原題はAmerican Made。麻薬、武器密輸、政治工作、アメリカの闇。半ば実話だけに本来はエンタメにしていいネタじゃないが、トムクルーズが主演のせいで何だかすっかり痛快で楽しい映画に。ちなみに撮影>>続きを読む
ロシア人俳優が安っぽくて、いまひとつ怖くない。どこかしらテレビドラマのような。シベリア抑留という史実をテーマに描くなら、恐怖感や絶望感をもっと徹底的に描くべきかと思う。
田宮二郎と若尾文子と水谷良重の乱闘シーンは、現場でなかなか監督のカットの声が掛からなくて俳優部がちょっと困惑してる気がする。ストーリーも登場人物もいろいろ爛れてるが、何より気になったのはBGMが終始ど>>続きを読む
ただのおしゃれアクションスパイ映画だと思って見てたら、意外にマトリョーシカみたいなタマネギみたいな脚本の映画だった。
-1.0とは発明ではないか。エピソード-2.0や0.5も今後ありうるわけで。恐れ入谷の鬼子母神。劇場ではIMAX推奨です。安藤サクラ、割烹着似合う。橋爪功を見逃すな。
ノアの箱舟がもしも貧富の差が激しい列車だったらという、妙な設定を楽しめばいいのでは。ティルダ・スウィントンもいつも以上に変な役。ストーリーは尺が足りなかったか、カタルシス少なめ映画。
CIAをクビなった男の妻は小児科医。女流売れっ子絵本作家の夫は元ボディガード。そこに整形手術資金が足りないスポーツジムの中年女性スタッフと後輩イケメンスタッフと店長が絡んできて。笑って読み終わったら焼>>続きを読む
俳優部の誰もが大根役者のフリをさせられて、見ていて気の毒になってくる映画。石ノ森章太郎先生にも申し訳ない。あと台詞が聞き取りにくい箇所が多いのでMAをやり直した方がいい。仮面にデジタルデバイス的機能?>>続きを読む
おなじみの出演者が年を重ねていくのにアクションは回を追うごとにド派手になっていく。肉体と予算とスケジュールの限界へ挑む、この映画の製作自体がミッション:インポッシブル。AI暴走の鍵を握るのが文字通りの>>続きを読む
スタジオジブリ物語。それ以上でもなく以下でもなく。
ちなみに吉野源三郎の小説のようにコぺルくんも叔父さんも出てきません。どう生きるかと言われましても。
ティルダ・スウィントンは人間じゃない役がしっくりくる女優だと改めて確認できる映画。続編のCGのレベルアップに期待。
このレビューはネタバレを含みます
故坂本教授の音楽の効果だろうか。タナトスに満ちた映画。シャイニングのオープニング曲に似てるのは気のせいか。解釈自由な謎解き風の脚本。あの終わり方はどうなんだろう。自分はいたたまれないと思う派です。
鎌倉、腹違いの四姉妹、葬式、法事、梅、桜、花火、食。淡く切なくノスタルジックな物語でありながら、しかし何よりも大人の階段を昇りかけた当時の広瀬すずを発見するための映画。あと喪服がカーディガンでも許され>>続きを読む
後半のことを思えば前半はディズニーランドみたいなものだ。と教官は言いたかったに違いない。
人間に似過ぎたアンドロイドが一番怖い。その意味で、とてもよくできたトイ・ソルジャー映画。話題になったようなダンス映画ではないので念のため。
1983年創立の雪国まいたけの段ボール箱が1972年に山積みになっているシーンが残念。強面の佐々淳行を演じるには役所広司は人が良すぎる気も。
家族、白骨街道、政治家、ネオナチ、時効と冤罪。ちょっとテーマが散らかってしまった。それにしても最後の山﨑努のカメオ出演は何だったのだろう。
社会部の記者目線で描かれたフェイクドキュメンタリー映画。ついでに関西弁もフェイクっぽい。そんな中、生島聡一郎役の宇野祥平の眼鏡の厚さにリアリズムを感じた。
1975年の作品。伊丹映画と出演者が数人被っているのは偶然か。宇野重吉と仲代達矢の確執が秀逸。権力を敵に回したり、権力のバランスが崩れたりすると、表でも裏でも色々あると教えてくれる政治汚職映画。
沢田研二が志村けんの台本をなぞるように演じた映画屋ノスタルジー映画。北川景子や永野芽郁は意外と古風な女優だと再認識。
見終わってどんよりと最悪な余韻に包まれる昭和映画。脂汗をにじませながら緒形拳が演じた気の弱い主人公が一番の鬼畜であることは間違いない。それに拍車をかける岩下志麻のヤサグレ感、小川眞由美の高笑い、蟹江敬>>続きを読む
イマドキの強くてかっこいいエンジェルス。かつてのようなおバカなエロかわいさは薄れた。それはさておき、やはり吹き替え版で見たい映画。ジョン・ボスレー(声・麦人)の胡散臭さに一票。
まるで吉田茂が小林薫のモノマネをやっているかのようなそっくりさん映画。白洲次郎モノとしては伊勢谷友介と中谷美紀が演じたNHKドラマの方がじっくり描けていて面白い。憲法草案をめぐって膠着する閣議の様子は>>続きを読む
のどかな時代を味わうコメディ映画。コンツエルンの中で乳業の社長と社員はキャラが立ちすぎだと思う。大映の次世代ホープだった叶順子が早々に引退したことが悔やまれる。
宮崎駿の飛行機愛映画、第二弾。松任谷由実のひこうき雲で天国へテイクオフ。死の余韻で終わる、幻の引退作品。
そんなに大勢で亡命するなんてあるだろうか。ロッキーホラーショーほど癖は強くないけど軍医のティムカリーの背が低く見えるのは気のせいだろうか。どうせならロシア語でしゃべり通すべきなのでは。などのような突っ>>続きを読む
一時代前のCGアニメのような粗い映像が彼の地のすさんだ空気や人のたどたどしい動きを絶妙に伝え、実写の再現ドキュメンタリー表現よりもむしろ不気味で痛々しい映画。
戦前の日本が舞台なのになぜか無国籍な雰囲気。細川俊之と舟越英二そして市川雷蔵。やさ男トリオがレツゴー3匹な映画。