十一月さんの映画レビュー・感想・評価

十一月

十一月

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ZOMBIO(ゾンバイオ)/死霊のしたたり(1985年製作の映画)

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オープニングタイトルバックが最高。倫理観の無さや永遠の愛的な部分もあってテーマ性も嫌いではないし面白くもあるんだけど私は猫が好きなのでその時点で0点になっちゃいますね。

(2023年製作の映画)

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生真面目と照れ隠しが混在するコント。撮り方としてどっちに振ってるか分からないので身の置き場に困る瞬間もあるけど思っていた以上には愉しめてる自分がいた。エンタメ。

砂塵にさまよう(2003年製作の映画)

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人の愚かさを描く場合には年相応のサイズ感をもって描かないとだだの幼稚な馬鹿にしか見えないし、それが自業自得でしかないから他人事として全てが軽く流れてしまう。風景や絵面的に見るべきところもあったけど全体>>続きを読む

岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

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岸辺露伴がどうこうというより高橋一生が好きかどうかだと思う。
ルーブルに行く為には映画である必要があるんだけど物語のスケール的にはドラマでも間に合うのでその辺が少し物足りない。

特に邪悪な絵が美人画
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サリー・ポッターのパーティー(2017年製作の映画)

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嫌な角度で嫌な場所を確実に突いてくる。私のメンタルが他人のメンタルを引き受けられない状態なので今はこの手のブラックジョーク的な狂騒劇は笑えなかった。他人事として勝手にしてくれって感じでした。

イチケイのカラス(2023年製作の映画)

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映画にする理由がスケール的なことでしかないことの根本的な問題点。

異動辞令は音楽隊!(2022年製作の映画)

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ちょっと唐突かなと思う部分もあるけど最初から最後まで思った通りに大体進み大体思った通りに終わってくれるので思った通りで良かった。

ラン・ラビット・ラン(2023年製作の映画)

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普通に嫌い。良いとか悪いとか面白いとか面白くないとかそういうことじゃなくて本当に普通に嫌い。

わたし達はおとな(2022年製作の映画)

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最近の邦画の恋愛モノのトレンドって感じだけど脚本というかセリフが上手くてゾッとする。藤原季節は何かこういうの多いな。大人と親は同義語じゃないと思うのだけれど? 気持ち悪い。

悪魔がみている(2020年製作の映画)

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因果応報自業自得地獄。戦争の悔恨や罪悪を炙る作品かと思ったら性加害性被害の縮図だった。テーマ性を考えると派手にやり過ぎない抑えたトーンによる演出なのも頷けるけどわざわざホラーフォーマットでやる意味はそ>>続きを読む

屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ(2019年製作の映画)

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テンポが悪いとも言い兼ねないギリギリのラインでセンスの良い意外とオブビートな殺人鬼もの。悪い意味でのアルコールの魔力が遺憾無く発揮されてる。コメディともブラックジョークとも言い難くかと言ってサスペンス>>続きを読む

バーバリアン(2022年製作の映画)

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割と評判の良いホラーなんだけど私は評判の良いホラーとの相性がイマイチなので期待せずに観たら普通に面白かった。フェミニズム的な観点を持ち出して社会派なニュアンスも加味してるもののホラーとしてのエンタメに>>続きを読む

ビースト(2022年製作の映画)

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イドリス・エルバがハグせずちょっとデケェだけのライオンとタイマン(?)する話。それ以上でも以下でもない。本能で動いてる獣に理由付けや動機説明が要らないせいもあって脚本雑だけどイドリス・エルバがライオン>>続きを読む

デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム(2022年製作の映画)

5.0

良きところで鳴らされるから惑わされているけれどムーンエイジ・デイドリーム後というかジギーを葬りアメリカに移住してからをメインに切り取った基本的に生前の本人の証言をカットアップしコラージュして編集した見>>続きを読む

バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版(2022年製作の映画)

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キャラクター小説ならぬキャラクター映画なのでその点においてはこれで良いんだけど物語としてもミステリーとしてもサスペンスとしてもスリラーとしても全く機能していないので驚く。脚本てプロットの箇条書きでどう>>続きを読む

ザ・ヴィジル~夜伽~(2019年製作の映画)

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白い布を被ったお化け的な幽霊って偶に見かけるけどそれに血の涙を流させるのがこんなに効果的なのかと新鮮な驚きがあって感動した。それも含めて悲しい記憶と静かな痛みに満ちている。

マザーズ(2016年製作の映画)

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雰囲気は嫌いじゃないけどこういう善悪の彼岸とか倫理を試す系のホラーは何かもう飽き飽き。早く終わらないかなと思いながら見てた。

ゾンビーズ3(2022年製作の映画)

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色彩魔法と音楽で元気になる為に観たけど本当にそのまま色彩魔法と音楽で元気になった。ありがとう。

メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

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原作が好きなのもあるけど本当にとても良かった。色んなことがゴチャッとしてグチャってなって死にたさに満ちてる毎日を送ってるから込み上げてくるものがあって止められなかった。芦田さんもめちゃくちゃ良いんだけ>>続きを読む

アンデッド刑事<デカ> 野獣捜査線(2016年製作の映画)

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監督がSLIPKNOTのショーン・クラハンなので気になって観たけど下ネタがスベリまくってるせいなのか中途半端なB級感でイマイチ乗れなかった。ギャグが分からない時の古い香港映画を観てる時のような気分にな>>続きを読む

7人の女たち(2021年製作の映画)

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ミステリーだと思って見始めたので思っていたものと違った。ミステリー群像劇で群像劇に重きが置かれた作品。しかも群像劇がイタリアらしいちょっと底意地は悪いんだけど明るい人情喜劇テイストなのでミステリーとし>>続きを読む

レフト ー恐怖物件ー(2020年製作の映画)

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伝わるか分からないけどめちゃくちゃざっくり個人的感触で言えばブラムハウスっぽいホラーですねって感じ。感傷で侵食し罪悪感に付け入るタイプの作品。

ピーターラビット2/バーナバスの誘惑(2020年製作の映画)

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対人用決戦ウサギ型兵器ピーターラビット都会へ行く。何となくほっこりした着地点に辿り着きはするものの動物も人間も絶妙に性格が悪いから何処と無くずっと居心地が悪い。

ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

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変に余計なものも巻き込んで壮大になったり無駄に暗め重めのストーリー展開にして長尺になる昨今のヒーローモノの中では寄生生物と宿主のイチャラブにして痛ラブ展開だけで100分くらいで駆け抜けるエンタメにした>>続きを読む

ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

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大作を作る時のケネス・ブラナーの良くない所がてんこ盛りで胸焼けする演出過多の絢爛さ。ガラス越し演出も多様のし過ぎであざとさしか感じず小賢しく思えるだけなのも減点。愛をポアロに語らせる為なのは分かるけど>>続きを読む

ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

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年末年始って何故かミステリーを観たい気分になるので鑑賞。気分的にとても丁度良いバカミスで満足。前作は身分というか貧富の逆転的な社会派の一面があったけど今回も逆転劇ではあるもののそういう社会派的なモラル>>続きを読む

モービウス(2022年製作の映画)

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悪いわけじゃないけど良くもない。セオリー通り過ぎるのかな期待や驚きが生まれなくて起きてる事を起きてるように観てたら終わった。目立った外傷がないのに致命傷を負ってるような変な映画。

つつんで、ひらいて(2019年製作の映画)

5.0

私もデザインをやっていて、単純に純粋に菊地信義さんの装幀を敬愛して止まないので、食い入るように観て、その姿勢や一挙手一投足を眼に焼き付けながらずっと歓喜と感動に打ち震えてました。本当に素晴らしい。本当>>続きを読む

真・事故物件 本当に怖い住民たち(2021年製作の映画)

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ホラーなんて好みでしかないからね。方法論としては良いと思うけどそれが怖いかと問われたらそうでもないし好きかと訊かれたら好きではない。

マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション:ウェアウルフ・バイ・ナイト(2022年製作の映画)

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モダンだけどクラシカルな感触で良かった。マーベルというより『シン・シティ』みたいな雰囲気。でもまあ文字通り「普通に面白い」程度。変身をしてる側に全くフォーカスせずにそれを見て怯える人とその背後に映る影>>続きを読む

マペットのクリスマス・キャロル(1992年製作の映画)

5.0

お話はオーソドックスにクリスマス・キャロルなので何の過不足もないのだけれど、可愛いに可愛いを塗りつけて可愛さ余って可愛さ億千万倍な可愛さでもってフィクショナルな境界線をぬぅ~っと蕩け出させているのに成>>続きを読む

ムーミン谷とウィンターワンダーランド(2017年製作の映画)

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この世の小説の中で一番好きなのがムーミン・シリーズで、そのムーミン登場キャラクターの中でも私が最も愛して止まないのがモランなので、モランが登場したというだけでもう100億点。ただ、そのモランが何故か洋>>続きを読む

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