えりりさんの映画レビュー・感想・評価

えりり

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22年目の記憶(2014年製作の映画)

4.0

自らの一生をかけて演じきったソングン。その姿を愛する息子に見せることができてよかった。そんな父に振り回されて苦渋の日々を送ったテソンに、その愛が伝わってよかった。

そもそも何故代役?何故の拷問?計画
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ナワリヌイ(2022年製作の映画)

4.5

事実は小説よりも奇なり。ほんとにそのとおり、ドキュメンタリーだなんて信じられない展開。

すごい。
恐ろしい。

サラの鍵(2010年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

当時としては有り得ないほどの幸運に守られて命をながらえたサラ。
(収容所からの脱出を手助けしてくれた看守、危険を承知でかくまってくれた老夫婦.....なんて勇敢なの!?)

でも、彼女は彼女自身の闇(
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二重生活(2016年製作の映画)

3.0

自分の奥の”空っぽな部分”を埋められるものは、他人の秘密や嘘ではない.....はず。

他者と自己の境界?
もひとつよくわからない、否、全然わからない”哲学ワールド”で、ふんわりさせないで。

尾行に
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善き人のためのソナタ(2006年製作の映画)

4.3

能面のように無表情な”シュタージロボット”(!)が、次第に人間の顔に。

力にものを言わせて邪な欲を満たそうとする上司の醜さを見る一方で、監視する反体制の世界(芸術、クリスタ、友と議論をたたかわすいき
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26年(2012年製作の映画)

4.0

虐殺された市民の遺族にとって、そして、市民に銃を向けざるを得なかった軍人にとって、26年という時間はどんなに重く苦しいものだったのか、想像もできないくらい。

その苦しみをもたらしたことを謝罪させたい
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ヒトラーに盗られたうさぎ(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ナチスを批判していたユダヤ人とその家族...なんて、絶望の展開しかイメージできず。ドイツからスイスへ亡命し、さらにパリへとなった時、”どうしてパリ!?”と、心で悲鳴を上げてしまった。
ストーリーは私が
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トゥルーノース(2020年製作の映画)

3.7

こんなことがあってよいのか?
.....よいわけない。
それなのに、なぜ。

ときどきぎょっとするほどリアルなアニメーションは、これまで経験したことのない強さと熱をもって、その理不尽さと怒りを表現して
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

4.0

あっちの世界とこっちの世界
階層

日頃考えもしなかったけど、確かに存在していて。
それぞれの世界の中で、ひとりひとり、一生懸命生きてるんだなぁ。
(...月並みだけど。)

自分が属する”世界”しか
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否定と肯定(2016年製作の映画)

3.5

自分が信じる正しさのみに支えられて、突っ走ろうとするデボラ。彼女を弁護する弁護団は、彼女よりもひとまわりもふたまわりも”大人”で、広い視野を持ち、そして誠実だった。

裁判を通して成長していった被告の
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大コメ騒動(2019年製作の映画)

3.0

テーマはシリアスなのに、軽やかでおかしみさえある、不思議な映画。
劇伴の音楽にその要因のひとつが?

お金持ちがますますお金を得て。
命に格差が。

今も昔も。

DAU. ナターシャ(2020年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

”仲良くケンカしな♪”みたいなナターシャとオーリャ

延々と繰り広げられるベッドシーン
(どうしてこんなに長尺?..と首を傾げつつ早送り)

ソ連時代には、実際にこんなやり方で?...と背筋が凍る拷問
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ヒトラー最後の代理人(2016年製作の映画)

2.2

アウシュヴィッツの所長も、良心を持ち苦悩するひとりの人間だった。
.....ということは、わかった。

でも、わたしにとっては難解すぎた。

セリフもなく”目の演技”で感じ取れ なのかもしれないけど、
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一級機密(2016年製作の映画)

4.0

ハラハラ のち 痛快スッキリ。
正義は勝つ!(拍手!)

でも、実際は.....ハッピーエンドなどではなく。

事実をもとにしたフィクション。

メンツとお金のためなら、どんな不正も悪事ももの
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KCIA 南山の部長たち(2018年製作の映画)

3.3

「君のそばには私がいる
すきなようにしろ」

忖度と疑心暗鬼

自らの命をかけて行った”幕引き”は、新しい時代の幕開けとはならなかったという事実が、むごく哀しい。

エリザベス(1998年製作の映画)

3.3

髪を切り、白く塗った顔を上げて玉座に座る。ラストシーンの彼女の姿は、人として女性としての幸せと決別し、英国と結婚して女王として生きるという決意のあらわれで。それは強く美しいけど、ほんの少しの哀しさもま>>続きを読む

コリーニ事件(2019年製作の映画)

4.0

”若葉マーク”の弁護士の、まだ何にも染まらず汚されていないピカピカの正義感は、少なくともふたつの魂を救ったんだなぁ。ラストシーンの楽しげな父子の足取りが、そう思わせてくれた。

スパイの妻(2020年製作の映画)

3.3

お見事。
海よりも深い夫の愛。

でも。
同じ運命をたどりたかったよね。

羊飼いと風船(2019年製作の映画)

3.0

チベット、羊...からイメージされる古き良き素朴な世界とは違っていて。連綿と受け継がれてきたチベット仏教に根ざした暮らしに入り込んでくる”現代”、そして”中国”。その中で戸惑い、迷いながらも強く生きる>>続きを読む

光州5・18(2007年製作の映画)

3.8

暴徒とされた市民が、無差別に殺されていく。自分の国の軍隊に。

累々と積み重ねられていく悲劇。

ほんの数十年前に、実際に起こったということ、それもすぐ隣の国で。
そう思うと、あらためて恐ろしさと怒り
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修道女(1966年製作の映画)

3.0

ただまっすぐに自由を求めただけなのに。周りの大人たちが酷すぎて、ただただ哀れ(親も含めて...と言うか、親が1番!)。
『神』という狭いヴェールの中で過ごすうちに、人の醜いものが凝縮して表出するのか?
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ホロコーストの罪人(2020年製作の映画)

3.8

家族の絆と愛
残忍さと冷たさ
そして恐怖

それらを、静かに、しみじみと感じさせられた。

まばゆいほどのしあわせに輝いていたふたりの結末も、静かに、しみじみと哀しかった。

金子文子と朴烈/朴烈(パクヨル) 植民地からのアナキスト(2017年製作の映画)

3.7

体制を守らんがために窮々としている日本政府や軍の人達と比べて、自分たちの正しさを信じる二人は、悲壮感を纏うことすらなく、ただまっすぐで、強かった。

ストーリーとしては悲劇に違いないのに、単に”お涙ち
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アウシュヴィッツ・レポート(2020年製作の映画)

3.0

1番ぞっとしたのは、エンドロールだったかも。

『過去を忘れるものは、過ちを繰り返す』

冒頭のことばの重さを実感した。

はちどり(2018年製作の映画)

3.5

去られ、裏切られ、殴られ、理解されず、脇に押しやられ.....。
様々なかたちで、何度も傷つけられるウニ。それでも、深い哀しみをたたえた彼女の瞳が曇ることはなく、彼女なりの方法で受け入れ続ける姿が痛々
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アーニャは、きっと来る(2020年製作の映画)

3.8

山々や羊の群れはおとぎ話のように美しく、まつすぐな瞳と心のジョーや、命を守るために団結して行動する村人たちの姿も美しかった。

ふたつの大きな悲しみに続くのは、確かにハッピーエンドなのだろう。でも。
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ニコライとアレクサンドラ(1971年製作の映画)

3.3

妻を、家族を愛する善良なニコライ。国を治めるには小さすぎる器は、革命という荒波に耐えられなかった。

結末は、その後のソ連が繰り返した”粛清”を想起させ、ぞっとした。
また、一家の運命を知って観る者に
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パンケーキを毒見する(2021年製作の映画)

3.5

若い人、観てください。
必ず選挙に行きましょう。
以上。

罪の声(2020年製作の映画)

4.2

ヘビーな映画だった。
鑑賞後の疲労感がすごい。

事件に巻き込まれて人生の歯車を狂わされる親子の姿に心が痛くて。
子どもの頃に同じことをさせられた二人の、その後の境遇の対比がつらすぎて。

自らの恨み
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マダム・ベー ある脱北ブローカーの告白(2016年製作の映画)

3.0

運命に流されず、強かに自らの力で道を切り開く女性(不本意なことも受け入れつつではあるが)と、理不尽なことも哀しいことも静かに受け入れて生きてる男性たち。そのコントラストが印象的だった。

韓国のシーン
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さよなら子供たち(1987年製作の映画)

3.8

子どもであろうがきちんと捜し出し、捕らえる。規律正しいナチスの姿に身震い。

空襲警報のなか、ジュリアンとふたりで楽しげにピアノを弾くボネの屈託のない笑顔が印象的だった。

奴隷の島、消えた人々(2015年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

実際に起こった事件をベースにした作品とのことでしたが、その事件についての予備知識なしで視聴。

カメラマンさんの死は、フラグがたちまくってたので予想できたけど、終盤のどんでん返しに
え? .....
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マルモイ ことばあつめ(2018年製作の映画)

4.2

幼かったスンヒが、ホットクを買ってくれたおじさんを思い出せてよかった。大好きな父の死が”犬死”ではなかったと、自分たちの魂を守り抜いたのだと知ることができて、本当によかった。

自分たちのことば、自分
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愛する(1997年製作の映画)

3.0

平成?昭和?
まず、時代設定に戸惑い、ミツが口にする「可哀想」という言葉に戸惑い(この頃あまり使いませんよね、この言葉)。
そして、「私は悪い女」と踵をかえすに至っては、どうしてっ!??

でも。
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