chsyさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

chsy

chsy

映画(647)
ドラマ(11)
アニメ(0)

赤い闇 スターリンの冷たい大地で(2019年製作の映画)

-

「ホロドモール」
ウクライナでの共産党による人為的大量餓死(1932-33)の実態を知ったジャーナリストを主人公にした作品。

ソ連がウクライナの肥沃な土地にどれだけ執着があるか、よく分かる。

そん
>>続きを読む

ターナー、光に愛を求めて(2014年製作の映画)

-

アイロニーとユーモア

マイク・リー監督のイギリスとイギリス人の描き方が好きで観に行きました。 時代的には英国が産業革命の恩恵を得て絶頂期に達した頃。 巨万の富が蓄積したイギリスで絵画の需要も相当に
>>続きを読む

ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

-

旧作が上映された頃は、もちろん生まれてないですよ。
いくらアタシでも。

それから久しく経って、レナード・バーンスタインが、キリテ・カナワやホセ・カレーラスらと録音したCDが発売され、何度も何度も聴い
>>続きを読む

茲山魚譜 チャサンオボ(2019年製作の映画)

-

流刑された1人の学者。
島の名前に「黒」という文字が入っていることから、不吉な予感に囚われ、閉じこもっていたが、島民の献身や若者のエネルギーに刺激されて、本来の好奇心を取り戻し、意欲的に執筆。
タイト
>>続きを読む

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲(2001年製作の映画)

-

「夕焼けは人を振り返らせる」

匂いが人の記憶を呼び起こさせるって、確かにそうだな…

観れば、高評価の訳が分かる傑作
完全に大人(アラフィフ)がターゲット?
(我々が観れば、昭和懐古&憂いの一日にな
>>続きを読む

小さな恋のメロディ(1971年製作の映画)

-

Teach your children ♫を
久々に聴いて、見たくなった。

なにせ、随分前だから、内容もよく覚えておらず新鮮だった。

何よりイギリスのイギリスらしい風景、建物、様式で出来上がって
>>続きを読む

テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)

4.0

過去がある女と
過去を後悔している女の
エンパワメント・ストーリー

過去があっても、今逃げ出す理由はなかったのに、その過去故に、引金を引いてしまった女

少女の頃から、男の横暴さを受け入れて生きるこ
>>続きを読む

ラヴソング(1996年製作の映画)

5.0

再鑑賞
ラストシーンで感動したくて

何度も見たい、ひたむきに生きてきたヒロインの、憂いのある横顔、流れるテレサテン
『月亮代表我的心』
こんな、熱く強く優しさに溢れたラブソングは他にあるだろうか。
>>続きを読む

ふゆうするさかいめ(2020年製作の映画)

-

お布団大好き
そして、お布団がきらい
あなたが大好き
そして、あなたがきらい

寝るのが大好き
そして、このまま死んでしまいたい

突然の現実が私を引き戻そうとするけど、どうするかは私の自由でしょ?
>>続きを読む

ヴィヴィアン・マイヤーを探して(2013年製作の映画)

-

ふと思う。人間の記憶のある場面をスキャンして映像として残せたら…
忘れたくない記憶を形に出来たら…
そんな願いが写真の発明の発端?
今でも写真や動画にできなかったあの瞬間の記憶を取り出して残せたら…
>>続きを読む

パリ3区の遺産相続人(2014年製作の映画)

-

中年になってやっと解放される。そういうことってあると思う。
主人公は57歳、演じるケヴィン・クラインも59歳。
相手役クロエの年齢は明かされないが、同時期に生まれたらしいから、
同じく50歳代後半か。
>>続きを読む

ザ・トゥルー・コスト ファストファッション 真の代償(2015年製作の映画)

-

毎度お世話になってるfast fashionだけど…疑問を持ってる人も多いのではないかと。そんな業界の裏側を描いた作品。

バングラデシュの縫製工場の倒壊事故を機に注目を集めた、ファストファッション業
>>続きを読む

美術館を手玉にとった男(2014年製作の映画)

-

障害のある方をサポートする方法として、最近の主流になっている考え方はストレングス・モデルだ。

彼の存在を発見し、追い続けた(仕事を投げ捨ててまで)レイニンガーは意図せずして、ストレングス理論に基づい
>>続きを読む

ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期(2016年製作の映画)

-

原作出版当初(20年前)は話題にはなっていたが読みたいとは思わなかった。しかし映画は気に入った。理由は主演女優がたまらなく魅力的だったから。よって前2作は熱く支持され長く愛される作品となる。

で三作
>>続きを読む

100,000年後の安全(2009年製作の映画)

-

まるでSF映画のような時空を超えた想像を掻き立てられた。
未来の人類へ向けて語られる監督自身のナレーション、研究機関や現場で働く方々の語り口がやけに冷静で、背後にある事の重大さを物語り恐ろしくなる。
>>続きを読む

グラン・ブルー完全版 -デジタル・レストア・バージョン-(1988年製作の映画)

-

海中自由自在が羨ましい。

例えば。
糸満売りで潜水を鍛えられた少年たちは、過酷な労働の中でかなりの深さまで潜れたらしい。
当時どのくらい深く潜れるか競ったら海中が真っ暗になるまで素潜りで潜ったという
>>続きを読む

人生、ここにあり!(2008年製作の映画)

-

むかーしむかーし、大熊一夫さんの「ルポ精神病棟」を読んで以来、問題意識に1コーナーを設けて見続けている課題。
イタリア「バザリア法」関連。

以前、渋谷のミニシアターで精神医療系映画の特集的なのやって
>>続きを読む