えりりさんの映画レビュー・感想・評価

えりり

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光州5・18(2007年製作の映画)

3.8

暴徒とされた市民が、無差別に殺されていく。自分の国の軍隊に。

累々と積み重ねられていく悲劇。

ほんの数十年前に、実際に起こったということ、それもすぐ隣の国で。
そう思うと、あらためて恐ろしさと怒り
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修道女(1966年製作の映画)

3.0

ただまっすぐに自由を求めただけなのに。周りの大人たちが酷すぎて、ただただ哀れ(親も含めて...と言うか、親が1番!)。
『神』という狭いヴェールの中で過ごすうちに、人の醜いものが凝縮して表出するのか?
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ホロコーストの罪人(2020年製作の映画)

3.8

家族の絆と愛
残忍さと冷たさ
そして恐怖

それらを、静かに、しみじみと感じさせられた。

まばゆいほどのしあわせに輝いていたふたりの結末も、静かに、しみじみと哀しかった。

金子文子と朴烈/朴烈(パクヨル) 植民地からのアナキスト(2017年製作の映画)

3.7

体制を守らんがために窮々としている日本政府や軍の人達と比べて、自分たちの正しさを信じる二人は、悲壮感を纏うことすらなく、ただまっすぐで、強かった。

ストーリーとしては悲劇に違いないのに、単に”お涙ち
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アウシュヴィッツ・レポート(2020年製作の映画)

3.0

1番ぞっとしたのは、エンドロールだったかも。

『過去を忘れるものは、過ちを繰り返す』

冒頭のことばの重さを実感した。

はちどり(2018年製作の映画)

3.5

去られ、裏切られ、殴られ、理解されず、脇に押しやられ.....。
様々なかたちで、何度も傷つけられるウニ。それでも、深い哀しみをたたえた彼女の瞳が曇ることはなく、彼女なりの方法で受け入れ続ける姿が痛々
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アーニャは、きっと来る(2020年製作の映画)

3.8

山々や羊の群れはおとぎ話のように美しく、まつすぐな瞳と心のジョーや、命を守るために団結して行動する村人たちの姿も美しかった。

ふたつの大きな悲しみに続くのは、確かにハッピーエンドなのだろう。でも。
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ニコライとアレクサンドラ(1971年製作の映画)

3.3

妻を、家族を愛する善良なニコライ。国を治めるには小さすぎる器は、革命という荒波に耐えられなかった。

結末は、その後のソ連が繰り返した”粛清”を想起させ、ぞっとした。
また、一家の運命を知って観る者に
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パンケーキを毒見する(2021年製作の映画)

3.5

若い人、観てください。
必ず選挙に行きましょう。
以上。

罪の声(2020年製作の映画)

4.2

ヘビーな映画だった。
鑑賞後の疲労感がすごい。

事件に巻き込まれて人生の歯車を狂わされる親子の姿に心が痛くて。
子どもの頃に同じことをさせられた二人の、その後の境遇の対比がつらすぎて。

自らの恨み
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マダム・ベー ある脱北ブローカーの告白(2016年製作の映画)

3.0

運命に流されず、強かに自らの力で道を切り開く女性(不本意なことも受け入れつつではあるが)と、理不尽なことも哀しいことも静かに受け入れて生きてる男性たち。そのコントラストが印象的だった。

韓国のシーン
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さよなら子供たち(1987年製作の映画)

3.8

子どもであろうがきちんと捜し出し、捕らえる。規律正しいナチスの姿に身震い。

空襲警報のなか、ジュリアンとふたりで楽しげにピアノを弾くボネの屈託のない笑顔が印象的だった。

奴隷の島、消えた人々(2015年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

実際に起こった事件をベースにした作品とのことでしたが、その事件についての予備知識なしで視聴。

カメラマンさんの死は、フラグがたちまくってたので予想できたけど、終盤のどんでん返しに
え? .....
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マルモイ ことばあつめ(2018年製作の映画)

4.2

幼かったスンヒが、ホットクを買ってくれたおじさんを思い出せてよかった。大好きな父の死が”犬死”ではなかったと、自分たちの魂を守り抜いたのだと知ることができて、本当によかった。

自分たちのことば、自分
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愛する(1997年製作の映画)

3.0

平成?昭和?
まず、時代設定に戸惑い、ミツが口にする「可哀想」という言葉に戸惑い(この頃あまり使いませんよね、この言葉)。
そして、「私は悪い女」と踵をかえすに至っては、どうしてっ!??

でも。
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ゼロの焦点(2009年製作の映画)

3.5

新しい時代の足音を感じながら、その喜びを歌うことも叶わず、断ち切りたい過去に絡め取られ堕ちていく。

一人一人が弱く哀しく、愛おしい。

エンディングの中島みゆきの歌声で落涙。

赤い闇 スターリンの冷たい大地で(2019年製作の映画)

3.7

数百万もの命を犠牲にする”実験”で、スターリンは何を成し遂げようとしたのか。

不都合な真実を握り潰し、人々の目と耳と心を奪う。
今、この時代の日本は.....?

ひるなかの流星(2016年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

先生とは、ちょっとナシかなーと思ってたから、私的にはめでたしめでたしの結末。

甘酸っぱかったなぁ♡
めいちゃん、かわいかった♪

バクマン。(2015年製作の映画)

4.0

漫画の連載には、アイデアと情熱の泉が必需品!?
あと、体力も!!
すごいなぁ。

現実とは違うところもいっぱいあるのかも...と想像しつつも、シンプルに楽しめました。
登場人物全てが愛すべき人で◎!
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若草物語(1994年製作の映画)

4.5

『ストーリー・オブ・ライフ』からこちらに。

こちらも、美しく暖かで、やさしさに満ちた世界で、大好きです。

ストーリーの流れは、こちらの方がすっきりしてるかな?

幼い依頼人(2019年製作の映画)

4.0

法の網目から漏れ落ち、傷つき命を脅かされる子どもたち。

冒頭の問ではないが、見て見ぬふりや無関心は、きっと『有罪』。
ためらう間に失われるかもしれない命。”おじさん”の後悔を無にしないためにも、心に
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出国 造られた工作員(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

韓国、北朝鮮、そして東西ドイツ。
幾重にも複雑に絡み合う謀略の網に捉えられ、引き離された家族を取り戻すべくひとり戦い続ける男性。

家族とともに、良心のままに暮らしたい。

そのささやかな願いすら踏み
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ソニア ナチスの女スパイ(2019年製作の映画)

3.6

その美貌と賢さゆえに、波乱の生涯を歩まざるをえなかったソニア。

スパイ、スパイ、スパイ。

人を信じること
自らを信じてもらうこと
愛する人と穏やかに暮らすこと

それらと引き換えに家族を救うことは
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穢れと祈り(2019年製作の映画)

2.0

盲目的に信じることの恐ろしさ。

見えない籠から自らの強い力(意思、愛)で脱出したマーラが、しあわせになりますように。

それにしても。
マーラのお友達は、なぜそれを彼に知らせる?それもやはり”信仰心
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魂のゆくえ(2017年製作の映画)

2.3

静謐なムードから一転、意外な展開、そして引きちぎるような幕切れ。
観終わったあとの心の整理がたいへん。

安易に呼び出され、気軽に消費される神。

宗教とは.........?

ひとよ(2019年製作の映画)

3.5

フェリーターミナルのシーンで泣いた。なんの涙なのか考えてもよくわからなかった。

子を愛する親。
その揺るぎない一点のみで立っている弱く小さな人。

”これから自由になれる”
”なんにでもなれる”
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

-

禍々しい
おどろおどろしい
狂気の沙汰

素朴で可愛らしい衣装や緑ののどかな風景とのギャップは凄まじく。

最後まで観た私、大丈夫か...?

ふたりの女王 メアリーとエリザベス(2018年製作の映画)

3.0

王座と宗教、女性としての幸せ。その全てを手に入れ守ることを望みながらも叶わなかった二人。周りの思惑や裏切り、ドロドロした陰謀の渦に翻弄されながらも、それぞれ「自分」を生き抜いた強さが心に残った。

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名もなき生涯(2019年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

途中何度も遠藤周作の『沈黙』を思い出した。神と自らの良心を信じ抜こうとして、祈り、もがき、叫ぶ人の声は、神には届かない?聞こえない?.....耳を塞いでいる...?

残虐な表現は抑えられてはいたけど
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トランボ ハリウッドに最も嫌われた男(2015年製作の映画)

3.3

どんな逆境にあっても揺るがない信念と、仲間を思う強さ。それは、どんな逆境にあっても枯渇することなく湧き続けるアイデアと才能に裏打ちされたものだったのか。
彼を愛し支え、最後まで一緒に戦った家族に拍手!
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.0

その人に”なりたい”
その想いに共感も想像もできないけど、すごい。
とてつもなく強くて、とてつもなく弱い。

象の飼育員には、どうしたらなれるのかなぁ。

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

母親の死の表現があまりに唐突で、あまりに残酷で、ジョジョによりそえず、呆然。
ジョジョの前に現れる”ヒトラー”が、なんだかチープでもの哀しくて、少し笑える。

戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

音楽のもつ不思議な力と強さ。
ドイツ将校に命じられて一心にピアノを弾くシュペルマン。なにもかも一飢えも絶望も、数分後の自らの命さえも一忘れたように。
からだからあふれ出した音楽に守られて、人間の命がひ
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グリーンブック(2018年製作の映画)

3.8

時折見せるドンの笑顔が淋しげでせつなくて
初めて手づかみでチキンを食べるおっかなびっくりな様子がかわいくて

幾多の溝や壁を超えて本当の友になっていくふたり。

最後にはあたたかい気持ちになれるス
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スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

3.5

教会は”治外法権”だった...?
神様は何を守っているの?

実話というところが恐ろしい。

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