eigajikouさんの映画レビュー・感想・評価

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映画館(特にミニシアター、名画座)が好きで年間400本以上を劇場鑑賞。2017年は423本。世界中の色々な国の映画を観るのがライフワーク。映画祭、特集上映に良く行きます。星は4点以上の時付けています。

映画(439)
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つかのまの愛人(2017年製作の映画)

4.0

かつてなく官能的なフィリップ・ガレル。
#シネマヴェーラ渋谷 で8月18日より公開。
アンスティチュ・フランセ東京「カイエ・デュ・シネマ週間」にて、
ガレル監督「現代の恋愛についての3部作」
『ジェラ
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大人のためのグリム童話 手を失くした少女(2016年製作の映画)

4.5

美し過ぎて脳裏から離れない息をのむ映像。
そしてまさに「大人のグリム童話」
残酷な物語。
セバスチャン・ローデンバック監督が自分で編み出した「クリプトキノグラフィー」という手法を使い一人で作画を担当の
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スワッガー(2016年製作の映画)

4.0

パリ郊外移民が住む公営団地の子供達。現実を見抜いている其々の個性的な発言。「Je m'appelle…」私の名前は…と何度も言い澱みながら自分の置かれた状況を客観的に語る少女が印象的だった。ティモ・サ>>続きを読む

デジレ(1937年製作の映画)

4.0

ギトリ本人によるスタッフ紹介前説が愉快。美しい独身女優の主人に恋してしまう有能な召使デジレ役ギトリ得意な怒涛のくっちゃべりはクライマックスで集中的に。
女主人役ギトリ当時の妻ジャクリーヌ・ドリュバック
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夢を見ましょう(1936年製作の映画)

4.0

ギトリ怒涛のくっちゃべりに圧倒され楽しんだ大人のコメディ。
題名どおり夢みたいな話だけど、
洒落てて面白い。
ジャック&ベティ月例ヒバリチャンネル『ひばりのすべて』がめちゃ混みで「入れなさそうだから帰
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アイランド(2011年製作の映画)

4.0

トゥーレ・リントハートとレティシア・カスタの美男美女カップルがパリからブルガリアの黒海の島へ旅行し奇妙な体験をする。冒頭いきなりホドロフスキー監督出てきて怪しげ&不思議な展開で面白かった。トゥーレファ>>続きを読む

フェイス・ダウン(2015年製作の映画)

4.0

『イースタン・プロミス』に出てきた様な若い娘の人身売買の実態をブルガリアのロマの人々が暮らす地域を主な舞台に
監督が実際会って話を聞いた人物をモデルに描くスリラー。
主人公サミー(メルヴィル・プポー)
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海を駆ける(2018年製作の映画)

4.0

深田晃司監督の映画をシネコンで観る日が来るとは。でも中身は拘りの深田印。『いなべ』の滝とか😁
キェシロフスキ、アピチャッポン、蔡明亮が無性に観たくなった。『ルック・オブ・サイレンス』『見えるもの、見
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椿なきシニョーラ(1953年製作の映画)

4.0

新文芸坐シネマテークで鑑賞。
ミケランジェロ・アントニオーニ監督1953年長編第2作。
店員だった美しいルチア・ボゼーが女優になりチネチッタで翻弄される映画界内幕もの。

通常は付かないような周りの人
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枝葉のこと(2017年製作の映画)

4.0

『苦役列車』みたいな映画かと思ってた(『苦役列車』脚本いまおかしんじ監督が飄々と出演してた)けど観てて想起したのはグザヴィエ・ドラン『マイ・マザー』。
二ノ宮隆太郎監督・脚本・編集・主演のナラティブに
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ホース・マネー(2014年製作の映画)

4.5

映像の強度。
カメラ(監督)と被写体の関係性に震えた。

見逃したことを激しく後悔していたが、
EUフィルムデーズ作家小野正嗣さんのトーク付き上映にて鑑賞でき本当に良かった。

レディ・バード(2017年製作の映画)

4.5

普段は「共感」なんて映画の評価には全く関係なくむしろそこで評価してる感想などは読みたくないと思っている。敢えて娘目線、母親目線両方で“共感"出来たと書いておく。普遍性のあるドラマ。
ティモシー・シャラ
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ビューティフル・デイ(2017年製作の映画)

5.0

ホアキンのカンヌ男優賞受賞とても嬉しく本当に待ち望んだ公開。初日初回鑑賞。
リン・ラムジー作品には打ちのめされてきた。今回は魂が震えた。
現在今年のマイベスト。
(6月1日までに244本劇場鑑賞)

サムライと愚か者-オリンパス事件の全貌-(2015年製作の映画)

4.0

ちょっと前の事件というイメージかもしれないけど、日大アメフト、森友問題などと被ってタイムリーで今必見な内容。
大きな事件が起きた後も隠蔽体質は蔓延していて日本全体が泥船に乗っていると突き付けられどんよ
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ボストン ストロング ダメな僕だから英雄になれた(2017年製作の映画)

4.0

‪ダメなのは主人公ジェイク・ギレンホールだけじゃなくミランダ・リチャードソン演母親や親戚もでそのさえない存在感や有難迷惑ぶりがリアル。ありがち感動実話でなくて良かった…けど、あぁやっぱりこういうエクス>>続きを読む

フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

5.0

胸が締め付けられたけどセンス抜群なユーモアと子供の生命力と映画自体のパワーで圧倒的な映画体験した。
『タンジェリン』Q&AでChrisBergochさんがラストシーンはショーン・ベイカー監督がディズニ
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モリーズ・ゲーム(2017年製作の映画)

-

ジェシカ・チャステイン姐さまの美しい胸元が気になって仕方なかったなぁ😍メイクはアンジー風?セリフ多いのは覚悟してたけど何でもかんでも台詞で説明されて困った。同じアーロン・ソーキン脚本でもデヴィッド・フ>>続きを読む

アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

4.0

実在の人達を上手い俳優がそっくりに演じているというのは勿論だけど「ウィークエンダー」の再現フィルム風味!?カリカチュアライズが絶妙なバランスでググっとドラマに引き込まれた。35ミリフィルム撮影部分とデ>>続きを読む

孤狼の血(2018年製作の映画)

-

TOHOシネマズデイに見たがいつ見てもお安い料金の皆様が殆どだった。
でも本作は東映実録路線見てた人達や東映映画マニアより、知らない若い人狙い?
自分の頭の中は「文太さん昭和は遠くなりにけり」
『トレ
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彼の見つめる先に(2014年製作の映画)

4.5

目が見えない主人公レオと親友ジィ、転校生ガブリエル。3人の関係性の変化を繊細かつ爽やかに描く。気心知れた仲間で大切に制作された温かみ、若いLGBTの子達の力になりたいという思いが伝わる素敵な作品。本年>>続きを読む

ボックストロール(2014年製作の映画)

4.5

権力者リンド卿を盲信して考えない市民。リンド卿の友達の輪に入りたくてボックストロールを捕まえるスナッチャー(ベン・キングズレーの名演)。自分を変えることが出来るのは自分!自分で考えて行動しなきゃ!のメ>>続きを読む

シチリアン・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

4.0

1993年シチリアで13歳の少年がマフィアに誘拐され779日間監禁後殺害された実際の事件。少年のGFを主人公にし、美しい自然やピュアな恋、幻想的な描写を織り込み再構築。当時を知る人々には特に苦い内容だ>>続きを読む

フォルトゥナータ(2017年製作の映画)

4.0

DV夫と離婚目前の美容師フォルトゥナータは8歳の娘を育てながら店を開こうと奮闘中。イタリアでは母親は完璧を求められるが直情的で大失敗もする女を本作でドナテッロ賞主演女優賞受賞ジャスミン・トリンカが熱演>>続きを読む

世情(仮題)(2017年製作の映画)

4.0

ナポリの老弁護士ロレンツォは自分の浮気が原因で妻が亡くなり子供2人と関係が悪い。独居しているマンション隣家の若い夫婦と知り合うが事件が起き…普遍性ある重厚な家族ドラマで身につまされた。俳優、子役の演技>>続きを読む

ティエリー・トグルドーの憂鬱(2015年製作の映画)

-

ヴァンサン・サランドンはやはり上手い。
ダルデンヌ兄弟『サンドラの週末』のマリオン・コティヤール想起した。

プリデスティネーション(2014年製作の映画)

4.0

公開時見逃し、
録画して埋もれていたのをやっと鑑賞。
この尺で面白くまとめてあった。
『ウィンチェスター』劇場鑑賞は考え中

熱風(1973年製作の映画)

4.0

イスラーム映画祭3で鑑賞した1973年製作のインド映画。
1947年印パ分離独立時パキスタンへ移住せずインドに留まったムスリムの家族が襲われた悲劇。
当時起きた虐殺などの直裁表現はせずに生活の様子を丁
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ラジオのリクエスト(2003年製作の映画)

4.0

イスラーム映画祭3で鑑賞したシリア映画。
第四次中東戦争中のシリアのある村で人々は週1度人気リクエストラジオ番組を集まって聴くのが楽しみ。
若者に召集令状が届き戦争の影が落ちる。国境なき医師団・看護師
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花嫁と角砂糖(2011年製作の映画)

4.2

イスラーム映画祭3で鑑賞のイラン映画。
スーパー16ミリフィルム撮影の光がなんとも美しいルノワールの絵の様な映像。
婚約式準備をする大家族の様子が生き生きと描かれる。
この映画のような一族あげての婚約
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私の舌は回らない(2013年製作の映画)

4.0

イスラーム映画祭3で鑑賞したドキュメンタリー映画
セルピル・トゥルハン監督がドイツに暮らすクルド人移民の自分の家族にカメラを向けたら知らなかった事実も語られ…
(前半は祖父母と訪ねた祖父母、父母の故郷
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女房の夫を探して(1993年製作の映画)

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イスラーム映画祭3で観たモロッコ映画
3人の妻と暮すハッジが若い妻フーダと3度目の離婚。ヨリを戻したいハッジだがフーダが1度他の男と結婚し離婚するのを待つしかない。
いっときも待っていられないバッジ。
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モーターラマ(2012年製作の映画)

4.5

イスラーム映画祭3で鑑賞したアフガニスタンのドキュメンタリー映画
ヘラート、カブール、マザリシャリフの街で、制限されている女性の平等な権利のため闘う女性達の姿や切実な声を記録。
大変な勇気を振り絞って
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ボクシング・フォー・フリーダム(2015年製作の映画)

4.5

イスラーム映画祭3で鑑賞したスペイン=アフガニスタン合作映画
イランでの難民生活時ボクシングに出会った少女サダフはアフガニスタンへ戻ってから女子ボクシングチームに参加し、
国際大会にも出場。
同じくボ
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エクスキューズ・マイ・フレンチ(2014年製作の映画)

4.0

イスラーム映画祭3で鑑賞のエジプト映画
ハーニーは父の急死で富裕層が行く私立校から公立へ転校しいじめられる。
クラスでただ1人クリスチャン(コプト教徒)な為秘密にして環境に馴染もうと奮闘。
監督の体験
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イクロ クルアーンと星空(2017年製作の映画)

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イスラーム映画祭3で鑑賞のインドネシア映画
国立の理工系大学バンドゥン工科大学附属のサルマン・モスクが製作した児童向け映画。
イクロはアラビア語でコーランを読む練習法。
科学とコーランの教えがテーマで
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遺灰の顔(2014年製作の映画)

4.0

イスラーム映画祭3で鑑賞のクルディスタン=イラク合作映画
イラン=イラク戦争中80年代クルドの村、
若いカップルの結婚式途中に、
祖父へ届けられた兵士の孫の遺体。
顔は判別出来ない状態だが割礼痕がなく
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