ガクさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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すばらしき映画音楽たち(2016年製作の映画)

3.7

昨日は本作を観たかったのに、間違えて『ようこそ映画音響の世界へ』を観てしまったのでリベンジ。『ようこそ〜』と同じ構成で少し飽きた事はどうしようもない。笑 少し興味深かったのは、昨日の作品は映画の発明者>>続きを読む

ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

3.5

『すばらしき映画音楽たち』のつもりで観てた、、けどこの映画のおかげで、音響に対してもっと注意深くなろうと思った。音響業界が、常にスタジオから軽視されていてかわいそう!笑

ドリームプラン(2021年製作の映画)

3.9

ウィル・スミス演技上手いなあ!
世間的にはイカれた父親であり、家族の中ではいつも勝手だけど良い部分もある父親というニュアンスが見事に表現されていたように思う。アメリカの黒人社会の間でこれほど強烈なスト
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.0

『ぼくのエリ』が良かったので『モールス』は観に行かなかった。『エール』も良かったが、本作はオスカー賞レースにも巻き込まれているし、良いという噂もあったので観に行ってみたら、めちゃ良かった!

まず、こ
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ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

3.7

アンセル・エルゴートの疑惑が有耶無耶になったままだった為、そんな奴が主演でがっつりミュージカルしている映画を観に行くことに悩んでいたが、色々思うところもあって観に行った。オリジナルは人種差別を謳いなが>>続きを読む

雪夫人絵図(1950年製作の映画)

3.7

濱子役である久我美子の、品の良さに驚いて調べてみたらなんと華族だった、、

本作、信濃家当主が一人娘に選んだ男が放蕩無頼のとんでもないやつだったという物語だが、実は放蕩無頼にさせたのは雪夫人だったんじ
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失われた週末(1945年製作の映画)

3.8

ビリー・ワイルダーの映画はクオリティが高いのでワクワクしながら観れる。
アル中に悩まされる主人公とその周囲の人物達の苦悩の物語。アル中や麻薬中を救い出すには長いトンネルのような期間があるので、本当に難
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人生の特等席(2012年製作の映画)

3.7

陽の明るい午後に観るのにぴったりなテンションの映画。人物描写が割と丁寧で、キャラクターが立ってた。炎のフラナガンは恋愛に対してもド直球ストレートだった。俺ならあんな怖いお父さんの前でその娘さんにアプロ>>続きを読む

THE CROSSING ~香港と大陸をまたぐ少女~(2018年製作の映画)

3.6

最近HBO制作の『Euphoria』というドラマで高校生がドギツイ非行に走る姿を見ていたので、iPhoneの密輸が可愛く見えた。笑

あまり新鮮なシーンが無かったかのように思う。社会的問題にフォーカス
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インターンシップ(2013年製作の映画)

3.6

「おっさんが若者に混じり、俺達もまだまだいけてるぜ」ジャンルがあるが、この映画はギリギリそのジャンルに入る。寧ろギリギリで済んだのが意外だった。80年代ギャグが少ししつこかったのがその原因。後年にそれ>>続きを読む

ミラベルと魔法だらけの家(2021年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

魔法が出てくるのに敵がいない、という設定が良かった。強いて言えばアブエラになるが、迫害され新天地で何人もが暮らす街を支えないとなるとあのようにミラベルに厳しくしてしまう気持ちも分かる。そういうアブエラ>>続きを読む

草の上の昼食(1959年製作の映画)

3.7

以前、米ドラマ『クレイジー・エックス・ガールフレンド』で突風が人の理性を変にするという描写があったが、欧米の文化にそのような迷信があるのだろうか?

プロヴァンスの美しい木と日光を観れただけで幸せ。
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浅草キッド(2021年製作の映画)

4.1

・門脇麦のドラマが良かった
やらない男≒弟のように接した門脇麦は『シング・ストリート』の兄のようなポジションだった。その手のドラマに弱い為、たけしがフランス座を出る時のハグのシーンが良かった。

・大
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クライ・マッチョ(2021年製作の映画)

4.0

保護対象者との逃走劇にはアクションがつきものだが、この映画のアクションポイントでは周囲の力や機転で乗り切る。散々西部劇でマチズモな主人公を演じてきたイーストウッドが、ラストにはマチズモの呪縛から解き放>>続きを読む

卒業(1967年製作の映画)

3.6

ダスティンホフマン演じる青年がかなり破滅的な性格を持っており、ハッピーエンド好きな自分としてはそんな主人公の言動に苛立ちが募った。最初の童貞過ぎる仕草とかは、近い実体験は持たないまでも、あまりにもわか>>続きを読む

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.1

マーベルに不可能は無いのか、、最早MCUを越える世界観、作品数、規模を を提示出来る物語は生まれないかも知れない、完全に歴史を目の当たりにしてる感じがする。将来子供が出来たらお父さんはアイアンマン1と>>続きを読む

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

4.0

新年初映画!
エドガーライトはいつも現実逃避からのストーリー展開がぶっ飛んでいて凄いなと思っていたが、今回の展開のぶっ飛び方も中々凄かった。いつもより現実と幻想の狭間が曖昧だったので、物語に入りやすか
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キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

3.8

第一次世界大戦の背景を知っているとより良さそう。ラスプーチンとの格闘シーン良かったなあ。独特の激しさと爽快さのアクションは最近観たアクションシーンの中で一番だった。

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

最後地球ぶっ壊すんかい!!
悲観的な展開に少ししんどくなった。
民衆を馬鹿にして、政治を馬鹿にして、言いたい気持ちも分からなくは無いが、ちょっと落ち着けと監督に言いたい。笑

個人的にコロナを題材にし
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ディア・エヴァン・ハンセン(2021年製作の映画)

3.6

ミュージカルなのにみんなで踊らずに、独唱な作り方は個人と向き合う作品のテーマに沿っていて良かった。

自分に抗うつ剤を服用している友人がいないから分からないのだが、こんな嘘許されて良いのかと、最後まで
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マトリックス リローデッド(2003年製作の映画)

3.7

アクションがワイヤー過ぎるところもあるが、スピード緩急があってオリジナリティあるシーンが多いのが好印象だった。

ストーリーはパソコン内の世界が擬人化され、仏教のエッセンスが散りばめられているような内
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パーフェクト ワールド(1993年製作の映画)

4.1

嫌なやつ、偽の気持ちはどんどん粛清されていき、ラストには完璧な世界になっていった。こんなアメリカ体感してみたい。コカコーラでもペプシでもなく、RCコーラを美味い美味い言って飲んでるとこ良い。破れた服の>>続きを読む

tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!(2021年製作の映画)

4.0

銃も血も出ていないのにスリリングな展開。綺麗事無しのリアルな挫折や失望。ローザの厳し過ぎるアドバイス。魂削らないとオフブロードウェイすら出れないなんてキツ過ぎる。しかもジョナサン・ラーソンが35で亡く>>続きを読む

ヤング・ゼネレーション(1979年製作の映画)

3.7

主人公のメカニック面の才能は父親の石工の才能を引き継いでるのかと思うとアツイ。友情よりも父子の物語として捉えないと、友人たちの常人っぷりに辟易してしまう。笑

エターナルズ(2021年製作の映画)

3.8

あまりにも話が壮大。エターナルズが何千年も地球で生きてきた割には、知らんけど200年くらい経ってから起きるような関係性が7000年後に起こる事に違和感。
他のMCU作品で色々インフレ化を起こしていたの
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Love,サイモン 17歳の告白(2018年製作の映画)

3.9

主要キャラクターそれぞれが印象的で、最初のシーンと最後のシーンでは上手く主人公の成長を描いている。映像も脚本も安心して観れる優等生な作品。

この映画とか『恋のからさわぎ』、学校へ行こう!など、高校生
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燃えよ剣(2021年製作の映画)

3.7

ちょいちょい出てくる寒いシーンと背景説明の為のシーンに辟易したが、やっぱ岡田准一はイケてた。洋装になって拳銃片手に馬で駆ける後ろ姿はイケイケすぎた。それから、お金かかってるわりに汚い映像出てきたがあれ>>続きを読む

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

3.7

真実を述べた3人が、救い救われている構図が面白い。その構図は、羅生門的な展開だからこそ描ける構図だと思う。

しかし、それが故にトップバッターのカルージュの章が展開早すぎて、軽く流されてる感があった。
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オーロラの彼方へ(2000年製作の映画)

3.8

思ってたんと違うのに面白かった‥!

言ってしまえばバックトゥーザ・フューチャー1なのだが、サスペンス要素が充実しており、あっという間にエンディングだった。やはり、90年代近辺の映画の軽さと親しみやす
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小早川家の秋(1961年製作の映画)

3.9

わりと早いテンポで画面が切り替わったり、神戸に住む西洋人が出てきたり、そもそもファーストシーンではウイスキーバーが出てくるというハイカラ感と対照的に、主人公家族の酒蔵や住居の純日本さが目立つ。

中村
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.7

未来型映像という風に宣伝されているが、内容は昔から何一つ変わらない、人類の歴史あるある的な話。最初にPart 1と出てきた時点で、この映画まだ数作品続くのかよ重いなと思ってしまった。主演級のスターが数>>続きを読む

帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

3.8

今のドイツはヒトラーが作りたかった国でもなく、ヒトラーから解放された人々が作りたかった国でもない、という事なのだろうか。メルケルさんは現代の倫理的に正しい事を行ったが、「国民」の理解は得られず、人々は>>続きを読む

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

4.0

絶え間のない贅沢な映像の連続で満足感抜群。登場キャラクターそれぞれのチャーミングさが印象的で、全体的にかなり良く纏まっていたし、ダニエル・クレイグ版007では『カジノロワイヤル』の次に良かった作品だと>>続きを読む

名もなきアフリカの地で(2001年製作の映画)

3.7

ワクチン休暇でゲットした余暇を使って鑑賞!『クーリエ:最高機密の運び屋』のペンコフスキー役で良いなと思ったメラーブ・ニニッゼさんが出演しているとの事で観てみた。メラーブさん父親役似合う。クーリエでもあ>>続きを読む

クーリエ:最高機密の運び屋(2020年製作の映画)

4.0

実話でこれほどまでにスリリングで感情的な題材があったとは。

ロシアの刑務所に収監されてから、そこから半年、とか一年、とかサラッと流れたけどその絶望感がすごい。やっぱり、wiki見ると実際のグレヴィル
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英雄は嘘がお好き(2018年製作の映画)

3.6

予想の範疇を一切超えてこない内容に逆に安心感を覚えれる作品だった。
それ故に逆に役者陣のチャーミングさが際立ったのか、メラニーとジャンが可愛らしかった。ポリーヌ役のノエミーさんも可愛らしい。