evenupさんの映画レビュー・感想・評価

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朝が来る(2020年製作の映画)

4.0

分断テーマの中でも命を扱ったものなので重め。エピソードが軽薄であればあるほどリアリティが増すずるい脚本。実質2本の映画だからしょうがないが139分は長かった。

バンコクナイツ(2016年製作の映画)

4.0

資料的価値がある作品。自分が最後行ったのが0年代だからか、バンコクの喧騒が薄い気がした。

魚と寝る女(2000年製作の映画)

4.0

シンプルに面白い。邦題やパケ画は魔性の女を思わせるが、実は男が冴えない風貌なのになぜかモテモテのラノベ展開。

記憶にございません!(2019年製作の映画)

4.5

とても失礼ながら監督作品の期待値が下がっていたこともあり、めちゃめちゃ面白かった。演出のきめ細やかさ、シニカルなのにまっすぐな脚本、出色の出来。

(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

前髪が波波。中村ゆりさんの表情が良かった。

新聞記者(2019年製作の映画)

4.0

ギリギリのバランスでうまくおさめた印象。暗いが、ハラハラしないが、惹き付けられた。

パプリカ(2006年製作の映画)

3.5

壮大なファンタジーなのに狭い人間関係の中でごちゃごちゃやってる感じが独特。初見から10年以上かかって、今回ようやく大枠は理解できました。

この空の花 長岡花火物語(2012年製作の映画)

4.5

イデオロギー抜きにレビュー。傑作。一枚一枚の画への執念。実験的なのに日本映画のいいところが詰まってる。テンポが良い、台本の分厚さがどれほどか、というか一冊でおさまったのだろうか。

私たちのハァハァ(2015年製作の映画)

3.0

「今っぽい」の5年前。無邪気で無実過ぎてこんなのおらんやろと思う世界線だけれど、そこには確かに彼女らとクリープがいた。

ゴリラのアイヴァン(2020年製作の映画)

4.0

ディズニーの実写モノで上位に入る出来。過度に人間への憎悪に走らず、動物が主役なのが良かった。最後にきちんと事実を示して、演出/脚色している箇所をきちんと分かるようにしているのにも好感。

マイ・マザー(2009年製作の映画)

3.5

基本的に怒鳴りあいで、観ていて消耗する。雑な例えだが、村上春樹が風の歌を聴けのあとに羊をめぐる冒険を書く必要があったように、ドランには「マミー」で同じ題材を撮り直す必要があったのだと思う。

ドゥ・ザ・ライト・シング(1989年製作の映画)

3.5

30年前の差別が日常にあるニューヨークと、ふとしたきっかけで起こる変調。どこか牧歌的、というか不思議な浮遊感を持つ映画。

至福のとき(2002年製作の映画)

3.5

哀愁ある良作。ゼロ頃の中国の素朴な雰囲気が好きだ。

CLIMAX クライマックス(2018年製作の映画)

4.5

実写版バイオハザード。ひっさびさに面白いモン見せてもらったわーって感じ。トリップ前のインタビューとダンスは何度見でも価値アリ。

フルートベール駅で(2013年製作の映画)

3.5

描かれかたがきれいで、深みを生み出しきれていない印象。

映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(2016年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

男からみるとかまってちゃんに辟易とするが、間違いなく息苦しい中で、最後前を向けるエンディングはいいなと思った。

いちごの唄(2019年製作の映画)

3.0

キャラは強くていいのだが、引き込めていない感じ。ラストの空撮いなか道が濡れているのが気になった。

Mommy/マミー(2014年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

感想がすぐに出てこない、消化するのに日数がかかりそう。最後の独白は自分にはむなしく響いた。「永遠」のダンスが美しい。

エリザベスタウン(2005年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

作品全体で流れる空気感が好きだった。終盤は必要なのか、そうでもないような。最後出会うシーンの赤が交錯する演出は良かった。

草原に黄色い花を見つける(2015年製作の映画)

4.0

目の緑成分補給によい。ヒロインがかわいい。観光映像的なのはしょうがないが、シナリオにまで少し侵食してしまった印象。人の撮りかたは昔の東映映画のようかも。

グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.0

1カット1カットの絵が本当にきれい。後半はもうちょっとスピード感がほしかった気もする。

紅き大魚の伝説(2016年製作の映画)

3.5

えせジブリと揶揄するレビューが優勢だが、ここまでのレベルの作品が製作されNetflix独占で買い付けられることは、国内がジブリ卒業生含めその後卓越した作品を生み出せていない現状においては素晴らしいこと>>続きを読む

泣きたい私は猫をかぶる(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

悪くはないんだけど、ストーリーを回してるのがきなこなのがなんだか気になった。

リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

4.0

先入観、偏見、でっち上げ、野次馬根性。権力とメディアが無邪気に犠牲者を作りだす構造を描いている。

マチネの終わりに(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

全体としてうまくまとまっていた。ケータイ復旧後のやり取りは少しコントっぽかった。福山さんギターうまいなーと思ってたらそういえば本職だった(笑)

ヒックとドラゴン 聖地への冒険(2019年製作の映画)

3.5

キャラも魅力的でCGもディズニーピクサーに対抗できる数少ないスタジオなのに、このシリーズはグッと深くまでは没入できない、少し苦手なシリーズ

存在のない子供たち(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

最後の証明写真撮影シーンの笑顔がとてもいい。子供の純粋さと大人のいい加減さと。貧困とは相対的なものであると感じた。

キングダム(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

原作未読。全然悪くなかった。食わず嫌いはいけませんね。気持ちは4だけど山の王との面会とサジのくだりがリズム悪く感じたので-0.5。山﨑賢人の顔芸にたまに笑った。

真実(2019年製作の映画)

3.5

あたたかい、是枝さんが撮りたかったであろう映画。

マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

3.0

それでも人生は良いと言うにはつらくて、ダウンな時に見るものではない。演出が古風で、コメディタッチも多数。