本作はトニー・ジャーとタイガー・チェンとイコ・ウワイスの『チャーリーズ・エンジェル』である、との卓見に触れて猛烈に感動した。絶対に『トリプル・スレット フルスロットル』を作ってほしい。
浅はかなティモシー・シャラメ、なかなかよかったです。
1991年の設定。VHS風の字幕とか、ネオンカラーとか、ファッションとか、まだ80年代スタイルとあんまり区別つかない頃なのかなあと思ってしまった>>続きを読む
シャロン・テート事件をあのように書き換えることも、空前絶後の李小龍をあのように放り捨てることも、なんか知らんがタランティーノには許されているんだね?ということは察した。違和感はあるが無知ゆえ満足に反駁>>続きを読む
ジージャーちゃんのハイキック最高!主人公ゼンが『マッハ!!!!!!!!』のビデオを観て格闘技に目覚めるところや『ドラゴン危機一発』オマージュのシーンも良かった。
やたらと悲惨で湿っぽいストーリーは好き>>続きを読む
『マッハ!!!!!!!』のフォロワーと聞いていたけど、『ワンナイト・イン・モンコック』の方がよっぽど近いのではないだろうか。血まみれ単身上京ノワール。
主人公ユダとその家族は西スマトラ州に住むミナン>>続きを読む
「ありえねー。」は『少林サッカー』だったか『カンフーハッスル』だったか忘れたけど、この映画というかトニー・ジャーにこそ相応しい惹句ではないだろうか。今まで「人の体ってすごいな」と感心したアクション映画>>続きを読む
ジェット・リー出演作で一番好きな映画は?という問いへの答えは人それぞれだろうけど、最高傑作の一つは間違いなくこれだろう。アクション映画にしては…というのではなくて本当に素晴らしい作品。脚本も秀逸だし、>>続きを読む
ユアソングもタイニーダンサーも劇場で聴けるだけで感極まっちゃうだろうなと思っていたけど、どちらも予想を軽々超えるものすごいエモーショナルな使い方でぼろぼろ泣いてしまった。イエローブリックロードでも泣い>>続きを読む
やはりインドネシア人は銃を捨ててからが本番!イコ・ウワイスは血にまみれてなんぼ!!との思いを新たにする。『ザ・レイド』では見られなかったマッチアップのラストバトルが最高だった。
凄惨としか言いようのな>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
数年ぶりに再鑑賞。からの再々鑑賞。全編にわたって超高速無慈悲殺伐バイオレンスが炸裂しているけど、お話とキャラクターが良いので意外と観られる。巡査部長もマッドドッグ先生も大好きだし、やっぱり最高の兄弟映>>続きを読む
いやこれは特に要らなかった続編……無理に製作費使い切ろうとしなくても……そもそもちゃんと続き物になってるの最初だけだし……と思った反面、随所から熱いアジア映画愛がとめどなく溢れ出ているのでどうしても嫌>>続きを読む
全然期待してなかったけどとても良かった。カンフー映画の基本に忠実なところ、女性キャラクターの描写が丁寧なところ、無駄に厭な場面を作らないところ、キアヌ監督めちゃくちゃ信頼できる。香港映画でお馴染みの面>>続きを読む
マックス・チャンにミシェール・ヨーにトニー・ジャーに、シン・ユーまで(『イップ・マン 序章』とは別人の設定らしい)出てきて全員にがっつり華麗にアクションさせてくれる、実にありがたい映画。そこへもってき>>続きを読む
まずなんで草食動物がライオンの子の誕生を喜んでるんだ。と初っ端から躓いてしまい全く乗れなかった。ディズニーは自分で作った『ズートピア』のこと忘れちゃったのかな。
『ライオンキング』の実写化を観たいなら>>続きを読む
リー・ノア最高すぎでは…。ちょっと訳がわからないぐらい魅力的だったのでずっとマーク・ウォールバーグみたいに目を爛爛と輝かせて見入ってしまった。あの医務室ファイトよりインパクトのある場面は今年まだ見てい>>続きを読む
うーーん…これはもはやワイスピではないな…というのは観る前からわかっていたとして、一本の映画として好きになれるところがほとんどなかったのが残念。ホブス&ショウの漫才も『ICE BREAK』の方が断然テ>>続きを読む
同性愛が違法だった時代のフィンランドで密かにゲイアートを制作し、やがて米国をはじめ世界中で知られることになったトム・オブ・フィンランド、本名トウコ・ラークソネンの伝記映画。
戦場から戻り、時には抱えた>>続きを読む
いや〜ステイサムすごい、全部持っていったな…。あれはずるい。終盤のあのバトルシーンだけでもお釣りがくる。
『SKY MISSION』があまりにも完璧だったので、せめて私の中ではここで終わらせよう…と>>続きを読む
出演者はベルガモの農民である…と初めに字幕の説明があり、大半の時間は農民たちの普段の生活風景を眺めることになるのだが、それだけでもたいそう面白かった。歌いながらとうもろこしの葉を剥き、トマトの苗を植え>>続きを読む
台湾の少年チェン・ボーリンと中国の少女リウ・イーフェイのボーイミーツガール。発音の点で北京語と台湾の國語とはこういうところが違うらしい、ということを教えてもらった覚えがある。
ストーリーは正直なんと>>続きを読む
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朴樹による主題歌が最高すぎるのでそのためだけにでも観る価値はある。その他の見どころとして、ウィリアム・フォンがチェン・ボーリンを犬と間違えたところは悲鳴を上げそうになりました。
映画館で観なくて本当によかった。シリアスな話(のはず)なのに途中からずっと爆笑していたので…。
製作に際して多くのアクシデントに見舞われたのであろうことが本編から察せられてしまう出来。元々予定されてい>>続きを読む
『王的盛宴』が陰惨・荘重なシェイクスピア風悲劇なら、こちらは豪華スター競演によるスペクタクル&メロドラマに振り切った外連味溢れる作品。何よりウィリアム・フォンの美麗ゴージャス項王、良すぎでは…。可憐に>>続きを読む
こんな新鮮な切り口の快作がまだ出てくるなんてやっぱり韓国映画はすごいなあ、と観ている間も終わった後もひたすら感嘆していた。べらぼうに面白くて、巧くて、誠実で熱い。(ついでに犬もかわいい。チュ・ジフンも>>続きを読む
レインボー・リール東京2019にて鑑賞。事前にポスターを見て、何かすごく痛々しくて辛そうだな…と怯えながら臨んだ。
実際、主人公の街娼の青年の生活は悲惨だし、性描写は生々しいを通り越してどぎついし、見>>続きを読む
香港映画が広東語で公開されるのは基本嬉しいけど、このメンバーなら北京語で観たかったかな……。ウィリアム・フォンの三蔵法師は悪くないけど、アーロン様は前作の牛魔王の方が似合ってた。ケリー・チャンの観音菩>>続きを読む
20世紀初頭にトルコで起きたアルメニア人虐殺を描いた映画。予想以上にしんどくてもう二度と観られない気がするけど、大変素晴らしい作品だった。ヘイトスピーチは絶対に許してはならないということ、国粋主義は必>>続きを読む
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全体的にいろいろと甘かったし、小劇団のシーンを筆頭に台湾コメディの苦手なところが前面に出ていてきつい。
それにしても、「普通になりたいから」っていうだけの理由で愛する人に捨てられるって、どれほどの絶望>>続きを読む
とにかく黄金のマスクを着けたヴィッキー・チャオ様が、本当にわけがわからないぐらいに、史上最高に、震えるほど美しいのでそれだけでも十分に観る価値はある。どういうコンセプトなの公主様のビジュアルは。
『西>>続きを読む
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序盤~中盤はしょぼい映像とダイジェスト感溢れる雑な編集にまあこんなものか…と低体温で観ていたけど、ジェイシー・チャン(名優!)演じる小虎の最期の場面あたりからアジア的な湿度と熱が高まっていき、実は文泰>>続きを読む
サンジャイ・ダットさんのことはあまりよく知らなかったけど、たしかにこれは映画化したくなるよなあと納得させられる波乱万丈なライフヒストリー。どこまで真に受けようか、誰に肩入れしようか判断しかねるところは>>続きを読む
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なんて痛ましく哀しい物語なのか。終わった直後からじわじわ効いてきて今とても辛くなっている。「兄の俺がやるべきだった」というイーライの述懐と、ジョンの名を叫びながら迷わず川に飛び込むハーマンの姿に胸が張>>続きを読む
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今度こそ普通にかっこいいジェイク・ギレンホールが見られる!!と予告編に心躍らせて馳せ参じたけど、観てみたら『ナイトクローラー』並みかそれ以上の曲者だったので爆笑した。ミスターベック、厄介すぎる。前半、>>続きを読む
映像がとにかく美しいのと、マックィーン版よりパピヨンとドガが仲良しなので是非もなく気に入ったけど、そのぶん二人の性格の対照的な部分はわかりづらかったかも(特にラスト)。孤高のカリスマというより頼れるあ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
楽しかったのだけど、人間ピラミッドでフィナーレを飾るのがどうしても嫌で最後の最後にテンションが下がってしまった。我ながら理不尽だが、絶対に埋められない溝がそこにはある。
何より高校生シャイア・ラブーフが可愛いことこの上ない。一作目からすでに青春映画だったんだな。
シリーズ初挑戦にして身の回りの電子機器が信じられなくなりました。