分断テーマの中でも命を扱ったものなので重め。エピソードが軽薄であればあるほどリアリティが増すずるい脚本。実質2本の映画だからしょうがないが139分は長かった。
資料的価値がある作品。自分が最後行ったのが0年代だからか、バンコクの喧騒が薄い気がした。
シンプルに面白い。邦題やパケ画は魔性の女を思わせるが、実は男が冴えない風貌なのになぜかモテモテのラノベ展開。
とても失礼ながら監督作品の期待値が下がっていたこともあり、めちゃめちゃ面白かった。演出のきめ細やかさ、シニカルなのにまっすぐな脚本、出色の出来。
ギリギリのバランスでうまくおさめた印象。暗いが、ハラハラしないが、惹き付けられた。
壮大なファンタジーなのに狭い人間関係の中でごちゃごちゃやってる感じが独特。初見から10年以上かかって、今回ようやく大枠は理解できました。
イデオロギー抜きにレビュー。傑作。一枚一枚の画への執念。実験的なのに日本映画のいいところが詰まってる。テンポが良い、台本の分厚さがどれほどか、というか一冊でおさまったのだろうか。
「今っぽい」の5年前。無邪気で無実過ぎてこんなのおらんやろと思う世界線だけれど、そこには確かに彼女らとクリープがいた。
ディズニーの実写モノで上位に入る出来。過度に人間への憎悪に走らず、動物が主役なのが良かった。最後にきちんと事実を示して、演出/脚色している箇所をきちんと分かるようにしているのにも好感。
基本的に怒鳴りあいで、観ていて消耗する。雑な例えだが、村上春樹が風の歌を聴けのあとに羊をめぐる冒険を書く必要があったように、ドランには「マミー」で同じ題材を撮り直す必要があったのだと思う。
30年前の差別が日常にあるニューヨークと、ふとしたきっかけで起こる変調。どこか牧歌的、というか不思議な浮遊感を持つ映画。
実写版バイオハザード。ひっさびさに面白いモン見せてもらったわーって感じ。トリップ前のインタビューとダンスは何度見でも価値アリ。
このレビューはネタバレを含みます
男からみるとかまってちゃんに辟易とするが、間違いなく息苦しい中で、最後前を向けるエンディングはいいなと思った。
キャラは強くていいのだが、引き込めていない感じ。ラストの空撮いなか道が濡れているのが気になった。
目の緑成分補給によい。ヒロインがかわいい。観光映像的なのはしょうがないが、シナリオにまで少し侵食してしまった印象。人の撮りかたは昔の東映映画のようかも。
1カット1カットの絵が本当にきれい。後半はもうちょっとスピード感がほしかった気もする。
えせジブリと揶揄するレビューが優勢だが、ここまでのレベルの作品が製作されNetflix独占で買い付けられることは、国内がジブリ卒業生含めその後卓越した作品を生み出せていない現状においては素晴らしいこと>>続きを読む
先入観、偏見、でっち上げ、野次馬根性。権力とメディアが無邪気に犠牲者を作りだす構造を描いている。
このレビューはネタバレを含みます
全体としてうまくまとまっていた。ケータイ復旧後のやり取りは少しコントっぽかった。福山さんギターうまいなーと思ってたらそういえば本職だった(笑)
キャラも魅力的でCGもディズニーピクサーに対抗できる数少ないスタジオなのに、このシリーズはグッと深くまでは没入できない、少し苦手なシリーズ
このレビューはネタバレを含みます
原作未読。全然悪くなかった。食わず嫌いはいけませんね。気持ちは4だけど山の王との面会とサジのくだりがリズム悪く感じたので-0.5。山﨑賢人の顔芸にたまに笑った。
それでも人生は良いと言うにはつらくて、ダウンな時に見るものではない。演出が古風で、コメディタッチも多数。