先日の『ダージリン急行』に続いてのウェス・アンダーソン監督作品。
話の筋はそれほど複雑ではないと思うが、語られる時代ごとにスクリーンサイズを変える細かさ。随所に散りばめられたユーモアと台詞回し。そし>>続きを読む
昨日、友人との話の中で出てきた作品。
久しぶりに観たくなったので早速視聴。
大人になりきれない兄弟3人のインドを舞台にした心の旅。
ウェス・アンダーソン監督独特のテンポがクセになる。
そして劇中の>>続きを読む
ジム・ジャームッシュ監督の極上のリラックスムービー。
何処にでもある日常の一風景。
机を挟んで2人、ないし3人で繰り広げられる他愛なくもどこか気まずい会話。
そこに有るのは一杯のコーヒー(稀に紅茶)と>>続きを読む
全編通してとても穏やかな時間が流れている映画。
「たそがれる」ことが得意な人達が生活する不思議な島。そこに降り立った一人の女性。
マイペースで奇妙な人々に振り回されるなかで自分なりに「たそがれる」術を>>続きを読む
友人に勧められて鑑賞。
ロサンゼルス・ニューヨーク・パリ・ローマ・ヘルシンキ、世界の5つの都市で同時間帯に起こるタクシーの中での運転手と偶然乗せた乗客との何気ない会話劇。
うまく言葉に出来ないが、>>続きを読む
本作はこれまでのチャップリンの作品とは多くの面で正反対の作品ではないでしょうか。それは心優しき放浪紳士ではなく「ヴェルドゥ氏」という新しいキャラクターを演じた事によく現れていると思われます。
身なりの>>続きを読む
本作はチャップリンの特徴である喜劇と悲劇の融合が創り出した集大成とも言える傑作ではないでしょうか。
チャップリン自身、「悲劇が却って笑いの精神を刺激してくれる」と語っているそう。
ルールや法律などな>>続きを読む
チャップリンが故郷ロンドンに捧げた自叙伝的な作品。幼い頃から見てきた喜劇スターの盛衰がヒントになっているのだとか。
そして名台詞が多いのもこの作品の特徴ではないでしょうか。
「人生に必要なのは、勇気と>>続きを読む
笑いと涙、そして痛烈な社会批評が盛り込まれたチャップリン映画の全てが詰まった最高に美しく、そして残酷な愛の物語。
冒頭の除幕式のシーンから痛烈に社会を風刺している。折からの大恐慌のあとでは彫像など金持>>続きを読む
トーキー映画誕生から約10年経ち、サイレント映画として制作すると発表したときは時代遅れと見る向きもあったよう。
ただ本作は完全なサイレントではなく、冒頭の監視カメラの社長や、自動食事機のレコードにセリ>>続きを読む
チャップリンが創り出した傑作中の傑作。
一人二役で演じられるヒンケルと床屋の対比が素晴らしいです。
共にワーグナーの曲に合わせて、片や地球儀の風船に合わせて踊るヒンケルは独裁者の幼稚性を際立たせている>>続きを読む