Ryotaさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

Ryota

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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

3.9

息を呑む、胸が鳴る、そしてドアを出る。ひとつ目線をさげて伝えること(足が見えるとこ、は文字通り)、においてこの監督はほんとに抜きん出てると思う。
この色味、そして踊っちゃうとこがやっぱりタイカワイティ
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生きてるだけで、愛。(2018年製作の映画)

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わかること、うわっつらの言葉、相手を意味でぶん殴る言葉

お引越し(1993年製作の映画)

4.0

何が素晴らしいかって、人がほんとに力を込めて変わっていくこと、ミノルの優しさと、寝転がっても違和感なくなってしまう鴨川の雰囲気。最後のおめでとうございます!にはゾクっとしたな。やっと観れたし、またみる

ダウン・バイ・ロー(1986年製作の映画)

4.0

猫をふりまわすスペースもない!台詞回しが好きやし、何か起こりそうで何も起こらず、平和ではないが心穏やかめに進んでいく感じがハマる

しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス(2016年製作の映画)

4.0

ひと組の古びた靴下みたいね、がほんとに似合う。唯一無二でしかないな

ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

4.1

好きやわー、、
ジムジャームッシュ映画、感想を考えたところでそれが?って、くちゃくちゃにして投げ返されるような気がする。映画の正しい見方のなさ、が強引なくらい滲み出ていて、その清々しさに、気が抜けては
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心と体と(2017年製作の映画)

4.1

なま、生きる、死ぬ、セックスをする、眠る、夢を見る、そして最後に笑う。えげつない、でももう観たくないな、

ラップランドのハンターと獲物のパラレル。人類学の読み物とあわせて読み解くと面白い、インゴルド
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パリ、テキサス(1984年製作の映画)

4.1

ここじゃないどこかを眼差した、トラヴィス。伏せ、逸らし、絡む眼差しが印象的な、回想のホームビデオ。いつも目が何かを語ってる。鏡に映るふたりの顔と目が重なって、だけど最後まで交わることのない、眼差し。>>続きを読む

ブルーに生まれついて(2015年製作の映画)

3.7

青みがかった夕空と海、トランペット、淡くて綺麗な映画やった。イーサンホーク、チェットベイカーにすごい似てた。2021年好きなタイトル暫定1位

モリのいる場所(2018年製作の映画)

3.8

樹木希林、必要でないものを削いで削いで、だからこそ演じるよりも自然体でいるようにみえた。すごいなー。そして友人のレビューに頷きすぎてこれ以上何もかけない笑

チャッピー(2015年製作の映画)

3.8

ひとは意識で、あるいは意識に過ぎないと、綺麗に言い切れたら、ある意味とても楽なのかな、人は死なないということになるから。

サマータイムマシン・ブルース(2005年製作の映画)

3.7

映画に出演するとこから楽しそう、笑 よくわからなすぎるがそこがまたいいなー

トム・アット・ザ・ファーム(2013年製作の映画)

-

なぜかわからないが、こうなのだ、ということを時々思い出してゾッとする。引きずられていく牛、アガットの乾いた笑い、森で絶叫するフランシス。美しくて歪んだ叫びが、きこえる

東京ゴッドファーザーズ(2003年製作の映画)

3.7

初っ端から、今敏監督独特の音響、表情、これこれ、と思う。気持ちいいほど伏線回収するのだけど、ここまで気持ちがいいとそれはまた居心地が悪い、天の邪鬼感

ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

3.9

「東京はどう?」「楽しくはないよ、変わってるだけ」。目の前はいっぱいなのに、気が狂うほど何もない、街。寂しいよなあ、でもいられてしまうんよなあ

レナードの朝(1990年製作の映画)

3.5

「あちらの世界」にいる障がい者と、そこから「連れ戻す」正常者。線を引かれた先から、笑顔で誰かを「連れ戻す」ということに、違和感は拭えないんだけれども、でも確かにそれが必要なこともあって、それからは何も>>続きを読む

おクジラさま ふたつの正義の物語(2017年製作の映画)

3.5

「中立」はあるのか?「折衷案」は理想なのか?中立が叫ばれるほどに、それとは程遠いものに感じられてしまう。折衷は、対等な関係のうえで成り立つのであって、そもそもここにあるのは非対称な関係にすら思えてしま>>続きを読む

ビハインド・ザ・コーヴ 捕鯨問題の謎に迫る(2015年製作の映画)

3.4

「わたし」と「あなた」の間に、音を立てて溝ができていく。必要以上に他者を本質化し、一枚岩的にみてしまうこと。文化や食生活、気質に還元してしまうことからは何も生まれないし、かといって対話が求められている>>続きを読む

アイヌモシリ(2020年製作の映画)

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撮れなかったよ、イヨマンテ、との言葉がどうしても耳に残る。撮らない、こともあわせて、いまの時代の、動物倫理とか、先住民であるとか、あるいはそうでないこととかの、難しさを噛みしめて観た。

コクリコ坂から(2011年製作の映画)

3.6

カルチェラタン!ジブリ映画の坂道シーンはだいたい爆速。青春〜

マダム・イン・ニューヨーク(2012年製作の映画)

3.8

迷わずに、自信を持って、決然と!

最後に、社会学の岸さんが言ってたことをなんとなく思い出した。「性差を否定するときに、いつも男性は責任を負わなくてもいい方へ、女性はいつももっと責任を負わされる方へ動
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タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

4.0

重く切り込み、時にコミカルに持ち上げる。リズム感のあるつくりこみ、とてもよかったしもう良かったしか言えない。

マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

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人が生き、つづけるということは、どうしようもなく変わっていくことで、自分はそれをどれだけわかろうとして、どうしていきたかったのかな。不可逆的な生のなかで、いつも後悔の背中を追いかける気がした