rosyfilifeさんの映画レビュー・感想・評価

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空の青さを知る人よ(2019年製作の映画)

3.3


「井の中の蛙大海を知らず、
されど空の青さを知る」

この言葉が好きだったから観てみたけど、案の定「覚悟」がテーマだった。

決めた地に根を張ること。
他人に人生を捧げること。

どんな選択でも「覚
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バケモノの子(2015年製作の映画)

3.8

「人間には闇がある」

人間は環境や時代によって左右されてしまう。
そんな変化し先が読めない社会の中で生きる中、誰もが「闇」を持ってしまう。

その闇は次第に強くなり僕らの人格や考え方さえも飲み込む。
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明日への地図を探して(2020年製作の映画)

3.2

時空の歪みで2人だけの世界に。

何度も繰り返す「一日」は、彼らにとって唯一無二の時間だった。

自分たちが何故時空の狭間にいるのかを2人で追い求める青春ドラマ。

一日の中で変化を感じることの大切さ
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あしたは最高のはじまり(2016年製作の映画)

4.0

本当の親は血が繋がってる親。

そんなわけないと思う。
確かに奇跡が重なって生まれる。

だけど、本当に親になるには時間と愛情が必要かなんだと思う。

この映画では、「崖を飛び越える以上に覚悟を持たな
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セックス・アイランド 少女に忍び寄る甘い罠(2020年製作の映画)

1.9

もっとジャーナリズムを絡めてほしかった。特に終盤の展開の速さの身の無さは残念だった。

あと邦題どうにかならないのだろうか、

きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.0

インドの社会問題を早いテンポで重く考える隙もなく描写しているのが作品として愛される秘訣だと思う。

成功すること。

これは誰もが望むこと。
でも、「成功」の形はきっと人それぞれ違う。

だからこそ、
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オーバーボード(2018年製作の映画)

3.9

人生において"現実"と"虚構"は同意義なのかもしれない。

先天的か後天的かの違いでどんな虚構も現実になり得る。

この物語を見たら不思議とそう思えてきた。

終盤、乗組員がレオナルドに放った
「あな
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インターンシップ(2013年製作の映画)

3.0

観やすい映画。

新しい世界を常に見据えるGoogleの社風が表現されていて世界トップクラスの企業の働き方・環境に圧倒される。

今の時代効率化に長けることが大切なのは言うまでもないがそれ以上に必要と
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

作品を観ることにおいて大切なのは"自分に置き換えてみること,,だと思う。

_______________

この作品は獄中という「狭い社会」で繰り広げられる物語である。

私たちにも社会はある。彼ら
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君の結婚式(2017年製作の映画)

3.0

自分自身が主役の物語で2人のタイミングが偶然重なり合う瞬間って何度かあるのかもしれないけど、本当に大切で想ってる人をその人が運命の人だと自覚するのって難しい。

ましてや同時に認識し合えるって奇跡なん
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オブリビオン(2013年製作の映画)

3.0

設定をもう少しディテールまで追求してもらいたかった。

「人類が生み出した存在が人類を滅ぼす」

それは近いうち来るとされているシンギュラリティの説を考えるとありえない話ではない。

このありきたりな
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神は死んだのか(2014年製作の映画)

3.2

宗教観。

多くの日本人にとってはあまり馴染みのない着眼点…

しかし、この作品を見た後こう質問されたら答えに詰まるはず。

「あなたは無宗教ですか?」

他のレビューにもある通り、クリスチャンに視点
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わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

3.4

イギリスはサッチャー元大統領が推し進めた「新自由主義」が根付いている。

国家は「小さな政府」であるべきだという考え方、すなわち、福祉国家とは相反するものである。

多くのレビューでも"本当に必要な人
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キリング・ミー・ソフトリー(2002年製作の映画)

2.0

内容が実に乏しかった。

平地で暮らしてきたアリスと山岳の男アダムが恋をして合わなかった、と伝えるにはエピソードが乏しい。

サスペンス要素ももっと攻めていいかなと感じた。

TENET テネット(2020年製作の映画)

3.6

他レビューにある通りかなり難解なストーリー。

特に後半の「逆行」が軸になり、「順行」が逆になる場面からはかなり理解に苦しむだろう。

150分間のほとんどは銃撃戦が行われており、挟み挟みに繰り広げら
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.3

この作品を手掛けた者たちは"単なるSF映画,,というレッテルを貼って欲しくないと思っているに違いない。

本作品の企画は映画プロデューサーのリンダ・オブストと、物理学者キップ・ソーンの二人によって遂行
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インセプション(2010年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

クリストファー・ノーランの強いメッセージが周到された作品。

まずキーポイントとなるのは、"夢には階層があり時間の流れが変わること。,,

作中では階層がカットバックで表現されており、鑑賞者は混乱を招
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ドリーマーズ(2003年製作の映画)

3.4

60年代末。世界各地でベトナム反戦運動が起こっていた。

フランスに生まれ育ったテオとアメリカからの留学生のマシューの意見の食い違うシーンがあったが、当時の世界情勢の心境が伺えた。

フランスは五月革
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愛とセックスとセレブリティ(2009年製作の映画)

2.8

いい表現をすれば、1人の男が背伸びをして憧れの街になんとかしがみつく話。

多分、普通の人は「ヒモ男」「最低人間」としか思わないだろうけど、

実際こういう生き方してる人は男女関係なく一定数いる。
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スパイダーマン:ホームカミング(2017年製作の映画)

3.6

アベンジャーズの新参者として周りから子供扱いされるスパイダーマン。

まだまだこれから強くなるヒーロー像をトム・ホランドが愛くるしげに演じている。

個人的には大人の恋愛の側面がある方が好みではあるが
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風をつかまえた少年(2019年製作の映画)

4.0

『知識は人に分けると知恵になる』

困難な環境の中、学ぶことを諦めなかったウィリアム。

彼が得た知識は周りを取り巻き"知恵"となった。

この物語は私たちに"学ぶ大切さ"と"共存の意義"を教えてくれ
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マッド・ナース(2013年製作の映画)

2.9

最後に主人公が「どんな物語にも二面性がある」って言ってたが、この考えこそがサイコパスを生むのだと思った。

過去が美化することがあるが、それとは反対に劣化することで生まれる憎悪や嫉妬により人を壊すこと
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ブロークバック・マウンテン(2005年製作の映画)

3.9

"bisexual"
好きな人を性別では選ばない人たち。
人として相手を見ることができる人たち。

人類の歴史はいつの時代もマイノリティを邪険にしてきた。

この作品を通して、セクシャルマイノリティの
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.4

"The Beatles,,
世界中で最も有名なバンド。

彼らの存在が消えた世界。

彼らに魅了された音楽の申し子は
「彼らの素晴らしい音楽をひろめたい」

自分のステータスや名声よりも素晴らしい音
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

3.7

それぞれの夢がある二人。

現実と夢の差異が二人の歯車を狂わしてしまう。

成功すること。

やりたいことをすること。

両者は常に相反する。

この映画では、「音楽」と「演劇」という歴史のある二大エ
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早熟のアイオワ(2008年製作の映画)

3.5

"The poker house,,

大人たちの楽園。
決して子供が居てはいい環境ではない。

売春婦の母親を持ち、自宅が「性」と「薬」が蔓延する場所に生きる彼女たちには自立する選択肢しかなかった。
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