USAGIさんの映画レビュー・感想・評価

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Winny(2023年製作の映画)

3.6

サーバーなどを介さず個人間で簡単にファイルをやり取りできる「Winny」というソフトを開発した金子勇氏の裁判についてのドキュメンタリー作品である。

自分も元プログラマーであり、「Winny」事件につ
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市子(2023年製作の映画)

3.7

サスペンスとして期待したのだが、どちらかというと人間ドラマの要素が強いような気がした。主演の杉咲花がすごく良かった。噂には聞いていたが、演技を見たのは初めてだった。不思議感が漂う素晴らしい女優だと思う>>続きを読む

SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

4.1

世界的に広まった性犯罪告発運動である#MeToo運動のきっかけとなったニューヨークタイムズの記事が公開されるまでの経緯をドキュメンタリーとして描いている作品。

#MeToo運動は記憶に新しいが、その
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.9

湿地の映像がとてつもなく美しい。 これがこの作品の第一の見所かもしれない。さらにその映像に合った落ち着きのある音楽も心地よさを感じさせてくれる。ミステリーというジャンルから見れば、謎解きの面白さや事実>>続きを読む

騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.8

脚本の良さが際立った作品だったという印象。 タイトルにもある通り、社内での騙し合いが見どころ。社内政治や個人間の出し抜きは観ていて飽きなかった。大泉洋、松岡茉優もいい演技を見せていたと思う。自分は本を>>続きを読む

グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.6

なんか言葉にするのは難しいんだけど、一風変わった雰囲気の作品という感じ。とにかく映像の温かみが感じられる。特にホテルの装飾は素晴らしいと思った。また音楽も場面場面にあっていて良かったと思う。映画通好み>>続きを読む

かがみの孤城(2022年製作の映画)

3.9

原作を読んでいたので鑑賞。原作通りのストーリー展開。原作は上巻と下巻に分かれているかなりの長編。 やはりそれを全て表現するには 2時間という時間は短いなと感じた。自分は原作を読んでいたので、登場人物の>>続きを読む

モーリタニアン 黒塗りの記録(2021年製作の映画)

4.0

This is a true story と最初に示されている。マジかよ?本当にこんなことがあったのか?というのが観終わった直後の感想。起訴もされないのに14年間拘束されたままというのはどう考えてもお>>続きを読む

セッション(2014年製作の映画)

3.8

映画としての評価はもっと高くてもいいのかもしれないが…。最初から最後まで、言葉は悪いが、胸糞悪い感じが大部分を占める。とにかく典型的なアカデミックハラスメントを永遠と見せつけられている感じ。それだけ >>続きを読む

ステップ(2020年製作の映画)

3.6

あまり焦点の当たらない父子家庭についての物語。ネットで調べたところ、父子家庭の数は母子家庭の数の1/6らしい。それを考えてみても、やはり世の中の印象が小さいのもわかる。 しかし、この映画は、父子家庭に>>続きを読む

処刑人(1999年製作の映画)

3.3

演技が演技とは思えないほどすごくて見入ってしまった。 ウィレム・デフォーの演技は完全に振り切っていて思わず笑ってしまった。処刑人の2人はかっこいいんだけど、作品の内容が自分のテイストにはちょっと合わな>>続きを読む

ミスター・ガラス(2019年製作の映画)

3.5

これはちょっとしくじった。『アンブレイカブル』の続編かと思ったが、2作品目として『スプリット』という作品があって、この作品は3部作の最後という位置づけらしい、ということを観終わって知った。そのせいか、>>続きを読む

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.6

Amazon プライムで無料公開となっていたので即鑑賞。 やっぱりこの映画を観ないわけにはいかないだろう。

期待通り、素晴らしい作品であった。特に映像と音楽には格別な思いを抱いた。戦闘シーンではこち
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ダイ・ハード/ラスト・デイ(2012年製作の映画)

3.5

シリーズでこの作品だけ観ていなかったので鑑賞した。評判は良くなかったので、あまり期待していなかったが、普通に楽しめた作品だった。ただし、楽しめたのはアクションの映像と敵側の裏切りの展開という部分だけだ>>続きを読む

アンブレイカブル(2000年製作の映画)

3.7

一つ一つのシーンは映像や音楽も素晴らしく、緊張感があって重厚な感じがするのだが、全体として流れと言うかまとまりと言うか、そういうものが不足している気がする。ラストシーンで明らかになった事実は驚愕するの>>続きを読む

恋は光(2022年製作の映画)

4.1

ラブストーリーではあるが、普通のラブストーリーではない。一応、4角関係という構図にはなっているがドロドロとしたものではなく、逆に清々しく爽やかとも言える展開である。全編にわたって恋の定義に関してストー>>続きを読む

REDリターンズ(2013年製作の映画)

4.0

普通に楽しめるアクションエンターテイメントムービー。前作の中心メンバーにプラスして、アンソニー・ホプキンスやキャサリン・ゼタ・ジョーンズ、さらには韓国俳優のイ・ビョンホンなどの出演者も加わり、まさに豪>>続きを読む

RED/レッド(2010年製作の映画)

3.8

軽快なサスペンスアクションムービーという感じ。一般的にサスペンスにつきもののシリアスな重厚感というものは全く感じられなく、BGMも常に軽快な音楽が流れていて気軽に観られる作品だった。主役のブルース・ウ>>続きを読む

タイムリミット(2003年製作の映画)

3.4

退屈せずには鑑賞できたが…。ジャンルはアクションというよりはサスペンス。ストーリーとしてはちょっと深みが足らないかなという印象。もう少し鑑賞者の恐怖心を煽るような場面があっても良かったと思う。デンゼル>>続きを読む

キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

4.4

よかったあ〜。映画の中にどっぷり入り込んで堪能できたという思い。本当に映画らしい映画 という雰囲気。自宅で観ていたのだが、なぜか 映画館で観ているような錯覚を覚えた。とにかく映像が素晴らしく、音楽も場>>続きを読む

キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

4.0

今回もエンターテイメント性は高いレベルを保っている。前作品と比べて、おバカギャグがかなりなくなったし、脚本もシリアス寄りに振ったという印象。個人的にはそちらの方が好みなので良かったと思う。前作品もそう>>続きを読む

キングスマン(2015年製作の映画)

4.1

これはエンターテイメントムービーとしてはハイレベルの作品だと思う。 スパイアクションムービーとしてはちょっとどうかなという人もいるかもしれない。 かなり低レベル ともいえるコメディチックなテイストが入>>続きを読む

ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

4.5

いやいや、めちゃくちゃドキドキハラハラした。アクションシーンと人間味の部分がうまく調和していて自分は素晴らしい作品だと思った。

何かターミネーターシリーズはどんどん複雑化していって評判が下がっている
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ターミネーター:新起動/ジェニシス(2015年製作の映画)

4.0

十分に楽しめた。退屈する場面は全くと言っていいほどない。シュワちゃんの存在感が大きいのも嬉しかった。ターミネーター1や2を見た時の衝撃度はさすがにないが、期待を大きく持ち過ぎなければ、かなりレベルの高>>続きを読む

F.L.E.D./フレッド(1996年製作の映画)

4.1

爽快なサスペンスアクションムービー。1990年代の作品だが、今観ても十分に楽しめる。今時のアクションからすれば少し物足りないかもしれないが、94分と尺も短く、脚本もかなり練られていて、退屈する時間帯は>>続きを読む

シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション(2018年製作の映画)

4.1

これは良かった。 最初の方はおバカギャグの連続でちょっと低俗な感じだったけど、ラストに向かって感動も入り込んできて、同時にギャグも面白くなってきて、かなり充実した作品となっている。雰囲気は完全に原作の>>続きを読む

暴走機関車(1985年製作の映画)

4.2

壮絶な映画だった。演じた俳優たちに敬意を表したい。場面場面の熱量や痛みや不快感などがもろに伝わってきた。まるで自分もその場にいるような精神状態に陥った。豪雪の中を暴走する列車を見ているだけで寒さが伝わ>>続きを読む

トーマス・クラウン・アフェアー(1999年製作の映画)

4.2

ピアース・ブロスナンとレネ・ルッソの圧倒的な演技力に引き込まれていく。Top of the Top の魅力と演技力と言っていいだろう。2人の演技を見ていると俳優ってすごいなあと感心してしまった。映像と>>続きを読む

青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない(2019年製作の映画)

3.0

多分そんなに悪い作品ではないと思う。他の人の評価が高いので。しかし、鑑賞した日の自分の気分があんまり良くなかったせいなのかもしれないが、感動が伝わってこなかった。というか、いまいちストーリーが理解でき>>続きを読む

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.9

以前話題になった作品だが、鑑賞していなかったので観てみた。低予算の B 級映画ということは一目瞭然だが、なかなか良い脚本で十分楽しめた。映画を制作するという映画を撮るという作品はこれまでもいくつかあっ>>続きを読む

夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく(2023年製作の映画)

3.8

悪くない気がする。高校生のラブストーリーというとどうしても安っぽいテレビドラマっぽくなってしまいがちだが、この作品は間違いなく完全に映画だ。そう思わせるのは何と言っても映像の美しさだ。色使い、光の使い>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.3

観終わった後、ちょっと頭が混乱してる感じというのが率直な第一の感想。 ジャンルで言えば サスペンスになるのかもしれないが、今まで観たことのないようなストーリー展開。なんと感想を書いていいのかもよくわか>>続きを読む

サンザシの樹の下で(2010年製作の映画)

3.7

超清純派系の主演女優と超さわやか主演男優による超純愛物語といったところ。時代背景は中国の文化大革命時代ということもあるが、非常に周りの目が厳しく、恋愛に関してもかなり人目をはばからないといけない状態だ>>続きを読む

異動辞令は音楽隊!(2022年製作の映画)

4.0

十分楽しめた 作品だった。こういう人間味のある役に阿部寛はぴったりだと思う。 ストーリーはちょっとベタな感じは否めないけど、その分 感動も約束される。やっぱり音楽というものは心に響く。人生になくてはな>>続きを読む

鳩の撃退法(2021年製作の映画)

3.2

う〜ん、ストーリーに工夫は見られるんだけど…頑張っている感はあるんだけど…なんかどこに焦点が当たってるのかわからない。ミステリーとしてのドキドキ感や真相が分かった時の すっきり感が乏しかった。鑑賞して>>続きを読む

犯罪都市 THE ROUNDUP(2022年製作の映画)

4.1

期待を裏切らなかった。マ・ドンソクの安定感はいつも通り。 今回はコメディーチックなシーンが多かった気がする。 前回に比べて、悪役の無慈悲さと迫力がちょっと劣ったように感じた。 しかし、凶器が斧やナイフ>>続きを読む

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