こうやって撮るんだよ、恐怖映画は。ダリオ・アルジェント81歳の監督最新作。
冒頭から赤色を画面に登場させて、この物語が血だらけの惨劇なんだということを悟らせる。さすがです。
主人公ディアナ(イレニ>>続きを読む
真面目に論じるのが馬鹿馬鹿しくなるくらい酷いです。
アヴァンタイトルで一応クリストファー・ロビン(ニコライ・レオン)も登場します。この役が本作にもたらす貢献度はほとんどゼロに近いです。
いくら「ク>>続きを読む
原風景としてアメリカ映画に度々登場するとうもろこし畑が舞台なのがいい。
スティーブン・キングの短編「トウモロコシ畑の子供たち」の再映画化。1984年の最初の映画化はU-NEXT・アマゾンプライムなど>>続きを読む
エリザベス・バンクスの試みは大成功です。
米ファッション雑誌VARIETY紙に詳しいインビューが載っていました。バンクスは『チャーリーズ・エンジェル(2019)』の興行的な大失敗の際、アクション映画>>続きを読む
ラッパーのアニー・ハーディーが実名で主演のモキュメンタリー。
奇しくも2022年のアメリカ社会の素描映画としての批判性も帯びたホラー映画になりました。さすがはロブ・サベージ。前作の『ズームZOOM >>続きを読む
面白い!スリリング度合いは前作以上。
今度は娘が母親を探すお話。特に前半は娘がアームチェア・ディテクティブとして大活躍。グーグルで全ての行動が記録、監視される現代社会ならではの捜査手法は色々と知らな>>続きを読む
アナ・デ・アルマスがアカデミー主演女優賞候補に選ばれた作品。
演出意図がよくわかりませんが、モノクロとカラーが混在する落ち着かない映画。
おそらくノーマ・ジーンがカラーで、マリリン・モンローの時は>>続きを読む
ライラ・ノイゲバウアー初監督作品をジェニファー・ローレンスがプロデュース。ジェニファー・ローレンス(リンジー役)は主演も兼任。
共演したブライアン・タイリー・ヘンリー(ジェームズ役)がアカデミー賞助>>続きを読む
カズオ・イシグロは黒澤明の『生きる』をイギリスを舞台にして再映画化することが夢だったそうです。
単なる再映画化ではなく、1952年のロンドンを舞台にして細部にこだわって当時の世相を含めて再映画化され>>続きを読む
バズ・ラーマン監督作の本作がなぜ『ボヘミアン・ラプソディ』になり得なかったのか?もちろんクィーンとエルヴィスは違うアーティストですから同じ物語になるはずはないのですが、映画の受け止められ方がこうも違う>>続きを読む
アンドレア・ライズボローの圧巻の演技でアカデミー賞主演女優賞にノミネート。
彼女がこの作品で演技賞の候補になることには何の不思議もないし、今年のアカデミー賞のように強力なライバル(ケイト・ブランシェ>>続きを読む
塹壕戦について描かれた戦争映画といえばスタンリー・キューブリックの『突撃』を真っ先に思い出します。
本作は、1930年にアメリカで映画化された原作の再映画化ですが、特筆すべきはドイツ映画だということ>>続きを読む
このブレンダン・フレーザーには完全にノックアウトされました。
特殊メイクを施しているとはいえ、俳優そのものの力量がないと到底演じ切ることは難しい、チャーリー役。タイトルはそのチャーリーの風貌からとも>>続きを読む
M.ナイト・シャマラン監督最新作は最悪な事が起こるキャビン映画。
こんな悲劇的な映画を8歳の少女ウェン(クリステン・キュイ)から描き起こすの憎すぎる。さすがわかってるシャマラン。
キャビンで休暇を>>続きを読む
サラ・ポーリー監督作品はカラフルな悲劇という印象でしたが、本作はほとんど色がない世界。なぜならばメノナイトの女性達の物語だからです。
メノナイトとは、キリスト教アナバプテストの教派。非暴力・平和主義>>続きを読む
13年ぶりの続編は水のパンドラの世界。
乗り物として利用するのも飛び魚のような海洋生物。パンドラの世界は全てジェームズ・キャメロンが夢で見た世界の具現ですから大変な労力で作り上げたであろうことが想像>>続きを読む
眉間のことを英語で"TRIANGLE OF SADNESS"というのを初めて知りました。
アヴァンタイトルで結構人を馬鹿にしたような男性モデルオーディションの舞台裏インタビュー映像があり、ここでこの>>続きを読む
演者達は超一流です。では何が問題かというとプロットでしょうか。
主人公マレン(テイラー・ラッセル)の孤独がそれほど伝わらないうちに謎の男サリー(マーク・ライランス)続いてリー(ティモシー・シャラメ)>>続きを読む
シャーロット・ウェルズ監督・脚本デビュー作。実に細やかな描写と大胆な省略。
父親カラムを演じたポール・メスカルは英国、米国両アカデミー賞の主演男優賞にノミネート。それくらい繊細な父親を丁寧に演じてい>>続きを読む
この映画正にエクストリーム・コリアン・アクションと呼ぶしかないてんこ盛り。
フィリピンから囚人を運ぶという何処かで聞いたようなプロット。韓国で2017年に47人の囚人がフィリピンから集団移送された実>>続きを読む
ジュリアン・ムーアのこういう映画が観かったんです。
こういう類の映画を見る前には何にも情報を入れないことです。A24製作っていう情報だけでいいでしょう。普通の映画で終わるはずないから。
情報として>>続きを読む
映画にはまだまだできる事があるということを世界中に知らしめた傑作。
2022年10月にロンドンの映画館で観ていたので、その年のベストeigaに選びました。今回改めて日本語吹替版で観て、やっぱり凄い映>>続きを読む
MCUの最新作は各種フォーマットでの上映です。
IMAXレーザーGT3Dで観ました。舞台のほとんどが量子世界なので没入感はかなりのものでした。CG画像を駆使して潤沢な予算を使えば描ける世界というのは>>続きを読む
ソフィー・マルソーばかりを観ている113分。
エマニュエル(ソフィー・マルソー)の母親クロード役がシャーロット・ランプリング(相変わらずのサッドフェイス)。ただ出番は最初の方だけ、父親アンドレを演じ>>続きを読む
ミア・ゴスが同世代の女優の中では頭ひとつ抜けましたね。
オープニングタイトルは刺激的でかなり良いです。でも物語の始まりは至って静か。その後の大狂乱に発展するとはとても思えない嵐の前の静けさ。
そし>>続きを読む
ケイト・ブランシェットがほとんど出ずっぱりの158分。
指揮者であり作曲家のリディア・ター(ケイト・ブランシェット)の華々しい人生とあることをきっかけに始まる転落の人生。こういうのは男性主人公の映画>>続きを読む
”バレンタインは タイタニックで、泣きませんか?”という煽り文句。
日本での劇場公開は1997年12月20日ですから実は26周年なんですが、バレンタイン・デイに合わせて公開ということで25周年になっ>>続きを読む
実に豊な映画。映画、詩を触媒に登場人物の人生が鮮やかに浮かび上がります。
舞台となる海沿いの映画館”エンパイア”。ブリテン島東端、マーゲートに現存する1923年に建てられたドリームランド(建物は現存>>続きを読む
待ちに待ってた人も多かったでしょうね。初日初回にドルビーシネマに行きました。
189分ですよ。こんなクソ映画に付き合った時間は。描かなくて良い場面ばかり描いて、映画にグルーブを生むはずの物語の掘り下>>続きを読む
タイ産ワニ映画。ほぼワンシチュエーション。原題は”地獄の6メートル”。
デイ(ティラデート・ウォンプアパン)は映画製作スタッフ、どでかいプールでの撮影が終わり後片付けを任され、恋人のコイ(ラットナモ>>続きを読む
ドイツには女性専用プールがあります。そこで起こる騒動を描いたコメディ。
狂言回し役はガビ(マリア・ハッペル)とエバ(アンドレア・サバスキ)、親友同士の彼女たちは70年代のウーマンリブ運動の経験者。女>>続きを読む
どうも調べてみると、アメリカでは”フロート”というレジャーがかなり人気があるようです。透明度の高い川面に浮き輪を浮かべ、ただプカプカ漂うという遊び。
”フロートに最適な川10選”というサイト記事が簡単>>続きを読む
スティーブン・スピルバーグの残酷描写がその頂点を極めた映画を見直しました。
"WAR OF THE WORLDS" という原題からいわゆる異星間の戦争とはっきりわかります。"THE WAR OF T>>続きを読む
アナ・ケンドリックの最新作は、モラハラ彼氏に苦しむ女性とその友達の物語。
輝くような笑顔が魅力のアナが、始終不安顔で主人公アリスを演じ切ってます。正直こんなに悩む姿を曝け出すとは。キャリアの更なる積>>続きを読む
ジェラルド・バトラーの新作。もはや彼の主演作は一つのジャンル映画。
今回は機長役、制服がよく似合います。副操縦士はヨーソン・アンが勤めます。チーフパーサーはダニエル・ピネダ。ポリコレ配慮もバッチしな>>続きを読む
ミーガンという名前はModel 3 Generative ANdroidの頭字語だと説明されます。
AI人形とも紹介されています。これが怪力かつ弁が立つんです。
おもちゃ会社の研究者ジェマ(アリソ>>続きを読む