iceblueさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

iceblue

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古い映画を好みます。
鑑賞記録として始め途中から細々レビュー。
ただの感想程度です。
書くより読む方が楽しみ!
点数は個人的な好みで
作品の評価ではありません(^^)
好きな映画は5点♪
なのでお気に入りはみんな高得点。
どんなでも映画でも
ちょっとは誉めたい(笑)

映画(2171)
ドラマ(0)

サンセット大通り(1950年製作の映画)

4.7

なんといってもグロリア・スワンソン!
よくぞ引き受けたという強烈な役。哀れでもあり滑稽でもあり。生きた亡霊のようなかつての大女優。
意地の悪い映画です。‘まるで蝋人形’なんてセリフ、昔のサイレントスタ
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恐怖の報酬 オリジナル完全版(1977年製作の映画)

4.4

渋い!渋すぎる!
クルーゾー君のことが好きだったのに、格好いいフリードキン君が現れてどうしよう…という感じ。
昔観たクルーゾー版は洒落た演出があったり、互いの人間関係が描かれていたり。難所ももっとあっ
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動くな、死ね、甦れ!(1989年製作の映画)

4.5

純粋で強烈!1989年の作品とは思えない厚み。きっと監督の撮りたかったものが全部詰まってる。
人々の生々しい描写。狂った人。囚われた人。貧しい暮らし…
少年ワレルカの生き生きとした悪童ぶりは、何となく
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キャリー(1976年製作の映画)

4.0

怖さにも色々種類があるけれど。
哀しいホラーは心に迫る。
 
あの母親。
あの人に育てられたら私はきっと別人になってるはず…。可哀想なキャリー。悲惨な悪夢。彼女の心の叫び。
         
昔、血
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ホテル・ファデットへようこそ(2017年製作の映画)

3.3

しょうがない人ばかり出てくる。
そこがいい。
フランスの田舎街の小さなホテル。何にもしない女主人カトリーヌ・ドヌーブの余裕の開き直り。煙草の似合う貫禄とカラフルなゆったりワンピを着こなす美貌。腹の立つ
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ライ麦畑で出会ったら(2015年製作の映画)

3.5

レトロな水色の車。色づく木々が美しい晩秋の田舎道。隠頓生活を送るJ.D.サリンジャーを探す旅の物語。
どんなに冴えない学生生活だとしても、こんな愛らしい女の子が自分探しの旅に付き合ってくれるなんて素敵
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インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌(2013年製作の映画)

4.4

この色合い、風景、たまらなくいい。些細なシーンにも細やかなセンスが溢れていて素敵。猫がまた可愛らしいんです。
          
あの奇妙に狭い廊下のように、人生に行き詰まってるルーウィン。滑稽に思
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.0

ふう~。大丈夫でした!(←何が?)
 
ちょっと置いてきぼりになったような感じでポカーンと…。でもじわじわとくる‘継承’というワード。そういう恐ろしさなのね。抗えない血の呪い。
 
最初の葬儀から感じ
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.4

頑なな心をほどくもの。激しい怒りや絶望に寄り添うもの。
それは愛とか赦しとか、そういう血の通ったもの以外に無いかも知れない。
手紙。オレンジジュース。事件のファイル…
登場人物やその過激な行動に共感で
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真夜中のサバナ(1997年製作の映画)

3.4

‘この油絵の下には実は別の絵が描いてあるんです’…

この殺人事件も街の住人達も、表面にみえているものと真実では違いがあるのでは…?と暗示しているよう。
容疑者となった富豪の告白にライターが翻弄される
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心みだれて(1986年製作の映画)

3.0

お気楽な80年代の懐かしさがいっぱい。
女性脚本家自身の体験も踏まえた結婚生活のあれこれ。二代スターが夫婦役。結婚を決める時は情熱的なのに、夫婦の関係って少しずつ変化してしまう。
男ってダメねと思う宝
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トーチソング・トリロジー(1988年製作の映画)

4.3

ウサギのスリッパやラジオのリクエスト。心にすーっと沁みるラストシーン。ずっと観たかった隠れた名作。
 
女装して歌うゲイのショーマン、アーノルド。ダミ声なのに乙女な心。ケバケバしい化粧を落とせばピュア
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

4.3

物言わぬ主人公。想いがあるからとどまっている。
長い長い‘間’に慣れてくると時間の観念が歪み、死者と同じまなざしを体感するようになる。せつなくも生者とは決定的に違う観念。
あの家、あの場所への心残り。
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モーリス(1987年製作の映画)

4.2

夜更けにこっそり窓から忍びこむ。情熱的で大胆に。去る時もそっと窓から…眩しい笑顔で帰っていく彼。誰にも言えない秘密の恋のこんな描写にはらはらする。
  
知的で優秀なクライヴに誘われたモーリスは禁断の
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テキサスの五人の仲間(1965年製作の映画)

4.5

なぜ?どこへ?猛スピードで疾走する馬車から始まるワクワク感!
ただの西部劇じゃありません。知る人ぞ知る面白映画なんですよ~。あんまり観てる方いないのでもったいない。
とにかく役者さん達の演技が光ってる
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ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド ゾンビの誕生(1968年製作の映画)

4.6

あ~面白かった♪ 何でしょう、この牧歌的なゾンビ!私にはこのくらいでちょうどいい。たくさん出てきたけど、ただゆらゆら歩いてただけの人いたような(笑)
 
ゾンビは怖くて避けていた…のに、ワールドウォー
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突破口!(1973年製作の映画)

4.0

田舎ののんびりした風景からの銀行強盗。被害者がいるので痛快とは言えないけれど、なかなか面白いストーリー!
登場人物も多彩でユニーク。
 
大体において犯罪の計画というのは予想外のことがおきて狂っていく
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日日是好日(2018年製作の映画)

4.0

毎日が佳き日。
上品で優しい先生の素敵なお宅で二十年以上続いたお茶のお稽古。袱紗の扱いから希林さんの所作に釘づけ。自分もお稽古しているように背筋がぴんとする。体が覚えるまで何年も繰り返す内に心に変化が
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あん(2015年製作の映画)

4.7

不自由な手で餡と対話する徳江さん。立ち昇る湯気から豆の匂いがするような映画。‘店長さぁん’という柔らかな声が耳の中でこだまする。
鳥かごに閉じ込められたような人生。社会に受け入れられなかった苦しみはど
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誰のせいでもない(2015年製作の映画)

3.4

ヴェンダースを続けて3本。これは70代で撮ったというせいか、今までイメージしていた監督のカラーと違う雰囲気。
 
ある悲劇…確かに‘誰のせいでもない’のかも知れない事故。加害者は早く重圧から逃れたいし
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パリ、テキサス(1984年製作の映画)

5.0

タイトルを目にしただけで聴こえてくるライ・クーダーの寂しげなギター。
高校生の時に初めて観て以来、時が経っても何度みても色褪せない作品。
  
もどかしくてせつない物語の世界にすっかり溶けこんでいる登
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アメリカの友人(1977年製作の映画)

4.3

トム・リプリーの物語だったとは…。
アラン・ドロンやマット・デイモンが演じたあの男。デニス・ホッパーがカウボーイハットで登場するから、全く別人のイメージ。裏社会でしか生きていけないような、でも風来坊の
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トランボ ハリウッドに最も嫌われた男(2015年製作の映画)

4.0

バスタブに浸かりながらタバコをくゆらせタイプを打つ頑固者。渋い独特のスタイルで生み出された名作の数々と赤狩りの恐怖。
弾圧にどれほどの人間が志を曲げたことだろう。仲間の裏切り。終わりの見えない逆風に耐
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ジェーン・ドウの解剖(2016年製作の映画)

3.6

不可解な死因。真夜中の解剖。
嵐の中、遺体安置所のある地下室に閉じ込められる検視官親子。しかもそこが住まいだなんて。
‘死体は語る’というけれど謎は深まるばかり。あなたは一体何者?
謎の死体ジェーン・
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(1963年製作の映画)

4.0

影絵さながらに鳥が飛び交い、羽ばたきと鳴き声だけが響くタイトルロール。
つつかれたように文字が欠けていく素晴らしいアイデア。これだけで恐怖の予兆は充分。
 
‘嵐の前の静けさ’の演出。喉を鳴らしながら
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プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

3.6

子供が小さい時一緒に飽きるほど見たディズニーアニメのプーさん。でも全然飽きなかった。迷言の宝庫(^^)
やらなきゃいけない事に追われているとプーさんの言葉は沁みるんです。
…『なんにもしない』を『する
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エル ELLE(2016年製作の映画)

3.5

きっと彼女は、幼少期の悲惨なトラウマにより人と違う鎧を身につけてしまったのだ。大人になってからも、あらゆる受難を自分で振り払い生きてきた。
なかなか独善的で、強靭とも言える神経はそうやって作られたので
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ONCE ダブリンの街角で(2007年製作の映画)

3.9

逃したくないと思う相手。
お互いそれぞれ事情はあるけれど。
翻訳の無いチェコ語のセリフに本心が。
   
世界中の‘名もない’人々がこうして出会いを繰り返し、様々な想いを募らせている。胸に刻まれるよう
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抵抗(レジスタンス)-死刑囚の手記より-(1956年製作の映画)

4.7

脱獄モノの秘かなファン。だって面白い映画がたくさん!
 
『大脱走』…ワクワク!
『アルカトラズからの脱出』…キャラクターがいい
『パピヨン』…ツラい!
『暴力脱獄』…反骨
『ショーシャンクの空に』…
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木靴の樹(1978年製作の映画)

5.0

とても長く、退屈に思う人もいるかも知れないけれど、素晴らしい傑作です!
   
道具もあまり無いような貧しい時代。北イタリアの農民4家族の日々の営み。生きる知恵や収穫の喜び、家畜の殺生、家族の絆、貧し
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ガール・オン・ザ・トレイン(2016年製作の映画)

3.4

酒浸りでストーカー的な言動の主人公の目線なので、真実はどこにあるのか…という展開。この世の不幸を背負ったような彼女が痛々しい。
タイプの違う女性3人と女刑事さんがそれぞれ存在感あり。中でもヘイリー・ベ
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ロスト・ハイウェイ(1997年製作の映画)

4.3

暗闇の疾走。一体どこへ向かうのか。
D・ボウイの歌が流れるあまりに格好いいオープニング。
 
サックス奏者の、妻への疑心からの悪夢…いや現実!?
そして独房で極限を迎えた脳は人格を全く別の若者へと変換
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クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

3.6

予定変更で思いがけず鑑賞。
かなり身構えていたせいか、心臓への負担は軽く済みました(^^;
 
音を立ててはいけない─。こういうルールだとついあちこち気になってしまう。
だって音を立てずに生きていける
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エゴン・シーレ 死と乙女(2016年製作の映画)

3.6

大きな鏡が印象的。行く先々に持ち運び、鏡越しに映るモデル達。ふんわりとした下着姿に布を纏って。もしくは大胆なヌードでねじれたポーズをとって。
妹、タヒチの踊り子、妻とその姉…群がってくる女性達を独特の
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おかしな二人(1968年製作の映画)

4.0

ニール・サイモン脚本。もうね、コメディの原点ですね。50年も前の作品なのでギャグはベタで古いけれど、この名優二人の会話劇はみておかなくっちゃ!
 
出だしのゆる~い音楽からして肩の力が抜ける。おじさん
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サボテンの花(1969年製作の映画)

4.0

‘サボテン’だって花が咲く…。
あの大女優バーグマンが歯科助手の役!しかも地味なハイミスなんて。彼女がはじけてゴーゴーを踊るシーンだけでも一見の価値がある、チャーミングで楽しいコメディ。
1つの嘘がま
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