マチェーテさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

マチェーテ

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山の焚火(1985年製作の映画)

4.0

スイスのムーラー監督「マウンテン・トリロジー」の内の1本で、1985年の作品。

先に観た「緑の山」はドキュメンタリー映画でしたが、こちらは劇映画でした。

山の映画という事で、のんびりした気分で行っ
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或る剣豪の生涯(1959年製作の映画)

3.0

新宿武蔵野館の100周年記念上映「世界のミフネ」にて、

黒澤作品でのカッコいい三船敏郎を見たばかりだったので、同じノリで観たら手痛い目を見ました…

「シラノ・ド・ベルジュラック」の翻案とも知らなか
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忘れえぬ想い(2003年製作の映画)

4.0

新文芸坐にて、たまたま上映してたので観た映画。

映像が、まあまあボヤけてたので、凄く古い映画かと思ってましたが、2003年の映画でした。

真っすぐだけど、頑固で不器用なセシリア・チャン。

運転が
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ポネット(1996年製作の映画)

3.5

突然の交通事故で、大好きなお母さんを失った少女ポネット…

の、可愛そうなお話なんですが、その後待ち受ける摩訶不思議な【ポネットワールド】に終始翻弄されます…

ポネットのためとは言え、その場しのぎの
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おとなの事情 スマホをのぞいたら(2021年製作の映画)

2.5

調子のいい、雇われ店長の出てくる冒頭のシーン…開始3秒で「苦手な映画だ」と思いました。

笑えそうなシーン、感動しそうなシーンを先に考え、後でムリヤリつなげた感じ…

そう考えると、オリジナルのイタリ
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赤ひげ(1965年製作の映画)

4.8

新文芸坐にて、【黒澤明】3本連続鑑賞の3本目。

初鑑賞の185分、赤ひげワールドに完全に魅了されました。

クソ生意気な医者の卵を演じた、加山雄三が若過ぎて笑えます。

しかも、あんなにクソ生意気だ
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用心棒(1961年製作の映画)

4.2

新文芸坐にて、【黒澤明】3本連続鑑賞の2本目。

人生で初めて観た黒澤作品のため、個人的には印象深いです。

序盤に飛び出す、「馬鹿に付ける薬はねぇ!」という名セリフ。

もう、ホントにその通りです。
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隠し砦の三悪人(1958年製作の映画)

3.8

新文芸坐にて、【黒澤明】3本連続鑑賞の1本目。

昔に観たような気もしますが、ほぼ忘れてました。

捕虜になった農民兵たちが、群れを成して逃げ出すシーンの迫力たるや、現代の小綺麗なだけの時代劇には到底
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アンダードッグ 後編(2020年製作の映画)

4.5

前編で、堕ちるだけ堕ちた主人公。

「どうせ、後編でグイグイ取り返すんでしょ」と思ってたら、この主人公、更に深い谷へ堕ちていきます…

ストレスで、歯医者さんに怒られそうなくらい奥歯を噛み締めてました
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アンダードッグ 前編(2020年製作の映画)

4.2

前編131分、後編145分、合わせて276分なので約4時間半。

前編・後編の間の休憩を入れると約5時間。

気合調整と時間調整が必要だったので、観るのが遅くなりましたが、約5時間を費やした価値はあり
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ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒(2019年製作の映画)

3.0

主人公のおっさんも、相棒のビックフットも、どちらもイマイチ魅力が無いです…

ついでに、悪役も、おばさんヒロインも…

ビックフットの、大き過ぎる鼻の穴が気持ち悪くて、目のやり場に困ります。

ストッ
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劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き あるがままに、水と大地のネコ家族(2021年製作の映画)

3.5

強制的に癒やされます。

「世界の〜」と言いつつ、北海道とミャンマーの2箇所を交互に写すだけだったのが、やや残念でしたが…

のべ何匹のネコが登場するか数えてましたが、15分くらいで100匹近く出てき
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緑の山(1990年製作の映画)

3.8

1990年のスイスのドキュメンタリー映画。

「マウンテン・トリロジー」というシリーズを初めて知りました。

画面がほぼ真四角なので、端の座席に座ると相当観辛いかと思います。

「電気は自由に使いたい
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バトル・ロワイアル II〜鎮魂歌(レクイエム)〜(2003年製作の映画)

1.8

七原さん、ただの無差別テロ犯になってるし…

居場所バレバレなテロリストって、致命的な気もします。

冒頭は「プライベート・ライアン」や「硫黄島からの手紙」を観てるような気もしましたが、気のせいでした
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燃えよデブゴン/TOKYO MISSION(2020年製作の映画)

2.0

期待と不安が入り混じった、ドニー先生の「デブゴン」…

破門になるのを覚悟で言わせて頂きますが、なかなかの駄作でした。

映画の作りが、一気に30年前くらいに逆戻りしてます。

責任の80%は、竹中直
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ジョゼと虎と魚たち(2020年製作の映画)

4.2

時間が合うのがこれだけだったので、消極的な気持ちで鑑賞。

結果、不覚にも泣きました…

邦画版が有名ですが、オシャレな雰囲気の題名が苦手で、観てませんでした。

五体満足な事に、改めて感謝したいと思
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Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

4.0

生理的に受け付けないシーンが…

思い出すと、鑑賞時のストレスが甦ります。

ストレスを避けたい方は、「新解釈・三國志」でもご覧下さい。

悪い奴ほどよく眠る(1960年製作の映画)

4.0

新文芸坐にて、

悪い奴ほどよく眠る。

おかげで、こっちは眠れない。

小早川家の秋(1961年製作の映画)

4.0

「秋刀魚の味」に続けての鑑賞ですが、これまた良かったです。

いい歳のじいさんが、身軽なステップでかつての愛人の元に向かう様子は、何だか憎めません。

しかも、その愛人役は、いま放映してるNHK朝ドラ
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秋刀魚の味(1962年製作の映画)

4.5

2021年の1本目は、初の小津安二郎。

題名の意味は分からないですが、何でもない家族の光景に、ホロリと泣けました。

岩下志麻さんは、おキレイなだけでなく、とても品があって、ついつい目で追いかけてし
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バトル・ロワイアル(2000年製作の映画)

4.0

シネマツーでの【極音上映】にて、

なぜか、2020年最後の鑑賞がコレでした。

当たり前ですけど、皆さんとても若い。

たっちゃん(藤原竜也)は、今も昔も顔が変わらないですね。演技も変わってませんが
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バクラウ 地図から消された村(2019年製作の映画)

4.0

日本で公開されるブラジル映画。

決して数は多くないはずですが、観る度にブラジルが怖くなります…

今回は、ブラジルの村がヤバいです。

中盤くらいまでは、何が起きてるのか分からず戸惑いますが、分かっ
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香港画(2020年製作の映画)

4.2

観る前は「たった28分しかないのか…」と思ってました。

観終わってからは「よくぞ、これだけ撮ったな」と変わりました。

ごく普通の香港の人々が、催涙ガスを投げられ、警棒で打ちのめされるシーンは、本当
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ブレスレス(2019年製作の映画)

4.5

SMには興味ありません。

と言うより、画的にはかなり苦手ですが、映画はとても面白かったです。

人間の命をつなぐのは、食と睡眠。

人類の種をつなぐのは、生殖行為。

生殖行為を促すのが性欲で、性欲
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マルモイ ことばあつめ(2018年製作の映画)

3.8

相変わらず、ユ・ヘジンの顔が個性的過ぎます。

主人公が、見違えるような成長を遂げる映画は、やはり観ていて面白いです。

評価の分かれる日韓の歴史観ですが、感情的な善悪だけで判断せず、前後関係も含めて
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ソング・トゥ・ソング(2017年製作の映画)

3.0

苦手意識を克服したい監督の一人が、テレンス・マリック監督です。

単純に、寝落ちする事がほとんどです。

今回は大丈夫そうだな〜、と思ってたら、数回の案の定寝落ち…

起きると、いつの間にかナタリー・
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AWAKE(2019年製作の映画)

4.5

将棋のルール分かんなくても大丈夫です。

無駄な台詞がなくて静かだけど、とても熱い対決のドラマ。

マナー違反だろうとも、負けを絶対に認めない姿勢なんて震えます。

最近の吉沢亮さん。

イケメンにあ
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新感染半島 ファイナル・ステージ(2020年製作の映画)

3.5

「2021年元旦公開」って宣伝してるのに、もう上映してたからガマン出来ませんでした。

せっかく元旦にIMAXで観ようと思ってたのに、焦った結果、普通のスクリーンで観ちゃいました…

「元旦公開」って
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魁!!男塾(2007年製作の映画)

4.0

たまたま、DVDのパケを目にしたのが、運の尽き…

一目惚れした女の子の事が脳裏から離れないのと同じ症状に見舞われ、結局レンタルする事に。

再現度の高さに、とてつもない格差があります。

照英の【富
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約束のネバーランド(2020年製作の映画)

3.0

北川景子さんがハマり役でした。

思わず「ママ」と呼びたくなりました…

将来、景子ママのいる介護施設に入所したいです。

「壁」とか「鬼」とか「わたしを離さないで」とか、どっかで見たような設定ですが
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映画 えんとつ町のプペル(2020年製作の映画)

3.2

「良い話」ですが、少しクドく感じました。

台詞で全部言ってしまうのは、少々野暮ったいかと。

でも、エンドロール後にパラパラとですが拍手が起こったので、お子さん達には好評だったみたいです。

皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ(2015年製作の映画)

3.8

チネチッタの【LIVE ZOUND】なる音響上映に導かれて再鑑賞。

変身前のハルクみたいな小悪党のオッサンが、成り行きでスーパーパワーを手に入れます。

ベースが小悪党なので、なかなか面白いパワーの
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Away(2019年製作の映画)

3.8

セリフの無いラトビアのアニメ。

タイトルがどうしても思い出せませんが、大昔にやってたPCゲームに似た雰囲気で、どこか懐かしかったです。

ラトビア共和国の位置を、世界地図で指し示す事が出来ませんが…
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私をくいとめて(2020年製作の映画)

4.2

頭の中で考えている事の、1000分の1も実際の言葉にはしてない…

そんな事を気付かせてくれる映画でした。

ハッピー・オールド・イヤー(2019年製作の映画)

3.2

物は片付いても、人間関係は簡単に片付かない。

左官で使うコテのように、「平たい顔族」の女優さんが印象的でした。

ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)

3.0

ガル・ガドットを愛するが故のイマイチ評価。

さすがに、あのコスチューム着るのも厳しくなってきた気がします。

と言いつつも、ずっと太ももを見てましたが…

黄金の鎧はカッコいいんですが、太ももが隠れ
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