eririnさんの映画レビュー・感想・評価

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レイジング・ブル(1980年製作の映画)

3.8

ロバート・デニーロの持っている鋭く割れたガラスのような怖さ。
近寄ったら確実に大怪我するのはわかっているけど、あの笑顔、あの泣きそうな表情、あの怒りが爆発する寸前の冷たい目つきに魅せられる。
最後にボ
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希望の灯り(2018年製作の映画)

3.9

上半身タトゥーのクリスティアンには言いようのない影がある。自分から話すことはほとんどなく、会話も最小限。人といる時も一人でいる時も何を考え、感じているのか、その表情からはほとんど読み取れない。
生きに
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怒り(2016年製作の映画)

3.7

3人の不詳の男と出会った人々の心が揺れるたびに、男の顔が変わっていくような気持ちになる。
刻々と闇に包まれていく錯覚。
少しづつ霧が晴れていく錯覚。
それが同時進行しながら怖気立つ嫌悪感に一気にやられ
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ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

3.8

アクション映画と共に生きてきたメル・ギブソンだけにハクソー・リッジでの戦争描写は半端ない。
銃弾・爆発・火炎銃の雨、霰の中をデズモンドは走る。「もう一人助けさせてください」と祈りながら。
銃を持つこと
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アラバマ物語(1962年製作の映画)

3.9

映画って本当にいいもんですね、と言いたくなるよ!
アティカスが言葉もなく法廷を後にする姿を起立して見送る二階席の人々。
貧困や無学が生む差別に抗えないけど、子供達の澄んだ目はトムのことも、ブーのことも
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ローズの秘密の頁(ページ)(2016年製作の映画)

3.5

何となくローズの元を訪ねた精神鑑定医が彼女との縁を持っていると確信。
その時代、あの場所でローズは美貌と親しさと自立心で誤解され阻害されるのだろう。
魔女狩りのように、狩られ続けるのだろう。
でも、何
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きみはいい子(2014年製作の映画)

3.5

認知症のお婆さんと自閉症の子供とのやりとりに見入ってしまった。
認知症の人は自分の子供のことも覚えていないのに、赤ちゃんや子供を心から愛おしむ。
もう私たちは変な誤解をされたくなくて、他人の子供達との
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

3.7

同じ夜、たった5つの都市のタクシーの中でこれだけの物語がある。
私はローマはちょっと。。と思ったけど見終わってからもその後が気になって、どれとどれが好き、と言えなくなってしまう。
でもそれぞれの物語に
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コンフィデンスマンJP(2019年製作の映画)

3.8

映画の楽しさ満載。最初から最後まで楽しんで、ダー子にメロメロになりました。可愛い、でも侠気がかっこいい。だまされて嬉しくて「やられた〜!」

LUPIN THE ⅢRD 峰不二子の嘘(2019年製作の映画)

3.8

峰不二子。く〜〜!!
まだ小学生の頃、夜遅い時間帯で再放送で見ていた、鼻血が出そうな、あの感じ。
「だから子供は嫌いなのよ」と子供に言う。殺し屋ビンカムは恋の媚薬で惑わして「私をモノにしたいの?」と言
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椿三十郎(1962年製作の映画)

4.1

なんてエンターテイメント!のっけから楽しくてワクワクしまくり。映画の面白さを全てぶっこんでくれています。
三船演じる椿三十郎が「十人だ」と、言うたび嬉しくてニヤニヤ。奥方にたしなめられてちょっと居場所
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アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

3.6

実話だけどドキュメントではない→俳優が演じた実在の犯人が登場する初めての感覚。実際に服役した犯罪者である彼等を、作り事でなく感じる。
普通で、浅はかで、いつでも止めれたはずで、どうしてそこに行き着くの
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コックと泥棒、その妻と愛人(1989年製作の映画)

3.5

拷問、虐待、血まみれとか大の苦手…なのに、また見てしまった。。
大きな回り舞台を見ているような観客席の視点、歌舞伎の早変わりのように一瞬で場面、色、衣装が変わる仕掛けや豪奢な意匠。それに対して、圧倒的
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1984(1956年製作の映画)

3.5

1950年代に作られた約30年後にあたる近未来世界をすでに30年以上も前に過ぎた過去の時代を知っていて観るところが面白い。
当然SF映画としては雑で、かなり中年体型で妙に顔をしかめている主役のエドモン
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RBG 最強の85才(2018年製作の映画)

4.0

RBG!!映画「ビリーブ未来への大逆転」の最後に聞いた彼女の声がとても素敵だったけど、このドキュメンタリー映像での姿や声、話す内容は本当に素晴らしく、とてもチャーミングで魅了された。
努力家で真面目な
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切腹(1962年製作の映画)

4.1

凄いものを見た。
白黒の映像の計算され尽くした美しさ。
役者の目や顔の迫力。三味線の低い音。緊張感が全体を貫き、一刻も緩むことなく物語は高まっていく。
緊迫した展開、語られる真実に胸ぐらを掴まれる。
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レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

3.8

山、森、河、空、雪、雪、雪。。
なんていう映像と人の生きる力。圧巻でした。
シンプルなストーリーなのに3時間はあっという間に過ぎ、息子に寄り添う父の姿やポーニー族の男との束の間の言葉の無いやりとりに心
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ボーダーライン(2015年製作の映画)

3.5

法で裁くことのできない悪の圧倒感が最初から最後まで緊張感ある映像で描かれる。
人が作り出した公正さや良心を表すケイト(エミリー・ブラント)は強く美しい。
しかし主役は交代し彼女自身の思いは徹底的に潰さ
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コッホ先生と僕らの革命(2011年製作の映画)

3.5

厳格なドイツの学校は家の裕福さや名声の有無が友達同士の上下を決めてしまう。そこにサッカーが登場する。
スポーツの持つ力が、人がフラットであることや力を合わせることの大切さを教えてくれる。
気持ちのいい
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海よりもまだ深く(2016年製作の映画)

3.4

阿部寛のダメ男ぶりがすごい。小説書くためとか言って探偵で掴んだ秘密ネタで強請るとか、姉から借りたお金をお母さんの小遣いとか。せつないし情けないけど離婚した妻の膝触ってみる、とか。
そんなだからひと時の
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アナと雪の女王(2013年製作の映画)

3.6

しょうがないな〜こりゃ、ヒットしちゃうよ。歌っちゃうな、やっぱり!
アニメーがCGとなって当然なのかもしれないけど、あの氷や水の質感や色、冷たさまで伝わって来そうな雪の世界。
惚れ惚れしてしまう、アナ
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スター・トレック BEYOND(2016年製作の映画)

3.5

スタートレック、新作は初見だけどかなり面白かった!思いがけないエンタープライズ号の撃破やメンバーの遭難。
きっと助かる。
大丈夫。
と思っても、何が起きるかワクワク楽しめた。やっぱり、宇宙戦争みたい
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三度目の殺人(2017年製作の映画)

3.9

見応えのある作品。殺人犯・三隅の印象がどんどん変わっていく。
殺人事件なので頭の中では知らず知らず犯人や真相を追いかけてしまう。その自分の仮説が三隅(役所広司)の言動の度に変わり、終いには何が真実だっ
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シュガー・ラッシュ:オンライン(2018年製作の映画)

3.8

前作シュガー・ラッシュと同じテーマ。
同じ世界観。
なのにこれはヒット!
インターネットの世界をアニメにすると、恐ろしいまでの拡散ぶりやバーチャル通貨の危うさ、バッシングコメントの無責任さがよくわかる
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シュガー・ラッシュ(2012年製作の映画)

3.1

ゲームの世界。
甘くてカラフルで可愛く楽しい。
悪役とヒーロー。わかりやすい二軸の対比。親友、別れのテーマはシンプル。
うーん🧐
私にはヒットしなかった。

search/サーチ(2018年製作の映画)

3.7

見慣れたPCの検索画面から垣間見えるリアル世界。
これはリアルなのか?妄想なのか?
奥深く入って行くほど我が娘が見知らぬ誰かになっていく。
こうやって突然帰らなければ自分もそうするだろう。
そうして手
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ビリーブ 未来への大逆転(2018年製作の映画)

3.8

女性、母親、ユダヤ人など幾つもの偏見の中で努力して学び、培ってきた力を将来の人々のために奮い起たせ続けるパワーに打ちのめされる。
全然違うレベルでだけれど、私自身もルースが感じて来た差別的なものや違和
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ブラックブック(2006年製作の映画)

4.0

エリスは迷いなく決断し行動する。
やや奔放?と見えた強(したたか)さも、いつの間にか自身の思いに率直に瞬時に判断し行動するこの女性の虜にさせる。
それにひきかえ男ども(フランケン!ほか!)のウンザリす
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ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

3.6

やっぱり上手い。3時間もあるのについつい見入る。
血が嫌いっ、て言ってるのに!もうー。
皆が皆変な人達で、人殺しばかりで、誰のことにも感情移入出来ないけど次の展開にやっぱり見入っちゃう。
シナリオ、テ
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ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金(2013年製作の映画)

2.3

ホントに最低。
もともと血が出るとか拷問とか大嫌いなのに、実話って最低にもほどがある。
自分を律して鍛える人々はすごい憧れだけど、筋肉しか無いのは問題外。
バカなことが一番の罪は本当だ。

最初で最後のキス(2016年製作の映画)

3.8

空想と共にあるロレンツォ。
幻聴と幻覚に惑わされるアントニオ。
世間の風聞を物ともしない強いブルー。
あるある、と思われたポップなはみ出しトリオの青春だったはずが、そんなことって!というリアルに変わる
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運び屋(2018年製作の映画)

3.5

やはりクリント・イーストウッドに尽きる。顔や皺やボサボサの白髪や佇まい。
相手かまわず叩く軽口。気負わず自然に人の繋がりを楽しむ。多くを語らず淡々と、時には不満げに口元を歪めて。
90歳の運び屋から、
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ジャングル・ブック(2015年製作の映画)

3.7

ジュラシック・パーク(一作目)幕開けを観た時に感じた世界観。この自然界で我々動物達は皆豊かに共存できるのではないか。
CGと知っているのに感動してしまう。
モーグリを育て守り愛する動物達の言葉や行動、
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ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

3.8

白黒の映像もあるのだろう、この既視感のような懐かしい感じ。見たことのない景色なのによく知ってるような映像。音がどこまでも拾われて、その世界が嘘ではないことを染み込ませる。
秩序ある美しさがクレオの精神
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

3.8

ドキドキハラハラで、わくわくで、えっー!
うまくできてて舌を巻く。恐れ入ったよ!とさじ投げる感じ。
それぞれのキャラも立ってて皆好きなんだけど、やっぱりヴィンセント。翻弄され踊ってぶっ放される。会話、
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T2 トレインスポッティング(2017年製作の映画)

3.7

あーそうだよね、期待した通りに裏切らない。
でも20年経って
子供を認めたり、ものを書いたり、友達の命を助けたりしてほんの少しクズなヤツらの破天荒な若さが終わるのが寂しい。
留まり続けるスポッティン
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