村上パルキさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

村上パルキ

村上パルキ

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ザ・ハント(2020年製作の映画)

3.5

序盤は、

"これからいったい何が起こるの!?"

と、先も読めず…

"この人が主人公かな!?"

と思った人が、その後すぐ死ぬなど、
斬新で工夫の凝らしたストーリー運び。

見ていて楽しかった。
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アス(2019年製作の映画)

3.7

面白かった。それなりにハラハラするし、それなりに新しいし、それなりに不気味。先の展開も読めないし、大どんでん返しもある。優れたスリラー作品。ところどころにあるコミカルな演出は遊び心もあり、作品としての>>続きを読む

サマー・オブ・84(2017年製作の映画)

3.4

このサマーオブ84は見事に上手く予定調和を壊している。前半の展開及びテイストから、後半及び最終盤のそれらを予想できる人はほとんどいないだろう。

前半を見る限り、
・誰もがありふれた少年達の冒険談的な
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5時から7時までのクレオ(1961年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

人は置かれた状況や境遇によって見える景色が違ってくる。何気ないとりとめのない時間が別の色彩を帯びる。例えそれがランダムに限定された5時から7時までの代わり映えない2時間であっても。

意外なラスト(す
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プラネット・テラー in グラインドハウス(2007年製作の映画)

3.2

ロバートロドリゲス作品の B 級スプラッター。映像のかっこよさ&わかりやすさを兼ね備えたゾンビ映画ということで、好きな要素が出揃っている作品ではある。しかしながら、中盤までは楽しく見させてもらっていた>>続きを読む

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

3.5

ゴジラというモンスターのおぞましさを描く映画ではない。これは政治映画だ。日本政府、米国、地方自治体、自衛隊、米軍の関係性が良く分かった。

やはり、未曾有の事態、放射能という点で、東日本大震災の政府対
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NERVE ナーヴ 世界で一番危険なゲーム(2016年製作の映画)

2.8

つまらない。スケール感が今一歩足りない。映画というより連続ドラマを見ている感じ。ドキドキハラハラが足りない。テンポも遅い。最後のオチも弱い。というか、面白くなくて集中して見ていられなかった。

現代の
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イット・カムズ・アット・ナイト(2017年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

地味だけどヒリヒリくる映画。解釈を視聴者に委ねるタイプの映画なので、考察し甲斐がある。

ウィルが以前兄の家にいたと言ったのは嘘ではないかという疑いはどうなったのか?また、車に乗ってる時、襲ってきた相
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クラウン(2014年製作の映画)

3.1

なんだろう、さすがに荒唐無稽すぎる。くだらない。ストーリー展開に無理がある。思ったよりも面白くなかった。

序盤のトントン拍子に進む感じはすごく良い。
しかし、中盤以降じれったいストーリー運び。
若干
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バード・ボックス(2018年製作の映画)

3.6

基本的にいい映画なんだけど…
幼い子供二人連れて次々に迫り来る惨劇。
絶望的状況。
辛すぎて見ていられなかった。

この映画の絶望的状況に比べれば、僕らが直面しているコロナなんて、どうにでもなるでしょ
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ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

3.3

長すぎる。
間延びしてる。

ディカプリオという豪華俳優出演。
だから出演シーン長くするために、無駄に長くしてる感じ。
出演契約の縛りでもあるのかな?

特にディカプリオメインの晩餐のシーン。
異常に
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ザ・コール(2020年製作の映画)

3.9

最後のオチよかった。
見終わった直後は意味が分からなくて…5分ぐらい考えて意味がわかった。

よくできたストーリー。
最初の二人の関係性から、あそこまで変わっていくなんて。
その先のその先のその先もあ
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ダウンレンジ(2017年製作の映画)

4.2

これは…文句無しでめちゃくちゃ面白い!!

最後までもうとにかく、手に汗握りっぱなしだった。

ワンシチュエーションの設定から最後の最後のオチまで、スリラー映画として完璧だった。

話も読みやすい展開
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アイ・アム・レジェンド(2007年製作の映画)

3.4

ウィルスミスどのタイミングでキレてんねん!っていうツッコミたくなるほど、後半情緒不安定。
前半犬と過ごした落ち着いた生活ぶり、どこ行っちゃったのか?
たまに見せる高圧的な物言いとかもちょっと苦手。
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ワールド・ウォーZ(2013年製作の映画)

4.0

面白かった。やっぱりお金かかってる。スケール大きい。
前半の20分でひとつの映画になるくらい。内容詰まってる。

とはいえ、確かにツッコミたいところは多々。
例えばブラピが強すぎるところ。
とにかく最
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目撃者(2017年製作の映画)

3.7

まず、"主人公とっとと通報してくれよ"と誰もと同じ感想を持った。前半から中盤は、どこか籠池さん似の主人公のウジウジ感にイラつかされた。

そしてその他の出てくる人もみんなマヌケ、バカ、自己中ばっかり。
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リミットレス(2011年製作の映画)

3.0

なんやろなぁ〜なんかおもろなかった。
最後まで見てられへんかったわ〜

前半1/3くらいまではまあおもろかったんやけど‥そっから異常に長く感じたねん、ほんまに。

すごくスピード感あっておもろい設定の
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SOLO 孤独の淵で(2018年製作の映画)

2.5

見る価値ない作品。すっごい退屈。体感時間すごく長く感じる…

題材としては自分に合ってる。しかし、とにかく冗長でつまらない作品だった。

海で遭難し瀕死の重傷を負っている主人公。何とか動き出す→だけど
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弥生、三月-君を愛した30年-(2020年製作の映画)

4.0

不覚にも大号泣してしまった。まさに涙活の為の作品。花粉症も重なって!?、尋常じゃなく涙が出た…

号泣ポイントその1。高田馬場の書店のシーン。"君の名は"であったようなすれ違いのシーン。ところで、この
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クリエイティブ・ブレイン(2019年製作の映画)

2.7

単刀直入に言うと見る必要ないドキュメンタリー作品。

なんかざっくりした内容。大雑把と言うか浅いと言うか。そんなことわかってるよと言いたい内容。

新しさと古さのバランスが重要だとか、どっかで聞いたこ
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殺人ホテル(2020年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

結構面白かった。最後はちょっと感動さえした。ウルっとした。

なのに皆の評価低いよね〜
やっぱり低いよね〜(T_T)

確かに設定が雑。チープ。色々無理がある。ストーリーもベタ。なんとなく先も読める…
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ブルー・リベンジ(2013年製作の映画)

3.3

つまらなくはない。
緊迫感もある。

しかし、復讐に至った経緯や苦しみが描かれて無い。復讐に至った背景が描かれて無い。

だから、イマイチ感情移入出来無い。

もう少しヒューマンドラマの部分を描くべき
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積むさおり(2019年製作の映画)

3.2

これは…"パターソン"に続く、結婚や共同生活に対する負の面を見せる映画第2弾。
結婚して一緒に暮らして、あんな不快な音を聞かされ続けるの〜絶対無理ぃ〜という感想。

毎日毎日同じことを繰り返して、同じ
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BURN バーン(2019年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

じれったいストーリー。竹を割ったような明快な話の流れでは無い。何かが起こりそうなタイミングで何も起こらなかったり。発砲もしそうで、なかなかしなかったり…加えて、主人公は結局何がしたいのか?特に前半の主>>続きを読む

ライト/オフ(2016年製作の映画)

3.4

良くも悪くも…短時間で見れる B 級ホラーとして及第点といった感じ。

オープニングから前半が一番面白い。無駄のない展開がスピーディーで期待したが。でもそう感じるのも前半まで。中盤はちょっと中だるみ。
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11.25 自決の日 三島由紀夫と若者たち(2011年製作の映画)

2.4

三島由紀夫はコミュニケーション能力に長けた人物。それが第一印象。堅物で不器用ではない。器用で何でもフレキシブルに対応できるタイプ。器用すぎるが故に変な方向に行ってしまったのだろう。

いつの時代にも思
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リリーのすべて(2015年製作の映画)

2.8

ハマらなかった。確かに、主人公二人には共感出来る。結末はハッとした。しかし、ストーリーが単調で冗長。性同一性障害系の話は、性同一性障害である事の軋轢や悲劇性を過剰に描きその点が強くフォーカスされる故か>>続きを読む

ザ・バニシング-消失-(1988年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

そこまで面白いというわけではない。しかし不気味で後味悪い。見終わった後に何か引っかかる作品。

ストーリー自体はそんなにヒネリはない。ワンイシュー的な展開。犯人も最初から分かっている。意外性はない。そ
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影裏(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

個人的解釈。この物語の真のテーマ。本当の"影裏"とは何か?それはゲイである今野の内面にある…

ズバリ今野が、"タチ(男役)ではなくネコ(女役)の裏の面を持っている"というのが最大の"影裏"だ。

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ロックバスターの男/倉庫で休暇を楽しみましょう(2015年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

うーん、オチらしいオチが無いかな。ちょっと、こういう種類のコミカルさは面白さがよく分からない。自分には受け付けなかった。

コミカルに描かれているけど、ずっと出られなければ、最悪餓死とかも視野に入るく
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海にかかる霧(2014年製作の映画)

4.0

"本当に面白い作品はレビューでコメントすべきことがあまり無い"という自分あるあるを勝手に設定しているのだが…まさその法則に当てはまる秀逸な作品だった。

前知識なしで見た。かなりのめり込めた。途中、全
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羊の木(2018年製作の映画)

3.5

終盤尻上がりで面白くなってきた。前半から中盤はかなり冗長。バンドのシーンと、祭りのシーンはただの時間稼ぎに思えた。しかし後半と言うか最終盤の方でやっと物語が大きく動き出す。

殺人の前科持ちでも一括り
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シークレット ウインドウ(2004年製作の映画)

3.8

これは面白かった。想像の上を行く結末。前半から中盤にかけては若干退屈も、後半怒涛のようにストーリーが動き出す…

途中黒幕が誰かを色々予想してみる。しかしどれも見事に裏切られた。まさにスティーヴンキン
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π(1997年製作の映画)

3.3

映像や音楽は良かった。しかしストーリーはイマイチ!!いわゆる妄想現実混濁映画。蝕まれた精神で妄想と現実を曖昧に描く。どちらかわからなく映す。モノクロ映像と90年代テクノ音楽は良い。ハッとする画面描写も>>続きを読む

ソウル・パワー(2008年製作の映画)

3.4

脈々と続く音楽の歴史の中で、このライブフェスが担った意味なんてどうでもいい。

鳴らされる音楽が素晴らしくて、ステージのミュージシャンが格好良ければ、それだけで良い!

ジャンルも何だっていい。音楽に
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透明人間(2019年製作の映画)

3.9

期待通り。裏切らない出来。
ハラハラ、ドキドキさせてくれた!

この作品は、①とにかくハラハラドキドキしたい②わかりやすいスリルを味わいたい。という人は是非見るべき!2時間越えも中だるみせず!

サウ
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