愛りさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

愛り

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アメリ(2001年製作の映画)

4.5

例えば、
夢を叶えることを
目標として生きている人よりも
夢を叶えるまでの過程を
大切にして生きている人。とか、
焼きあがったケーキの盛り付けを
楽しむことよりも、
ケーキの材料を並べて
ひとつひとつ
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.5

こんなにお洒落に描かれる恋愛映画、
他にある?ってくらい美しい。
釘付けになった。
台詞の言い回しがなんとも素敵。
一人一人の言葉がひとつひとつのシャボン玉みたいに、確かに存在して、弾けて、消えて。美
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はじまりのうた(2013年製作の映画)

4.5

映画を観てると、
自分にもBGMが欲しいなって思う。
オープニング、エンディングはもちろん、
いちいちの場面で、
流れる音楽。人生のメロディー。

この映画はまさに、
そんな私の夢を描いてくれているよ
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あん(2015年製作の映画)

4.0

どら焼きのお話か、ほのぼのしてそう、
樹木希林も出ているし、。
というイメージだけで観た。
良い意味で裏切られた。
物語の劇的な展開はないだろうと予想して観たのだが、
そういう次元の物語ではなかった。
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イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

4.0

学校や会社、飲み会、
いろいろとやりたくないこと
行きたくないとこ、たくさんある。
そんな憂鬱な気分の日でも
この映画を観て笑ってる自分は
なんだか幸せそうで
あ、明日も頑張ろうって前向きになれる。
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人生はビギナーズ(2010年製作の映画)

4.2

映画の最後に、スクリーンに大きくビギナーズと文字が出てくる。
ここから、
2人の新たな人生が始まるのだ。

劇中に出てくるライオンの話は深い。
変化を恐れないで受け入れて生きていく
ことは難しい。
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マイ・マザー(2009年製作の映画)

4.5

街の色とか明かりとか、
霧がかかっているような、朝露の中みたいな、そんな、神聖な雰囲気に包まれている映像に惚れ惚れする。。

喧嘩が絶えない2人。
ああ、それやっちゃだめだって、
そんな言い方したらま
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シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

5.0

80年代最高。
色彩、音楽、学生、路上、
走り出したくなるような青春。

思えば私も音楽と関わってたなあ。
初めてバンドらしきものを組んだのが
中学3年生。
何の楽器やったっけって必死に思い出したら、
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ジュリー&ジュリア(2009年製作の映画)

5.0

何度観たんだろう。。
料理を好きになって、この映画に出会って、
もっと料理が好きになった。
今日は日曜の朝に鑑賞。
何かオーブンで焼きたいなって思って、
思い立ったらすぐ行動。
まず、
ジュリー&ジュ
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SCOOP!(2016年製作の映画)

4.0

大根監督〜〜!
って感じの、ずっと楽しくて、良い意味で心に負担を感じない映画。
でも、内容が決して軽いわけじゃなくて、起承転結の最高峰みたいな話の展開。
大根監督は本当に大好き。
邦画の良さが全て詰ま
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いまを生きる(1989年製作の映画)

5.0

3、4度目の鑑賞で、
ようやくレビューを書く。
高校3年生、大学も決まって、
暇で暇で毎日映画を観ていた時に
出会った映画。
今でも一番好きな映画を聞かれたら、
これをあげる。
一語一句が心に響いて、
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悪人(2010年製作の映画)

4.0

原作を読んでから観るのがおすすめ。
美術館で解説を聞くように楽しめる。
ほとんど内容は変わらないんだけど、
心情だったりそれぞれの背景が
小説に詳しく書かれているからそれを知っていたらもっと作品に感情
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恋人たち(2015年製作の映画)

3.8

タイトルで先入観を持ってしまう。
なんか暗い、男と女の、
恋愛映画だと思っていた。
暗いのはわかってた。
でも美しい暗さというより、
綺麗な水だと言われても、
少し濁って見えてしまうような
まるで水道
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ただ、君を愛してる(2006年製作の映画)

4.0

小学生以来?ってくらい、
久しぶりに鑑賞。
あれ、こんなに、心がじんわりあったかくなる素敵な恋愛映画だったっけ。
ただの純愛映画っていうイメージがあったのだけれど(小学生の頃の私の幼稚さに騙され続けて
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

4.0

もう最初のあの始まり方、
ヒュージャックマンの登場の仕方。
3分前まで、
明日バイトだーとか思いながら、
映画館に来て席に座って
ポップコーン食べてた私はどこへ?
今はスクリーンが目の前にあって、
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まほろ駅前多田便利軒(2011年製作の映画)

4.5

まほろの近くの劇場で
舞台挨拶付きの上映という贅沢な鑑賞。
松田龍平と瑛太のあの2人の格好良さは男女関係なく憧れるし惚れる。
舞台挨拶ではふらふら〜っと出てきて
はははってみんなで笑って、
由良公がど
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映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(2016年製作の映画)

4.5

詩集を読んでから鑑賞。
この、底の空いた瓶のような、
不安定な人たちを見事に描いてた。

石井監督が映画のインタビューで
男の子(池松壮亮)が世界をはっきり見ることができないようにキャラクター設定をす
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レオン 完全版(1994年製作の映画)

4.1

ゲイリー・オールドマン!
登場時間は、そんなに長くないはずなのに存在感が異常で異様だからすごく残る。
ハリーポッターのシリウスブラックとしての印象が大きかったけど、本当にマルチな俳優だなぁ…。

父親
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ブロークバック・マウンテン(2005年製作の映画)

4.0

ひと時の恋愛をたくさんするより、
本気の恋を人生かけてしたい。
この2人をみてそう思った。
それが、ハッピーエンドでも、
バッドエンドでも、
人生最後、目を閉じて、
好きな人がこの地球上にいて、
出会
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

5.0


面白い……綿矢りさ流石だ……。
14時間のフライトの中、鑑賞。二度。
疲れ切ってる飛行機の乗客の中で1人だけ爆笑してた。笑って笑って泣いた。
松岡茉優が演技上手で可愛くて完璧すぎた。
他の役者さんも
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ちょっと今から仕事やめてくる(2017年製作の映画)

4.2

仕事をしている人、
親友がいる人、
家族がいる人、
すべての人に見てもらいたい映画。

わたしは今の仕事をなんで続けてるんだろう?何にこだわってるんだろう?

こんなことくらいで辛いなんて言ってるなん
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GO(2001年製作の映画)

3.9

窪塚が破壊する。
野獣みたいに毛を逆立ててるのに
猫みたいな甘えた声で喋る。
この二律背反が私の心をとっても
揺さぶり夢中にさせた。

火花(2017年製作の映画)

4.5

10年くらい、
人生かけて何かしてみてもいいかも。
生きてる限り、
失敗はあっても無駄なことはない。
何が言いたいかっていうと、
短いようで長い人生、
先人たちの生き方を見てもいいし
すぐ近くにいる
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ぼくたちのチーム(2016年製作の映画)

4.0

〝他人の言葉を借りるな〟
って言葉、痛い痛い痛い痛い痛い。
引用しかしてきてない自分の人生は、
薄っぺらいですか、先生。
映画の中に出てくる先生で、会いたい先生ランキングの上位に入りました。

本当に
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Mommy/マミー(2014年製作の映画)

5.0

映像に魅せられた。映画は小説とは違う。視覚が麻痺するような刺激を与えてくれる映画はマトモじゃないほどクセになる。

スクリーンの大きさまでもを物語の表情として使っていて、内容は閉塞感があるのに映像は果
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ミックス。(2017年製作の映画)

4.0

レイトショーで鑑賞。
こういう映画を観ると毎回、自分も何か極めてやりたいと思う。
こうやって、何かをやり始めるきっかけになりえる映画は本当にすごい。
そして、その内容の良さを引き立たせているのが、豪華
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アフタースクール(2008年製作の映画)

4.0

外から見れば静かな部屋で静かに映画を観ているだけだけど、私の脳内は会議室と化していた。
あちらこちらから意見が飛び交い、これはこう?この人は?え!まさか!ってずっとずっとこんな感じ。
観たというより実
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リトル・フォレスト 夏・秋(2014年製作の映画)

5.0

1限を受けながら昨夜の余韻が抜けない。夏と秋。なんだろうこのノスタルジー。
生まれ故郷と似ているわけでもないしむしろかけ離れているのにすごく胸が苦しくなる。でも、この感覚は誰もが覚えるのではないだろう
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ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

4.0

モテる女は聞き上手。
まず、教訓。

押し付けがましく、今が一番良いってことに気付け!とか言わないから好き。
なんの具体性もないのに今を生きろなんて言われたってできるわけがない。
だから昔に憧れる。
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ツレがうつになりまして。(2011年製作の映画)

4.0

花瓶は割れないでいることに価値があるんだよ。
社会に貢献もできないし、仕事もできない。
何もできないから価値がない。
だけど何もできないけど
価値がないわけではない。
足元で丸まって寝てる犬。
ペット
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最強のふたり(2011年製作の映画)

4.3

いつの間にか、心がほかほかに温まっていた。2人のやりとりがいちいち面白くて見ているこっちが幸せになる。緩やかに心温まる中で、その間に泣きそうにもなったし、怒りが湧いたりもした。それでも2人が、思わず笑>>続きを読む

ひだまりが聴こえる(2017年製作の映画)

3.8

一緒に居たい人と一緒に居ること、当たり前のそれがどれだけ幸せなことかを忘れていた。その空間には他には何も必要ない。ただただ2人で同じ時を過ごして笑い合う、それだけで充分なんだ。
2人が幸せだと楽しいと
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フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

4.5

これぞヒーローだ。フォレストガンプは、特別なことをやろうとしているわけではない。何かを成し遂げたいとか、そういう高いプライドを持っているわけではない。ただ地に足をつけて生きているだけだ。
なんだかあま
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トースト 〜幸せになるためのレシピ〜(2010年製作の映画)

4.0

朝一番に観て、やっぱ映画っていいなあって感じた。夢があるからすごく好き。
イギリスの街並みとかお家、冬のニットとかおっきなケーキとか。
まるで絵本のようで、わたしの憧れが全て詰まってた。
たぶん、それ
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恋愛小説家(1997年製作の映画)

4.0

言葉は余計だけど、言葉によって愛が通じる。言葉ってすごいって素直に感じた。
こういうやつ、いるんだよなあ悪気がないのにすごく酷いこと言うやつ。
サイモンもキャロルもなんて寛大な人なんだろう。ただの同情
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残穢 住んではいけない部屋(2016年製作の映画)

4.0

見応えがある。芋づる式に繋がっていく恐怖…!想像力で怖さを助長させていく。
邦画ホラーならではの奥深い怖さ。
ホラーだけどミステリーの要素が多くあり、ストーリー性があるため飽きない!
サイコホラーの描
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