えれきさんの映画レビュー・感想・評価

えれき

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ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

3.4

今週で上映終了とのことで滑り込みで鑑賞

今回の舞台はついにN.Y.ということで、かなり期待していたのだが、全体的にことごとく惜しい感じだった…

1984年の1作目のオマージュが至るところで繰り広げ
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夕陽のガンマン(1965年製作の映画)

3.8

『ドル箱三部作』の4Kレストア上映が話題になっていたので本作を鑑賞

『荒野の用心棒』がサブスクに無かったので本作を選んだのだけど、めちゃくちゃ面白かった!

画面から臭ってきそうな男臭、どこを切り取
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.1

本当に待望の作品をようやく鑑賞

ほぼ会話劇なのに3時間があっという間だった

事前にカラーとモノクロの時間軸だけは予習して臨んだのだけど、ノーラン作品の中では一番シンプルで分かりやすいと感じた

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プレステージ(2006年製作の映画)

3.5

来るべき『オッペンハイマー』に備え、ノーラン作品に慣れておこうと思い、初見のこちらを鑑賞

案の定、出だしから時間軸ズラされまくりで、置いてけぼりをくらいそうになるところを、めちゃくちゃ集中して何とか
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.8

オスカーノミネート作が自宅で観れちゃう手軽さに驚きつつ鑑賞

近年では名バイプレーヤーでもあるJ.ライト主演作と聞いて気になっていた作品

確かに主人公:モンクのように、エンタメ化された黒人像に難色示
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.7

2024年作品賞ノミネートの中で一番気になってた作品

長時間に渡る法廷シーンの緊張感が物凄くて没入感がハンパなく、150分があっという間だった

夫婦喧嘩の録音を聴く再現シーンの居た堪れなさといった
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.6

久しぶりの映画館で、オスカーノミネートの本作を鑑賞

美術から衣装からとにかく画力強くて最後まで圧倒された

前評判通り、E.ストーンの怪演が凄まじかった!

幼児が物凄いスピードで知見を獲得していく
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夜の大捜査線(1967年製作の映画)

3.8

監督への追悼の意も込め鑑賞

エリート黒人刑事とコンサバな白人警察署長が人種的な反目を繰り返しながら殺人事件を捜査していく

刑事ものとしてだけでなく、バディものとしてもお手本となるような名作でしたね
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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

3.5

ネイティブ・アメリカン居留地で起きた殺人事件を巡るサスペンス

地元の老練なハンターと経験不足なFBI捜査官の対比は、自然の厳しさや閉ざされた空間で暮らす人々のフラストレーションをまざまざと浮かび上が
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笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

3.6

伝説のハガキ職人を岡山天音が怪演!

お笑いに度が過ぎて取り憑かれている主人公の一挙手一投足に刺されまくった

人のネタをパクるくらいなら死んだ方がマシ!
もう、凄い気持ちよく分かる…

「お前は凄い
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新聞記者(2019年製作の映画)

3.7

公開された2019年の時点で、所謂モリカケ問題を扱ってる早さに驚いた

内閣情報調査室をこんなに取り上げた映像作品は観たことない

生活どころか命の危険性もあるのに、自身の信念と葛藤する主人公2人には
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アンストッパブル(2010年製作の映画)

3.5

何気にTVで放映してて、観ようかどうするか流し見しながらネットを調べてると、T.スコット監督の遺作だったので鑑賞

U-NEXTじゃアップされてない作品だったので観ておいて良かった

お兄様と違ってエ
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

3.5

『ブレードランナー』の正式な続編
ヴィルヌーヴ監督作としても初鑑賞だったのだが、観終わった後の感想は正直「長げーな」だった…

前作の世界観を現在の技術で更にアップデートさせたビジュアルや、スマホが存
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ロックフィールド 伝説の音楽スタジオ(2020年製作の映画)

3.5

英ウェールズにある伝説のスタジオ
その功績と功罪を映し出すドキュメンタリー

ブラックサバスに始まり、その時代時代でネクストブレイクとなるバンドがこぞって使用してたのが興味深い

'90年代に至っては
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ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

3.7

サー自身が「これが完全版!」と公言しているファイナルカットですごい久しぶりに鑑賞

デストピアな世界観から「どこからが人間なのか⁈」という哲学観に至るまで、もう全部この作品がやり尽くしてて、以降のSF
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ゲティ家の身代金(2017年製作の映画)

3.4

実際に起こった誘拐事件を元にした人間ドラマ

ドケチな大金持ちと、息子を無事助けたいと願う母親の単純な対立構図という訳でもなく、誘拐モノとしてのサスペンス的な展開は排除して、あくまで自分の「欲」に執着
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ナポレオン(2023年製作の映画)

3.7

R.スコット×J.フェニックスの史劇スペクタクルとくれば観ないわけにはいかないなと思い劇場へ

史実を時系列で淡々と綴りつつ、ただし画面の豪華さと迫力は流石の一言
アウステルリッツとワーテルローの戦い
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ゼイリブ(1988年製作の映画)

3.4

ジョン・カーペンターの未見作品を鑑賞
社会風刺がきき過ぎてるB級映画最高!な一本

公開当時でもサブリミナルで世界を洗脳というアイディアはかなり先を行っていたと思うのだが、現代においては更に深刻な状況
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(2023年製作の映画)

3.7

時代劇版『アウトレイジ』という印象で観に行ったのだが、個人的には自分のツボにハマりまくりの真っ当な時代劇という感じで、もの凄い面白かった!

残酷描写の多さだけじゃなく、登場人物全員狂人設定というのが
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インソムニア(2002年製作の映画)

3.4

未見だったノーラン作品がようやくサブスクに出てきたので鑑賞

ノーラン脚本じゃないので、やっぱり「らしくない感」はあったのだけど、アングルと編集はノーラン印ゴリゴリで、とにかく画力がハンパない

A.
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.6

初日の初回を早起き頑張って鑑賞

VFXは流石の出来!
シン・ゴジラの時も相当ビックリしたけど、本作は更に上回ってる感じ
爬虫類ばりに泳ぎ、海面から顔を出す海ゴジラ凄かった!
ほぼCGによる作り込みで
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.7

音だけを頼りに状況が二転三転するデンマーク産クライムサスペンス

「これ、このまま最後までいくの?」と訝しみながら観てたら、ホントにワンシチュエーションだけでやり切りやがった…マジで凄すぎ…

些末で
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インサイド・マン(2006年製作の映画)

3.8

オールスター出演によるスパイク・リーのクライムサスペンス

これはもう凄い好きなやつ!

何も盗らない・誰も死なない銀行強盗事件というアイディアがとにかく秀逸だった

派手なアクションがあるわけでもな
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.7

公開時に観に行けず自分の中でちょっと旬が過ぎちゃってたのだが、思い立ってようやく鑑賞

これ、よくオスカー獲ったなーと良い意味で、そのハチャメチャ具合に脱帽

B級映画のおバカ加減がいき過ぎて、哲学的
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ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃(2001年製作の映画)

3.2

ゴジラ-1.0関連のセレクト上映会で上映されるとのことで、公開時の劇場鑑賞から20年ぶりに鑑賞

当時はもっと特撮シーンに感嘆して観てた記憶だったが、頭の中がだいぶシン・ゴジラに上書きされてしまってい
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アイデンティティー(2003年製作の映画)

3.3

展開が二転三転して思いもよらない結末に着地するサスペンス

J.キューザックにR.リオッタと凄く好きな俳優の二枚看板で演技的には見応えあったのだが、ストーリーにはそれほどハマれず…

劇中のミスリード
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L.A.コンフィデンシャル(1997年製作の映画)

3.8

若き日の名優達が、'50年代のLAを舞台に激しくぶつかり合うハードボイルドサスペンス

アクションの生々しさを見せつけながら、二転三転していくストーリー運びはとにかく見事で、刑事モノとして完成度高すぎ
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ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

3.6

M:Iシリーズ5と6を続けて鑑賞

前作のその後を登場人物も大方引き継いで描かれており、結果続けて観て大正解だったのだけど、「あのシーン、5と6どっちだっけ?」と若干混乱中…

冒頭から、若手みたいな
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ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション(2015年製作の映画)

3.7

M:Iシリーズ5と6を続けて鑑賞

シリーズ中では本作がシリアス度高くて一番好きかも

S.ペッグも主役感が増してて、ちゃんとイーサンのバディとして大活躍してるのが良かった

謎の女スパイを軸に、裏切
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ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル(2011年製作の映画)

3.6

M:Iシリーズ4作目!

前作よりもアクションの密度と危険度が増してて、自然に「うわうわ!」と声出しながら鑑賞

今回は「これぞ、スパイ映画!」と呼べるようなシーンや展開が多く、前作よりも本作の方が好
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ミッション:インポッシブル3(2006年製作の映画)

3.5

新作が公開されているのもちょっと気になりつつ、自分はM:I2で止まってるので、追えるとこまで追ってみようと思い鑑賞

デ・パルマ作、ジョン・ウー作と比べると監督独自のケレン味は息を潜め、万人が楽しめる
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.8

その選球眼に信頼を置いてる後輩から「絶対観ておいた方がいいですよ!」と念を押され、言葉は悪いが宮﨑駿の死に水取りに行くかくらいの気持ちで観に行ったのだが、正に渾身の一作で見事だった!

作品的には至極
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恐怖の報酬 オリジナル完全版(1977年製作の映画)

3.7

W.フリードキン監督追悼の意も込め鑑賞

数年前から完全版の存在は知っていたものの、これほど泥臭くサスペンスフルな作品だとは思ってもなく、鑑賞後はグッタリ疲れるほどの傑作!

主人公4人のバックグラウ
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.6

スピルバーグの自伝的作品

家族の物語とはいっても、やはりスピルバーグが撮ると普遍的な出来にはならず、どこか不思議な雰囲気が終始漂う

「家族を取るか、映画を取るか」という命題に、母親の秘密を知ったこ
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