IMAX鑑賞。『最後の決闘裁判』が甲冑映画なら、こちらは大砲映画。今どき信じられない量のエキストラを動員した戦闘シーンが複数、テンポよく続くのでそれだけで楽しい。あと、ナポレオンがバブバブすぎて笑える>>続きを読む
四谷怪談というと最近は中川信夫版の方が話題になりやすい気がするが、私は圧倒的に三隅派。それなりに複雑な関係性を、各キャラクターの機微を精緻に捉えて重ねていくことで無駄なく処理していくさまが見事だが、や>>続きを読む
序盤のブラックフライデー大混乱は、非常にくだらなくて良いのたが、せっかくならもっと『ファイナル・デスティネーション』ばりに遊べたのではないか。さすがに他の凡百のスラッシャーと比べて出来はいいものの、イ>>続きを読む
ロアルド・ダールの恐ろしさが遺憾なく発揮された怪作。教育の大事さを解きつつ、要所要所で超能力チートが発動するのでテーマがややブレているものの、日本ではありえない締めくくり方に米英の文化的力強さを感じた>>続きを読む
いやほんと『オッペンハイマー』作った奴らは『ゴジラ』100回見て欲しい
演出1.0
怪獣1.0
構成0.9
驚き1.0
趣味0.9
※
演出=総合的な演出
人間=俳優および被写体の魅力
構成=脚>>続きを読む
伝説的なカーアクションはもちろん凄いのだが、何でもない室内のシーンで窓の外に見える景色が実景の高速道路(つまりロケ)だったりするのにも驚かされる。『俺たちに明日はない』の翌年の作品。
演出0.9>>続きを読む
もうとにかく呆れるしかないアクション無間地獄。ビデオゲーム的な発想に見せかけて香港の血が流れていて、ひたすら娯楽を様式化しようとするさまにはともすれば鈴木清順的な思想も垣間見える(もちろん清順レベルと>>続きを読む
てっきり終末論映画なのかと思ったら「あ、ソッチなのね!」となり、終わらせ方含めてホッコリ感動ヒューマン。女優選びが面白く、16mm(?)のルックもよいが、もう一押し何か期待してしまった。
@ AMC>>続きを読む
フィンチャーの中でも最長と思われるアクション・シークェンスがあり、それなりに満足。ティルダ・スウィントンとマイケル・ファスベンダーの会話シーンは、無表情のマイケルが延々と切り返されていくのが面白いが、>>続きを読む
ワガンダより30年早く偽アフリカキングダムを描いていたからこそできる、真にアットホームなアフロ・アメリカン・コメディ。ヘアメイクならびに衣装が素晴らしく、王族演じる俳優たちも気品があり、安っぽさが感じ>>続きを読む
思っていた以上に低予算ではあったが、救急車のアクションシーンがやけに良くできていたり、それなりに見どころはあった。レイ・リオッタが死ぬ間際まで出ていた映画の一つ。
演出0.7
人物0.7
構成0.>>続きを読む
先の展開が予想できないという意味ではこれほど予想できない映画は久々だった笑
プリシラのスタイリングの変化が本当に見事で、2回見ると画面設計もかなり緻密に計算されていることが分かる。これがアカデミー賞に一部門もノミネートされないなんて本当にどうかしていると思う。
演出0.9>>続きを読む
信じられないほどつまらないし、これが大ヒットして『エクソシスト〜』が伸びないのは解せない。ブラムハウスの面汚し!
ちょっとイキのいい8mm自主映画かと思ってナメていると、スプラッター映画史に残る凄まじい阿鼻叫喚地獄に突き落とされる。実写映画で最もヒロシマ・ナガサキに肉迫したクライマックスかもしれず、『オッペンハイ>>続きを読む
このジュリアン・ムーアを久々に見たくなりDVDで。LA舞台という点でも異色だが、クローネンバーグとしてはほとんど唯一の女性主体のストーリーであり、再評価が待たれる逸品。
演出0.8
人物0.9
構>>続きを読む
渡辺謙、どんどん日本語が下手になってない?ベトコンを残虐に殺していく感じは、米兵の鬼畜さが出ていて良かった。
@ AMC Lincoln Square 13
演出0.7
人物0.7
構成0.7>>続きを読む
インディーズな身軽さで演出される、シュールSFとリアルLAの奇跡的な邂逅。有名なガイコツビームだけでなく、銃弾が車の窓ガラスを突き破るショットや、店内での突然の銃撃戦など、など、映画的なサプライズに富>>続きを読む
クライヴ・バーカーとしては珍しく?LAが舞台だが、ちゃんとバーカーらしいギミックや痛覚描写が次々と登場するので目に楽しい。2時間という大作だが、持て余している感は全くなく、バーカーの映画監督としての力>>続きを読む
『エクソシスト』『オーメン』に次ぐオカルト路線に、『スター・ウォーズ』『未知との遭遇』のSF路線が入り混じり、イタリアンテイストで仕上げられた、まさにカルトな一本。ジョン・ヒューストンがハマっていて驚>>続きを読む
ここまでカトリックが無力な『エクソシスト』は初めてなのでは?事が起きるまでの積み重ねが丁寧で、悪の定義の仕方はまさしくデヴィッド・ゴードン・グリーンならではの切り口。エレン・バースティンを引っ張り出し>>続きを読む
ナチュラルボーンキラーの子供時代から始まるので『ハロウィン』かと思いきや、ブロンド美女をチェーンソーで切りまくるエクスプロイテーションなのだが、ジャーロ要素を取り込んでいることで犯人探しもしなきゃいけ>>続きを読む
育児ノイローゼホラー。前半は子どもが何をしでかすか分からないという怖さで母親視点に移入させられてたのが、後半は母親が狂っていく中で子ども視点に移入せざるを得なくなる、という見事な転倒。キャスティングも>>続きを読む
社会派畸形モンスター映画。『ジョーズ』以降のモンスターパニックの系譜ではあるが、むしろ『ロスト・ワールド』に繋がるようなホラー演出もみられ、さすがはフランケンハイマーといったところ。モンスターの子ども>>続きを読む
黙ってひれ伏せ!という映画。
演出1.0
人物1.0
構成0.9
驚き1.0
趣味1.0
※
演出=総合的な演出
人間=俳優および被写体の魅力
構成=脚本や画面の全体的な構成
驚き=斬新さ、意外>>続きを読む
激安『インセプション』(笑)そこまで退屈はしないものの、ベン・アフレックがあからさまにやる気がなく、ロドリゲスも片手間感があり、何とも冴えない映画。
ウィリアム・フィクナーがここまで出ずっぱりの映画は>>続きを読む
『光る眼』『オーメン』『エスター』などの「邪悪な子ども」ジャンルの始祖と言われるが、超能力やら悪魔やら下垂体機能不全といった非現実的設定ではなく、ただのサイコパスであるという点で今なおユニークな名作で>>続きを読む
スカラ座とLONLONの文字見える吉祥寺駅、懐かし!!丹念な作りではあるが、アニメーションとしてはここぞという瞬間に欠ける。
演出0.7
人物0.8
構成0.7
驚き0.7
趣味0.7
※
演出>>続きを読む
わりとストレートにフィンチャーな感じをやっているがゆえに「やっぱりフィンチャーは簡単に真似ができないんだなぁ」と思ってしまうものの、下手に中立的視点を取らずに「主人公=ヒーローvsウォール街=悪」とい>>続きを読む
とにかく衣装小道具を含めたプロダクション・デザインが隅々まで素晴らしいし、日本映画でこんな予算の使い方ができている作品は稀である。深田恭子のスター映画としても最高だし、もうちょっと評価されていいと思う>>続きを読む
全体的に手堅い演出で、中盤以降のお化け屋敷感は楽しいが、やや遊び心(あるいは意地悪さ)に欠ける。憑依されているキャラクターの周りにはもうちょっと緊張感があるべきでは。死霊シスターの登場(&退場)のバリ>>続きを読む
満を持して原作者自ら監督デビュー。多少のタルさはあれど、しっかりクライマックスでひと展開もあり、なかなか面白いデス!続編切望!
演出0.7
人物0.7
構成0.8
驚き0.8
趣味0.7
※
演>>続きを読む
フリードキンはこの世の地獄を知っている。そして、その地獄の中で人間の哀しさがどう輝くかを知っている。その確信と洞察の深さが信じられないほど美しい映画を創り出している。
それにしても『キラー・ジョー』の>>続きを読む
コロナ禍で企画されたと思しき激狭ソリッドシチュエーション。やや無理矢理に長編に伸ばしている感はあるが、メラニー・ロランの安定感もあって一定の水準はキープ。アジャといえどさすがに今回はゴアは無いかと思い>>続きを読む
せっかくなのでIMAX70mmで観ようと、チケットが取れるのを待ってようやく鑑賞したものの、想像以上につまらなかった。
3時間ほぼ会話劇。不意に登場するゲイリー・オールドマンを含め、俳優はとにかく全員>>続きを読む
こんなに真っ直ぐ肉弾戦だったっけ笑
演出0.7
人物0.8
構成0.7
驚き0.8
趣味0.8
※
演出=総合的な演出
人間=俳優および被写体の魅力
構成=脚本や画面の全体的な構成
驚き=斬新さ>>続きを読む