単体の作品としては今ひとつ。続編ものとして観れば、正当で素晴らしい作品だと思う。
噛み合いそうで噛み合わない家族の話。
この作品の主要な要素として、分かり合うことや伝えられないことのもどかしさがあると思う。
愛情があっても理解し合うのは難しいもの。そんな意味で愛情深い母の台詞は印象>>続きを読む
アップルミュージックで既に配信されていたサントラを聴きまくり、事前に『ラ・ラ・ランド』が影響を受けたも言われる作品なども鑑賞。予習は完璧。でも、鑑賞中はそんな事はどうでもよくなり、ライアン・ゴズリング>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
不幸さ故の鈍感さがさらなる不幸を招く。不幸の連鎖。歪んだ愛にしか救いを見出せない田中光子の悲劇さに言葉を失う。
心身の侵蝕を表現した迫り来る手の演出は俊逸。
満島ひかり独白シーンは『サイコ』のノーマ>>続きを読む
あまりに有名なスノーデン事件。意外と経緯や全貌が分かっていなかったことに気付かされた。
実話物でも史実通りに描かないといけないとは思ってない。ドキュメンタリー作品じゃないし、何処を抽出するかは描き手の>>続きを読む
登場人物はインテリ。夫婦生活の倦怠。不倫と三角関係。打算的なのに滑稽で何処かズレている。それらを皮肉交じりに描いた作風はウッディ・アレンぽい。
ウッディ・アレン作品にはない最大の魅力はマギー役のグレタ>>続きを読む
エゴン・シーレを描いた作品だが、シーレによって狂わされた女性を描いた作品とも言える。
献身的な妹、作品のモデルでありその芸術を理解した女、嫉妬と面目ばかりの妻。おまけに裁判となる少女まで。
唯一、狂>>続きを読む
もし世の中から電気が消えたら、矢口史靖監督によって考え抜かれたシュミレーション作品。
パニックムービーだが、全編を通し一家の人間模様が描かれ可笑しくて笑える。
辛うじて残っていた父権の失墜と主婦>>続きを読む
公民権運動などもそうだったが、何かの権利を勝ち取る為に、暴力性で訴える者がいる。
もちろん過激派もいれば穏健派もいるだろうが、この作品に於いては過激な女性参政権運動が描かれる。
体制の流れを変える転機>>続きを読む
冒頭のお爺さんの冒険話は『ビッグ・フィッシュ』を思わせ、奇妙な子供たちや作品全体のビジュアルは如何にもティム・バートンらしい。なのにストーリーは良い意味でティムバートンらしくない。
舞台は閉じ込めら>>続きを読む
ブラットピットも随分老けたように思えたが、我を忘れ血眼になるブラットピットの姿は意外と真新しい。
作品の成否の決め手は、マリオン・コティヤールとブラッド・ピットの2人が様になるか否かがだと思う。初めて>>続きを読む