Newmanさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

Newman

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あかね空(2006年製作の映画)

3.0

栄吉は京都で修行して江戸に出て豆腐屋「京や」を長屋で始め、その長屋の娘おふみ(中谷美紀)と夫婦になり2人で切り盛りする話。何かパッとしたところのない映画でした。栄吉とヤクザの親分傳蔵の二役を内野聖陽が>>続きを読む

耳をすませば(2020年製作の映画)

3.8

今のところだけど人が亡くならない恋愛映画はいいです。何てことが分かりました。人が死んじゃう恋愛映画って結局いつ死ぬかの変化形のように思えてきました。映画やドラマって劇的な展開で見せるのだから仕方ないと>>続きを読む

シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

4.0

一番最初に、シンドラーが見せるドイツの軍人への懐柔のうまさにびっくりしました。適時に適切な高価な贈り物、十分な金銭面での見返り、そして必要な時には「お前らを最前線に送ることもできるんだ」と脅す。難しい>>続きを読む

大菩薩峠(1957年製作の映画)

3.5

突然に机竜之介が幼い女の子と一緒に旅をしていて一休みしている老人を意味もなく斬り殺すシーンから始まる。これは、主人公はどういう人物なのと思いながら見ることになった。1957年と古い映画なので観客を飽き>>続きを読む

PLAN 75(2022年製作の映画)

3.7

75歳以上の人間は、若い人たちの負担になるため望めば死ぬ自由を得られるという話。これじゃ担当する公務員も参っちゃうなと思った。75歳以上は生産的でない人間はできれば死んで欲しいということだから、実績を>>続きを読む

女神の見えざる手(2016年製作の映画)

4.0

「ユダヤ人を救った動物園」のジェシカ・チャステインも良かったのですが、私、この映画で完全に彼女のファンになりました。2回観ました。1回ではとても理解できなかったのです(実は2回観てもまだ分からないとこ>>続きを読む

ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命(2017年製作の映画)

4.0

えっ、動物園のどこに隠すのと見始めました。そして次に考えたのはウクライナのこと。ゼレンスキー大統領は頑張ってるけど、戦争は女性も子どもも巻き込んでしまう。こういう悲惨なことが今でも起きているんだと思う>>続きを読む

ニューオーリンズ・トライアル(2003年製作の映画)

3.9

確かにフィッチ(ジーン・ハックマン)が言っていたように一度銃製造会社が裁判に負ければ、その後は雨後の竹の子のように銃所持に対する反対の多くの裁判がずーっと続くことになると思った。そして、フィッチのよう>>続きを読む

恋は光(2022年製作の映画)

3.8

こういう地味な映画はきっと評価は低いんだろうなぁと皆さんのレビューを見たら高くてビックリ。恋を主人公(神尾楓珠)の大学生の男の子と幼なじみの女子大生(西野七瀬)ともう1人主人公が一目惚れした同じく女子>>続きを読む

燃えよ剣(2021年製作の映画)

3.8

岡田准一が土方歳三、なんかちょっとイメージ違うんだけどと思いながら見始める。ほかの男優さんが背が大きいからなのか、岡田さんの背が低いのが気になりました。どうしようもないことなのですが。岡田さんの演技に>>続きを読む

未来を生きる君たちへ(2010年製作の映画)

3.7

クリスチャンって男の子は綺麗な顔で優しそうに見えるのに、きっとこれからも人が自分に対してやったことが許せずにキッチリ何倍もの仕返しをするんだろうなぁと思いました。スーダンの難民キャンプで医師として働い>>続きを読む

ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男(2019年製作の映画)

3.8

ジュリア・ロバーツの「エリン・ブロンコビッチ」のような映画かなと思って見始めました。巨大企業の公害問題を追求する話だったので。でもちょっと雰囲気は違っていました。こっちは、なかなか解決に向けて進んでい>>続きを読む

メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

4.2

「ず〜っと誰かと漫画の話をしたかったの」という市野井雪(宮本信子)の言葉が響きました。「この年になってもいろいろ発見はあるのよ」も。幼なじみで同い年の男の子、紡が女の子と一緒にいるとこから佐山うらら(>>続きを読む

潜水艦クルスクの生存者たち(2018年製作の映画)

3.8

彼らは頭の固い艦長とプライドだけで生きていてほかの人の気持ちを察することのできない、しない軍隊上層部、政府の人間たちによって殺されたのだ。そして、殺した人間たちは、国の名誉を守ったとして悪いことをした>>続きを読む

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.9

コーダという言葉を最後まで知らないまま見終えてしまった。コーダについて映画の中でも説明がなかったので調べて納得しました。Children Of Deaf Adultsでした。な〜るほどとなりました。主>>続きを読む

太陽とボレロ(2022年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

檀ふみさんが、檀れいさんのちょっとボケの入った白髪のお母さん役で出ていてショック。時は矢のように飛びます。水谷豊は交響楽団の指揮役で出ていますが、私の中では「相棒」の刑事のイメージが強すぎて変な頭にし>>続きを読む

峠 最後のサムライ(2020年製作の映画)

3.5

河井継之助の名前は高校の日本史でちょっとだけ勉強したに過ぎず、名前は有名だけどどんなことをしたのか知りたくて見ました。私は、思いました。結局、メンツのために多くの長岡藩の人間を殺す結果になったのではな>>続きを読む

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.9

マリコ(奈緒)のように不幸だらけの女性もいると思いながら、でも彼女にはトモヨ(永野芽郁)がいたじゃないかと考えてもいた。それにしても父親の暴力、恋人からの暴力も。もう暴力に逆らう気力もない。そういう子>>続きを読む

神々の山嶺(2021年製作の映画)

3.7

どんなことでも人は一番最初になりたいものなのだと思う。そして、一番に登られてしまうと、次は無酸素での登頂、それに飽き足らず次の目標は単独での登頂になるという。でも、さすがに次はないんじゃないと思いなが>>続きを読む

テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)

3.9

32年前の映画です。当時は(当時というほどには時間は経っていない気もしますが)アメリカでも男性は女性を従えようとしていたし、男は外で遊んでいても、奥様には家から出て欲しくない、束縛するし、暴力も振るう>>続きを読む

草の響き(2021年製作の映画)

3.5

呼び合う名前が違うので女性1人男性2人の2組は違う人たちなんだなと思わされるのだが、どういう接点があるのかとか実は本当は1組なのかなどと戸惑いながら見ていました。どうも私思い込みが激しいのか東出さんが>>続きを読む

繕い裁つ人(2015年製作の映画)

3.3

ちょっと仕事にはうるさそうな中谷美紀さんにはピッタリな作品のようかなと見始めました。おばあさんから引き継いだ丁寧な仕事でお客に評判の南洋裁店の2代目店主、南市江の役。舞台が神戸なのは有名なタワーが出て>>続きを読む

シティ・オブ・ジョイ(1992年製作の映画)

3.8

米国人医師マックス(パトリック・スウェイジ)は少女の命を救えなえず打ちのめされて、インドのコルカタ(旧カルカッタ)を訪れる。貧富の差が激しいというインドはこの映画が作られた32年前とは大きく様変わりし>>続きを読む

わが母の記(2011年製作の映画)

3.8

家族全員で検印を行っているのを見てびっくりした。ちょっと古い本には検印省略とあり、もっと古い本だと著者の検印があるのは知っていたが、検印って本当に著者のところで印を押しているとは思っていなかったので。>>続きを読む

黄金のアデーレ 名画の帰還(2015年製作の映画)

4.2

たくさんの映画を見た結果、最初の部分をちょっと見ただけですぐに丁寧に作られていると分かるようになった。と思うのだが、正しいかな(?)と見始めました。クリムトの絵は金ピカのちょっと不思議な絵だなと前から>>続きを読む

未完の対局(1982年製作の映画)

3.8

日本軍の残虐性ばかりが目についてしまった。確かに自分たちの考えが全て正しいと国内外で押しつけていてカッコ悪い軍隊だったようには思うが。日本の名棋士である松波役の三國連太郎は、戦争で煤けた顔だったり、暴>>続きを読む

私はいったい、何と闘っているのか(2021年製作の映画)

3.5

安田顕はいろんな役を上手にこなすが、こんな役もそれらしくて良かったです。ですが、こういう役じゃなくてもっとひょうきんなユーモアを感じさせる役がいいと思いながら見ていたら、さりげなく映っていた「五家宝」>>続きを読む

神は見返りを求める(2022年製作の映画)

3.2

岸井ゆきのさんはNHKの朝ドラで見てからのファンなのですが、この映画のような役では見たくないと何度ももう止めようと思いながらも最後まで見てしまいました。もう少し先まで見れば違う岸井さんが出てくるかもと>>続きを読む

アイダよ、何処へ?(2020年製作の映画)

3.4

ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争があったのは覚えているが1995年にスレブレニツァで多くの人が虐殺されていたということは知らなかった。国連軍の通訳として働くアイダは、夫と2人の息子を守るために奔走する。何>>続きを読む

エイプリルフールズ(2015年製作の映画)

3.6

いろんな人々のエイプリルフールを見せてもらいました。上手に現実感を外していてそのまま楽しむことができました。14歳の浜辺美波さんを見ることができました。現在の浜辺さんと比べるとふっくらとした顔でした。>>続きを読む

愛と精霊の家(1993年製作の映画)

3.8

予知能力と意思だけで花瓶などの物を動かす力を持つ主人公の1人クララ(メリル・ストリープ)。この能力がなければタイトルの「精霊」とはできなくなってしまうのだろうから、必要な能力ではあったのだろうが、映画>>続きを読む

カモン カモン(2021年製作の映画)

3.5

皆さんの評価の高さに釣られました。残念、私には響いて来ませんでした。妹の旦那が精神的に参っていて妹がサポートしなくてはならなくなり、兄が息子を預かることになる。お兄さんはニューヨークで一人暮らしをして>>続きを読む

ゴヤの名画と優しい泥棒(2020年製作の映画)

3.7

事実に基づくとあります。ということは、この泥棒がきっかけでイギリスBBCの受信料は2000年から75歳以上の年金生活者は無料になったということなのでしょう。NHKが国民に知られたくないニュースでしょう>>続きを読む

壬生義士伝(2002年製作の映画)

3.7

風邪を引いた孫を連れて医者の元を訪れる斎藤一(佐藤浩市)から始まる。そうか、幕末を越えて明治まで生き抜いて警察官になったといわれる斎藤一という人がいたんだと思い出す。ぬい役の中谷美紀さんは、醜女と斎藤>>続きを読む

江ノ島プリズム(2013年製作の映画)

3.8

小さい頃からの仲良し3人組の修太(福士蒼汰)、朔(野村周平)、ミチル(本田翼)のお話。高校生だった朔(野村周平)は、その日にイギリスに留学するというミチルからの手紙を見て、体が悪いのに走って見送りに行>>続きを読む

先生、私の隣に座っていただけませんか?(2021年製作の映画)

3.4

黒木華さんと柄本佑さんW主演。黒木華さんと知って見ることにしました。安心して見ていられる女優さんです。奈緒さん活躍してますね。今回の黒木華さんの役は彼女の演技の良さをとても引き出せているとは思えない内>>続きを読む