えりさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

旅立ちの時(1988年製作の映画)

4.0

大人と子供のちょうど狭間の繊細な時期。リバー・フェニックスの絶妙な存在感がとても印象的。透明感と情熱の混在する何とも言えない表情に引き込まれる。

親を冷静に見て、よくないと思えるところはそう分析でき
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そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

4.0

原作既読。

原作とは少し印象が違うけど、やはり温かい作品だった。

永野芽郁ちゃんの微笑みながら流す涙に涙。

また原作読み返そう。

ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

4.2

雪の日のようなしんとした何とも言えない静けさと、孤独や悲しみやせつなさ。それが滲み出す映像。
原作とも前作とも全く趣の異なる世界に浸らせてもらった。それでいて前作をきちんと踏襲しているからすごい。
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ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

3.8

再鑑賞。
原作既読。

あの頃の自分には難しすぎたけど、歳も重ねたし原作も読んだし…そろそろ…?

あの頃よりはずっと受け止められてる。観終わった今、色々考えてるから。あの頃は考える事もできなかった。
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グラン・ブルー完全版 -デジタル・レストア・バージョン-(1988年製作の映画)

4.0

美しいなと思うし、ロマンも感じる。
イルカとのシーンなんて、何だか微笑みながら泣けてくる。

でもやっぱり複雑な気持ちにもなる。
本当にファンタジーの世界だったらよかったのだけど…

ジャイアンのよう
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線は、僕を描く(2022年製作の映画)

4.3

食わず嫌いはいけないなと、心から反省。とてもよかった。
色々な表情を見せてくれた横浜流星君に、泣かされました。
登場人物が皆、素敵。心の奥の芯の部分が温かくなる作品だった。

そして、水墨画にもあらた
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MEMORIA メモリア(2021年製作の映画)

3.8

何とも不思議な映画体験だった。
音が重要なファクターなのに、とても静か。そして、一つ一つのシーンがとても長い。素人の私でさえ、このシーンにこの尺必要??って思ってしまうくらい長い。
何の動きも、そして
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もののけ姫(1997年製作の映画)

4.5

なんかずっと泣けちゃうんだよな。それぞれに守りたいものがあって、それはそれぞれにとっての正義だ。
正義ってなんだ。立場が変わったらこんなにも簡単にひっくり返ってしまうものなのか?ちゃんと見なきゃ。そし
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ジャニス・ジョプリン(2018年製作の映画)

3.8

ミュージカルの映像化というよりは、ライブを観ているみたいだった。
字幕で訳詞が出るから、何を歌っているのかがよく分かる。ブルースって魂の叫びだなぁとあらためて思った。何かが無い、足りない、それを求める
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あるいは裏切りという名の犬(2004年製作の映画)

3.5

想像以上にノワールで、決して楽しい気分にはなれず、正直苦手だ…と思いながら観ていたけど。最後、「おっ!?」っと少し持っていかれた。
実話ベースとあるけれど、本当にこんな感じなのだとしたら、もう何が正義
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オブリビオン(2013年製作の映画)

3.8

すごく面白いストーリーだと思う。途中の展開も驚くような方向へ連れて行かれるし。

なのに。なぜか、どこかで観た感が付き纏って今一つ心から乗れなかった。そんな見方しかできなかった自分も悔しいんだけど。

沈黙のパレード(2022年製作の映画)

4.0

ガリレオシリーズの映画はいつも胸が締め付けられる。

苦悩するイケおじが次から次へと…。あ、私情が漏れた。
なんなら浮かれてる役なんて1人もいなくて、それぞれの苦しさがじわじわと漂う、役者さん達の重厚
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MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

3.2

美しい風景とどこかポップな色使い。そんな中にぽつぽつと挟まれる象徴的な映像。そして、なんとも不穏なシーン…からの全裸モザイク。A24だった…。

これは、女性が観るのと男性が観るので感覚違ってくるのか
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キングダム 運命の炎(2023年製作の映画)

4.0

原作既読。

端折られてるエピソードはあったけれど、ギュッとしつつ盛りだくさん!
スクリーンいっぱいの王騎将軍は圧巻だったなぁ。

次々と俳優さんが投入されてくる…。なんて豪華なんだ。

流浪の月(2022年製作の映画)

4.0

原作既読。

原作を読み終えたとき、なんともいえない気持ちになって以来ずっと心に残り続けている作品。
映像化したこちらも、やっぱり心に残りそう。印象は少し違うけれど。

人ってどうしても何事にも名前を
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モリのいる場所(2018年製作の映画)

3.8

自分が満足して、心豊かにいられるのなら、そこは最高に幸せな居場所。
物理的な大きさなんて関係ないし、大きいも小さいもないな。

すっとぼけた希林さん、やっぱり最高だ。

TITANE/チタン(2021年製作の映画)

3.2

愛したいし、愛されたい。
なかなか予期せぬ角度から攻めてこられた気がするけれど、愛の物語として受け取った。

開始30分くらいずっと「もう無理かも」と葛藤したけど。なかなかハードな場面が多い。それがど
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コクリコ坂から(2011年製作の映画)

4.3

今までなぜか観る機会を逃し続けていた作品。やっと観られた。

これ、好きだ。
学生時代のあの感じも、昭和な空気の街の人達との関係も。
大きな愛と運命に祝福されているような2人のロマンスも。
そうそう、
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

3.8

つ、疲れたー。アクションシーンがてんこ盛り。どうしてもアクションや音でビクッとしちゃう勢なので、観終わったらかなり消耗してた。
そして頭も使った。
すごく疲れたけどあっという間の3時間だった。

「い
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ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション(2015年製作の映画)

3.8

再鑑賞。

初めて観た時も思ったけれど、やっぱり冒頭のシーンが1番印象的深い。

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

4.0

怒りや虚しさ悲しさ…色々な感情が押し寄せてきて、歯を食いしばるように涙を流しながら観た。
あぁ、そうだね。きれいな思い出だけになっていくのも、それは辛いことだね。だって、変化だ。

主役の2人は言わず
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オフィサー・アンド・スパイ(2019年製作の映画)

4.0

ドレフュス事件。恥ずかしながら名前しか知らなかった。
静かなトーンで淡々と描かれるので史実を勉強しているつもりで見ていたけれども、あまりの残酷さに途中でやはり感情が揺さぶられた。

「提案がある」。な
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“それ”がいる森(2022年製作の映画)

-

な、なぜこんなことに…。
いくらなんでも絶対もっといけるはずなのに…。

RENT/レント(2005年製作の映画)

3.8

これは舞台を観たい。歌で繋いで語っていく良さが、きっと舞台の方が入り込める。

あの頃の空気を思い出した。
今でもHIVは無くなったわけではないし、LGBTもこのワードをあちこちで目にする。
でも、あ
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ある愛の詩(1970年製作の映画)

3.5

有名なテーマソングと台詞。今さらながら初鑑賞。

少しベタすぎる展開だなぁなんて思いながら観ていたけれども、ジェニーのまっすぐな瞳と力強さに惹かれて目が離せなくなった。そんな彼女が言うあのセリフは、言
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エヴェレスト 神々の山嶺(2016年製作の映画)

3.5

壮絶。

そういう世界があるんだな…とは思ったけれども、どうしても共感はできない。
ロマンがないな…私。

サイド・エフェクト(2013年製作の映画)

4.0

怖っ。
え?怖っ!
え?あれ?怖っ!?

と、何段階かに分けて発しました。
色々と怖かった…。

ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

4.3

原作既読。大好きな作品。

映画版もよかった。
構成が全然違うから視点はちょっとぼやけるけれど、これはこれで大きな流れが分かりやすい。

こんなん、もう、泣くでしょ。号泣でしたよ。
しっかり刺さってし
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アンダーワールド ブラッド・ウォーズ(2016年製作の映画)

3.8

野心家が多いなぁ。

次の世代は平和にって望んでしまうが…だな。

アンダーワールド 覚醒(2012年製作の映画)

3.8

前作まであった、いにしえ感はすっかり払拭されて、シリーズ自体も進化した感じ。

相変わらずスタイル抜群で、戦闘シーンも一つ一つ絵になるなぁ。

インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

-

ハリソンには心からありがとうとお疲れ様を言いたい。

でも…

今回はスコアなしにしておこう。旧作への思い入れが強すぎて、きっと純粋にはつけられない。

懐かしの面々にも会えて、馬に乗るインディにも会
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アンダーワールド:ビギンズ(2009年製作の映画)

3.8

視点が変わると感情の移入具合もかなり変わるなぁ。
これと1の冒頭とじゃ、真逆の印象だ。

いずれにしろ。自分が一番かわいい、あなたのせいだ。この先長きにわたる不毛な争い。
そもそも、自分の都合のいいよ
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アンダーワールド:エボリューション(2006年製作の映画)

3.8

本当に続き。そのままの流れの続編。
ここまで観ないと設定が生きない2作だな。

アンダーワールド(2003年製作の映画)

3.5

そんな個人的な!?一族郎党巻き込んで!?

そして気になる終わり方。

インディ・ジョーンズ/最後の聖戦(1989年製作の映画)

4.0

パパの、ふとした仕草や表情がとてもかわいい。
子供の頃はとにかくドタバタな2が1番好きだったけど、これは大人になるとなんか泣けるな。