タリホーさんの映画レビュー・感想・評価

タリホー

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機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(2024年製作の映画)

3.7

ガンダムSEEDシリーズ全然98話を2週間で爆速視聴。気持ちが熱いうちに劇場版も鑑賞。

destinyではデュランダルの思想に共感するところが多く、主人公たちの言動にあまりのれなかった。しかし、今作
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カレとカノジョの確率/一目で恋に落ちる確率(2023年製作の映画)

3.4

運命は自身の行動の結果である。1時間半の短尺でも2人の距離感が縮まっていく様子を丁寧に描けている。

主人公のズボラ感があまり好きになれなかったが、人間味あるキャラクターだった。

なによりも生前葬が
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Winny(2023年製作の映画)

4.1

Winny事件によって日本の技術革新は大幅に遅れたと言わざるを得ないだろう。日本の衰退を招いたのは日本の警察、司法、メディアなのかもしれない。

裁判で失った時間で生み出されるはずだったプログラムが世
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

4.2

手に汗握る展開が続き、ついつい前のめりに観てしまった。劇場で観たら音がやばかっただろう。

嘘のような実話…のような脚本。
実際はもう少し前の時代(主人公たちはGT7ではなくGT5をプレイ)。クラッシ
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映画 すみっコぐらし ツギハギ工場のふしぎなコ(2023年製作の映画)

3.5

すみっこの可愛さに癒されていると、まさかのホラー展開。

前々作『とびだす絵本とひみつのコ』のように泣けることはなかったが、よくまとまっており感動できる良作。

劇場で今作を観ていればラストがもっと響
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ロードハウス/孤独の街(2024年製作の映画)

3.7

リメイク前の作品は未観賞。『ストリート・オブ・ファイヤー』のような硬派な作品かと思えば全然違って驚いた。

80年代のハリウッド映画感じるドタバタ劇。笑いどころも見せ場もあり楽しめる。何より大好きなジ
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.7

皮肉たっぷりのブラックコメディで最高に面白い。
白人の黒人に対する固定観念。黒人の“リアル”を白人が決める社会。
そんな社会の空気感は日本でも感じられる。最近は当たり前のように使われるようになったLG
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正欲(2023年製作の映画)

3.6

珍しく原作既読。今まで読んできた作品の中でトップクラスに好きな作品。
原作から映画への改変が見事だった。

キャラクターの心情などは原作が補填してくれ分かりやすく見ることができた。映画だけでは難しい場
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レッド・ドラゴン(2002年製作の映画)

3.7

ハンニバルを逮捕したFBI捜査官ウィル・グレアムがとても魅力的であった。
エドワード・ノートンが演じているため、はじめはグレアムが二重人格で犯人だと思ってしまった。

ハンニバルシリーズとしてはやや物
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かがみの孤城(2022年製作の映画)

3.1

いじめっ子の解像度が高く、いじめの陰湿さがとてもリアルだった。

伏線は多く張り巡らされているが、分かりやす過ぎる為ワクワクできない。服装なども各時代の特徴を捉えている点は素晴らしかった。
最低限の情
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ハンニバル(2001年製作の映画)

3.5

1作目にはない奇抜さがある。悪のカリスマではなく怪物としてのハンニバン・レクターを楽しめる。

脳みその衝撃は一生忘れることはないだろう。

唯一悔やまれるのはジョディ・フォスターの降板だった。

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

3.8

ハンニバン・レクターのカリスマ性に魅せられる。

どこか既視感のある展開も、きっと今作がサスペンス・スリラーの基礎だからなのだろう。
テンポの良さと張り詰めた緊張感に惹きつけられる。


若き日のジョ
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

3.7

モータースポーツのロマン、ケンとシェルビーの友情、そして家族愛が詰まった作品。全てのバランスが良く、どこを取っても楽しめる。

モータースポーツのビジネスとしての面は無視できない。ケンのラストの選択。
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市子(2023年製作の映画)

3.8

生まれた環境で人間はこうも苦しめられなければならないのか。
自身の戸籍はなく、難病の妹の介護を行う。ただ“市子”としての人生を送りたいだけなのに環境がそれを許さない。

妹の酸素マスクを外し殺した後、
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オーシャンズ8(2017年製作の映画)

3.5

テンポが良く爽快感のある作品。
魅力的なキャラクターはいるものの掘り下げがイマイチ。しかし、2時間以内に収まる短尺のため気軽に楽しめる。

作戦決行時のチームワークは良かったが、大きなサプライズはなし
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ある男(2022年製作の映画)

4.0

その人をその人たらしめるモノは一体何だろう。

朝鮮人をルーツにもつ城戸章良は、親が死刑囚の原誠に不思議と惹かれる。後ろ指差される存在として親近感が湧いたのかもしれない。

全てのしがらみから解かれる
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.3

劇場見逃したことを後悔する作品の1つ。
宮本大の才能。玉田俊二の成長。沢辺雪祈の覚醒。3人の青春の物語。

夢のSo Blue出演を目前に雪祈の事故。絶望的な状況でも前に進む大と玉田。それぞれが自身が
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パレード(2024年製作の映画)

3.6

各章に分かれた小説を読んでいるかのような感覚。丁寧にキャラクターが描かれるが、多くの物語が語られるが故に気持ちが乗り切れない。
とは言ったものの何度も泣いてしまった。

死後の世界では自分よがりではな
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.7

サラとアビゲルは女王陛下の寵愛を奪い合い。忠実で健気に見えたアビゲルは誰よりも強かであった。
そして、気の毒で愚かな女王は操られ利用され身を滅ぼす。
誰も幸せにならないラストだった。

主要キャラ3人
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劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(2024年製作の映画)

3.9

映画化せずにアニメシリーズでやってくれと切に願っていたが、劇場で観ることができて感無量。
オープニングから涙が込み上げてくる。

研磨視点で描かれる構成。85分という短尺に上手くまとまっている。
欲を
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レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

3.8

これがタランティーノ監督初長編作品か。低予算でも最高に面白い。ほとんどのやりとりが倉庫で行われ、まるで舞台劇を見ているかのよう。

話の構成と会話劇の面白さで魅せる。
正直、あのオープニングのかっこよ
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.5

良くも悪くも思っていたモノとは違った。想像以上にちゃんとエクソシスト。まさか実在した人物だったとは、、
ホラーやアクションとしてみると弱さは否めない。しかし、キャラクターの心情が丁寧に描かれており見応
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.8

やっぱジョン・ウィックは劇場で観るに限る。最高の作品だったからこそ見逃したことを後悔。

日本のホテルが東京や京都ではなく大阪という外しが素晴らしい。ビジュアルが良いだけではなく、侍・忍者・相撲と一見
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ナイアド ~その決意は海を越える~(2023年製作の映画)

3.8

運命を決めるのは血縁でも境遇でも年齢でもなく意志の強さだ。

年齢を言い訳にせずトライアンドエラーを繰り返す。どんな才能があっても一度の挑戦で上手くいくことばかりではない。挑み続ける姿に勇気をもらえた
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ゴジラ-1.0/C(2023年製作の映画)

4.4

カラー版未観賞。こんなゴジラが観たかった。もちろん『シン・ゴジラ』も好きだが、『ゴジラ-1.0』はより王道を行く。
「友情・努力・勝利」やっぱこれだ。さらに追加するならば「家族・成長・再起」ってところ
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アリスとテレスのまぼろし工場(2023年製作の映画)

3.4

映像が美しく、キャラクターも良い。時空の歪みと田舎の閉塞感がリンクして刺さる部分もある。
しかしどこかハマらない。ストーリーが特別難解な訳ではないが、ごちゃごちゃしている印象。ラストにかけての盛り上が
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ランナウェイ・シーフ(2023年製作の映画)

3.4

ある程度予想がつく展開ではあるが、前半と後半で違う作品を観ているかのような満足感がある。

絶妙にテンポが悪いのと、いまいちハラハラしないのが難点。
終盤でもう一つトリックが欲しかった。

スマイル(2022年製作の映画)

3.6

最近観たホラー映画が怖くなかったせいで完全に油断していた。めちゃくちゃ怖いじゃないか。

爆音で観ていたためジャンプスケアの多用が心臓に悪かった。

ご都合主義かと思いきや全て夢オチ。子供の頃に観てい
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ハロー!?ゴースト(2023年製作の映画)

3.3

幽霊たちの顔やスタイルが全然違うってことがミスリード。

ラストの伏線回収は見事。しかし、それぞれの背景が語られぬまま物語が進むため感情移入がし難い。
恋愛パートもイマイチ乗れなかった。

M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

4.0

ミーガンのビジュアルと一挙手一投足が最高すぎる。呪いではなくテクノロジーに恐怖。

ヒューマンドラマ濃いめだが、その辺のホラー・スリラー作品よりよっぽど怖い。驚きのストーリー展開はないが、とにかくミー
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キラー・ジーンズ(2020年製作の映画)

3.4

B級映画としてはなかなかの傑作。低予算なりにしっかりとグロ要素が入っていた。
良くも悪くもエロ要素はなし。

ボリウッドの曲で踊り出すジーンズは愛おし過ぎる。急なコメディ展開に戸惑うが、あのくらいくだ
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.7

マリオって異世界転生モノだったのか。
お馴染みの横スクロールから始まるドタバタ劇。
大したストーリー性がある訳ではないが、マリオ関連ゲームを見事に繋いでいる。
美しい映像で新しさを感じるのにもかかわら
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バーバリアン(2022年製作の映画)

3.7

光と暗闇の見せ方や場面転換のセンスが素晴らしい。シンプルなストーリーだが、構成が上手くて満足感が高い作品だった。

近親相姦を繰り返したことで血が濃くなって、あの化け物が生まれたってことか、、?

P
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ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

3.6

家族愛の物語として、同日に観賞した『そしてバトンは渡された』と比較しても、余裕でこちらに軍配が上がる。
キャラクターの成長を感じられ、シンプルで楽しい作品だった。

原作のゲームは全く知らないが、沢山
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そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

3.3

登場人物が都合の良い善人だらけで感情移入し難い。先読みが容易なストーリーと、登場人物が亡くなることでのお涙頂戴。浅い脚本としか言えないが、もれなく自分も泣いてしまった。

クラスのいじめっ子たちも家庭
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ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガード(2021年製作の映画)

3.8

最高に笑えるアクションコメディ。
今作もプロットは単純だが、前作に比べてやや複雑なストーリーで悪役が何がしたいのか分かりにくい。しかし、そんなことはどうでも良くなる程に楽しい作品だ。

モーガン・フリ
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