entrofさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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アンテベラム(2020年製作の映画)

4.0

過去は死なない 過ぎ去りさえしない
意味深な言葉と違和感が散りばめられた本作。アメリカの歴史に疎いのと前情報無しのためか冒頭は、ん?っという印象。ゲットアウト、アスに続く三作目、不安が過ぎりながらの何
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

4.3

鑑賞後にジワジワと来る余韻。あそこまでのハードな描写があると思ってなかったから面食らってしまった。最初から飛ばしてくる監督。油断してました。阿部サダヲ以外でこの役できる人いるのだろうかと思うぐらいハマ>>続きを読む

ダウンレンジ(2017年製作の映画)

3.2

スナイパーに狙われて立ち往生な屋外ワンシチュエーションモノ。グロシーンあり。中盤まではテンポいいし緊張感もあるんだけど、途中から雑いのがもったいない。それなりに助かりそうになるけど意外とあっさり挫かれ>>続きを読む

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.9

ベイビードライバー監督作品、60年代と現代のロンドンが交錯する。ここではホラー/スリラーというジャンルの位置付け。60年代の音楽とファッションが魅力的、ホラーというよりサスペンスとすればそれなりに質は>>続きを読む

バトル・ロワイアル(2000年製作の映画)

3.5

ミレニアムイヤーにやってたんだねこの映画。たまたま予告編観てしまったので、懐かしさから流れ鑑賞。
今見たらかなり荒削りなイメージ。記憶の中ではもっとアレだったんだけども意外と…今観ても古さをあまり感じ
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カーゴ(2017年製作の映画)

3.6

オーストラリアの広大な大地を舞台にしたディストピアな世界の話。ゾンビ的感染者控えめ、感染しても結構猶予ありな訳だけど、そこがまた緊張感を生む。そして、赤ちゃんハンデありをどうサバイブしていくのか。
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地下に潜む怪人(2014年製作の映画)

2.9

邦題ですよね、まずは。いつものことながら何故この邦題をつけたのか問題。原題のまんまだと難しいのもわかるが…
賢者の石を求めてパリの地下墓地に潜入。邦題からヤバいヤツが巣食ってるんだろうかというわけでは
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劇場版 マジンガーZ / INFINITY(2017年製作の映画)

3.2

映画館で予告編みたなぁぐらいの記憶と重めの作品鑑賞後も相まってサムネクリック。機械獣とか断片的なワードにあぁなんか聞いたことあるなぁなんて。
古き良き王道のロボットアニメの現代版って感じでしょうか。
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空白(2021年製作の映画)

3.9

不慮の事故を通して描く人間ドラマ。失って気づく空白を父親の苛立ちと怒りを中心に描かれる重い作品。冒頭の事故シーンが生々しくトラウマになりそう。やり場のないそれぞれの感情、憤怒と怒号の前半戦はただただ辛>>続きを読む

ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

3.8

一作目のシリアス路線からガラッと変わって私としてはこちらのほうが好み、アホっぽくてポップ。敵もふざけてるし、ヒトデのデザインがキモかわいい。ビールとスナックを食べながら観たい映画。
リーダー次第ってい
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N号棟(2021年製作の映画)

2.7

なかなかに問題作ですね、これは。あの作品的と言ってしまえばですがやはり無理がある。逆にいえばあの作品を観てなければそれなりに怪しげで見応えのある映画に見えるのだろうか?
必然性のない展開、閉鎖的なコミ
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新感染半島 ファイナル・ステージ(2020年製作の映画)

3.1

すっかり別モノになってしまいアクション映画に昇華された本作。前作は設定勝ちだった、電車内という限定空間が面白かったんだけどねぇ、続編作るとこうなるか…
なんとなく28日後と28週後を思い出しながら、あ
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ザ・サイレンス 闇のハンター(2019年製作の映画)

3.2

音を感知する蝙蝠みたいなモンスターに襲われる○○してはいけないシリーズ。タイトルもわかりやすい。聴覚に障害を持った主人公と声を出さなくてもコミュニケーションが取れる家族…あれ?これって。
話はお約束の
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海底47m 古代マヤの死の迷宮(2019年製作の映画)

3.0

否が応でも前作と比べてしまうのはどうにも。前作の必然性みたいなモノはなく、終始わちゃわちゃしてる感は頂けないのではなくて?光のない地底で盲目と言いながら陽の光射すところまで来れちゃう出たがりなサメにも>>続きを読む

すべての終わり(2018年製作の映画)

2.9

終末的ロードムービー?珍しいというか体験したことのないジャンルではあるけど、面白いかどうかは…
主人公と義父の心の距離をメインに原因不明の災害らしきものが襲った世界で西に向けての道中の物語。直接的に被
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デッド・オア・リベンジ(2015年製作の映画)

2.9

突如の銃声、遠のく絶叫、主人公クリスのラストのなんとも言えない表情とエンドロールまでの間のためのすべてを前フリと考えるなら嗚呼そういう映画かと思なくもない。胸糞を求めて観るならそれなりに納得できるかも>>続きを読む

ミッドウェイ(2019年製作の映画)

3.3

ローランドエメリッヒ、ディザスターのイメージしかないんだけどもこういうのも撮るんですね。戦争物は観た後なんとも言えない感じになるんだけど今回も。米国よりな視点とはいえ日本が悪というわけでもないというか>>続きを読む

バード・ボックス(2018年製作の映画)

3.8

視覚から来る世界の終末。音を立ててはいけないアレのモアハード版みたいなところで納めるにはにはもったい気がする。イットカムズとかハプニングのような要素もありながら、お決まりの楽園を目指す川下りが始まる。>>続きを読む

イン・ザ・トール・グラス -狂気の迷路-(2019年製作の映画)

3.7

背丈以上の草の茂る中って森よりも視界が狭くて怖い。アメリカのトウモロコシ畑とかも怖い、なんかそういうホラーなかったっけ案山子の…
鑑賞後に監督がナタリであることを知ったからか過剰に期待せずに観れたのは
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クワイエット・プレイス 破られた沈黙(2021年製作の映画)

3.7

2作目ということと萎えるサブタイトルに期待感なしでの鑑賞が功を奏したのか比較的好感触。ヌルッと前作の続きから始まるのではなく前日譚を挟むあたりに期待も高まる。音出したらダメルール。色々な仕掛けで音出さ>>続きを読む

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.4

明るい未来が約束された若い女性ってことでプロミシング・ヤング・ウーマン。なんとも細マッチョな作品なんだろうかというのが感想。無駄がなく引き締まったストーリー展開。最初はなんだこいつ?なキャシーなんだけ>>続きを読む

NERVE ナーヴ 世界で一番危険なゲーム(2016年製作の映画)

3.3

なんらかメッセージ性みたいなものが感じられればよかったのだろうけど、インテーネット怖いなぁとティーンの世界ってめんどくさそうだなとか(まぁ大人の世界もそれはそれでめんどくさいか…)、承認欲求、泥沼の果>>続きを読む

ロープ/戦場の生命線(2015年製作の映画)

3.6

紛争地帯の緊張感の描き方としてあまり見たことのない視点かもしれなくて真新しさを感じる。少しユーモラスなトーンではあるけど日常的な光景を見せるという点ではそれが正解ではあるのだろうし、理不尽なな空気感み>>続きを読む

ディック・ロングはなぜ死んだのか?(2019年製作の映画)

3.7

エンディングがニッケルバッグの曲っていうところが内容とあいまってジワる感じが個人的にはよかった。
実話が元になっている話みたいですが、シリアスがひとり歩きしてる独特なバランス感のブラックコメディ。綻び
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コンフィデンスマンJP 英雄編(2022年製作の映画)

4.2

お約束の文化、お約束の美学ってやつじゃないですかね。疑って観る楽しみとそれでも裏切ってくる感じ、わかってはいるんだけど毎度ハラハラしてしまう。今回も楽しく騙されました。多くは語れないですが、面白かった>>続きを読む

月に囚われた男(2009年製作の映画)

3.8

「囚われた」というワードから孤独感と闘いながら地球への帰還を…と予想しながらでしたが、意外にも人道的な話でそれほど重々しくもない淡々としたテンションで語られる人の存在の物語。
月で生活しながら採掘作業
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Mr.タスク(2014年製作の映画)

2.8

鑑賞後、ジョニーデップに気がつかなかった衝撃のほうが本編の衝撃的な内容を上回ったw ムカデ人間観てないのでこちらで免疫つけて臨むかなと鑑賞した合体系。

オスメント君おおきくなったね。

生物としての
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キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

3.8

前半はキングスマンらしくなく戦争色も強め、ちょっと戸惑ってしまった。予告でなんとなく感じてはいたけども。
過去作に比べるとポップさはないですが、怪僧ラスプーチンはいいですね動ける僧侶、闘い方もトリッキ
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007 スペクター(2015年製作の映画)

3.9

メキシコのお祭りで派手なアクション、容赦ないな、殺しのライセンス。開幕からの流れ、007スタイルがわかってきたような…前作よりも構図はわかりやすいが、駆け引きにハラハラしながら楽しんで鑑賞。ここまで5>>続きを読む

007 スカイフォール(2012年製作の映画)

3.7

007鑑賞マラソン中間地点。冒頭から派手なアクション、今回も陰謀渦巻く展開が面白い。最新作のMとの交代などもあり前作よりも展開が大きく、少しづつあの組織のことも…。
旧シリーズは鑑賞していないが、ダニ
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007/慰めの報酬(2008年製作の映画)

3.4

ヴェスパーロスなカジノロワイヤルの続編。イチャイチャなしのボンドガールと共闘パターンでこういうのもあるのか007!などと思いつつ鑑賞。
悪役がなんとなく小物感あるけども砂漠での派手な演出、スケールハン
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007/カジノ・ロワイヤル(2006年製作の映画)

3.7

新ジェームスボンド ダニエル・クレイグ一作目。NO TIME TO DIEから遡り鑑賞。なので、あっ! M、女性じゃんとか、あのお墓の人ねとか、CIAとはここで知り合いになったのねとか、それぐらいの前>>続きを読む

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

4.3

私の人生はハードボイルドという言葉や嗜好から縁遠い位置にあり触れる機会がなかった007シリーズ。
これがファーストボンドとなります。
鑑賞のきっかけは…アナ・デ・アルマスが美しいから…ミーハーすぎる理
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RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)

3.7

カニバリズムがテーマな本作。グロいはグロいのだけれども何ともオシャレな仕上がりなのはフランス産だからだろうか。音楽の使い方も良い感じでした。
すごく丁寧に作り込まれています。あとになれば何となくその予
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プラットフォーム(2019年製作の映画)

3.5

資本主義と階層社会、格差をワンシチュエーションで不条理に描く。格差といえば昨今ではイカゲームですかね。
穴のルールやシステムをストレスなく伝えてくれる。CUBEとまではいかなくともですが…動力なんだよ
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神様なんかくそくらえ(2014年製作の映画)

3.2

空虚な生活の中に何を希望にするかってことなんだろう。それしかなければ、それに縋るしかない。ハーリーはイリアを否定できない、王子様ではないかもしれないんだけど。
空っぽで何もない生活、行ったり来たり…を
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