Shioriさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ジオストーム(2017年製作の映画)

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映画のなかに大統領陰謀説を持ち込めるのはアメリカ(映画界)のすげーとこだよなと思う。胆力がある。

ゲーム(1997年製作の映画)

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逆伏線回収系というか......辻褄の合う合わないは最初から気にしてない系の映画。フィクションだからで済ませられる範囲を超えている感じ......。

ヒトラーのための虐殺会議(2022年製作の映画)

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リアル会議と一緒でちょっと疲れてきたなというタイミングで休憩が挟まれる。終始会議の映像なので観客を飽きさせないために構図や演出に気を配っている感じ。

「高度な教育を受けられるのは一部の国民のみにして
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

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技術の進歩とクリエイターの努力に感謝。こんなにもナチュラルに漫画を映像化出来るんだ。そうか、山王戦ってこんな試合だったのか。花道の代わりとしてしか試合に参加させてもらえないメガネくんの姿に涙を禁じ得な>>続きを読む

SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

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真実を暴こうとする記者たちの話だが、ドラマティックな映画ではない。主人公である二人の女性のあいだにうまれた絆を必要以上に強調しない点がよい。夫が当たり前に仕事、家事、育児をしているのもよい。

ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

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基本的には面白かった。いま流行り(?)の気味悪い音楽で煽るタイプのスリラーだけど、ちょっと音楽で煽りすぎな感じもした。

映画.comに「女性をめぐる社会問題を、これだけスケール感のあるエンタテインメ
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街の上で(2019年製作の映画)

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なんか予告の感じがすごい嫌で、主人公が意味なくモテるラノベみたいだなと思っていて観る前に想像でひと通り批判してたけど、中身は全然違った。まあたしかにひょろひょろの青年と4人のタイプの違う可愛い女性たち>>続きを読む

ダウンサイズ(2017年製作の映画)

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小さくなるまでの過程をかなーり時間を割いて描いたおかげで、小さいパートの映像に違和感がほとんどなかった(脳が騙されてる感じ)。あの二人の関係性がどう落ち着くのかと思ったけど、あそっちになるのかと新鮮だ>>続きを読む

スパイの妻(2020年製作の映画)

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カメラワークや演技の感じが舞台っぽい。自主映画のシーンから始まり話が入れ子構造ぽくなっているのが面白い。
主人公夫妻のあいだにある絆がなぜこんなに強いのかがちょっとわからなかった。

ハリガン氏の電話(2022年製作の映画)

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面白かった。エンドロールでスティーブンキングの名前が出てきて「あーなるほどね〜」となる。全体的にスッキリしないのも含めてキングの味ですな。めっちゃ怖いわけじゃないけど確実にゾッとするの、すごい。

ディープエンド・オブ・オーシャン(1999年製作の映画)

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始まりがかなり明るいもんでちょっと面食らったけどそのあとの地獄のような時間との良い対比になっていたと思う。サムがちょっと出来た子すぎるかな。

アダム&アダム(2022年製作の映画)

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よくある家族ヒューマン物、と思いつつちゃんと感動できるので丁寧に作られているなという印象。白人主人公の相手役に白人を持ってこないのはもう当たり前になりつつあるのかしら。

17歳の瞳に映る世界(2020年製作の映画)

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内容や画質の感じで十何年前の設定かな?と思ってたらみんなフツーにiPhone使っててびっくりした。

演出がいくぶん誇張気味に見えたんだけど、わかりやすくするためにそうしてるのだろうな。柱のキスシーン
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スティルウォーター(2021年製作の映画)

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面白かったな〜。まず、外国で服役している娘(20代半ばくらいのフツーの子)と彼女を定期的に訪ねる父、という設定が面白い。そのうえサラッとレズビアンだし。日本だとまずなさそう。(女性受刑者をモチーフにす>>続きを読む

チャッピー(2015年製作の映画)

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ちょっと前にツイッターで「異なる欲望を持ってる人が同じ画面にいると物語は面白くなる」みたいなの読んで、それは例えば二人の人間が口論をしているシーンにその部屋から出たい人間を放り込む、すると観客はその画>>続きを読む

ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

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映画鑑賞という体験の解像度が一段あがる感じ。義務教育で流そう。

リプリー(1999年製作の映画)

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地味に音楽のチョイスが素晴らしいと思う。なんてことない場面のなんてことない音楽も。

最初のほう、主人公の行動のどこまでが意識的でどこまでが無意識的かわからなくていまいちなんの話かわかりかねた。途中で
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

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主人公が寡黙という設定ゆえ無闇やたらと叫んだりしないおかげで全体的にリアルな感じになっていてよい。登場人物がさらっと増えていく感じもなかなか面白い。そんで馬も特別人間に優しいということもなくてそれも良>>続きを読む

英雄の証明(2021年製作の映画)

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これポスターとか煽りとかの宣伝から受ける印象と本編から受ける印象が結構違う......しみじみとした感じでこのポスターみたいな疾走感はないです。あとSNSの光と闇、みたいな煽りだけどそういった印象もあ>>続きを読む

シニアイヤー(2022年製作の映画)

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こんなん訴訟モンだと思うんだけど、まあ......。
今と昔のアメリカのハイスクールの違いは21ジャンプストリートでも笑いの装置として使われてたけど、こっちは笑いにしたいのか単なる描写の一つに過ぎない
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あなたの名前を呼べたなら(2018年製作の映画)

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男性の顔立ちといい画角といい月9のドラマみたいだなーと思ってたら内容も結構メロドラマチックだった。インドのメロドラマ映画って意外とあんまり観たことないかも。話の流れもまあありがちでラストも小綺麗にまと>>続きを読む

プラットフォーム(2019年製作の映画)

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設定はすごく良いのに全体的に勿体無い感じ。例えば、「穴」がなぜ存在するのかについて完全に秘密にするでもなくかといって全容を明かすわけでもない、その振り切れなさとか......無駄にグロテスクにしすぎて>>続きを読む

ユナイテッド93(2006年製作の映画)

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これはすごい。

観てる途中でふと「なんでこんなに詳細がわかるんだろう、生存者いたのか?」と馬鹿みたいに考えてしまった。電話を受けた遺族たちの証言やブラックボックスの音声分析を参考にしているそう。
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顔のないヒトラーたち(2014年製作の映画)

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面白かった。でも主人公の恋愛パートいる?

戦後日本にもこのプロセスが必要だったんじゃないかと思う。起こしたことを真っ向から受け止めて反省するプロセスが。

一方で主人公が全然謝らないのがムカつく。車
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

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豪華キャスト、すげー金かかってんだろうな......。
なんか10年くらい前まではこういう作品みても現実味なかったけど、トランプ以降「あーありそうありそう」って頷きまくり。

行き止まりの世界に生まれて(2018年製作の映画)

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映像、話、話の流れ、どれもが素晴らしかった。定期的に見返したい作品(つらいけど。つらくても)。

でも男の子は集えるから良いよなと思ってしまう。不良少女の居場所はどこかにあるんだろうか。

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

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後半はベッドシーン(それもドギマギしてしまうような)が多かった印象だが、「女同士だと望まない妊娠を心配しないで良いのがいいよな」と率直に思った。
そう思わされたことを考えると、ベッドシーンが濃厚である
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ウィッカーマン(1973年製作の映画)

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上映時間短くていいねーと思って観始めたけどそれゆえ話がさっささっさ進んでっちゃってちょっと不満。せめて島に飛ぶ前の本土でのシーンくらいは入れてほしかった。(と思ったら削る前のは120分あって本土のシー>>続きを読む

ラースと、その彼女(2007年製作の映画)

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ゴズゴズがラブドールと恋仲になる話。触れられたら痛くなるのは結局治ったんか?

グレート・インディアン・キッチン(2021年製作の映画)

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観る地獄。
地獄シーンがちょっと長かったかな......もちろんわざとなんだろうけど、ちょっと中弛みしてたような気がする。

監督(男性)が家事をやるようになって、台所が牢獄のように思えたことが制作の
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

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当日朝に前作を再鑑賞して臨んだんだけどそれくらいがいいかも。いかに前作を踏襲しているかがよくわかるうえに前作のなんともいえない「ありがち」感がなくなっているのにも感動できる。ギャグシーンが多めになって>>続きを読む

エルヴィス(2022年製作の映画)

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湯川れいこさんのプチトークショー?つき上映で、映画の裏話や「実は......」の話を聞けて面白かった。映画はバズラーマン節全開、遊園地でアトラクションに乗ってるみたい。エルヴィスのことほとんど何にも知>>続きを読む

わたしは最悪。(2021年製作の映画)

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主人公の設定が最高に私なので気になって観た。もちろんいくつかの重大な点で彼女と私は違ったけれど、でも最悪度合いは一緒くらいだし、なんならみんなこれくらい最悪であると思う。
観終わったあとはしばらく映画
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スプリット(2017年製作の映画)

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J・マカヴォイをひとり雇えばいいのでたいへんコスパのいい映画。