自らの一生をかけて演じきったソングン。その姿を愛する息子に見せることができてよかった。そんな父に振り回されて苦渋の日々を送ったテソンに、その愛が伝わってよかった。
そもそも何故代役?何故の拷問?計画>>続きを読む
事実は小説よりも奇なり。ほんとにそのとおり、ドキュメンタリーだなんて信じられない展開。
すごい。
恐ろしい。
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当時としては有り得ないほどの幸運に守られて命をながらえたサラ。
(収容所からの脱出を手助けしてくれた看守、危険を承知でかくまってくれた老夫婦.....なんて勇敢なの!?)
でも、彼女は彼女自身の闇(>>続きを読む
自分の奥の”空っぽな部分”を埋められるものは、他人の秘密や嘘ではない.....はず。
他者と自己の境界?
もひとつよくわからない、否、全然わからない”哲学ワールド”で、ふんわりさせないで。
尾行に>>続きを読む
能面のように無表情な”シュタージロボット”(!)が、次第に人間の顔に。
力にものを言わせて邪な欲を満たそうとする上司の醜さを見る一方で、監視する反体制の世界(芸術、クリスタ、友と議論をたたかわすいき>>続きを読む
虐殺された市民の遺族にとって、そして、市民に銃を向けざるを得なかった軍人にとって、26年という時間はどんなに重く苦しいものだったのか、想像もできないくらい。
その苦しみをもたらしたことを謝罪させたい>>続きを読む
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ナチスを批判していたユダヤ人とその家族...なんて、絶望の展開しかイメージできず。ドイツからスイスへ亡命し、さらにパリへとなった時、”どうしてパリ!?”と、心で悲鳴を上げてしまった。
ストーリーは私が>>続きを読む
こんなことがあってよいのか?
.....よいわけない。
それなのに、なぜ。
ときどきぎょっとするほどリアルなアニメーションは、これまで経験したことのない強さと熱をもって、その理不尽さと怒りを表現して>>続きを読む
あっちの世界とこっちの世界
階層
日頃考えもしなかったけど、確かに存在していて。
それぞれの世界の中で、ひとりひとり、一生懸命生きてるんだなぁ。
(...月並みだけど。)
自分が属する”世界”しか>>続きを読む
自分が信じる正しさのみに支えられて、突っ走ろうとするデボラ。彼女を弁護する弁護団は、彼女よりもひとまわりもふたまわりも”大人”で、広い視野を持ち、そして誠実だった。
裁判を通して成長していった被告の>>続きを読む
テーマはシリアスなのに、軽やかでおかしみさえある、不思議な映画。
劇伴の音楽にその要因のひとつが?
お金持ちがますますお金を得て。
命に格差が。
今も昔も。
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”仲良くケンカしな♪”みたいなナターシャとオーリャ
延々と繰り広げられるベッドシーン
(どうしてこんなに長尺?..と首を傾げつつ早送り)
ソ連時代には、実際にこんなやり方で?...と背筋が凍る拷問>>続きを読む
アウシュヴィッツの所長も、良心を持ち苦悩するひとりの人間だった。
.....ということは、わかった。
でも、わたしにとっては難解すぎた。
セリフもなく”目の演技”で感じ取れ なのかもしれないけど、>>続きを読む
ハラハラ のち 痛快スッキリ。
正義は勝つ!(拍手!)
でも、実際は.....ハッピーエンドなどではなく。
事実をもとにしたフィクション。
メンツとお金のためなら、どんな不正も悪事ももの>>続きを読む
「君のそばには私がいる
すきなようにしろ」
忖度と疑心暗鬼
自らの命をかけて行った”幕引き”は、新しい時代の幕開けとはならなかったという事実が、むごく哀しい。
髪を切り、白く塗った顔を上げて玉座に座る。ラストシーンの彼女の姿は、人として女性としての幸せと決別し、英国と結婚して女王として生きるという決意のあらわれで。それは強く美しいけど、ほんの少しの哀しさもま>>続きを読む
”若葉マーク”の弁護士の、まだ何にも染まらず汚されていないピカピカの正義感は、少なくともふたつの魂を救ったんだなぁ。ラストシーンの楽しげな父子の足取りが、そう思わせてくれた。
チベット、羊...からイメージされる古き良き素朴な世界とは違っていて。連綿と受け継がれてきたチベット仏教に根ざした暮らしに入り込んでくる”現代”、そして”中国”。その中で戸惑い、迷いながらも強く生きる>>続きを読む
暴徒とされた市民が、無差別に殺されていく。自分の国の軍隊に。
累々と積み重ねられていく悲劇。
ほんの数十年前に、実際に起こったということ、それもすぐ隣の国で。
そう思うと、あらためて恐ろしさと怒り>>続きを読む
ただまっすぐに自由を求めただけなのに。周りの大人たちが酷すぎて、ただただ哀れ(親も含めて...と言うか、親が1番!)。
『神』という狭いヴェールの中で過ごすうちに、人の醜いものが凝縮して表出するのか?>>続きを読む
家族の絆と愛
残忍さと冷たさ
そして恐怖
それらを、静かに、しみじみと感じさせられた。
まばゆいほどのしあわせに輝いていたふたりの結末も、静かに、しみじみと哀しかった。
体制を守らんがために窮々としている日本政府や軍の人達と比べて、自分たちの正しさを信じる二人は、悲壮感を纏うことすらなく、ただまっすぐで、強かった。
ストーリーとしては悲劇に違いないのに、単に”お涙ち>>続きを読む
1番ぞっとしたのは、エンドロールだったかも。
『過去を忘れるものは、過ちを繰り返す』
冒頭のことばの重さを実感した。
去られ、裏切られ、殴られ、理解されず、脇に押しやられ.....。
様々なかたちで、何度も傷つけられるウニ。それでも、深い哀しみをたたえた彼女の瞳が曇ることはなく、彼女なりの方法で受け入れ続ける姿が痛々>>続きを読む
山々や羊の群れはおとぎ話のように美しく、まつすぐな瞳と心のジョーや、命を守るために団結して行動する村人たちの姿も美しかった。
ふたつの大きな悲しみに続くのは、確かにハッピーエンドなのだろう。でも。>>続きを読む
妻を、家族を愛する善良なニコライ。国を治めるには小さすぎる器は、革命という荒波に耐えられなかった。
結末は、その後のソ連が繰り返した”粛清”を想起させ、ぞっとした。
また、一家の運命を知って観る者に>>続きを読む
ヘビーな映画だった。
鑑賞後の疲労感がすごい。
事件に巻き込まれて人生の歯車を狂わされる親子の姿に心が痛くて。
子どもの頃に同じことをさせられた二人の、その後の境遇の対比がつらすぎて。
自らの恨み>>続きを読む
運命に流されず、強かに自らの力で道を切り開く女性(不本意なことも受け入れつつではあるが)と、理不尽なことも哀しいことも静かに受け入れて生きてる男性たち。そのコントラストが印象的だった。
韓国のシーン>>続きを読む
子どもであろうがきちんと捜し出し、捕らえる。規律正しいナチスの姿に身震い。
空襲警報のなか、ジュリアンとふたりで楽しげにピアノを弾くボネの屈託のない笑顔が印象的だった。
このレビューはネタバレを含みます
実際に起こった事件をベースにした作品とのことでしたが、その事件についての予備知識なしで視聴。
カメラマンさんの死は、フラグがたちまくってたので予想できたけど、終盤のどんでん返しに
え? .....>>続きを読む
幼かったスンヒが、ホットクを買ってくれたおじさんを思い出せてよかった。大好きな父の死が”犬死”ではなかったと、自分たちの魂を守り抜いたのだと知ることができて、本当によかった。
自分たちのことば、自分>>続きを読む
平成?昭和?
まず、時代設定に戸惑い、ミツが口にする「可哀想」という言葉に戸惑い(この頃あまり使いませんよね、この言葉)。
そして、「私は悪い女」と踵をかえすに至っては、どうしてっ!??
でも。
『>>続きを読む