エンタさんの映画レビュー・感想・評価

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映画(116)
ドラマ(5)

37セカンズ(2019年製作の映画)

4.0

監督は本当に日本の性文化や、障害者の性活動に興味があったのか首を傾げたくなる。現実の性と想像の性が地続きになっていると考えている節があるのではないかと、ドキリとしてしまう。ヤオイ穴とか知ってますか…?>>続きを読む

ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

4.3

障害者と見世物の関係はいかにして健常者の世界で、そして私たち自身の言葉で語っていいのだろうか(それ自身が健常者の傲慢なまなざしであることは前提にして)。スペクタクルな消費の一部として障害者は「利用され>>続きを読む

新聞記者(2019年製作の映画)

4.0

内閣情報調査室と公安調査庁を足して2で割った機関をつくりあげ、よく分からない官僚組織に立ち向かう本作。田中哲司の怪演のお陰なのか、有耶無耶な官僚組織の描写でも問題ないと感じてしまう絵作りには感服してし>>続きを読む

コンテイジョン(2011年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ジュードロウ扮するライターが「正義の担い手」のままで終わる姿に、憤慨せずにまぁいるだろうなぁと思わせるリアリティがある。これは昨今のSNS界隈をザッと読見返せば、誰でも感じる感覚だろう。

政府や行政
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ナショナル・シアター・ライヴ 2020 「リーマン・トリロジー」(2019年製作の映画)

4.9

このレビューはネタバレを含みます

「アメリカンビューティー」で描かれる「エゴ」を求めようとする空疎感が蘇る。
価値の導出から記号の消費へと変化する怒涛の第3幕は必見。大洪水後、新しい世界にたどりつき、世界共通言語を手にしたことで、神(
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ロマンスドール(2019年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

いざセックス本番になると、隣室の客の喘ぎ声が聞こえてそれどころではなくなってしまい、居心地の悪さに2人は笑い合うーー。誰かにタナダユキの魅力を簡潔に表してほしいと言われたら、前々作の「ロマンス」におけ>>続きを読む

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.0

組織として描くことが出来なかったため(原案の使用許可が降りていない情報は合っているのか?)、人物評として物語が展開される。親子の絆や単純明快な悪役の設定がなされる等、「日曜劇場」を観させられている感覚>>続きを読む

ダウントン・アビー(2019年製作の映画)

4.8

平田オリザは会話と対話を以下のように区別する。
会話(conversation)は価値観や生活習慣なども近い者同士のおしゃべり。対話(dialogue)はあまり親しくない人同士の価値観や情報の交換や、
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スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

フォースは血統で得られる力として、物語は終焉。レイは「零(ゼロ)」ではなかった。8で示されたレイの出生は多いにこの「何者でもない」を示した興味深い作品だったのにも関わらず、9は血統で終わらせた。

8
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ルパン三世 THE FIRST(2019年製作の映画)

3.7

YOUR STORYの流れをこっちに持ってくれば、押井版ルパンとして大いに評価出来たのに…

ラスト・クリスマス(2019年製作の映画)

4.7

電通も本作に何かしら関与しているのであれば、「クリスマス・イヴ」を使ってーー、いやもうクリスマスエクスプレスの映画化にさっさと出資した方がいい。

絶対ヒットするから。

アナと雪の女王2(2019年製作の映画)

4.9

このレビューはネタバレを含みます

流体の表現に圧巻される。作中の火、水、風ーー、これらは全て流体シミュレーションによる高度な計算と、流体に感情表現を感じ取らせようとするアニメーション表現の狭間で仔細に作られている。火は「怯え」ながら燃>>続きを読む

運び屋(2018年製作の映画)

5.0

「グラントリノ」然り、クリントイーストウッドが描く(演じる)アメリカの老人像はほぼ共通していると言っていいだろう。
失われた栄光を繋ぎ止めようとし、また栄光の裏で得られなかった成功に悔やむ。このアンビ
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