タリホーさんの映画レビュー・感想・評価

タリホー

タリホー

映画(400)
ドラマ(0)
アニメ(0)

十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

3.7

ワンシチュエーション映画の傑作。法廷サスペンスとしても見応えがある作品だった。

12人が皆個性的で、キャラクターが分からなくなることがないってかなり凄い。

密室で話し合い事件の矛盾を見つけていく。
>>続きを読む

FLY!/フライ!(2023年製作の映画)

3.5

王道のファミリームービー。見たかったものがちゃんと見れる作品。

美しい映像とテンポの良いストーリー。ギャグもしっかりと面白い。そして各キャラクターが魅力的に描かれていて素晴らしい。

悪役のシャフが
>>続きを読む

FYRE: 夢に終わった史上最高のパーティー(2019年製作の映画)

3.5

冒頭から結末が明かされており大どんでん返しはない。しかし、現実とは思えないことの連続だった。

天才的なSNS戦略、始まりは前途洋洋。どこで間違えたのか、成功させる術はなかったのか。

カリスマCEO
>>続きを読む

戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ! FILE-02 暗黒奇譚!蛇女の怪(2015年製作の映画)

3.4

まさかのラブストーリー。こんな引き出しを隠し持っていたのか。
しかも、なかなかに応援したくなる純愛。

シャイニングの女の子オマージュが良かった。

名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)(2019年製作の映画)

3.5

流石にツッコミどころが多いが、京極真がかっこいいからなんかもう全部どうでも良くなる。
さすが『ドラゴンボール』と揶揄されるだけのことはある作品だ。

目が細いってだけで真犯人が分かってしまうコナンは期
>>続きを読む

名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年製作の映画)

3.6

トレジャーハント色の強いコナン。
謎解きはなかなかに複雑で感心してしまった。さらには予測できない展開が続き、ラストで川添巡査部長(声優:大泉洋)の正体は衝撃だった。

コナン、平次、キッドの揃い踏みに
>>続きを読む

戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ! FILE-01 恐怖降臨!コックリさん(2015年製作の映画)

3.8

怖さと笑いが共存する不思議な空間。シリーズで1番笑えたのは間違いない。

前作で別の世界線へと移行したが、無事に再集結してコワすぎシリーズを作れているようで一安心。

口裂け女の髪の次はコックリさんの
>>続きを読む

戦慄怪奇ファイル コワすぎ!最終章(2015年製作の映画)

3.5

まさかの田代メインでストーリーが展開していく。ホラー要素はほぼなく、序盤は退屈だった。

しかし、田代の指を切り落とし手にカメラを巻き付けるカメラマン魂に感服した。

工藤と市川の入れ替わりが必要だっ
>>続きを読む

戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 史上最恐の劇場版(2014年製作の映画)

3.7

『震える幽霊』で謎だった“先生”の正体が発覚。鬼神兵なんてワクワクする存在まで登場。
そして、工藤の親を殺した通り魔の正体がまさかの工藤本人!?

これまでの伏線を見事に回収し、さらに大きな風呂敷を広
>>続きを読む

戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 劇場版・序章 真説・四谷怪談 お岩の呪い(2013年製作の映画)

3.5

怖さこそあまりないものの、綺麗に起承転結があって楽しめた。

まさかの呪具強化、、ジャンプすぎる展開にワクワク。
そして何よりも市川の迫真の演技が見どころ。

最高の序章。次回の劇場に期待がもてる見応
>>続きを読む

CURE キュア(1997年製作の映画)

3.7

“憎悪は催眠で覚醒する。”

間宮にとっての憎悪の覚醒は人間をあるべき姿に治すことだったのかもしれない。

登場人物たちは自己紹介の際、肩書きを伝える。教師、警察、医師。
ヒトを人間たらしめるのは肩書
>>続きを読む

パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

4.5


ヒット直前のアイドルグループを脱退し女優へ転向する霧島未麻。ブログ“未麻の部屋”を見つけたことで、アイドルとしてのイメージが一人歩きを始める。幻覚を見始める未麻、周囲で起きる事件、何が現実で何が虚構
>>続きを読む

侍タイムスリッパー(2023年製作の映画)

3.4

日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞したことで期待値が上がってしまっていた。あまりハマれず残念。

時代劇がテーマということで、意図的だとは思うがカメラワークや場面転換などに古さを感じる。何よりも看護師
>>続きを読む

14歳の栞(2021年製作の映画)

3.7

再上映でやっと鑑賞することができた。

冒頭の馬のシーンご長くて入るスクリーンを間違えたかと思った。そしてYOUのナレーションもここまで。

あまりにも自然体な14歳の姿がそこにあった。
あの頃、自分
>>続きを読む

戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-04 真相!トイレの花子さん(2013年製作の映画)

3.6

最新作を先に観てしまったことを激しく後悔。ワンカットタイムリープをここで初見したかった。

トイレ花子さんのビジュアルに衝撃を受けた。
細かな伏線回収が素晴らしく、ラストにちょいグロをもってくるのも最
>>続きを読む

駒田蒸留所へようこそ(2023年製作の映画)

3.6

蒸留所を舞台に、ウイスキー独楽の復活とキャラクターの成長を描く。

へっぽこ記者の高橋とともにウイスキーについて学ぶことができる。


“独楽は家族のお酒”
その言葉通り家族みんなで復活させる。

>>続きを読む

ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

3.5

ザ•ブロックバスター映画。懐かしいメンバーが大集結。
タイトルロゴがあえて当時の雰囲気を残していて嬉しいところ。

十分面白いがニューヨークが氷漬けにされるまでがなかなか長い。もっと凍てつく世界で戦う
>>続きを読む

フォールガイ(2024年製作の映画)

3.6

スタントマンが技術を活かして敵と戦う。
アクション映画をメタ的に捉えているため戦っても死人は少なめ。しかし、ワイルドスピード並みにはちゃめちゃで面白い。

アクション•コメディなのにキャラクターの心情
>>続きを読む

関心領域(2023年製作の映画)

3.5

アウシュヴィッツ収容所の隣で暮らす所長家族。ここまで収容所内の様子が描かれないなんて思ってもみなかった。
家族の日常を映しながらも後ろでは悲鳴や銃声、焼却炉の音が鳴り響く。“音”だけで全ての悲劇を想像
>>続きを読む

逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

3.6

現代の皮肉たっぷりブラックコメディ。
無人島に漂流したことで様々な関係性が逆転する。

個人的に本気でゲロシーンを描く作品は面白いと思っている。今作も例に漏れずそうである。
船酔いディナーからのいかれ
>>続きを読む

ドリーム・シナリオ(2023年製作の映画)

3.5

A24らしさ満載の作品。
不思議な現象によって人生を狂わされていく平凡な男。自分を愛してくれる妻と愛する娘がいて、それ以上を求めるなということなのか。ポールがあまりにも不憫だった。

どんなラストにす
>>続きを読む

ワッツ・インサイド(2024年製作の映画)

3.7

キャラクターの顔と名前を覚える前に入れ替わりが始まるため、序盤は展開について行くのが難しい。
しかし、それぞれの思惑が交差する展開に徐々に惹きつけられる。

複雑な人間関係と入れ替わり、それぞれの羨望
>>続きを読む

セキュリティ・チェック(2024年製作の映画)

3.6

テンポ良く、キャラクターの掛け合いも面白い。出番の少ないキャラクターにも背景が見えて素晴らしい。

終盤は無理のある展開が気になったが、心理戦から肉弾戦へのシフトが見事だった。
タロン•エガートンの全
>>続きを読む

戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-03 人喰い河童伝説(2013年製作の映画)

3.5

カッパ速すぎて衝撃。口裂け女の残した呪具を使ってブン殴るの最高だった笑

テンポはあまり良くなかったが、ストーリーはまとまりが良く面白い。

ラストのカッパ化のオチも好みだった。

映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)(2023年製作の映画)

3.5

若干ドラえもん特有の説教臭さを感じたが、それを上回るストーリーの面白さ。

青い虫、晴天の雨、四次元ゴミ袋など怒涛の伏線回収が素晴らしい。

『ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』などでも見られた
>>続きを読む

戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-02 震える幽霊(2012年製作の映画)

3.4

幽霊相手に口裂け女が残した呪具をあてるの最高だった。

今作だけでは理解できないほどに広げられた風呂敷に驚く。今後この謎が解明されるのか気になるところだ。

まさか工藤が昏睡状態にされるとは、、
戸愚
>>続きを読む

テロ、ライブ(2013年製作の映画)

3.3

冒頭からテンポ良く見やすい印象。
緊張感はあれどワクワク感は感じられず。

全てを失い腐った世の中に絶望した主人公が爆破のボタンを押すラストシーンは良かった。

戦慄怪奇ワールド コワすぎ!(2023年製作の映画)

3.4

舞台の廃墟が『カメラを止めるな!』と同じ時点でホラーとしては観れない笑

強すぎる師匠は『ダンダダン』の星子と重なる部分がある。総合的にみても今作はジャンプ漫画の様だった。
赤い女がククリ刀を持ってい
>>続きを読む

戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-01 口裂け女捕獲作戦(2012年製作の映画)

3.6

くだらなさと怖さを併せもつモキュメンタリーホラー。先輩からの激推しで観賞。

丁寧な謎解きをしながらもしっかりと謎を残す終わり方が良い。

何よりも口裂け女を捕獲するというばかばかしさが最高だった。

Lift/リフト(2024年製作の映画)

3.5

『ワイルドスピード』を彷彿とさせるようなチームミッションが面白い。

スタイリッシュで伏線回収もありラストも気持ちが良い作品。

バック・イン・アクション(2025年製作の映画)

3.6

10年の空白を感じさせないアクションと美貌を見せつけるキャメロン•ディアス。

『スパイキッズ』や『Mr.&Mrs.スミス』ではなく、意外と『RED』だったことに驚き。

良い意味で毒にも薬にもならな
>>続きを読む

ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ(2023年製作の映画)

4.1

心に傷を抱える者たちの交流を描く。まるで擬似家族のような友情に心が温まる。

相手を知らなければ拒絶の対象でしかない。しかし、それぞれに悩みと想いがある。そんな当たり前のことを再確認させてくれる優しい
>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.7

原爆の誕生によって世界は変わってしまった。想像を絶するほどのオッペンハイマーの苦悩。

戦争を終わらせるという大義名分。被爆国に生まれた者としてはかなり辛い作品ありがとうではある。
今作を真っ直ぐに捉
>>続きを読む

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.5

鬼太郎出生の秘密。愛の物語。

まったく子供向けではないストーリーに本気を感じる。
沙代の正体は想定内だったが、時弥の正体は想定外だった。

イノセンツ(2021年製作の映画)

3.7

子どもは純真無垢な残虐性を誰しもが秘めている。

超能力の有無に関わらず、その残虐性がどうなっていくかは家庭環境によるものが大きいかもしれない。

『クロニクル』のように派手なバトルには発展しないもの
>>続きを読む

青い春(2001年製作の映画)

3.5

アメリカン•ニューシネマのような風が漂う作品。オープニングの主題歌が最高にシビれる。

夢や希望もなく足掻きながら生きる若者たち。彼は境界知能である“ケーキの切れない非行少年たち”なのかもしれない。
>>続きを読む