十年ぶりくらいに見たら、昔どれだけなにも考えずに見てたのかを知った。
どちらにせよ、何も考えずに見ても面白かったんだと思う。
サイレンサーは熱くなるから、ぬれた黒い布を巻けよってさ。
ケベックの冬、雪どけ、新緑の風景が心情を語るように、私にとってはそれがとても懐かしいものとして目に映った。
ひとつの映画としてはちぐはぐさを感じた。
英語とフランス語などの言語の聞き分けや、歴史の背景を知らないとなかなかわかりにくい作品だと思う。
特に妹がフランス語を覚えて話せるようになっていく様子など、自然すぎるが妹の成長に気付く必要があるポイン>>続きを読む
弾薬も人の手で忙しなく作ってる映画上映から、戦争プロパガンダの世界へ一気に引き込む。
紅茶を飲めば大丈夫、とみんなが言うイギリスの1940年代。
ロンドンで働くユーモアのある女性が主人公。
女性の視点>>続きを読む
原題は"SICARIO"、スペイン語で殺し屋という意味でした。
メキシコ舞台の映画は、誘拐や殺人や麻薬が絡むものが多く、無法地帯のイメージも元々強くありますが、フアレスの描写はさらに衝撃的。
(邦題は>>続きを読む
残虐なハードボイルド!
光や画の捉え方もカッコイイ
ホラーテイストのサスペンスなので恐怖感は強い
二作目はちょっと下品でスベってる。
派手さは増したけど、展開のつなぎがブツ切れに感じるのは、いつ見ても変わらない。
この頃のアメリカのイメージがすごく強い。
1990〜2000年代はまだ勢いのある映画が多かった。
このレビューはネタバレを含みます
タクシードライバーのフリして平凡に生きていることを装っているような男が主人公。引きこもりだが女性との関わりに大きな理想を持ったロマンチスト。
妄想と理想の上で日常が淡々と過ぎ、ラスト15分でやっと話が>>続きを読む
夢のように美しく残酷な物語に住んだ記憶
青みがかった映像が脳裏から離れない
このレビューはネタバレを含みます
自然の音や、蚊帳、水の存在が際立っている
自然のグロテスクさと、人間の残酷さは狂気をもって影にひそめられる
無知(無邪気)なままの少女の視線や、無口でなめらかな動きに私たちは勝手な想像を彼女に対し>>続きを読む
アイロニーとユーモアの効いたシャレ、変な歌と夢の世界。
過去を探る夢と、好きに生きる人々の出会いで変わっていく青年の話。
ベルヴィルランデブーのおばあちゃんのような二人組が実写で観れる。年取っても海>>続きを読む
もう何度も観ているけれど、小さく話すような彼女の声と、画面全体に広がる懐かしさと温かい切なさにきゅんとさせられる。
初めて劇場で観たとき、とてもよくて涙が止まらなかった。
誰の目線に立つこともできる、>>続きを読む
フランス人が大好きそうな皮肉の効いた、さらにお洒落でパワフルなおばあちゃんたちのお話。
シルヴァンショメのアニメーション。
心あたたかに寂しい、余生とスコットランドの風景。
素晴らしいアニメーションで語られる物語。
大好き。
大好きな映画は、と聞かれたらこれを答えるようになっていた。
きっといつまでも、そういう映画だと思う。
この映画を好きなのは、教訓なんてものを作品に求めたり考えたりしなくていいということに気づかされたから(そういう教育を受けてきた結果の行為であったことを知ったから)。
ただ主人公や登場人物に重なって何か>>続きを読む
流れる川の意味や、日常に過ぎていく風景、ちいさなことに気づき話せる関係
そういう人とこの映画について話せることは幸せだし、そういう友達がいることが幸運