zunzunさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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T2 トレインスポッティング(2017年製作の映画)

3.8

単体の作品としては今ひとつ。続編ものとして観れば、正当で素晴らしい作品だと思う。

SING/シング(2016年製作の映画)

4.0

オリジナル版・吹替版両方のサンドラ聴きまくり。

たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

3.8

噛み合いそうで噛み合わない家族の話。
この作品の主要な要素として、分かり合うことや伝えられないことのもどかしさがあると思う。
愛情があっても理解し合うのは難しいもの。そんな意味で愛情深い母の台詞は印象
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.8

アップルミュージックで既に配信されていたサントラを聴きまくり、事前に『ラ・ラ・ランド』が影響を受けたも言われる作品なども鑑賞。予習は完璧。でも、鑑賞中はそんな事はどうでもよくなり、ライアン・ゴズリング>>続きを読む

愚行録(2017年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

不幸さ故の鈍感さがさらなる不幸を招く。不幸の連鎖。歪んだ愛にしか救いを見出せない田中光子の悲劇さに言葉を失う。
心身の侵蝕を表現した迫り来る手の演出は俊逸。

満島ひかり独白シーンは『サイコ』のノーマ
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スノーデン(2016年製作の映画)

3.6

あまりに有名なスノーデン事件。意外と経緯や全貌が分かっていなかったことに気付かされた。
実話物でも史実通りに描かないといけないとは思ってない。ドキュメンタリー作品じゃないし、何処を抽出するかは描き手の
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マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ(2015年製作の映画)

3.8

登場人物はインテリ。夫婦生活の倦怠。不倫と三角関係。打算的なのに滑稽で何処かズレている。それらを皮肉交じりに描いた作風はウッディ・アレンぽい。
ウッディ・アレン作品にはない最大の魅力はマギー役のグレタ
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エゴン・シーレ 死と乙女(2016年製作の映画)

3.6

エゴン・シーレを描いた作品だが、シーレによって狂わされた女性を描いた作品とも言える。

献身的な妹、作品のモデルでありその芸術を理解した女、嫉妬と面目ばかりの妻。おまけに裁判となる少女まで。
唯一、狂
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サバイバルファミリー(2017年製作の映画)

3.5

もし世の中から電気が消えたら、矢口史靖監督によって考え抜かれたシュミレーション作品。

パニックムービーだが、全編を通し一家の人間模様が描かれ可笑しくて笑える。
辛うじて残っていた父権の失墜と主婦
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未来を花束にして(2015年製作の映画)

3.8

公民権運動などもそうだったが、何かの権利を勝ち取る為に、暴力性で訴える者がいる。
もちろん過激派もいれば穏健派もいるだろうが、この作品に於いては過激な女性参政権運動が描かれる。
体制の流れを変える転機
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ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち(2015年製作の映画)

3.9

冒頭のお爺さんの冒険話は『ビッグ・フィッシュ』を思わせ、奇妙な子供たちや作品全体のビジュアルは如何にもティム・バートンらしい。なのにストーリーは良い意味でティムバートンらしくない。
舞台は閉じ込めら
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マリアンヌ(2016年製作の映画)

3.8

ブラットピットも随分老けたように思えたが、我を忘れ血眼になるブラットピットの姿は意外と真新しい。
作品の成否の決め手は、マリオン・コティヤールとブラッド・ピットの2人が様になるか否かがだと思う。初めて
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