ネグセさんの映画レビュー・感想・評価

ネグセ

ネグセ

たかが映画じゃないか

2017年12月24日開始。点数0.5刻み。

映画(157)
ドラマ(0)

七人の侍(1954年製作の映画)

5.0

ちゃんと観たのは昨年の今頃だ。『マグニフィセント・セブン』観たあとくらいに、重い腰を上げて。素晴らし過ぎて身震いした。と同時にそれまでスルーしてきた自分に腹が立ち即座に切腹させた。本作品を観ずに何十年>>続きを読む

ダウン・バイ・ロー(1986年製作の映画)

5.0

“バイザウェイ”って覚えたての連語がつい口をついて出ちゃってたように、《ダウンバイロー》って何度も言いたくなる。父親運転の車の後部座席からぼんやりと景色をやり過ごすのを思い起こさせるオープニング、そし>>続きを読む

ストレンジャー・ザン・パラダイス(1984年製作の映画)

4.5

まだ若い頃最初にこれ観たときは「本当にそこはアメリカなのか?」と疑った。へっぽこなアメリカ(人)を撮るのがジャームッシュだ。でもリアルな日常こそが実はへっぽこでそれはアメリカだろうが日本だろうが本質は>>続きを読む

パーマネント・バケーション(1980年製作の映画)

3.5

『パターソン』を観たときぼんやりとジャームッシュの〈原点回帰〉を感じたのは私だけだろうか。卒業製作で撮った本作に一番近い気がするのだ。どちらも一人の青年の他者との距離感(違和感)を描いているという点、>>続きを読む

フォロイング(2017年製作の映画)

2.5

タイ・バンコク旅行のなかでのありがた迷惑なオプショナルツアー。ジュリーだって家付きカー付きババア抜きが良かっただろうに。でも『スペル』の逆ギレお婆ちゃんと比べたらまだ可愛い方だ。

(r)adius ラディウス(2017年製作の映画)

2.5

半径5メートルで爆死レベルの足クサ友人を知ってる。消臭スプレー逆効果パターン。だからジェーンの存在は神。だけど、いろいろ惜しい。

ジョン・カーペンターの 要塞警察(1976年製作の映画)

3.5

テンポがね、やっぱり『ハロウィン』に近いのかな。初期の低予算作品だけに派手さはないけどジワジワと惹き付けられる感じはさすが一発アイデア勝負のカーペンターだ。野郎たちを向こうにニヒルにリー役を演じたロー>>続きを読む

緋牡丹博徒(1968年製作の映画)

3.5

よほどメンタルコンディションが良かったのか大いに笑えた。何処の惑星で繰り広げられてるんだ?ってくらい堅気さんが一人も出てこないし、健さん一人が上手すぎて浮いてるし。殴り込みにお供する不死身の富士松のダ>>続きを読む

エスター(2009年製作の映画)

3.5

面白い!エスター役のイザベル・ファーマンを発掘した時点でこの映画の成功は約束されたも同然だった。ちなみに先般7億円詐欺で捕まった「つなぎ融資の女王」もある意味においてエスターだ。別件で室井滋あたりで映>>続きを読む

ローリング・サンダー(1977年製作の映画)

4.5

やってること完全に任侠映画。逆に言えばヤクザな人ってPTSD とも言える。任侠映画に限らずだけどバディ〈相棒〉の重要性ね。時に主役を食うくらいの存在感を発揮してくれることがあって、ここでのウィリアム・>>続きを読む

縞模様のパジャマの少年(2008年製作の映画)

1.0

子供をダシにして反戦を訴える映画には嫌悪感しかない。「やつらは危険な害虫なの」って諭してた反ユダヤ教育に完全に洗脳されていたお姉ちゃんがせめて犠牲になるのならまだしも。幼い少年たちに刺し違えさせたり、>>続きを読む

真珠湾攻撃(1943年製作の映画)

3.5

日本人に対する一定のリスペクトを垣間見ることができ観ておいて損はない。最後あたりの「永遠に戦死者の墓は増え続けるしかない」というセリフにすべて集約される。そう、よそが〈アメリカ様〉に楯突き続ける限りは>>続きを読む

ダウンタウン物語(1976年製作の映画)

3.5

一滴の血も流れない奇跡のギャング映画。ラストの銃弾の雨あられ(パイ投げ合戦)の楽しそうなこと。8時だョ!全員集合のコント終りに流れてたあの曲をアテレコしてみたくなる。アラン・パーカー監督衝撃のまあまあ>>続きを読む

マジック(1978年製作の映画)

3.5

これ観るといっこく堂がいかに優れた腹話術師かが分かりリスペクトしないではおけない。アンソニー・ホプキンス演じる腹話術師兼マジシャン・コーキーも〈声が…遅れて…聞こえて…くる〉んだけどそれは技じゃなくて>>続きを読む

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.0

正直後半寝ちゃってるんだよ。それで正当な評価が出来るのかってことなんですが寝るって既にそれ自体が評価でもあって。付き合い期間もそこそこに早々に彼女の実家にお呼ばれされてその居心地の悪さ感は存分に出てて>>続きを読む

オン・ザ・ミルキー・ロード(2016年製作の映画)

3.0

動物や風景や小道具大道具を駆使しての表現に非常に長けているのは分かったが、肝心の人間…、感情とか心の機微なんかがあまり伝わってこなくて絵面だけがワチャワチャ過ぎて行った印象。それでも3.0以下は付けら>>続きを読む

キャリー(1976年製作の映画)

4.0

クロエちゃんには悪いけどオールドファンから言わせてもらうとシシー・スペイセク以外のキャリーはキャリーではないと。確か無名時代の25才くらいでこの役を射止めたシシーは例のあのシャワーシーンで惜しげもなく>>続きを読む

狼たちの午後(1975年製作の映画)

4.0

実話ベースの話でゲイの恋人の性転換手術の費用を捻出するために銀行に押し入るっていう発想がそもそもイカれててファンキーだ。セリフはほとんどアドリブだというからつくづくアル・パチーノの才能にびっくりだが、>>続きを読む

セルピコ(1973年製作の映画)

4.0

汚職やってる仲間の警官より真っ当に職務に邁進するセルピコ(アル・パチーノ)の方がお洒落でいい暮らししてる感の演出が甚だ疑問なんだけど、一方で『スケアクロウ』でムショ帰りの半ダサな役を同年に演じた俳優か>>続きを読む

真夜中のカーボーイ(1969年製作の映画)

4.5

ジョー役のこの頃のジョン・ヴォイトの唇が娘アンジェリーナ・ジョリーのそれに一番近い気がして笑える。でもさ、フロリダの太陽を浴びて暮らしたいっていうラッツォ〈ドブ鼠〉のささやかな願いを叶えさせてやろうと>>続きを読む

バイバイマン(2016年製作の映画)

1.5

バイバイマンより何より、フェイ・ダナウェイの顔が断トツに恐い。

パパが遺した物語(2015年製作の映画)

2.5

泣かされに行ってるのになかなかそうならない。製作総指揮のラッセル・クロウの欲張った独り相撲感が鼻につくからだ。あんな小さな娘とカーペンターズ歌う?っていう邪念も入るし、不幸の安売りし放題で…。ただね、>>続きを読む

イージー★ライダー(1969年製作の映画)

4.5

これはアメリカ社会への批判なんかじゃなくて、ならず者が自由を勝ち取ろうなんて戯れ言にはピリオド打ってやろうぜって話なんだわ。ステッペンウルフの『Born To Be Wild 』が流れてくるあの>>続きを読む

(500)日のサマー(2009年製作の映画)

3.5

タルくて見てらんねぇな…と言いつつ全部見た。恋とは独占欲の事でごくたまにその欲望が合致する相手と出逢うことがある。それが愛だ。朝の来ない夜は無いし、オータムの来ないサマーは無い。

ある愛の詩(1970年製作の映画)

3.0

子供の頃ナニ曜洋画劇場で観たんだか忘れたけど、初めて観る難病ストーリーだったと思う。音楽も物悲しくて、彼女に先立たれた男性が一人雪の中佇むシーンを覚えている。で、隣の母親がボロ泣きしてて再び画面に視線>>続きを読む

伊豆の踊子(1974年製作の映画)

3.5

これ言うと大抵「いつの踊子だよ!」ってツッコまれるんだけど、川端康成で断トツに好きな作品でね。「あんなファンキーモンキーな文学ねぇし!」って言い返す事にしてるんだけど。この踊子である小娘がだんだん、今>>続きを読む

太陽はひとりぼっち(1962年製作の映画)

4.0

アラン・ドロン二本立ての一本として観たのが二年前でこの日は本当に太陽がいっぱいいっぱいになっちゃって。公開当時のドロン人気にもろ乗っかったであろう邦題には苦笑いしかなかったんだけど目っけ物とはこのこと>>続きを読む

欲望(1966年製作の映画)

3.5

被写体に跨がって激写するデヴィッド・ヘミングスのこのポスターに吹き出しを付けるなら「ナイスですね~」で間違いないと思うんだけど、映画の中身はそれほどナイスでもないというね。ただこのデ~ヴと街を疾駆する>>続きを読む

ラブレス(2017年製作の映画)

4.0

デートで観たらその夜はまず口説けないし旦那さんは奥さんにまずヤらせてもらえない、そんな映画ですね。ただ見方は男女差があるだろうから激論必至のアカデミックないい作品とも言えるかな。ラブレス(愛の不在)の>>続きを読む

ミステリー・トレイン(1989年製作の映画)

4.0

探すと来なくて必要ないときになぜか来る湘南新宿ラインみたいにずっとタイミング悪く観るのを逃していた一本。ぶっちゃけトレインは全然ミステリーでも何でもないんだけど。プレスリーの聖地メンフィスのあるホテル>>続きを読む

病院坂の首縊りの家(1979年製作の映画)

3.0

もはやコロッケのものまねを通してしか思い出すこともなかった桜田淳子のこの期に及んでの復帰をどう考えるか?。ただ早速昨日からdヒッツでメドレーを聴きまくってるという。

女優としてまず思い出すのがドラマ
>>続きを読む

太陽がいっぱい(1960年製作の映画)

4.0

あの曲をバックにパトリシア・ハイスミスの原作を読むのが一番だと今でも思ってるんだけど、スクリーンで観るならなんつってもアラン・ドロンのパッツパツのホットパンツ姿と哀れな眼差しだろう。いつもあれにやられ>>続きを読む

ひとごろし(1976年製作の映画)

3.0

松田優作初主演作品。落語の小噺に似た風情。剣の達人仁藤昴軒(丹波哲郎)にまともには太刀打ち出来ない双子六兵衛(松田優作)のまさかのこざかしい心理戦。ボクシング的に言ったらヒット&アウェイ。いや、実質ヒ>>続きを読む

おいしいコーヒーの真実(2006年製作の映画)

3.5

たとえ陽の出ない朝はあっても、コーヒーを欠かす朝はない。それくらい毎日のルーティンとしてコーヒーを摂取している人だったら是非見ておくべきだろう。それでも思っている以上のことは何も出てはこないのだが。漠>>続きを読む

スクワーム(1976年製作の映画)

3.0

TVジョッキーの奇人変人コーナーで「ミミズを蕎麦のようにすする男」等で多少免疫出来てたとはいえ、昔塾から帰ってきて遅めの食事時にこれやられた日にゃ。そこらのホラーよりホラー過ぎる。よくぞ集めた8000>>続きを読む

木屋町DARUMA(2015年製作の映画)

3.0

武田梨奈のセーラー服姿がどうしても〈キンタロー。〉に見えてしまうのは残念。でも遠藤憲一がやりたい放題楽しんでるのがだんだん悔しくなってくる。羨ましいとさえ思えた。おでん串みたいにされ朽ちていくラストシ>>続きを読む