとても凝っているし、おまじないや私立探偵、郵便配達夫などユーモアのあるエ
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人生はシネマティック!(2016年製作の映画)

4.0

ぼんやり見始めたらなかなか好みの映画だった!こういうの嬉しい。
プロパガンダ映画製作の舞台裏。人々を鼓舞するため実話にこだわる製作陣。
プロットの組み立てからワクワク!でも映画の性質上数々の制約が…。
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メリー・ポピンズ リターンズ(2018年製作の映画)

4.2

懐かしい大切な人に再会したような気持ち。彼女の登場でじーんと…。
前作のジュリーは最高に輝いていたけれど、エミリーのすました佇まいもまた原作のイメージに近い気がして素敵。クラシックな衣装がよく似合って
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ミスター・ガラス(2019年製作の映画)

3.7

マカヴォイさん、役が増えてた…
ギネス級の役作りに驚愕!
   
勿論、突飛な話です。
唖然としたり笑っちゃいそうになったり
なるほど…となったり。
でも背景には切なさや苦悩が。
アンブレイカブルの頃
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スプリット(2017年製作の映画)

3.5

大人の過ち…心の傷は怪物を生む。
        
23人の人格。
ワクワクしてましたがまさかまさか。
全員は無理ですよね。
でも一つのシーンで別人格へ変わるところはマジックを見せられたよう。仕草や声
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水の中のナイフ(1962年製作の映画)

3.7

オープニングはすごく好き。
並木道のドライブ。夫婦の会話は聞こえない。妻の綺麗なうなじと肩のライン。
そしてヒッチハイクの若者が現れる。
ここからあとは奇妙な心理ゲーム。
優位に立とうと子供じみたやり
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手錠のまゝの脱獄(1958年製作の映画)

4.0

‘俺たちは鎖で繋がってるんだ’…

面白かったです。
脱獄じゃなくて‘脱走’だったけど。
ハラハラの逃走劇と人種問題。
あからさまな黒人への差別。
そんなの当たり前だろ、という空気がやるせない。誰も何
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ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー(2017年製作の映画)

4.1

皮肉屋なホールデン。自意識過剰な文体。10代で読んだライ麦が苦手で…。でも村上春樹訳が出た頃読み直したら見方が変わりました。
インチキ臭い大人、嘘や偽善に敏感で、無垢なものを求めていたのだなと…
サリ
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ナチスの愛したフェルメール(2016年製作の映画)

2.8

フェルメール展に行ったので、興味がわき鑑賞。
 
自らの筆で偽物と証明する贋作裁判
フェルメールとファン・メーヘレンの差
他人の名を騙る時点で
芸術家としては魂を売り渡している
復讐という名の自己愛に
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ヒトラーへの285枚の葉書(2016年製作の映画)

3.6

一枚また一枚
ナチスの批判をカードにしたためて
人目に触れるようそっと置く
ただそれだけ でも命を賭けて
3年間黙々と続けた夫婦の実話
 
戦死した息子の誕生日を祝う切なさ
機械工の夫とその妻の静かな
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IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

3.2

悪い‘気’は次第に淀み、溜まってゆく
井戸や下水 地下深く暗いところへ
人の心の負の感情も
放っておくと淀んでいって
悪い‘何か’にとりこまれる…
    
ろくな大人がいない中、子供達が忌まわしい事
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