息を呑む、胸が鳴る、そしてドアを出る。ひとつ目線をさげて伝えること(足が見えるとこ、は文字通り)、においてこの監督はほんとに抜きん出てると思う。
この色味、そして踊っちゃうとこがやっぱりタイカワイティ>>続きを読む
何が素晴らしいかって、人がほんとに力を込めて変わっていくこと、ミノルの優しさと、寝転がっても違和感なくなってしまう鴨川の雰囲気。最後のおめでとうございます!にはゾクっとしたな。やっと観れたし、またみる
猫をふりまわすスペースもない!台詞回しが好きやし、何か起こりそうで何も起こらず、平和ではないが心穏やかめに進んでいく感じがハマる
ひと組の古びた靴下みたいね、がほんとに似合う。唯一無二でしかないな
好きやわー、、
ジムジャームッシュ映画、感想を考えたところでそれが?って、くちゃくちゃにして投げ返されるような気がする。映画の正しい見方のなさ、が強引なくらい滲み出ていて、その清々しさに、気が抜けては>>続きを読む
なま、生きる、死ぬ、セックスをする、眠る、夢を見る、そして最後に笑う。えげつない、でももう観たくないな、
ラップランドのハンターと獲物のパラレル。人類学の読み物とあわせて読み解くと面白い、インゴルド>>続きを読む
ここじゃないどこかを眼差した、トラヴィス。伏せ、逸らし、絡む眼差しが印象的な、回想のホームビデオ。いつも目が何かを語ってる。鏡に映るふたりの顔と目が重なって、だけど最後まで交わることのない、眼差し。>>続きを読む
青みがかった夕空と海、トランペット、淡くて綺麗な映画やった。イーサンホーク、チェットベイカーにすごい似てた。2021年好きなタイトル暫定1位
樹木希林、必要でないものを削いで削いで、だからこそ演じるよりも自然体でいるようにみえた。すごいなー。そして友人のレビューに頷きすぎてこれ以上何もかけない笑
ひとは意識で、あるいは意識に過ぎないと、綺麗に言い切れたら、ある意味とても楽なのかな、人は死なないということになるから。
映画に出演するとこから楽しそう、笑 よくわからなすぎるがそこがまたいいなー
なぜかわからないが、こうなのだ、ということを時々思い出してゾッとする。引きずられていく牛、アガットの乾いた笑い、森で絶叫するフランシス。美しくて歪んだ叫びが、きこえる
初っ端から、今敏監督独特の音響、表情、これこれ、と思う。気持ちいいほど伏線回収するのだけど、ここまで気持ちがいいとそれはまた居心地が悪い、天の邪鬼感
「東京はどう?」「楽しくはないよ、変わってるだけ」。目の前はいっぱいなのに、気が狂うほど何もない、街。寂しいよなあ、でもいられてしまうんよなあ
「あちらの世界」にいる障がい者と、そこから「連れ戻す」正常者。線を引かれた先から、笑顔で誰かを「連れ戻す」ということに、違和感は拭えないんだけれども、でも確かにそれが必要なこともあって、それからは何も>>続きを読む
「中立」はあるのか?「折衷案」は理想なのか?中立が叫ばれるほどに、それとは程遠いものに感じられてしまう。折衷は、対等な関係のうえで成り立つのであって、そもそもここにあるのは非対称な関係にすら思えてしま>>続きを読む
「わたし」と「あなた」の間に、音を立てて溝ができていく。必要以上に他者を本質化し、一枚岩的にみてしまうこと。文化や食生活、気質に還元してしまうことからは何も生まれないし、かといって対話が求められている>>続きを読む
撮れなかったよ、イヨマンテ、との言葉がどうしても耳に残る。撮らない、こともあわせて、いまの時代の、動物倫理とか、先住民であるとか、あるいはそうでないこととかの、難しさを噛みしめて観た。
迷わずに、自信を持って、決然と!
最後に、社会学の岸さんが言ってたことをなんとなく思い出した。「性差を否定するときに、いつも男性は責任を負わなくてもいい方へ、女性はいつももっと責任を負わされる方へ動>>続きを読む
重く切り込み、時にコミカルに持ち上げる。リズム感のあるつくりこみ、とてもよかったしもう良かったしか言えない。
人が生き、つづけるということは、どうしようもなく変わっていくことで、自分はそれをどれだけわかろうとして、どうしていきたかったのかな。不可逆的な生のなかで、いつも後悔の背中を追いかける気がした